国道256号
part6

R151八幡様前交差点〜小川路峠(飯田市越久保側端点)
飯田市

249.JR飯田線の神前町踏切 250.飯田市松尾明で右にカーブ 251.飯田市松尾清水で左にカーブ
 R151八幡様前交差点からも住宅の間を走る2車線道が続いており、単独区間になった事による道路状況の変化は少ない。100m程進むとJR飯田線の神前町踏切を通過し、緩やかに左にカーブする。さらに進むとやや急な右カーブを曲がり、さらに先でやや急な左カーブを曲がる。

252.水神橋で天竜川を渡る 253.長野r252水神橋東交差点を右折
 水神橋で天竜川を渡って左岸に移ってすぐに長野r252水神橋東交差点を右折する。案内標識にはr252が喬木、R256が天龍峡と示されているが、自治体名を表記されてないR256へ進む車両の方が多かった。もっとも、R256は天龍峡を通っていない。

254.水神橋東交差点からはセンターラインなし 255.長野r1交差点の案内標識にはR256の矢印部分がない 256.下久堅小学校前を通過
 水神橋東交差点からはセンターラインがなくなり2.0車線幅となると同時に上り勾配になる。分断区間の端点に向かっているとはいえ沿線の家屋が途切れることなく続いており、交通量は意外にも少なくない。と言っても前方に数台走っている程度だが。天龍峡に向かう長野r1との交差点の案内標識にはR256の行き先どころか矢印部分が表記されていない。

257.ヘアピンカーブに市道が2本接続 258.山間部らしい場所も少しある 259.狭路の急カーブもいくつかあり
 下久堅小学校から徐々に沿線の家屋が少なくなる一方で急カーブが多くなり、r1との交差点以東は交通量は少なくなる。沿線に建物がない山間部のような場所を走るが、端点まではまだまだ7km以上残っている。

260.水神橋付近からの標高差は150m程度 261.上り勾配が続く 262.拡幅工事箇所あり
 山間部のような場所を抜けるとセンターラインが現れて2車線道路になる。相変わらずの上り勾配でヘアピンカーブを含む急カーブがあるものの2車線道路なので走りやすい。景色が開けており天竜川方向を望む事ができる。2車線区間が終わる地点では拡幅工事が行われており、僅かではあるが2車線区間が延伸されつつある。

263.三遠南信道の早期実現を望む声もある 264.長野r83交差点 265.r83交差点を左折
 2車線区間が終わると集落内の1.5〜1.8車線幅の道路を走る。三遠南信道の早期実現を望む看板の先で長野r83との交差点を通過する。案内標識では単純な直進かのように記されているが、左急カーブを曲がって短い橋を渡った直後の右方向に進む。
 r83との交差点からは平坦な2車線道路を150m程走るとr83交差点を左折して勾配を上る。案内標識がなければまず間違いなく直進してしまいそうな交差点である。逆方向からのトレースであれば一旦停止する必要がある。

266.r83交差点からの勾配を上るとセンターラインがなくなる 267.強烈な狭さという訳ではない 268.意外に奥にも2車線区間がある
 r83交差点からの勾配を上り法面工事現場を過ぎるとセンターラインがなくなる。その後勾配は落ち着くが1.8〜2.0車線幅のやや狭い道路で集落を走り抜ける。2車線に改良された区間もあるが、交通量が少ないため広狭が混在している点は余り気にならない。

269.上久堅簡易浄水場前におにぎりあり 270.一部の地図では国道色ではない区間 271.上久堅浄水場が集落最終地点
 最後の2車線区間のセンターラインがなくなってから程なくして上久堅簡易浄水場の前を通過する。その先の越久保集会所のすこし手前、小さな橋までを国道としている地図がネット地図を中心にあるが、特に舗装面の継ぎ接ぎや国道と市道との境を示すものもなかったためスルーして奥に進む。集落の最奥に当たる上久堅浄水場付近に国道256号である事を示す標識が立っているので、やはりネット地図の国道端点は誤りであると確認できる。なお、この浄水場前が大型車の最終転回所である。

