国道403号
part10

R18粟佐交差点〜長野r55交差点
千曲市→麻績村

507.R18重複区間 508.R18・長野r337(r392)杭瀬下交差点を右折
 粟佐交差点からはR18との重複区間となる。対面2車線道路であり道路状況に大きな差はないが、南北の幹線国道とあって交通量は多い。約700mで杭瀬下交差点を右折して聖高原方面に進むとR18との短い重複区間が終わる。左折の屋代駅方面は長野r392のヘキサが表記されているが、正確に記すなら長野r337でなければならない。r337は屋代停車場線という路線名で杭瀬下交差点としなの鉄道の屋代駅とを結ぶ県道である。

509.「明科43km 麻績22km 聖高原15km」 510.青色部分は自転車専用通行帯 511.市役所前交差点
 杭瀬下交差点からはR403の単独区間となるが、車線幅が広くR18重複区間よりも走りやすい。消防署入口交差点を過ぎると広めの路側帯が青色に塗られて自転車専用の通行帯とされている。自転車専用通行帯が終わった後に市役所前交差点を通過する。2019年9月に開庁した新しい市役所建物であり、それまでは旧町役場に分散していた機能が合併から16年経って1ヶ所に集約された。

512.千曲大橋 513.長野r77稲荷山温泉入口交差点 514.長野r77稲荷山交差点
 千曲大橋で千曲川を渡り、西詰では長野r462の上を通る。r462は上田千曲長野自転車道線という自転車道である。橋を渡り終えて緩やかな勾配を下った先で長野r77稲荷山温泉入口交差点を通過し、約200m西の稲荷山交差点で上田・坂城方面に分岐する。

515.左直角カーブを曲がる 516.R18坂城更埴バイパス? 517.長野r390治田小学校東交差点
 稲荷山団地の西で左の直角カーブを曲がって進行方角を西から南に変える。R18坂城更埴バイパスの一部と思われるも、現地の案内標識では治田小学校東交差点以北はR403のおにぎりが表記されている。治田小学校東交差点で明科・聖高原方面に向かう道路がR403だったが、2022年4月1日に国道の指定を外れて長野r390の終点が延伸されている。元々r392が交差していた交差点以西は市道に降格している。

518.佐野川橋 519.広い中央分離帯の片側1車線道路 520.市道との交差点も上下線の往来が可能
 治田小学校東交差点の直後に佐野川橋を渡り、その先から中央分離帯が現れて片側1車線道路になる。緩やかな下り勾配が続いており、市道との交差部は中央分離帯に切れ目が造られているため横断や転回が可能である。坂城更埴バイパスが全線開通して交通量が増えたら閉鎖される開口部もあるかもしれな。

521.交通量は少ない 522.R18坂城更埴バイパス・長野r340八幡峯交差点を右折
 八幡公民館西交差点付近からは緩やかな左カーブを描きながら下り続ける。前述のとおり坂城更埴バイパスは両端ともに現道とは接続していないせいもあって、交通量は二桁国道のバイパスとしては少ない。治田小学校東交差点から約1.7kmでR18坂城更埴バイパス・長野r340との八幡峯交差点を右折して松本・麻績方面に進む。ここまで来てようやく終点のある松本市が案内標識に表記される。なお、八幡峯交差点から西はr340の単独区間からR403に昇格している。

523.長野r340重複区間 524.治田小学校東交差点の西側の区間よりも走りやすい 525.八幡工業団地以降は急カーブが連続
 八幡峯交差点からは長野r340との重複区間となってやや急な勾配の2車線道路を上る。八幡工業団地を過ぎてからは勾配に加えて急カーブが多くなる。それでも治田小学校東交差点の西の区間に比べると道幅は広く家屋密集地帯でもないので走りやすい。

526.旧道と合流 527.旧道合流後も上り勾配 528.長野r340交差点
 八幡峯交差点から約2.0kmで信州新町方面に向かう市道との交差点を通過するが、この市道がR403の旧道である。長野r340からR403への降格も2022年4月1日付で行われており、長野r390区間ともども2022年10月時点ではウオッちずに反映されておらず、現地の案内標識を見て初めて変更された事を知った。
 旧道と合流後も上り勾配が続いており、急カーブこそ少ないが小刻みにカーブが連続している。JR篠ノ井線とE19長野道の上を通っているが、どちらもトンネルの上のため風景に変化はない。E19長野道の南の斜面を等高線に沿って走っているとr340交差点を通過する。案内標識にはr340のヘキサが表記されているが、ウオッちずでは県道扱いしていない。r340が姥捨停車場線という路線名である事を考えると案内標識の方が正しいと思われる。

