国道478号
part1

R1京滋バイパス森交差点〜園部IC
久御山町→八幡市→久御山町→八幡市→大山崎町→長岡京市→京都市→亀岡市→南丹市

1.R1京滋バイパス森交差点 2.少しだけ現道部分を走行 3.久御山IC
 R1京滋バイパスと第二京阪道との久御山JCTのすぐ西に位置するR1京滋バイパス森交差点がR478の終点という事になっている。交差点の上を東西に横切っている高架道路は京滋バイパスでありR1に指定された区間とR478に指定された区間に別けられる。一般的には名神の別ルートとしての京滋バイパスとして認識されているだろう。なお、厳密に言えば久御山ICを境に東はR1京滋バイパス、西はR478京都第二外環道という事になる。また、京滋バイパス森交差点から東に延びる平面道路もR1に指定されているが、案内標識におにぎりは表記されていない。さらに付け加えると、第二京阪道に並走している平面道路もR1に指定されている。
 京滋バイパス森交差点から西に進むと京滋バイパスを挟んだ片側2車線道路を走るが、100m程進んだ所で右斜め前方に進んで久御山ICに入る。前述の通り、久御山JCTはあくまで京滋バイパスと第二京阪道のジャンクションであり、R478京都縦貫道としては久御山IC以西を指す。案内標識には表記されていないが、直進の平面道路もR478である。R171国道五条本交差点までは高架道路に並走した現道も供用されている。

4.本線に合流 5.久御山淀IC 6.沿線には家屋ガン点在するため高い遮音壁あり
 久御山ICから本線に合流すると片側2車線と高速道路のような高架道路を走る。京滋バイパスは西は大山崎JCT、東は瀬田JCTで名神と繋がっており、途中のインターチェンジで出入りしなければどちらを走行しても料金は同じである。約1.4kmで久御山淀ICを通過するが、流出すればR478の現道や京都r15に進む事ができる。

7.京都市伏見区に入る 8.八幡市に入る 9.京阪本線をオーバーパス
 R478現道とr15との北川顔交差点の上を通過してすぐに久御山淀ICの流入路が合流してくるが、その手前で市境を越えて京都市に入る。約500m進んだ所で八幡市に入るが、実は北川顔交差点から約300mの間は八幡市の飛び地を通っている。
 八幡市に入ってから京阪本線の上を通過してやや急な右カーブを曲がる。急と言っても高速道路規格における急カーブであって曲線半径は400mあり、通常の国道であればカーブに注意を促す標識すら立っていないかもしれない。

10.宇治川を渡る 11.桂川を渡る 12.大山崎町に入る
 右カーブが終わりかけると宇治川と桂川を相次いで渡るが、その間にR1の旧道である京都r13の上を通過する。R478現道とr13は京守交差点で交差している。桂川は八幡市と大山崎町の市町境でもあり、右岸は大山崎町域である。

13.名神の京都・名古屋方面&大山崎出口が分岐 14.名神の吹田・大阪方面が分岐
 大山崎町に入ってすぐに大山崎JCT/ICを通過するが、まず名神の京都・名古屋方面および大山崎出口が分岐し、約400m先で名神の吹田・大阪方面が分岐する。京滋バイパスの久御山町方面から名神の吹田・大阪方面は非常に単純なのだが、それ以外はインター併設のジャンクションのため非常に複雑な構造をしている。ジャンクション直下にR171だけでなく東海道新幹線が走っている事も要因だろう。

15.長岡京市に入る 16.長岡京IC 17.住宅地の中を走っている
 名神の本線の上を通過して大山崎JCTからの側道が合流した直後に長岡京市に入り、JR東海道本線をオーバーパスする。長岡京ICの流出路が分岐した直後に阪急京都線をオーバーパスするが、高架の下には西山天王山駅がある。沿線は住宅地のため遮音壁や「静かに」標識が設置されている。

18.西代トンネル 19.西山トンネル 20.横風に注意
 京都r204の上を通過する辺りから住宅地を脱すると同時に上り勾配となる。京都r79の上を通過してすぐに西代トンネルをくぐり、出た直後に次の西山トンネルをくぐる。西代トンネルの延長は110mと短いが、西山トンネルは2300mと長大と呼べる長さである。西山トンネルの中央より少し北に市境があり、以北は京都市西京区である。山裾ではあるが西側の山はさほど高くないため風が吹き込むようで横風に注意を促す標識が立てられている。

21.南春日トンネル 22.北春日トンネル 23.大原野IC
 緩やかな勾配を上っていると南春日トンネル、北春日トンネルを相次いで通過する。北春日トンネルを出る直前に大野原ICの流出路が分岐している。この大原野ICは大山崎JCT方面としか接続していない。

24.沓掛ICからは下り勾配 25.新老ノ坂トンネルの手前には登坂車線あり 26.新老ノ坂トンネル
 亀岡方面としか接続してない沓掛ICの流入路が合流した直後にR9の上を通過する。R9の上下線に挟まれた状態が解消されると上り勾配となる。勾配が急なため片側2車線に加えて登坂車線が設置されている。登坂車線が終わってすぐに新老ノ坂トンネルをくぐる。すぐ北にはR9の老ノ坂トンネルがあり、当初はR9のバイパスとして建設されただけあってR9のバイパスの機能も持っている。その老ノ坂を越えると亀岡市に入る。

