国道327号
part1

R10新生町交差点〜R503家代交差点
日向市→美郷町→諸塚村→美郷町→諸塚村

1.R10・R446・R503・宮崎r23新生町交差点 2.「椎葉74km 美郷28km」 3.塩見跨線橋
 宮崎県北部の日向市の中心部の南に位置するR10・R446・R503・宮崎r23新生町交差点がR327の起点であり、ここから東に向かった後に北に転進して熊本県山都町の終点に向かう。案内標識に表記されていないR446とR503はともにR327に重複している。3国道重複状態で始まったR327は新生町交差点からすぐに緩やかな勾配を上り、塩見跨線橋でJR日豊本線をオーバーパスする。

4.宮崎r226富高交差点 5.富高橋 6.塩見川の左岸流域を走る
 跨線橋の直後に市道との交差点を通過し、そのすぐ先で宮崎r226富高交差点を通過する。塩見川に合流する直前の富高川を富高橋で渡り、その後しばらくは塩見川の流域を走る。勾配はほとんどなく緩やかなカーブばかりなので走りやすい道路状況である。

7.「椎葉72km 諸塚46km 美郷26km」 8.東九州道の塩見川橋 9.広域農道との永田交差点
 少しだけ塩見川沿いを走った後に東九州道の塩見川橋の下をくぐる。塩見川の支流の奥野川を渡った後に広域農道(尾鈴サンロード)との永田交差点を通過する。この辺りまでは沿線の建物もそれなりに多く、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアもある。

10.カーブは多いが快走可能 11.R446とR503のおにぎりは設置されていない 12.山間部の雰囲気が濃くなってくる
 永田交差点以降も勾配もカーブも緩やかな2車線道路が続いており、非常に走りやすい道路状況と言える。山間部に向かっているため基本的には上り勾配だが、緩やかなのでエンジン付きの車両であれば特に気になる勾配でもないだろう。進むにつれて周囲の家屋が少なくなっていき、山間部に入っている事がわかる。

13.高千穂郷と椎葉山は世界農業遺産に認定された模様 14.西向き車線には登坂車線あり 15.山間部区間も快走路
 名もなき峠を越えると下り勾配となり、いこいの広場という公衆トイレと飲料用自販機のある駐車帯を通過する。そこから先は西向き車線に登坂車線が設置されている。登坂車線が終わると2車線道路を緩やかに下って行く。

16.宮崎r51中野原交差点 17.耳川の左岸を走る 18.老谷集落
 左カーブを曲がっていると宮崎r51中野原交差点を通過し、以降は耳川に沿って走る。山間部の河川に沿っているとは言え、急なカーブもなく走りやすい道路状況である。勾配も意識しなければわからない程度である。

19.旧東郷町の中心部を走る 20.電光掲示板にはR388の情報が表示されている
 旧東郷町の中心部を通り抜けるが、道路状況はこれまでと変わらない2車線道路であり市街地だけ狭苦しいという事もない。耳川に沿って大きく右にカーブして市街地を脱し、平坦な2車線道路を走る。

21.道の駅「とうごう」 22.R446・R503鶴野内交差点
 新生町交差点から約13km走るとR446・R503鶴野内交差点を通過する。ここでR446が南郷(神門)方面に分岐するが、R503は引き続き重複している。交差点の南東には道の駅「とうごう」があり、R327(R446・R503重複)、R446(単独)のどちらからも出入りする事ができる。なお、R446はこの先のR388との交差点までの約21kmの区間が唯一の単独区間であり、8割近くは他の国道に重複している。

23.「椎葉59km 諸塚34km 美郷13km」 24.集落のない区間も快走路 25.宮崎r225交差点
 鶴野原交差点を過ぎてからも走りやすい2車線道路が続いている。沿線の集落が途切れても道路状況に変化はない。耳川に沿って大きく右にカーブした後に宮崎r225交差点を左にカーブしながら通過する。

26.八重原大橋 27.耳川の右岸を走る 28.大内原ダム
 宮崎r225交差点の直後に八重原大橋を渡って耳川の右岸に移る。橋を渡り終えると緩やかな右カーブを曲がり、しばらくは集落を通り抜ける。集落が途切れると耳川沿いを走り、美郷町に入った直後に大内原ダムを通過する。

29.凹凸を施すほど急なカーブでもない 30.大内原橋の西詰に物産店あり 31.町道486号との交差点
 大内原ダムを過ぎてからはダム湖畔を走るが、細長い谷筋の形状そのままなのでダム湖というイメージは薄い。そのダム湖に架かる大内原橋の西詰に物産店があり、橋を渡った先には石峠レイクランドという温泉施設がある。大内原橋付近の左カーブを曲がった先で町道486号との交差点を通過する。美郷町内の町道には交差点付近にヘキサの形をした町道標識が設置されており、下地の色は緑色である。

32.小さな物産店が点在 33.小田集落 34.町道との花水流交差点
 ダム湖畔を走っていると徐々に水量が少なくなり普通の川に戻っていく。ダムの建設に伴って整備されたのかどうかは不明だが、緩やかな上り勾配の2車線快走路が続いている。小田集落を通過して勾配を下っていると町道101号との花水流交差点を通過する。左折して町道を進めば美郷町の中心部に行く事ができる。

