国道165号
part2

R168下田交差点〜R166外山交差点
香芝市→大和高田市→橿原市→桜井市

57.幹線道路にしては貧弱な2車線 58.JR和歌山線 59.香芝市瓦口
 R168下田交差点からもやや狭苦しい2車線道路が続いている。香芝市の中心部を走っているため交通量に比して道路状況は貧弱と言わざるを得ない。それでも大型トラックの通行が減った分は走りやすくはなっているのだろう。JR和歌山線の線路を通過し、葛下川に沿って走っていると市道の跨道橋の下をくぐる。五位堂駅の北東で左にカーブしてからは近鉄大阪線と並走となる。さらに南にはJR和歌山線も並走している。

60.大和高田市に入る 61.近鉄大阪線の築山駅 62.大和高田市神楽
 近鉄大阪線と並走していると市境を越えて大和高田市に入る。市境からしばらくは近鉄大阪線と隣接した状態となっており、築山駅を過ぎると線路から離れて左にカーブして高田川を渡る。以降はほぼ真東に向かって交通量の多い2車線道路を走る。100番代国道とあって現道とは言え沿線には商業施設も多い。

63.日之出町交差点を右折 64.歩道のない2車線道路が続く 65.近鉄大阪線
 下田交差点から約5.2kmで日之出町交差点に突き当たり、右折して桜井・橿原方面に進む。日之出町交差点からも2車線道路だが歩道は設置されてない。車両の交通量も歩行者・自転車の交通量も多い区間なので厄介である。約500m南では近鉄大阪線の踏切があり、通勤時間帯には少し早い時間だったが流れが悪く渋滞気味であった。

66.奈良r50三和町交差点 67.JR桜井線
 近鉄大阪線の踏切から程なくして奈良r50三和町交差点を通過し、その先でJR桜井線の踏切を通過する。市街地に近い100番代国道でこの踏切の多さは渋滞しやすさに繋がり、だいぶ離れたルートでバイパスが造られたのも納得がいく。

68.R166・R168旭北町交差点 69.R166・R168・奈良r116今里交差点を左折
 桜井線の踏切からも交通量が多く狭苦しい2車線道路を走っているとR166・R168旭北町交差点を通過する。R168は案内標識に表記されていないが、下田町交差点から重複していたのではなくR166に重複してきている。なお、羽曳野方面に伸びているR166・R168は1.0〜1.5車線幅の軒先酷道で西向き一方通行区間も存在している。
 旭北町交差点のすぐ先にR166・R168・奈良r116今里交差点を左折する。案内標識を見る限りはR166が葛城方面に分岐しているかのように見えるが、これはR165・R166の大和高田バイパスに至る支線のような区間で、左折の桜井・橿原方向のR165にも重複している。そして案内標識には触れられていないR168はR166葛城方面に重複している。

70.橿原市に入る 71.R24・R166曲川町東交差点 72.ソトバを見なければ右折だと分からない
 今里交差点からも2車線道路だが歩道が設けられており車線幅の広くなっているため、走りやすい2車線道路と言える。橿原市に入ってからも道路状況に変化はない。今里交差点から約1.7km走るとR24・R166曲川町東交差点を右折する。案内標識には直進がR166となっており、気付かないもしくは何かの間違いだろうと直進してしまいそうになるが、実はR165は右折してR24と重複するルートが正しい。案内標識にR165のおにぎりが表記されていれば分かるのだが、唯一の手掛かりは交差点の北東角のソトバのみである。もっともソトバに気付いた時点で右折車線に進めるとは限らない。

73.R24重複区間は片側2車線 74.R24新堂ランプ交差点を左折
 曲川町東交差点からはR24との重複区間となるためか、片側2車線となっており交通量も多い。イオンモールの前を通過してから奈良r35新堂町東交差点を通過し、緩やかに左にカーブする。約2.2km走ると新堂ランプ交差点を左折する。直進の道路は奈良r35と案内されているが、R24のバイパスの京奈和道も御所ICまでは開通している。さらには東西の道路もR24のバイパスの大和高田バイパスとなっており、東西南北全ての方向の道路がR24という状態である。この大和高田バイパスは区間によってR24だったりR165だったりR166だったりするため非常にややこしい。

