国道340号
part1

R45気仙大橋西交差点〜R283赤川橋交差点
陸前高田市→住田町→遠野市

1.R45・R284・R343気仙大橋西交差点 2.R340・R343串刺しおにぎり 3.気仙川の右岸を快走
 岩手県南部沿岸部の陸前高田市のR45R284R343気仙大橋西交差点がR340の起点である。R284とR343もこの交差点が起点であり、R284はR45石巻・気仙沼方面に、R343はR340に重複している。かつては道の駅「高田松原」の正面にあった高田松原西交差点が起点だったが。2011年の東日本大震災によって市街地が壊滅的な被害を受け、復興の際に国道のルートが何度か変化して現在の位置に落ち着いている。
 気仙大橋西交差点から走り始めるとR343が重複した状態で気仙川の右岸を走る。案内標識にR343のおにぎりも表記されているだけでなく串刺しおにぎりも設置されており、重複している事が容易に分かる。

4.前方に見えるのはR45/E45三陸道の気仙川大橋 5.今泉大橋 6.岩手r38交差点
 右にカーブしながら緩やかな勾配を上った後に今泉大橋で気仙川を渡る。橋からの勾配を下り切った直後に岩手r38交差点を通過する。右折してr38を走ると陸前高田の市街地や道の駅「高田松原」、JR大船渡線から転換された大船渡BRTの陸前高田バス停に行く事ができる。

7.市道の氷上橋をくぐる 8.R45/E45三陸道・陸前高田IC 9.R45/E45三陸道
 岩手r38交差点を過ぎて少し走ると上り勾配となり、市道の氷室橋をくぐった先でR45/E45三陸道の陸前高田ICを通過してから本線の下をくぐる。R45/E45三陸道は前述の東日本大震災以降に整備された区間が多く、鳴瀬奥松島IC〜八戸是川IC間は無料で通行する事ができる。

10.陸前高田ICからは下り勾配 11.大船渡BRTと並走 12.R343廻館交差点
 陸前高田ICからの勾配を下り切って平坦な2車線道路を走っているとBRT道路が分岐するが、500m弱で合流する。JR大船渡線の跡がすべてBRT用の道路に転換された訳ではなく国道を通る区間もある。この僅かな専用路区間の中に竹駒バス停がある。
 気仙川の左岸で緩やかなカーブを曲がっていると廻館交差点を通過して遠野・住田方面に進む。ここでR343が奥州・一関方面に分岐して約5.4kmの重複区間が終わる。R343を逆方向からトレースしていた場合も案内標識におにぎりが表記されているため起点を見失う事はないだろう。

13.「遠野49km 住田13km」 14.下壺集落 15.気仙川の流域を快走
 廻館交差点以降も勾配、カーブともに緩やかな2車線快走路が続いている。下壺集落では家屋が建ち並んでおり路側帯が狭くなるが、乗用車で通る分にはほとんど影響ない程度である。気仙川の左岸の集落を繋ぎながら淡々と快走路を走る。

16.川の駅よこた 17.南行集落 18.住田町に入る
 気仙川沿いとなってからも走りやすい2車線道路が続いている。川の駅よこたという道の駅を小さくしたような産直品の直売所が建っている。気仙川に流れる田畑沢を渡ると住田町に入る。

19.住田町に入ってからも快走路 20.気仙川の左岸を走る 21.火石集落の東側のバイパスを走る
 住田町に入ってからも2車線の快走路が続いており、交通量が少ない事もあって非常に走りやすい。気仙川に近接したり少し距離を置いたりしながら淡々と北に向かって走る。

22.R107・R397世田米交差点を左折 23.瀬音橋 24.R107・R340串刺しおにぎり
 住田町の中心部の手前でR107R397世田米交差点に至る。案内標識にR340のおにぎりは表記されていないが、左折してR107との重複区間を北上・遠野方面に進む。同じく案内標識に表記されていないR397はR107の両方面に重複しており、世田米交差点から西は3国道重複区間である。
 世田米交差点の直後に瀬音橋で気仙川を渡る。町の中心部を通り抜けていた旧道に対して少し離れた山裾を通っており、沿線には家屋よりも商業施設が多い。100番台国道と重複しているが、早朝だと交通量は少ない。

25.美土里橋 26.山間部においても快走可能 27.R107・R397交差点を右折
 美土里橋を渡った直後を左にカーブしながら町道との交差点を通過する。ここで交差している町道が旧道と思われる。旧道と合流してからは気仙川の左岸を走る。勾配はほとんどなくカーブも緩やかなので走りやすい。世田米交差点から約4.1kmで川口交差点を右折して遠野方面に進む。ここでR107だけでなくR397も盛岡・北上方面に向かうため、3国道重複区間が終わる。