35.花水流集落 36.町道105号との交差点 37.R388・R503交差点
 花水流交差点を過ぎて花水流集落を走っていると左の急カーブを曲がる。カーブの途中には町道105号が接続しており、原良橋を渡ると耳川の対岸に行く事ができる。町道との交差点からは集落が途切れているが、道路状況は走りやすい2車線道路が維持されている。西郷発電所のすぐ近くでR388・R503交差点を緩やかな右カーブを描きながら通過する。ここからはR388も重複しており、2区間目の3国道重複状態となる。

38.R327とR388のおにぎりは設置されているが… 39.耳川の右岸を快走 40.R388・R503交差点
 R327・R388・R503の3国道重複区間に突入するが、おにぎりはR327とR388しか設置されておらず、R503は引き続き“存在しないもの扱い”されている。耳川と山に挟まれた場所を走っていると古川集落に入り、その北でR388・R503交差点を左にカーブしながら通過する。ここでR388が北郷方面に分岐するが、R503との重複は続く。R388が重複している距離は約1.3kmである。なお、R388は南郷方面、北郷方面どちらにも酷道区間がある。

41.「おせりの滝5km」 42.組崎集落 43.「椎葉41km 諸塚17km」
 R388・R503交差点からの左カーブが終わると上古川集落を通過し、さらに進むと左カーブを曲がった後に組崎集落を通過する。これまでと同じく蛇行する耳川に沿っているが、急なカーブは少なく走りやすい道路状況である。

44.「ここから 横断者注意」 45.西郷ダム 46.前方に見える橋は町道の小原橋
 町道215号との交差点の手前に50km/hの制限速度の標識が設置されているが、その下の補助標識に「ここから 横断者注意」と書かれている。50km/hの制限速度の区間内全てにおいて横断者に注意せよという意味だろうか。
 坂本集落を通過し、耳川の右岸を走っていると西郷ダムの横を通過する。大内原ダムと同様にダム湖が形成されているが、ダイナミックさに欠ける形状である。笹陰ダム湖畔を走っていると町道551号との交差点を通過する。町道との交差点のすぐ先に笹陰林道が交差しており、林道を進むとおせりの滝やキャンプ場に行く事ができる。

47.耳川沿いを快走 48.小八重トンネル 49.山須原発電所の前を通過
 笹陰林道との交差点からも耳川に沿った快走路が続いている。左カーブを曲がった後に右にカーブして小八重トンネルをくぐる。トンネルの手前からは耳川が町村境となっており、対岸は諸塚村である。八重トンネルの旧道から対岸に行く橋があり、その先の小布所集落はある。耳川の右岸を走っていると山須原発電所の前を通過する。この辺りまで来るとダム湖から通常の河川に戻っている。

50.美郷町山須原 51.諸塚村に入る 52.「椎葉31km 諸塚7km」
 山須原集落を通過し、耳川沿いをさらに走っていると荒谷橋を渡って諸塚村に入る。橋を渡り終えた直後に左の急カーブを曲がり、以降は耳川の左岸を走る。これまでと変わらない川沿いの2車線快走路が続いている。

53.諸塚村内にもR503のおにぎりは設置されていない 54.諸塚トンネル 55.耳川の左岸を快走
 諸塚村に入ってからも耳川沿いの2車線快走路が続いており、交通量も非常に少ない状態である。左にカーブしている諸塚トンネルを出た直後に山須原ダムの北側を通過する。ここで貯められた水が山須原発電所まで引き込まれて発電に使われている。

56.夢の大橋 57.美郷町西郷山三ヶ 58.虹の大橋
 諸塚村に入ってから約4.7kmで赤い塗装が目立つ夢の大橋を渡る。しばらく耳川の右岸を走った後に虹の大橋を渡って左岸に戻る。この夢の大橋と虹の大橋はそれぞれ町村境を越えており、2つの橋の間の約800mの区間は美郷町に属している。道路沿いに集落は存在しないが、接続する林道へ進めば集落が点在している。

59.古川集落 60.「諸塚高千穂線古原 2t車以上通行不可」 61.耳川の対岸に美郷町道が見える
 虹の大橋を渡って耳川に沿って右にカーブすると古川集落を通過する。沿線にある建物は少ないが諸塚村(と言うより宮崎県の山間部)では貴重な廃業していないガソリンスタンドがある。その後も耳川に沿って2車線道路を走る。川が町村境のため対岸は美郷町域である。

62.宮崎r50BPとの交差点 63.正面に見えるのは塚原発電所 64.R503家代交差点
 耳川の支流の柳原川に架かる新塚原橋の手前で宮崎r50交差点を通過する。電光掲示板に2t車以上は通行不可と表示されていた諸塚高千穂線はこのr50を指しているが、町村境の日諸峠から高千穂町寄りの区間が分断されている(ただし、林道では繋がっている)。新塚原橋の奥にもr50が交差しているが、こちらは現道であり村役場の前を通っている。
 r50交差点からは川に沿って左にカーブし、七ツ山川に架かる橋の先でR503家代交差点を通過する。やや急なカーブとなっているが、R327のトレースは道なりに進むだけである。この交差点でR503が五ヶ瀬方面に分岐して単独区間となる。新生町交差点からの距離は約47kmである。このR503もR446と同様に単独区間に割合が低い国道である。

国道327号 part2