国道369号 |
part3 |
R368敷津交差点〜R42大黒田西交差点 |
御杖村→ →津市→松阪市 |
91.小屋大橋の西詰には旧道が交差 | 92.バイパス化された快走路 | 93.三重県津市に入る |
敷津交差点からはR368・R369・R422の3国道重複区間となるが、串刺しおにぎりは立てられていない。道路状況としては敷津交差点以前と同様にバイパス化された2車線道路で、緩やかなアップダウンとカーブの走りやすい状況となっている。歩道が片側にしか設けられていないが、歩行者がほとんどいないため気にならない。小屋大橋の手前に交差している道路があるが、これは旧道である。 敷津交差点から約2.0kmで県境となっている新勢和橋を渡って三重県津市に入る。旧道には特徴的な県境標識が設置されていたのだが、バイパスは普通の県境標識だけで、しかも津市の標識は設置されていない。 |
94.旧道と合流後に狭くなる | 95.おにぎりはR368のみ | 96.2車線区間もある |
旧道と合流すると道幅が狭くなるという予想通りの展開が待ち受けている。その後センターライン付きの2車線道路になる区間もあるが長い距離ではなく、1.5〜2.0〜2車線の広狭が混在する状態となっている。勾配はほとんどないものの小刻みなカーブが多く見通しはあまり良くない。 |
97.ガードレールのおにぎりシールは三重県では普通の光景 | 98.津市美杉町石名原以降は2車線快走路 | 99.三重r695交差点 |
家屋が建ち並ぶ集落を通り抜けているため交通量は多くないものの、かと言ってほとんど車が通らないという訳でもない。広狭が入り乱れた状態だが狭い部分で対向車が現れると面倒である。そんな状態も石名原集落までである。以東は2車線道路となり、緩やかなアップダウンとカーブが適度に続いており非常に走り易い。緩やかな勾配を下っていると三重r695との交差点を通過する。案内標識には「川上以遠通行不能」と書かれており、分断県道である事が分かる。R422ですら繋がっていないのに3ケタ県道が繋がっている道理がない。 |
103.緩やかな上り勾配の快走路 | 104.飼坂トンネル | 105.飼坂トンネルからは下り勾配 |
跨線橋からは緩やかな上り勾配を走る。川寄りの低い位置にいくつかの家屋が建っているが、国道沿線には建物はない。勾配を上り続けていると飼坂トンネルで飼坂峠を越える。トンネルを出てからは下り勾配となるが、それ以外の道路状況は変わらず走りやすい状況が続いている。 |
109.「大型車は絶対に通れません」 | 110.快走路の陰に旧道あり | |
蛇行している立川の流域を走っているがR369(実質R368)は改良工事の際に線形も変えられており、何回も川を渡っており旧道との交差点を通過している。旧道のほぼ全てが閉鎖されており走行できない。 |
111.狭路区間が始まる | 112.道幅が狭いが舗装はきれい | 113.離合できない箇所もある |
上多気交差点から約3.2kmでセンターラインがなくなり道幅が狭くなる。しかしこの最初の狭路箇所は拡幅工事が行われている最中である。改良中の狭路区間は短くすぐに2車線の戻るが、さらに先の左カーブからは再び狭くなってしまう。1.0〜1.5車線幅と狭いが、空は開けており勾配はほとんどなく平坦である。まだ集落が存在しているもののその廃屋も見られる。 |
114.松阪市に入る | 115.仁柿峠道路の予定地を右へカーブ | 116.峠集落(廃村) |
緩やかな右カーブを曲がって不動橋で立川を渡ると松阪市に入る。ようやく終点のある松阪市に入ったがが、平成の大合併以前は飯南町であった地域であり松阪市街地まではまだ距離がある。市境を過ぎてすぐに右にカーブするが、正面のガードレールの奥には仁柿峠道路が建設中である。が、その工事は遅々として進んでいない。バイパスとの交差点予定地点の直後に数軒の家屋だけの峠集落を通過する。伊勢本街道の宿場町として栄えていたらしいが、1975年(昭和50年)に廃村となっている。崩落した家屋もあれば、意外にも原形を保っているどころか人が住んでいてもおかしくないような家屋もある。手入れされた畑があるので季節限定で暮らしている人がいるのかもしれない。 |
117.峠橋の下には仁柿峠道路が通る予定 | 118.峠橋からが本格的な酷道区間 | 119.ガードレールの設置率は高い |
