国道445号
part4

熊本r25交差点〜R219下薩摩瀬町交差点
五木村→相良村→山江村→人吉市

166.道の駅「子守唄の里五木」 167.板木トンネル 168.現道との交差点と下谷トンネル
 熊本r25交差点の直後に道の駅「子守唄の里五木」を通過する。山中を走るR445の美里町〜相良村間の区間においては貴重な補給&休憩ポイントである。道の駅付近は村の中心部とあって交通量が多い。と言っても数台の車とすれ違った程度である。五木村の中心部の南で板木トンネルをくぐり、緩やかなS字カーブを曲がり、現道との交差点を尽かしてから下寺トンネルに入る。右折して現道に進めば川辺川の手前でT字路に突き当たるが、右折が村の中心部を通る現道で国道に指定されているが、左折の道路は指定を外れており旧道となっている。

169.大平トンネル 170.カーブは多いが快走路 171.第二野々脇橋
 その後も緩やかなカーブを描きながら鈴ヶ谷トンネル、大平トンネルを相次いで通過する。トンネルの内外に関わらずカーブしているが、曲線半径が緩やかで勾配もきつくないため走りやすい。川辺川に沿って走っているが川面との高低差があるため川沿いという印象は薄い。

172.瀬目トンネル 173.相良村に入る 174.相良村に入ってからも快走路
 内部が左にカーブしている瀬目トンネルを出て少し走ると相良村に入る。その直後に藤田谷川を渡るが、この川は村境ではない。相良村に入ってからも緩やかなカーブとアップダウンの2車線快走路が続いている。

175.藤田トンネル 176.川辺川の左岸を快走 177.相良村四浦
 緩やかなカーブを描く2車線道路を走っていると延長304mの藤田トンネルをくぐる。川辺川の対岸の村道にも四浦トンネルという名のトンネルがあるが、意外にも藤田トンネルよりも長く434mもある。この四浦トンネルを含む区間は五木村・相良村境付近に建設予定の川辺川ダムの付替え道路として造られた経緯があるためだろう。ただ、川辺川ダムは元々1976年(昭和51年)の完成を目指していたが、2015年になっても着工にすら至っていない。ウォッちずにおいてはダム湖に水没する予定の道路が点線で描かれている。
 藤田トンネル以降もダム付替えに関連して整備されたと思われる2車線快走路を走る。対岸のある深水集落付近で点線で描かれた道路がなくなるが、この点線区間はR445の旧道でもある。川辺川を挟んで村道と並走しながら南の方角に進む。

178.熊本r162交差点 179.集落を繋ぎながら快走路を走る 180.熊本r48交差点
 比較的規模の大きな田代集落の南部で熊本r162との交差点を通過する。このr162は山江村との境の前後で分断区間がある。R445は集落を繋ぎながら2車線快走路を淡々と走る。蛇行する川辺川に沿っているため急なカーブもあるが、2車線道路のため比較的走りやすい道路状況と言える。あさぎり町方面に抜けられる熊本r48との交差点を通過する。

181.沿線の家屋が増えてくる 182.ローカル快走国道 183.唐突に現れる20t超始点
 川辺川と飛行場用水路の間の平地を快走する。川沿いという状態には変わらないが、山岳部という雰囲気ではなく狭いながらも平地を走っている感じである。川郵便局付近で右にカーブして川辺大橋を渡って川辺川の右岸に移り左急カーブを曲がる。その後も2車線快走路が続いている。広域農道との交差点を過ぎた先の右カーブの手前20t超始点標識が唐突に現れる。

184.相良村の中心部に差し掛かる 185.相良村役場の前を通過 186.山江村山田
 20t超車が通行できるとは言え特に道路状況が変わる訳ではなく、2車線道路が続いている。カーブやアップダウンはあるものの概ね快走路と言える道路状況である。熊本r324との交差点を通過してすぐに相良村役場の南を通過する。村役場通過後に右と左の急カーブを曲がり、消防署の相良分遣所の前で山江村に入る。

