国道403号
part11

長野r55交差点〜R19渚1交差点
麻績村→筑北村→安曇野市→松本市

553.「松本33km 明科17km」 554.E19長野道の坂北高架橋 555.JR篠ノ井線との並走が再開
 長野r55交差点の直後に中島橋で麻績川を渡って筑北村に入って東条川の右岸を走る。山裾を左にカーブしているとE19長野道の坂北高架橋をくぐる。坂北駅の西で六工交差点を通過するが、左折してアンダーパスをくぐった先に坂北駅がある。

556.道の駅「さかきた」 557.長野r467交差点(?) 558.坂北大橋
 JR篠ノ井線に沿って走っていると道の駅「さかきた」を通過する。やや急な右カーブを曲がって篠ノ井線から離れる辺りで長野r467との交差点を通過して坂北大橋を渡って左、右とS字状にカーブする。ウオッちずでは交差点から20m程は県道扱いされていない。R403が坂北大橋を含むバイパスに一本化された後もr467が延伸されていないためと思われる。

559.東条川の左岸を快走 560.長野r277交差点 561.筑北村役場の前を通る
 坂北大橋以降はバイパスのため平坦な直線道路という走りやすい道路状況になる。長野r277交差点を過ぎると旧道らしき村道が交差している右カーブを曲がって筑北村役場の前を通る。

562.長野r303交差点 563.舞台橋 564.JR篠ノ井線の第三白坂トンネルの上を通る
 村役場の少し南で長野r303交差点を通過するが、西条駅の出入口に当たり、r303は延長100m程度の停車場線である。r303交差点以降は村の中心部から離れるため沿線の家屋が少なくなる。大きく右にカーブした後に舞台橋と小仁熊橋を渡る。前者は小仁熊川に架かる橋で、後者は村道の上を通る跨道橋である。左カーブが終わって進路を南に取るとE19長野道を並走しながらJR篠ノ井線の第三白坂トンネルを上を通る。

565.長野r303交差点 566.滝上第1トンネル 567.滝上第2トンネル
 右の急カーブの途中で長野r303との交差点を通過する。R403の終点のある松本市はr303に案内されている。r303が分岐した直後にE19長野道のカルバートをくぐる。計画段階では4車線化だったのかと思いきや、道路ではない南側には別所川が流れており拡幅用地ではなさそうである。
 カルバートをくぐった直後に旧道との交差点を通過してJR篠ノ井線の第三白坂トンネルの上を再び通ってから滝上第1トンネルと滝上第2トンネルをくぐる。滝上3号橋の先で旧道が交差しているが、閉鎖されており通り抜ける事はできない。

568.矢越隧道旧道との交差点 569.新矢越トンネル 570.谷筋を下る
 矢越隧道を含む旧道との交差点の直後に滝上大橋を渡ってから新矢越トンネルをくぐって安曇野市に入る。新トンネルの供用は2017年と5年前だが、矢越隧道は閉塞されているため通行不可である。新矢越トンネルを出た直後に旧道との交差点を通過し、JR篠ノ井線の第三白坂トンネルの上を通る。その後は谷筋を下って行く。

571.山を削って拡幅工事中 572.矢越洞門 573.カーブの多い2車線道路
 山を削っての拡幅工事が行われている箇所は片側交互通行規制が敷かれていた。ただし、工事前から既にセンターライン付きの2車線道路であったので災害復旧もしくは災害対策の工事かもしれない。工事箇所を過ぎてさらに下っていると矢越洞門をくぐる。潮沢川沿いの谷筋を走っており、篠ノ井線の旧線が並走している。筑北村側の旧線は放置されているが、安曇野市側は遊歩道として活用されている区間もある。

574.潮沢集落 575.センターラインのない区間も残っている 576.凹凸があるため徐行標識が設置されている
 潮沢集落に入ると沿線に家屋が見られるが、新矢越トンネルを出てすぐの時点で国道から離れた場所に集落は存在している。潮沢川の流域を篠ノ井線跡とともに下って行く。現在のJR篠ノ井線は第三白坂トンネルから第一白坂トンネルという複数の長大トンネルで通り抜けている。