27.新老ノ坂トンネルからは下り勾配 28.篠IC 29.篠本線料金所
 新老ノ坂トンネルからは下り勾配である。距離は長いが反対側車線に登坂車線は設置されておらず片側2車線である。下り続けていると篠ICの流出路が分岐し、その先の平坦な場所で篠本線料金所を通過する。久御山ICからの料金は1240円(普通車の通常料金)である。

30.亀岡市内は霧が発生しやすい 31.天岡山トンネル 32.亀岡IC
 篠本線料金所からは上りとなるが勾配は新老ノ坂トンネル東側と同様に勾配は緩やかである。京都市のベッドタウンとなっているつつじヶ丘という新興住宅地の間を通り抜けてなおも上り続けていると京都r6の上を通過して天岡山トンネルをくぐる。天岡山トンネルからは下り勾配となり、亀岡市の市街地が視界に入った所で亀岡ICの流出路が分岐する。亀岡ICはR372R423に直接繋がっており、並走しているR9にも近い位置にある。

33.亀岡市街地を遠望 34.制限速度は80km/h 35.大井IC
 亀岡市の市街地を眺めながら緩やかな勾配を下っていると平坦になり、少し走ると亀岡ICの流入路が合流してくる。インターの両方向の流出路の間の約600mはR372がR478の両側を並走している。直線的かつ平坦な状態を走っていると京都r407に接続している大井ICを通過する。

36.下り勾配4% 37.千代川IC 38.千代川IC以北は別料金
 大井ICを過ぎると山裾を走るようになり緩やかな勾配を上った後に下りに転ずる。緩やかな右カーブを曲がると一直線に下り、京都r73と接続している千代川ICを通過する。篠IC以北の区間において千代川ICを境に料金体系が異なるため、千代川ICを過ぎると別料金が加算される。久御山IC〜篠IC(流出)の普通車通常料金が990円に対して、篠本線料金所で1240円徴収されたのは千代川ICまでの料金(250円)を含んでいるからである。

39.拝田トンネル 40.南丹市に入る 41.本郷トンネル
 緩やかな勾配を上っていると拝田トンネルをくぐって南丹市に入る。トンネルを出ると下り勾配となり、本郷トンネルをくぐる。山裾を走っているため周辺に家屋等はないが、R9やJR山陰本線が並走しておりそちらには家屋どころかコンビニや飲食店等もある。

42.八木東IC 43.南丹PA 44.八木西IC/八木本線料金所
 本郷トンネルを出てすぐに京都r455に接続している八木東ICを通過する。r455を走ってJR山陰本線とR9を越えた先でR477のバイパスに繋がっている。なお、ここで並走しているR9にはR477が重複している。八木東ICは大山崎JCT方面のみのハーフインターのため綾部JCT方面に合流してくる流入路はない。
 切通しを走っていると南丹PAを通過する。南丹PAを含む区間は1996年に開通しているが、パーキングの供用開始は2001年の4車線化の際である。平成の大合併以前の町名である八木PAとなっていないのは後に追加された施設だからであろうか(ただし、南丹市の誕生は2006年なので関係ないかもしれない)。南丹PAからの側道が合流した直後にJR山陰本線とR9(R477重複)をオーバーパスし、八木中ICの流入路が合流してくる。この八木中ICはR9と直結しているインターだが、山陰本線が近接しているせいもあって京都縦貫道の綾部JCT方面としか接続してない。
 八木中ICから約600m走ると八木西ICと八木本線料金所を通過する。八木西ICは八木東ICと同じく大山崎JCT方面としか接続していない。八木東IC、八木中IC、八木西ICとハーフインターが連続しているが、八木中ICはR9に直結しており、そのほかの2つも直結しているのは府道ながらR9に至近の位置にある。

45.南丹市内も霧が発生しやすい 46.「7園部3km 6丹波9km 福知山49km」
 八木西ICを過ぎてすぐに園部川を渡って左岸に移り、山の斜面を走る。沿線にほとんど家屋のない場所を走っているが、川の対岸に南丹市の中心部があり人里離れた場所という訳ではない。

47.園部ICの手前で右側車線が減少 48.園部IC
 南丹市中心部の北東で右側車線が減少して片側1車線になる。久御山ICから続いた片側2車線区間は園部ICで終わりであり、以北は簡易な中央分離帯のある片側1車線道路となる。元々渋滞しやすい場所だったが、全線開通して需要が高まって以降は行楽シーズンの休日は渋滞が頻発している。車線が減少してから少し走ると園部ICを通過する。流出路が分岐した直後にはJR山陰本線と京都r19の上を通過している。なお、大山崎JCT方面への南向きは本線が追越し車線に、園部ICからの流入路がそのまま走行車線になる。

国道478号 part2