国道186号
part3

R191山崎交差点〜R9三宮IC
安芸太田町→北広島町→
→浜田市

101.右の吊橋は人道橋 102.緩やかな上り勾配の快走路 103.加計発電所から集落がなくなる
 R191・広島r305山崎交差点を右折すると滝山川の右岸を北上する。道路の西側には家屋が建っているが、右側は滝山川が流れているため家屋はほとんどない。大きく左にカーブして対岸の加計発電所を通り過ぎると集落が途切れて勾配が少しだけきつくなる。

104.後手洞門 105.後平トンネル 106.行き止まりがアピールされているが…
 滝山川発電所付近で左のヘアピンカーブを曲がるが後手洞門によって覆われている。滝山川の川面からかなり高い位置を走っており、温井ダムもある事からバイパスとして建設された区間と思われ、カーブはあるものの曲線半径は大きい。温井トンネルをくぐると温井ダムによる龍姫湖の西側を走る。それまでの谷筋に比べて開けており温井集落を通過するが、妙に整然とした区画なので温井ダムに沈んだ集落が移転したものと思われる。なお温井ダムと龍姫湖の周辺にはアウトドア系の施設が多く、観光地と化している。

107.榎平山トンネル 108.熊ヶ谷トンネル 109.六反原トンネル
 温井集落を通り過ぎると右にカーブしている大箒山トンネルを通過し、滝山峡大橋で龍姫湖の北端近くを渡って榎平山トンネルをくぐる。猪山展望台に至る町道(林道?)との交差点を通過して熊ヶ谷トンネルをくぐり、その次に六反原トンネルをくぐる。長い上り勾配が続いているが、交通量が少ないためさほど走りにくさは感じない。

110.広島r306交差点 111.見返り橋 112.下山隧道
 六反原トンネルを出ると広島r306交差点を通過し、緩やかに左にカーブしながら見返り橋を渡って下山隧道をくぐる。狭い2車線の下山隧道の西側には旧トンネルの坑口が見えるが、フェンスがあるため通行はできない。

113.北広島町に入る 114.山岳道路の様相を帯びてくる 115.広島県の自然環境保全地域に入る
 滝山川に合流する直前の大佐川に架かる下山橋を渡ると北広島町に入るが、滝山川の対岸は安芸太田町である。下滝山発電所の前を通過して滝山川の渓谷を走っていると鋼鉄製のロックシェッドをくぐり、その先ではコンクリート製の滝山洞門に入る。滝山洞門から3kmの間は広島県の自然環境保全地域に指定されている。保全地域は滝山峡と呼ばれる峡谷だが、ロックシェッド区間が多く景色はさほど楽しめない。滝山洞門には滝山トンネルが繋がっているが、トンネルの延長の131mに対して前後の洞門は3〜400mもある。

116.八神洞門 117.王泊隧道 118.左にカーブして新王泊橋を渡る
 滝山洞門を出てからも長短のロックシェッドが続いている。シェッド内も2車線だが大型車同士の離合は少々厳しいかもしれない。消えかけのセンターラインの2車線道路を走っていると王泊隧道を通過してから左にカーブして新王泊橋を渡る。橋の手前を右折すれば王泊ダムに着く。

119.新王泊橋の北詰は右にカーブ 120.新王泊橋の直後は2.0車線幅 121.細見集落
 1.8車線幅と少々狭く凹凸の多い新王泊橋を渡り切った北詰で突き当たりにぶつかるが、R186は道なりに右へ直角にカーブする。その直後はセンターラインがないものの2.0車線程度の幅があるので乗用車であれば問題なく通行できる。その後は仙水湖の湖畔を走っている。滝山川ではなく支流の大暮川の湖部分だが、ここの町境のため対岸は安芸太田町である。
 大暮川の支流である細見川沿いになってからも小刻みなカーブが続いている。谷筋から少し開けた場所に出ると細見集落を通り抜ける。集落内には広島r40細見交差点と広島r113交差点がある。

122.広島r113交差点付近はセンターラインがない 123.アップダウンとカーブを繰り返す 124.広島r11と少しだけ重複
 広島r113交差点付近はセンターラインが引かれていないが2.0車線幅なので狭路とは言えない。その後センターラインが復活して2車線となるが、消えかけている箇所も多い。緩やかなアップダウンとカーブを繰り返しながら断続的に続く集落を通り抜けていく。旧芸北町の中心部を通過して急な右カーブを曲がり、左にカーブしながら広島r11との交差点を通過する。約400mだけr11と重複し、r11が戸河内方面に分岐していく。

125.広島r11が分岐した直後は集落が途切れる 126.荒神集落 127.広島r114・r307亀山交差点
 広島r11との重複区間が終わると家屋が途切れて谷筋を走り、大佐川沿いを走った後に荒神集落を通り抜ける。山間部の集落ながら勾配は非常に緩やかでカーブも急なものがないため走りやすい。進行方角を西から北に変えてからしばらく走ると広島r114・r307亀山交差点を通過する。r114もr307も島根県内も通っている県道だが、前者は県境を越えた島根県側に分断区間がある。