28.向川口集落 29.気仙川沿いを快走 30.高瀬集落
 川口交差点の直後の向川口集落は沿線に家屋が建ち並んでおり若干の狭苦しさを感じるが、集落を過ぎれば2車線快走路を走る事ができる。山間部の300番台国道という条件にしては良く整備されている。

31.岩手r238交差点 32.謎の高架橋の下をくぐる 33.バイパス区間を走る
 岩手r239交差点を通過するが、r239も遠野市の市街地までを繋ぐ県道だが、市町境の蕨峠が冬季閉鎖区間である。2022年は4月27日12時を以て解除されている。気仙川の右岸の平地を走っていると空中を横切る高架橋をくぐるが、山の間に架けられたこの高架橋はどこにも繋がっていない。廃線になった鉄道橋にしては新しいので建設中もしくは計画が中止になった道路かもしれない。
 高架橋をくぐった先で現道との交差点を通過して蔵王洞橋を渡り、有住中学校の北を通って新曽古内橋を渡った先で現道と合流する。開通したのは2022年3月25日と1ヶ月も経過していないせいか、ウオッちずでは元の道路を国道扱いしていた。

34.岩手r167交差点 35.右折の道路は現道 36.集落の東側のバイパスを走る
 緩やかな勾配を上って岩手r167交差点を通過する。少し走ると現道との交差点を通過して新馬場野橋を渡り、その先で現道と合流する。こちらの区間は2021年3月31日に開通しており、元の道路もウオッちずで現役扱いされている。バイパス区間が終わっても多少路肩が狭くなる程度で走りやすい2車線道路が続いている。

37.桜は既に散っていた 38.赤羽根峠旧道との交差点 39.船作橋
 気仙川の支流の坂本川の西側を北に向かっており、川の流域に集落よりも高い位置に造られたバイパスを走る。旧道沿いに多くの家屋があるが現在の国道沿いには少ない。赤羽根峠を越える旧道との交差点を通過するが、赤羽根峠と案内標識が立っている事から峠まで行けると思われる。ただし、町道に降格して30年が経過しており国道時代よりも維持管理が行き届いていない可能性がある。
 旧道との交差点を過ぎると沿線の家屋が完全に途切れる。勾配が急になり距離も長いが登坂車線は設置されていない。船作橋の先で坂本川流域の集落を通り抜けてきた町道の交差点を通過する。

40.非常方向転換所 41.赤羽根トンネル 42.遠野市に入る
 非常方向転換所という名の簡易駐車場を通過するが、その手前に赤羽根直売所がある。全長1998mの赤羽根トンネルをくぐると遠野市に入る。遠野市側にも簡易駐車場があるが住田町側よりも狭い。

43.「赤羽根峠 現在位置 標高415m」 44.赤羽根峠旧道との交差点 45.R283/E46釜石道・遠野住田IC
 簡易駐車場の先に標高を記した標識が設置されており、それには415mとなっている。一時的に平坦になる所で旧道との交差点を通過する。左折の道路に赤羽根峠と案内されており、住田町側でも峠が案内されている事から峠は通り抜けられると推測できる。
 旧道との交差点からは再び下り勾配となり、緩やかな右カーブを曲がっているとR283/E46釜石道の遠野住田ICを通過する。案内標識には釜石道にR283のおにぎりは表記されていないが、R283のバイパスでもあり新直轄方式で建設されたため東和IC〜釜石ICは無料で通行できる。

46.「盛岡79km 花巻61km」 47.R283・R340重複区間 48.新刃金橋
 遠野住田ICからは勾配はほとんどなくなるうえに路側帯が広く取られているためさらに走りやすくなる。R283とR343の串刺しおにぎりが立っているが、これは釜石道がR283に指定されている証左であろう。遠野市の中心部とインターチェンジを繋ぐルートだけあってよく整備されている。

49.板沢跨線橋 50.R283赤川橋交差点を直進
 緩やかな勾配を上って板沢跨線橋でJR釜石線の上を通過する。跨線橋の勾配を下り切った直後にR283との赤川橋交差点を通過する。ここで交差しているR283が現道である。釜石市まで行く事はできるが、若干険しい仙人峠区間があり、また高規格な釜石道が無料で通行できるため案内標識の線は細く描かれている。

国道340号 part2