529.千曲川展望公園 530.千曲高原へは左折 531.勾配は緩やかだが急カーブが多い
 長野r340が分岐してからは眺望の良い状態が続いており、千曲川展望台が設置されている。駐車台数は6台程度と少なくトイレも自販機もないが、千曲川や棚田を望む事ができる。展望台から約400m走るとE19長野道の姥捨SAに併設されているSICに行ける市道との交差点を通過するが、ウオッちずでは県道とされている(長野r338?)。なお、姥捨SICは岡谷JCT方面への入口と出口のみで、利用できるのは2輪車と軽自動車、全長6m未満の乗用車という車種制限もある。
 長野r338(?)交差点を過ぎてすぐに右のヘアピンカーブを曲がり、その先で千曲高原に至る市道との交差点を通過する。その後も車線幅に余裕のない2車線道路が続いており、勾配は緩やかなもののヘアピンカーブを含む急なカーブが多く見通しは良くない。紅葉期の休日は対向車が増える事は必至のためさらに走りにくくなる可能性が高い。

532.聖高原に近付くと開けた場所になる 533.麻績村に入る 534.聖湖の西岸を走る
 急カーブが収まり視界が開けた所で猿ヶ馬場峠を越えて麻績村に入る。聖湖の北西に位置しており都市部から離れた山間部ながら観光地関連の施設がいくつか見られる。聖湖の西岸を走っていると聖高原観光案内センター付近から下り勾配が始まり、長野r501交差点と長野r498交差点を通過する。r498交差点は信号機どころか案内標識もソトバもないため県道が交差しているようには見えない。r501に関しては認定はされているが告示がされていない(書類上のみの存在?)。ただし、道路自体は終点の長野r12交差点までは存在している。

535.長野r498交差点からは下り勾配 536.急カーブ連続区間 537.北川ダムへはヘアピンカーブに接続している市道へ進む
 長野r498交差点からは下り勾配となる上に再びカーブが連続するようになる。猿ヶ馬場峠依然と同様に車線幅が狭く見通しも悪いが、交通量が少なければさほど走りにくさを感じない。北山ダムに至る村道が交差している左ヘアピンカーブを曲がり、さらに下って行く。

538.市野川集落 539.多くの家屋は旧道らしき村道沿いにある 540.上平集落
 カーブが落ち着いた所で市野川集落に差し掛かるが、家屋の多くは少し低い位置を並走している旧道らしき村道沿いに建っている。村道と合流してからはセンターライン付きの2車線道路ではあるものの車線幅が狭くなる。

541.村の中心部に近付くと道幅が狭くなる 542.村の中心部を望む 543.長野r12本町交差点
 センターラインもなくなって1.8車線と少々狭くなってしまう。視界は開けており雰囲気は明るく、交通量が少なければ走りにくさはあまり感じない。麻績村の中心部の手前で長野r12本町交差点を通過すると勾配が緩やかになる。

544.聖高原駅の手前で右カーブ 545.長野r429聖高原駅前交差点 546.E19長野道・麻績IC
 勾配が緩やかになった直線道路を走っていると聖高原駅の手前で右カーブを曲がる。案内標識の支柱にはT字路の警戒標識が取り付けられているが、道なりに右へ進む感じである。カーブが終わった直後に長野r429聖高原駅前交差点を通過する。左折して約100m南に聖高原駅があり、r429は停車場線である。
 聖高原駅前交差点を過ぎて左にカーブし、麻績村役場の前を通り過ぎた直後にE19長野道の麻績ICを通過する。村役場と主要駅、高速道路のインターチェンジが近接している市町村は少ないかもしれない。

547.麻績ICのEランプの叶里高架橋 548.内容不明の警戒標識 549.下井堀集落
 麻績ICを通過した直後に叶里高架橋をくぐるが、これはE19長野道の本線ではなくEランプである。その後は蛇行している麻績川の右岸をJR篠ノ井線とともに走る。ほとんど勾配がなくカーブも少ない直線基調の2車線道路のため走りやすい。

550.センターラインがなくなる 551.若干狭いが見通しは良好 552.長野r51交差点
 センターラインがなくなる辺りでJR篠ノ井線が南に逸れていく。センターラインはなくなったものの1.8〜2.0車線幅は確保されており、カーブが少なく見通しが良いためさほど走りにくさは感じない。やや急な左カーブを曲がった直後に長野r51交差点を通過して中島橋を渡ると筑北村に入る。

国道403号 part11