小規模の峠集落を通り抜けると峠橋を渡る。この橋の下にあるのは川ではなく仁柿峠道路である。この峠橋から東が本格的な酷道区間と言える。道幅は1.0〜1.5車線と狭く、鬱蒼と生い茂った木々によって日光が遮られて昼間であっても薄暗い。見通しの悪いブランドカーブが多く、少ないとは言え対向車の存在を常に気にしながら神経をすり減らす走行を強いられる。 |
120.落石注意の看板の傍に落石 | 121.杉の木が鬱蒼感を醸し出している | 122.おにぎりが国道である事を主張 |
切り立った断崖を走っている訳ではないが落石が多いのも特徴である。さすがに通行に支障のあるものはなかったが、石が落ちている箇所は3,4ヶ所はあったように思える。薄暗い狭路という酷道のお手本のような状況の道路を進む。前述の通りブラインドカーブが連続しているが、そのほとんどにカーブミラーが設置されているのが救いである。 |
123.景色が開けてくる | 124.坂ノ下集落 | 125.ようやくセンターラインが復活 |
樹木に覆われて薄暗い状態から空が開けると道路右手の低地に家屋と田畑が見える。そのまま狭路を走り左にカーブした先で道路沿いに家屋が並んでいる間を通る。谷筋の家屋への市道が交差しているが、峠から松阪市街地方面であればどちらに進むべきか、迷う事はない。集落に入ってから程なくしてセンターラインが現れる。集落に入ってからも勾配は緩やかなもののカーブが多い状態が続いている。 |
126.旧道との交差点を右に進んで勾配を上る | 127.道幅は1.5車線程度 | 128.勾配を上り切ってからは2車線道路 |
集落に入ってから約900mでY字路を通過するが、国道は道なりに右に進む方である。急勾配の1.5車線幅狭路を走って右にカーブすると仁柿峠道路の接続予定地点を左に曲がる。峠集落付近と同様に路盤は造られているが周辺に工事車両は見えず進捗しているのかどうか分からないような状態である。バイパス交差点地点からは走りやすい2車線道路となっている。 |
129.集落内にセンターラインなし区間あり | 130.2車線快走路を淡々と走る | 131.R166・R368粥見赤滝交差点を左折 |
走りやすい2車線道路とは記したが、短距離ながらセンターラインのない1.5車線区間も存在している。しかし直線で見通しが良いのでそこそこ走りやすい。仁柿川の南の山裾の、下り基調のアップダウンしている2車線道路を走る。沿線に家屋がない訳ではないが、川の近くの旧道に比べると数は少ない。 櫛田川の手前でR166・R368粥見赤滝交差点に突き当たる。案内標識にはR166しか表記されていないが、左折の松阪方面にR369が、右折の桜井方面にはR368が重複している。R369の残り区間は全てR166との重複区間である。 |
132.R166重複区間も2車線道路 | 133.櫛田川の左岸を走る | 134.おにぎりはR166のみ |
粥見赤滝交差点からはR368から分岐すると同時にR166との重複区間となるが、R368重複区間と同様にR369のおにぎり等は設置されていない。櫛田川に沿って家屋がそれなりに密集した中を走り抜ける。100番代国道との重複区間のためこれまでに比べて交通量は多いが信号機が少ないため流れは良好である。 |
138.三重r29辻原町交差点 | 139.伊勢道 | 140.おにぎりシールもR166のみ |
阪内川の右岸で右にカーブして三重r29辻原町交差点を通過してからは阪内川に沿って松阪市街地に向かって走る。伊勢道の高架をくぐるが松阪ICと勢和多気ICのほぼ中間という位置が災いしてかR369(実質R166)とは接続していない。 |
141.三重r59桂瀬交差点 | 142.交通量が増えてくる | 143.R42・R166大黒田西交差点 |
交通量が多くなってきた2車線道路を走っていると三重r59と桂瀬町交差点から丹生幸町交差点にかけて少しだけ重複する。丹生幸町寺交差点からは直線的な線形となるが信号機が増えるためこれまでのように快走とまではいかない。三重r147西田村交差点以降は沿線の商業施設も増えて流れが悪くなりやすい。 右カーブを曲がって少し進むとR42・R166大黒田西交差点に至る。単純なT字形状ではなくカーブしているR42に交差しているような形なので、道なりに走ればR42・R166津・松阪市街方面で、右折がR42尾鷲方面となっている。この大黒田西交差点がR369の終点の交差点である。実質的な終点はR368・R422敷津交差点でありR369のおにぎりやソトバは設置されていない。 |