国道311号
part4

須野トンネル〜R42新矢ノ川橋西交差点
尾鷲市

154.尾鷲市に入ってすぐに閉鎖ゲートあり 155.梶賀トンネル 156.梶賀橋と曽根トンネル
 須野トンネルを出てすぐに閉鎖ゲートが設置されているが、熊野市側に比べて立派で電光掲示板も設置されている。ただし電光掲示板には何も表記されておらず使用されていない感が強かった。ゲートを通過してすぐに梶賀トンネルに入る。開通は2000年とバイパスの開通の1年前なので分断を解消するために造られたトンネルの中で最も遅く完成したトンネルである。梶賀トンネルを出た直後に梶賀橋を渡り、橋と曽根トンネルの間には梶賀集落を結ぶ市道が交差している。曽根トンネルは全て下り勾配となっている。

157.梶賀集落に向かう道路が旧道 158.「←熊野古道 曽根次郎坂・太郎坂」 159.飛鳥神社付近から狭くなる
 曽根トンネルを出てすぐに梶賀集落に向かう市道との交差点を通過するが、この市道が分断区間時代は国道に指定されていた。旧道との交差点からも下り勾配が続き、平坦になるのは逢神川橋付近である。その逢神川橋の手前には熊野古道の曽根次郎坂・太郎坂を案内する標識が立てられている。
 2車線道路で集落内の海沿いを走っていると飛鳥神社の手前の左カーブの先でセンターラインがなくなって以降は1.5車線幅となる。分断区間が解消されたのだから市街地よりは整備されていると思うのは早計である。

160.狭いながら見通しは悪くない 161.異常高潮時の通行止規制を示す標識 162.JR紀勢本線の賀田駅の前を通過
 賀田湾に沿った1.0車線幅の狭路を走っていると緩やかに右にカーブして家屋が途切れる。右側には海があり、左側にはJR紀勢本線が隣接しているが高台を走っているため目立たない。賀田駅の手前で2車線になり、駅前(駅下?)を通過すると右カーブを曲がって紀勢本線から離れる。

163.尾鷲市曽根町 164.三重r70交差点 165.市道との十字路を右折
 紀勢本線から離れて直線道路を走っていると古川橋を渡ってすぐに三重r70交差点を通過する。r70に進めば8kmでR42賀田口交差点に至るが、その半分ほどの位置にR42熊野尾鷲道路の賀田ICがある。
 r70交差点の直後に小浜橋を渡り、北詰の市道との十字路を右折する。信号機も案内標識もない交差点を右折するのでルートミスしそうなものだが、r70交差点の案内標識に右折する事が表記されているため、見逃さなければR311をトレースできる。

166.尾鷲市梶賀と三木里間は異常気象時通行規制区間 167.賀田湾の北を走る 168.集落の間も海面との高低差が小さい
 市道との交差点からも海沿いを走っているが、海側に建物はなく防波堤に沿っている。道幅は1.0〜1.5車線と狭いが直線のため見通しは良い。賀田町集落を出ると上り勾配となるが、これまでの集落間よりも低い位置を走っている。

169.尾鷲市古江町 170.海側には漁協関係の建物が多い 171.古江町集落の北部は上り勾配の2.0車線道路
 センターライン付きの2車線道路になって勾配を下ると古江町集落に差し掛かる。R311の沿岸区間では珍しく集落内も2車線である。集落の北部はセンターラインがなくなるが、2.0車線程度の幅があるので乗用車の通行に問題はない。

172.海沿い区間だがロックシェッドがある 173.フェンスは不法投棄対策と思われる 174.八十川橋と三重r159交差点
 海面との高低差が出てくるとセンターライン付きの2車線道路になる。賀田湾に沿ってカーブの多い状態を走るが、急なカーブはないのでそれなりに走りやすい。海側にはガードレールだけでなく2mを越えるフェンスが設置されているが、おそらく不法投棄対策と思われる。賀田湾の最北部分を左にカーブしてから八十川の右岸を走り、右の急カーブを曲がって八十川橋を渡る。橋を渡り切った所で右にカーブしているが、そこに三重r159が交差している。r737やr70と同様に左折してr159を約1.8km走ると熊野尾鷲道路の三木里ICに至る。