187.人吉市に入る 188.九州道 189.九州道以西も下り勾配
 山江村は南端部を掠める程度なので700m程進むと終点のある人吉市に入る。人吉市に入ってからは下り勾配となり、やや急なS字カーブを曲がった先で九州道の下を通過する。以降も下り勾配が続いているが、沿線の家屋は増えており市街地に差し掛かった事が実感できる。平坦になってから市道との交差点を通過するが、右折すれば人吉ICに行く事ができる。なお、人吉ICという名称ではあるが料金所から本線までの部分は山江村域に属している。

190.市道との交差点を左へ進む 191.市道との交差点からは狭路 192.市道との十字路を一旦停止
 人吉変電所の前を通過してすぐに市道が交差している左直角カーブを曲がる。案内標識は設置されていないが、おにぎり下の消えかけの補助矢印によって左方向である事が分かる。また、センターラインが左に伸びており国道が優先道路なのだが、右折(直進?)する車両も多く、市道から国道に入ってくる車両も多い。
 市道との交差点からはセンターラインのない1.5車線幅狭路になってしまう。山岳狭路と異なり沿線には家屋が建ち並んでいる。狭路を約300m進むと市道との十字路を通過するが、一旦停止しなければならない。市道の方が道幅が広いのだが一方的に優先ではなく市道にも一旦停止義務がある。意外にも交通量が多い交差点で全方向が一旦停止しなければならなため、左方優先の原則があるとは言え慣れていなければ交差点の進入にはタイミングを計りかねる。

193.水路が暗渠化されていなければ1.0車線 194.くま川鉄道 195.熊本r33交差点を右折
 市道との十字路からも1.5車線狭路が続いている。道路の左側には暗渠化された水路があるのだが、暗渠化されていなければ離合できない1.0車線幅と強烈な狭さであった事だろう。願成寺の西を通過した所でくま川鉄道の踏切を渡り、緩やかな勾配を下る。勾配を下り切り球磨川の手前で熊本r33との交差点に突き当たる。案内標識のない交差点だがR445は右折である。r33の交通量が結構多く信号機がないうえにJR肥薩線の踏切が近接しているため、中々右折できない厄介な交差点である。

196.熊本r33交差点からは2車線 197.人吉七日町郵便局の前でシケイン状に進む 198.熊本r54五日町交差点
 熊本r33交差点を右折した直後にJR肥薩線の踏切を通過し、家屋が密集している中を2車線道路で走り抜ける。市街地と言える場所のため2車線道路と言えど狭苦しさを感じる。r33交差点から約700m進み、人吉七日町郵便局前で左、右とシケイン状に曲がる。案内標識は設置されていないが道なりに進むだけなのでルートミスする可能性は低いだろう。シケインのすぐ先で熊本r54五日町交差点を通過する。

199.五日町交差点以西は歩道付き 200.熊本r188交差点 201.右の赤いのは禊橋
 五日町交差点から西は2車線と車線の数こそ変わらないが歩道が設置されているため多少走りやすくなったと感じるかもしれない。信号機のない熊本r17交差点を通過した直後に市道との九日町交差点を通過し、さらに西進すると人吉駅に至る熊本r188との交差点を通過する。r188交差点からはセンターラインがなくなり1.8車線幅と少し狭くなる。青井阿蘇神社の鳥居と禊橋の前を通過する。この青井阿蘇神社の本殿を含む建物は国宝に指定されている。

202.禊橋以降はさらに狭くなる 203.市道との交差点を道なりに右へ進む
 禊橋を通過してからはさらに道幅が狭くなり1.5車線程になってしまう。JR肥薩線側の2車線の市道が並走しているためか、R445の交通量は市街地の割に多くない。九日町交差点から約600mで緩やかな上り勾配となると同時に右にカーブする。市道が交差しており熊本や八代は左折の市道に案内されているが、道なりに進めば国道をトレースできる構造である。

204.市道との交差点からは2車線 205.R219下薩摩瀬町交差点
 右カーブの市道との交差点からはセンターライン付きの2車線道路になるが歩道は設置されていない。前述の並走している市道との宝来町交差点を通過するが、ここを左折してR219に行く事ができる。以降は平坦な2車線道路を走り、沿線には家屋よりも商業施設が目立ち流れはあまり良くない。人吉市市民プールの南でR219下薩摩瀬町交差点に至る。この交差点がR445の終点の交差点である。