128.県境に近付いても勾配は緩やか 129.芸北高原大佐スキー場を通過 130.傍示峠(棒路峠)を越えて島根県浜田市に入る
 亀山交差点からは馬ノ原川に沿って北西の方角に進むが、県境が近いと言うのに集落は途切れず勾配も非常に緩やかである。馬ノ原川を渡ってS字カーブを通過してから程なくして芸北高原大佐スキー場を通過し、その直後に傍示峠(棒路峠)を越えて島根県浜田市に入る。広島県側は直前まで集落があるうえに勾配・カーブともに緩やか過ぎて県境の峠という印象は薄い。

131.島根県側の勾配もきつくない 132.複数のスノーシェッドあり 133.浜田市金田町長田
 島根県に入ると下りとなる。勾配は決して急とは言えない程度だが、広島県側の勾配が緩やか過ぎたせいか多少急になったと感じるかもしれない。また、広島県側と異なり沿線の集落はなく県境感は島根県側の方が感じられる。山間部とあって積雪量が多いため3つのスノーシェッドが造られており、どれも内部でカーブしている。等高線に沿うようなルートのためスノーシェッド以外の場所でもカーブが多い。

134.長田川流域の低地に家屋と田畑が見える 135.島根r115交差点 136.周布川沿いを快走
 半場山の山裾を走るようになってからは急カーブがなくなり西側が開けた場所に出る。島根r115交差点付近まで来ると集落との高低差がなくなりほぼ平坦な状態になる。周布川に沿って直線的な2車線道路を走る。集落が途切れると谷筋を走るようになるが、快走できる道路状況である点に変化はない。

137.橋梁は金城三隅基幹林道 138.犬戻トンネル 139.新小国橋の傍には半ば閉鎖された旧道が見える
 深笹下集落で周布川の対岸に比較的新しいと思われる橋梁が見えるが、これはR186のバイパスではなく金城三隅基幹林道である。日本海沿岸を走るR9とを結ぶ林道だが、走行日時点では全線開通に至っていない。
 その後も谷筋を走り周布川を離れてから犬戻トンネルをくぐる。トンネルを出ると新小国橋を渡るが、左側に旧道が見える。交差点は閉鎖されていないが、トンネルの北の橋が落とされているため通り抜ける事ができない。

140.島根r52交差点の南に法面復旧工事現場あり 141.笹ヶ峠トンネル 142.島根r52交差点
 新小国橋を渡ってすぐに島根r52との交差点を通過し、緩やかな勾配を上っていると笹ヶ峠トンネルをくぐってから下り勾配を走っているとr52交差点を通過する。r52が重複している距離は1.5km程である。

143.交通量の少ない快走路 144.那賀西部広域農道と交差 145.下ノ原集落
 島根r52との短い重複区間が終わってからも道路状況は特に変わらず谷筋の2車線道路を走る。那賀西部広域農道との交差点付近から開けた谷筋となり田畑の多い集落を通り抜ける。交通量は多少増えているが流れが悪くなるほどではない。

146.南向き車線に登坂車線がある 147.島根r41交差点 148.北向き車線にも1ヶ所だけ登坂車線あり
 反対側の南向き車線に登坂車線が設けられている箇所があるが、勾配は非常に緩やかである事から譲り車線の性格の方が強いだろう。島根r41との交差点を通過すると浜田川を渡り緩やかな勾配を上っていく。大峠に向かって上り勾配となる箇所には登坂車線が設けられているが勾配は緩やかである。

149.大峠トンネル 150.大峠トンネルの北側にも登坂車線あり 151.日扇トンネル
 登坂車線が終わると大峠トンネルをくぐって下り勾配を走る。トンネルから少し離れた島根r5付近には南向き車線い登坂車線がある。r5交差点を過ぎて勾配を上っていると日扇トンネルをくぐる。

153.北向き車線だけ河内2号橋を通る 154.島根r179交差点 155.山陰道(R9浜田バイパス)との三宮IC
 日扇トンネルを出て下り勾配になると反対側車線い登坂車線が現れ、さらに中央分離帯まで現れる。中央分離帯区間は登坂車線を設置するため北向き車線を橋梁化したために造られたものと思われる。長い下り勾配を走っていると島根r179との交差点を通過してすぐに三宮橋で浜田川を渡る。浜田川に沿って走っていると山陰道(=R9浜田バイパス)との三宮ICを通過する。山陰道としての浜田バイパスは高規格道路ながら無料で通行できるが、自動車専用道路のため歩行者・自転車・125cc以下の二輪車は走行できない。また、走行日時点では浜田市の市街地をパスする区間しか供用されていない(浜田道とは接続している)。

国道186号 part4