国道473号
part4

R152大井橋交差点〜R362交差点
浜松市→中川根町

157.「浜松54km 天竜32km」 158.静岡r285交差点を道なりに右に進む 159.椿沢橋
 大井橋交差点以降はR152と重複しながら天竜川の左岸を南下する。100番代国道との重複だけあって交通量は増えるが、場所が場所だけにその数もたかが知れている。仮に交通量が多かったとしても信号がないため流れは良いだろう。約2.2km走ると静岡r285交差点を道なりに右へ進んで大輪橋を渡って天竜川の右岸に移る。r285交差点を含む大輪橋の前後は急カーブなので速度の出し過ぎには注意である。大輪橋からは対岸を走るr285とともに2車線快走路と南下する。

160.静岡県においても串刺しおにぎりは設置されている 161.浜松市天竜区龍山町瀬尻 162.大嶺トンネル
 天竜川が蛇行していない区間のためそれに沿っている国道も線形は良く走りやすい。小さな集落を繋ぎながら淡々と南下を続ける。天竜川の水量が多くなってくるが、これは秋葉ダムが造る秋葉湖になるからである。秋葉湖畔を走っているもののダム湖にありがちな複雑な形状をしていないためダム湖畔を走っている印象は薄い。

163.西川トンネル内には分岐あり 164.R152+R473+静岡r285 165.静岡r285交差点
 秋葉ダムのすぐ西にある西川トンネルの内部には秋葉ダムに至る道路が交差している。西川トンネルを出た直後で右急カーブを曲がり、旧龍山町の中心部を左に大きくカーブしながら通過する。秋葉トンネルを出た所で天竜川対岸を走っていたr285と交差する。r285はさらに南に終点を持つためしばらく重複しているのだが、ご丁寧にもR152・R473の串刺しおにぎりに加えてr285のヘキサも設置されている。約1.5km走った所でr285が分岐する。ここでr285に進んで雲名橋を渡ると天龍スーパー林道の南の出入口に至る。

166.横山トンネル 167.静岡r295横山町交差点を道なりに左折 168.横山橋の西詰で静岡r285と交差
 r285が分岐してから程なくして右急カーブの先で右にカーブしている横山トンネルをくぐる。トンネルを出て約700m進むと静岡r295横山町交差点を道なりに左折する。交差点にはガソリンスタンドが隣接しており旧龍山町の中心部よりも栄えている印象である。横山町交差点を過ぎると横山橋で天竜川を渡り、その西詰でr285と交差する。おそらくここがr285の終点である。

169.R473のおにぎりの方が古いように見える 170.船明ダム湖畔を走る 171.道の駅「天竜相津花桃の里」
 横山町交差点からはさらに交通量が増えるが一般的に言えばまだ少ない方と言える。天竜川の水量が多くなるがこの先の船明ダムによる船明ダム湖が造られているからである。ダム湖沿いの快走路を南下していると左に大きくカーブして道の駅「天竜相津花桃の里」を通過する。道の駅の真ん前の国道上を橋が横切っているが、国鉄の未成線の橋梁を利用した歩道橋である。

172.大川トンネル 173.右に見えるのが船明ダム 174.静岡r360船明ダム東交差点
 道の駅からは右カーブを描きながら船明ダム湖沿いを走る。右にカーブした大川トンネルを抜けてすぐに左にカーブしながら船明トンネルに入る。トンネル出口には静岡r360との交差点があり、少し重複してから船明ダム東交差点で分岐していく。ちなみに、r360は船明ダムの天端を通っている。

175.旧天竜市の中心部に近付くとコンビニがある 176.旧天竜市の中心部を通過 177.R152・R362山東交差点を左折
 船明ダム東交差点付近からは天竜川とは距離をおくようになり、川沿いの狭い場所からちょっとした平地になる。船明集落の西側をバイパスで走り抜けているせいもあって快走路と言える。コンビニもあり深夜であっても休憩をとる事ができる。
 船明集落を抜けて開けた谷筋を通り過ぎると旧天竜市の市街地に差し掛かる。徐々に交通量が増えてきた中を走っていると光が丘中学校の前を通過する。そして程なくして山東交差点に至り、ここでR152から分岐して単独区間…にはならずにR362との重複区間に入る。大井橋交差点からは28.1kmである。

178.二俣川沿いの桜並木を走る 179.串刺しおにぎりでR473重複をアピール 180.このローソン以東島田市までコンビニなし
 R152・R362山東交差点を右折した直後はごちゃごちゃした中を走る事になるが、二俣川沿いの桜並木を過ぎるとそれも落ち着く。沿線の建物がどんどん減り山間部に入っていく。山間部というものの勾配もカーブも緩やかなものが多く2車線と整備されているので走りにくさは特に感じない。R152に重複してきたせいもあって重複している事すら気付かれなさそうなR473のおにぎりも設置されており、静岡県でよく見られる橋名の標識にも2つのおにぎりが描かれており抜かりない。

181.絵に描いたような快走路 182.只来トンネルの先に静岡r63が交差 183.鏡和橋
 山東交差点から約3.0kmで沿線の家屋が一旦途切れれ、以降は二俣川沿いの2車線快走路が続いている。二俣川に忠実に沿っていればカーブが非常に多くなったのだろうが、適度に川と付かず離れずの距離を保っている。山東交差点から約4.9kmで只来トンネルをくぐり、出た直後で静岡r63との交差点と通過する。このr63とはこの後島田市(旧川根町)でも交差しており、距離はR473を走るよりも短い。