175.沓川橋は14tの重量制限あり 176.「←熊野古道 八鬼山峠」 177.三木里町集落以北も異常気象時規制区間に指定されている
 三重r159交差点以降も2車線道路が続いている。沓川橋も歩道はないものの2車線だが、14tの重量制限規制が敷かれている。三木里町集落を過ぎると同じ2車線ながら車線幅が広くなる。しかし梶賀〜三木里の通行規制区間が終わったのもつかの間で次の三木里〜松本間の通行規制区間が始まる。基準雨量は連続雨量200mm、時間雨量40mmである。なお、松本という場所は現在のR311沿線にはなく海沿いを走る三重r778の沿線にある。r778がR311の旧道である事を示しているが、1992年に八鬼山トンネルが開通して降格して以降23年間も修正されないまま残っている。

178.異常気象時通行規制区間ながら快走路 179.三木浦集落へは右折 180.名もなき橋にも14t制限あり
 異常気象時通行規制区間に入ったとは言え走りやすい2車線道路が続いている。多少きついカーブもあるが交通量が少ない事もあってあまり走りにくさを感じない。三木浦町集落を結ぶ市道との交差点を通過すると左にカーブし、さらに先で右ヘアピンカーブを通過する。ヘアピンカーブは名もなき川を渡る名もなき短い橋が架かっているが、この橋にも14tの重量制限規制が敷かれている。

181.制限速度は40km/h 182.三木浦トンネル 183.早田トンネル
 三木浦町集落の北側を通り抜け、勾配を上っていると三木浦トンネルと早田トンネルを連続してくぐる。三木浦トンネルの手前には旧道が交差しており、早田トンネルの北で合流している。旧道の沿線にはわずかながら家屋があり、またNTTの無線局のアクセス路でもあるので1.0〜1.5車線幅の狭路ながら閉鎖されていない。ただし、家屋は廃屋の可能性もあり整備は行き届いていない。

184.早田トンネル以北も2車線道路 185.カーブが多く見通しは悪い 186.名称を失念したが15t制限の橋もある
 早田トンネル以降も2車線道路が続いているが、勾配はほとんどないものの相変わらずカーブが多い。海に近い場所を走っているが、海面が見える場所がほとんどないため海沿いを走っているとは思えない。地図を見ただけではシーサイドドライブに最適と思えるようなルートだが、実際は集落(漁港)部分を除いて海が見える場所が少なくシーサイドドライブを期待すると裏切られると感じるかもしれない。

187.三重r574(?)交差点 188.九鬼駅の裏手を通過 189.熊野市と同じタイプの閉鎖ゲートがある
 九鬼駅の南で三重r574との交差点を通過するが、ウォッちずではこの道路は県道色に塗られてない。紀勢本線の名柄トンネルの上を通過して右にカーブしてから九鬼駅の裏手を左にカーブする。少しだけ紀勢本線と並走してから田海道川に沿って緩やかな勾配を上る。右にカーブしている新九鬼橋を渡り、紀勢本線の九鬼トンネルの上を通過した先で三重r574交差点を通過する。こちらは国道色に塗られているし、ソトバもヘキサシールも確認できる。

190.短いロックシェッドが3つある 191.三重r778交差点 192.八鬼山トンネル
 三重r574交差点のすぐ先で左のヘアピンカーブを曲がり、やや急な勾配を上る。名称不明のロックシェッドを3つ通るが、どれも2車線が確保されている。急カーブを通過して標高を上げていると三重r778交差点を通過する。前述の通り、八鬼山トンネルが開通する以前は国道に指定されていた道路である。r778交差点からさらに勾配を約400m上って田海道川橋の先で八鬼山トンネルに入る。

193.尾鷲市街を遠望 194.長い下り勾配 195.R42新矢ノ川橋西交差点
 八鬼山トンネルを出ると視界が開けており、尾鷲市街地を遠望できる。真砂川の左岸の山の斜面を一気に下る。トンネルの北側の坑口付近の標高が150m程度で新矢ノ川橋の標高の30m程度まで下がる。距離が2km程なので勾配は6%と驚くほどの勾配ではないが、景色が開けているせいか体感勾配はもっと急に思える。
 新矢ノ川橋を渡った直後にR42新矢ノ川橋西交差点に突き当たる。三重r778が国道に指定されていた当時は尾鷲市の市街地にあるR42R425坂場交差点が起点だったようだが、その後変更されたようでこの新矢ノ川橋西交差点が起点となっている。