577.安曇野市明科東川手 578.天白橋 579.R19・長野r276木戸交差点を左折
 東川手集落では距離は短いがセンターラインのない区間が残っている。センターラインが復活しても車線幅はやや狭い。天白橋で潮沢川の左岸に移って緩やかな勾配を下っているとR19・長野r276木戸交差点に至る。R403は左折してR19との重複区間を松本方面に向かう。終点の渚1交差点までの残りの区間は全てR19が重複しており、この木戸交差点がR403の実質的な終点である。r276は右折方向だがヘキサが表記されていない。

580.旧明科町の中心部を南下 581.長野r302東栄町交差点 582.長野r51塔ノ原交差点
 木戸交差点からは二桁国道との重複区間となりセンターライン付きの2車線道路を走る。かつての明科町の中心部と言える場所だが、狭苦しい2車線道路ではなく拡幅されて走りやすくなっている。会田川橋の南詰で長野r302東栄町を通過してからJR篠ノ井線の明科駅の前を通る。旧市街地の南部で長野r51塔ノ原交差点を通過する。r51の犀川橋を渡れば犀川の左岸に移る事ができる。

583.JR篠ノ井線と並走 584.E19長野道の上を通過 585.長野r495光橋東交差点
 JR篠ノ井線と並走しながら犀川の右岸を南に向かって走る。二桁国道との重複区間ながら交通量はさほど多くない。E19長野道の上を跨道橋で通過してから少し走ると長野r495光橋東交差点を通過する。ここを右折してr495の光橋を渡っても犀川の左岸に行く事ができ、旧豊科町、現在の安曇野市の中心部の北に出る。

586.長野r57田沢北交差点 587.安曇野市豊科田沢 588.長野r57田沢交差点
 光橋東交差点からも走りやすい2車線道路が続いており、長野r57田沢北交差点とr57田沢交差点を通過する。田沢交差点はJR篠ノ井線の田沢駅の出入口に当たる交差点だが、r57は駅と反対方向に延びており駅への道路は県道に指定されていない。

589.犀川の右岸を快走 590.松本市下田 591.犀川の堤防を快走
 田沢交差点から程なくして犀川と山に挟まれた場所に入り、市境を越えて松本市に入る。梓川が犀川に合流する辺りからはJR篠ノ井線の東側にR254が並走している状態となるが、高低差がある上に樹木も生えているため互いに視認する事はできない。

592.R19・R147・R254平瀬口交差点 593.「名古屋186km 多治見158km 塩尻18km」 594.長野r295新橋交差点
 木戸交差点から約11.9kmでR19・R147R254平瀬口交差点に至り、そのまま直進してR19との重複区間が続く。この交差点はR147の起点、R254の終点であるためこれらの国道が重複する事はない。
 平瀬口交差点からも犀川沿いの走りやすい2車線道路が続いている。交通量は若干増えるが渋滞が発生したり流れが悪くなるような数ではない。松本市の市街地の手前で長野r295新橋交差点を通過するが、r295はR19の旧道に当たる。市街地に行けるため左折する車両が多く長い左折専用車線が設置されている。安曇野・梓橋方面の市道はR147の旧道であり、当時は新橋交差点が起点であった。

595.JR篠ノ井線と長野r295の西を走る 596.松本市新橋 597.宮渕陸橋
 新橋交差点からは交通量がさらに増える。JR篠ノ井線とその東側の長野r295と並走状態を南下していると緩やかな勾配を上って宮渕陸橋を通過してから下る。陸橋の下に鉄道が通っているが、これまで並走していた篠ノ井線ではなく大糸線である。

598.渚1交差点の北は改良工事中 599.R19・R143・R158渚1交差点
 長野r320白坂交差点の直後に落合橋を渡ると拡幅された2車線道路になる。田川小学校の北西角からは4車線化と思われる工事が行われているが、2022年10月時点では2車線である。
 松本市の市街地の西でR19・R143R158渚1交差点交差点に至る。この交差点がR403の終点であり、同時にR143の起点、R158の終点である。起点の栗ノ木橋交差点から約344kmに及ぶ長大国道のトレースが完了する。なお、両交差点間でルート案内をすると、E8北陸道〜E18上信越道〜E19長野道というルートが候補に挙がり、約270km、3時間半弱の行程である。高速道路を使わない条件であればR402R8R148〜R147〜R19というルートの約270km、6時間弱という行程である。今回のR403トレースでは9時間弱掛かっており、それを2日に分割して走行している。