272.苔むした通行不能標識 273.ようやく行止り区間らしくなってきた 274.観世音堂には大量の駐車車両が!?
 上久堅浄水場を通り過ぎると沿線の建物がなくなり山道の雰囲気が出てくる。2km先で車が通行不能である旨を警告する標識が立っているが、その場所の道幅は狭いものの落石等もない。グーグルのストリートビュー車はこの標識の少し奥まで入ったようだ。
 ガードレールのない沢沿いの1.5車線狭路を走っていると浄水場から約900mで観世音堂(一番の観音様)に至る。普段はひと気のない場所なのだろうが、この日は地元の祭礼だったようでざっと20台くらいの車が駐車されており、敷地内は祭礼用の準備がされていた。分断区間の端点のため道路が通行できない形での駐車車両の存在を最も恐れていたが、幸いにもそのような止め方をしている車両はなかった。

275.崖との高低差が大きくなる 276.浄水場以東で唯一のおにぎり(写真の奥が飯田市街地方向) 277.晩秋と錯覚しそうな落ち葉の量
 観世音堂付近の右急カーブを曲がってからは道路状況が悪化する。観世音堂より奥に進入する車両は少ない事は想像に難くない。道幅は観世音堂以西と大きく変わらないが、路上の落ち葉が大量に堆積しており、轍部分だけなんとかアスファルトが見えている状態である。この事からも走行する車両が少ないながらも皆無ではない事が推測できる。観世音堂約300m走るとおにぎりが立っているのを確認できる。おにぎりは1本のみで端点方面を向いており、端点に向かっている場合はその裏面を見る事になる。

278.見えにくいが路上河川が横断している 279.轍部分だけアスファルトが見える 280.ガードレールはなく土嚢が並べられている
 急カーブは多いものの勾配は比較的緩やかで落ち葉が堆積しているため走りにくいが恐怖を感じる程ではない。1ヶ所だけ路上河川が横切っているが、前日の雨にも水が流れておらず落ち葉が堆積しているため、知らない人が見れば単なる凹凸にしか見えないだろう。その後もガードレールのない1.0車線狭路をいくつものヘアピンカーブで標高を上げながら端点に向かう。

281.車両進入限界地点 282.正面の秋葉海道・小川路峠が国道?? 283.秋葉海道徒歩道の案内
 車両通行不能を警告する標識に示された通り、約2.0kmで広場のような場所に出る。看板等の他に前方の2本の道路にはゲートが設けられており車両での進入ができない。ゲートと言っても車両の進入を阻むものではなく、有害鳥獣が人間の生活圏側への進入を阻むものである。よってゲートは開閉可能で、正面の秋葉海道・小川路峠方面を除いて鍵がかけられていなかった。鍵に関しても飯田市役所か飯田建設事務所で借りる事も可能なようだ(ただし、単純に奥に進みたいから貸して下さいが通じるかどうかは不明)。
 ウォッちずではこの交差点から先も国道を示しているが、正面の小川路峠方面ではなく左側の照仙閣方面となっている。現地の標識等の設置位置からは小川路峠方面が国道のように思える。どちらの道路も最終的には合流するのだが、道路状況の良し悪しで言えば小川路峠方面の方が幾分かマシである。地元企業が設置したと思われる秋葉海道の案内図の右側に標識用に支柱が立っており地名の補助標識の上に不自然なスペースがあるが、おそらくおにぎりが設置されていたのではなかろうか。であれば、やはり小川路峠方面の道路が国道なのだろうか。車両で進入できる状態であればどちらに進むべきか悩んだであろうが、どうせこれ以上進めないため結論を出さず、車両進入限界地点=飯田市越久保側端点としておく。なお、ウォッちずではこの先約2.2kmまで(小川路峠方面の道路経由)は車道として描かれている。

284.秋葉海道・小川路峠方面のゲート 285.照仙閣方面のゲート 286.ゲートを背にして飯田市街地方面を撮影
 小川路峠方面と照仙閣方面のゲートの写真。前者には鍵(と言っても鎖+南京錠)があるが、後者は鍵なしフックのみである。この日はカギが外されていたが、近くに止まっている車の持ち主が開けて中に入って行ったのだろう。役所に鍵を借りたのか地元の方で鍵を所有している方なのかは不明である。もしかしたら祭礼と何か関係があるのかもしれない。

国道256号 part7