184.峰小屋トンネル 185.静岡r286交差点 186.気田川沿いを快走
 山間部の2車線快走路を淡々と走る。信号もなく前走車が遅くなければかなりのハイペースで走る事ができる。気田川沿いの静岡r286との交差点を通るが、r285を経由してR476との往来も可能で、r286を走る方が走行距離を短くする事ができる。静岡r58若身橋交差点から先は気田川に沿っており、蛇行する川に沿っているとは言え緩やかなカーブが主で走りにくいという事はない。

187.静岡r263河内交差点 188.浜松市天竜区春野町宮川 189.静岡r389交差点までが2車線
 浜松市天竜区春野町宮川で交差している静岡r263もこの後川根本町で再び交差しており、こちらはr63に比べると距離の差は小さい。蛇行する気田川を何度も渡りながら2車線道路を走っていると篠原トンネルをくぐり、その先で静岡r389との交差点を通過する。交差点の案内標識には小石川〜川上までの区間は連続雨量120mm、積雪200mm以上で通行止になる旨の警告がなされている。

190.r389交差点以西は狭い 191.杉川沿いの狭路を走る 192.集落内も狭い
 r389交差点からセンターラインがなくなり1.8車線と狭くなる。山東交差点から約24kmに渡って続いた快走路が終わった瞬間である。ここからはこれまでのような快走路とはいかなくなるが、R473に限ればこれまでにも狭路区間があったので今更感がある。

193.右カーブの途中に静岡r389交差点 194.交通量は非常に少ない 195.2車線区間もある
 浜松市天竜区春野町杉のr389交差点の手前でセンターラインが復活して2車線になるが長くは続かず右にカーブして交差点を通過すると狭路に戻ってしまう。その後は1.0〜1.8車線の狭路とセンターライン付きの2車線を繰り返す広狭混在状態になる。狭路の割合が多いのは言うまでもないが、交通量が少ないせいもあって余り走りにくいとは感じない。

196.「学童に注意 通学路のため スピード落せ!」 197.「落石注意」 198.勾配は緩やか
 交通量が皆無と言える状態なので狭い割に比較的速いペースで走る事ができる。離合できない1.0車線幅の区間もない訳ではないが、その数・距離ともに少ない。また、カーブの数は多いが勾配は緩やかである。

199.浜松市天竜区春野町川上 200.「この先急カーブのため大型車通行できません」 201.道幅は1.0車線がメインとなる
 篠原トンネルの東のr389交差点から約14km走ると浜松市天竜区春野町川上となるが、この集落内の1.0車線幅を通過してから集落を完全に抜ける地点で「この先急カーブのため大型車通行できません」という標識を目にする。静岡県が設置したものだが、これがあるという事はこれまで以上に酷い状況になるのは容易に想像が付く。もっともこの標識よりも手前も大型車にとっては充分に厳しい道路状況である。
 標識から数十メートル進むと完全1.0車線幅の狭路になる。乗用車同士の離合もできず、大型車であれば通行すらままならないだろう。その後道幅は1.5車線幅と多少マシになるが、前日の雨のせいもあって路上には木の破片などが散乱しており油断ならない路面状況を演出している。

202.右側の低地に浜松市側最後の集落の川竹集落がある 203.勾配はややきつい 204.杉林だが木漏れ日のおかげで薄暗くはない
 本格的な狭路になってから程なくして浜松市側最後の集落となる川上を通過する。その後木漏れ日を浴びながら1.5車線幅の狭路を走る。これまでほとんど勾配のない状態だったが、市町境に向かって上り勾配となっている。

205.左折の補助矢印のある串刺しおにぎりの先に… 206.川根本町に入る 207.下り勾配の狭路
 串刺しおにぎりの下に左折を示す補助矢印が目に入ってきて、その直後の左カーブで市町境を越えて川根本町に入る。川根本町に入ってすぐに突き当たりにぶつかるが案内標識に従って左折する。久保尾辻という峠を越えたため勾配は下りになるが、道幅は狭いままである。

208.広い場所も少ないながらもある 209.静岡r263交差点 210.「寸又峡38km 千頭25km」
 久保尾辻から約2km走ると川根本町の最初の集落の久保尾に至る。急斜面に茶畑のある実に静岡県らしい小さな集落ですぐに通り抜けてしまう。その集落の中ほどに浜松市天竜区春野町宮川で交差したr263と再び交差する。

211.向井集落だけ2車線 212.一応ガードレールは整備されている 213.薄暗い感じはあまりしない
 久保尾集落を抜けて狭路を走っているとセンターラインが現れるが、向井集落の中だけで数百メートルも走れば1.0〜1.5車線幅の狭路に戻ってしまう。道路両側の木々に日光が遮られている場所もあるが直接降り注ぐ場所もあり、薄暗いというには何か足りない気がする。しかし視界は開けず眺望は望めない。

214.製茶工場(?)から広くなる 215.R362交差点を右折
 境川ダムの北岸を走るものの木々に視界を遮られて湖面を見る事はできない。境川ダムの北を通り過ぎるとヘアピンカーブが連続しておりそれを全て通過すると瀬沢集落に入る。その集落の中の交差点をを右折する事で山東交差点から重複していたR362から分岐して単独区間になる。山東交差点からは53km、R152との重複区間を含めれば80kmに及ぶ重複区間である。

国道473号 part5