75.大和高田バイパスの高架の側道を走る 76.雲梯ランプから高架に上る 77.高架は片側2車線
 新堂ランプ交差点からは大和高田バイパスの高架の側道を走る。交差点直後は片側2車線となっているもののすぐに左側車線がなくなる。雲梯ランプ交差点を通過すると高架に上る道路と側道とに別れるが、高架に上る方が国道の指定を受けているためそちらへ進む必要がある。
 高架に上って本線に合流すると片側2車線道路を走る。全ての交差点が立体交差化されたバイパスだが、R169との小房交差点が平面でありまたバイパスの東端に近いため、長い渋滞が発生する事も少なくない。渋滞していなければ南阪奈道路からスムースに橿原市街地をパスする事が可能である。

78.四条ランプを側道に進む 79.R24・R166四条ランプ交差点 80.R24・R166・奈良r161四条町交差点を左折
 雲梯ランプから約1.9kmで四条ランプを側道に進み高架道路から下りる。本線がR165、側道がR24と案内されているのでそのまま直進してしまいそうだが、本線のR165はあくまで大和高田バイパスであって現道を走るのであれば四条ランプを下りる必要がある。
 ランプの勾配を下り切ると左側からR166が合流してくる。曲川町東交差点を直進すればここに至る。ただし、四条ランプ側道からR166曲川町東交差点方面への右折はできず、またR165・R166小房交差点方面からの右折もできない。さらにはR166から四条町交差点を右折する車両が側道からの車線に無理やり合流する車両と側道から四条町交差点を右折するためゼブラソーンを突っ切る車両が混在している危険な交差点と言える。R24・R165大和高田バイパス・R166・奈良r161との四条町交差点を左折して引き続きR24・R166との重複区間を走る。

81.R24重複区間 82.R24・R166・R169兵部町交差点 83.JR桜井線
 四条町交差点からは対面2車線道路となるが交通量は多い。緩やかにS字状にカーブしながら近鉄橿原線の線路を越え、勾配を下り切った所でR24・R166・R169兵部町交差点を通過する。兵部町交差点から少し走ると下りになってJR桜井線のガードをくぐる。案内標識には表記されてないが、兵部町交差点から北はR24・R165・R166・R169の4国道重複区間である。案内標識にも表記されていないくらいだから、もちろん4つ串刺しのおにぎりは設置されていない。

84.橿原郵便局前交差点を右折 85.奈良r206交差点以東は狭路 86.センターラインがあっても狭苦しさは拭えない
 JR桜井線のガードのすぐ先の橿原郵便局前交差点を右折してR24から分岐するもののR166との重複は続いている。交差点直後こそセンターラインがあるものの、不自然なS字カーブを曲がり奈良r206交差点を通過するとセンターラインのない1.8車線幅と狭くなってしまう。沿線には家屋が密集して事に加えて橿原市の中心部に近いとあって狭路のくせに交通量は多い。大和高田バイパスが開通しているため大型トラックの通行がほとんどないのが救いである。1.8車線狭路の距離は短いが2車線に戻ってからも狭苦しいという点においては変わりない。

87.R165大和高田バイパスとの醍醐西交差点 88.津市まで83km 89.JR桜井線
 狭苦しい区間の終わりは大和高田バイパスとの醍醐西交差点までである。直進と右折がR165と案内されているが、右折は大和高田バイパスでありトレースであれば直進して名張・桜井方面に進む。四条ランプを下りずに本線を走り続けていればこの醍醐西交差点を右折する事になる。
 醍醐西交差点からはバイパスと現道が一本化されているため、普通の2車線と道路状況は決して悪くない。しかし、沿線の商業施設と交通量が多く昼間は渋滞気味である事が多い区間である。緩やかな右カーブを描いた先でJR桜井線の踏切を渡り、今度は緩やかに左にカーブする。さらに進むと市境を越えて桜井市に入るが、道路や周辺の状況に変化はない。

90.R166・R169桜井BP・奈良r15阿部交差点 91.狭苦しい2車線道路が続く 92.R166・R169谷交差点
 中小規模の工場が混在する中を走っているとR166・R169桜井バイパス・奈良r15との阿部交差点を通過する。ここでR169が分岐すると言いたいところだが、実はまだ重複は続いている。R169が分岐するのは阿部交差点から約500m東の谷交差点である。桜井バイパスに対する現道でありバイパス開通後も国道の指定を受け続けている。なお、谷交差点に東から進入した場合は右折禁止のためR169天理方面に進む事はできない。

93.奈良r154磐余橋北詰交差点を道なりに右へ進む 94.薬師町東交差点も道なりに右へ進む 95.緩やかな勾配を上る
 R169が分岐してもR166との重複は続いているが、案内標識をはじめとしてその事を示すものは存在しない。左カーブを曲がって寺川を渡った先で奈良r154磐余橋北詰交差点を道なりに右方向へ進み、さらに400m先の薬師町東交差点も道なりに右方向へ進む。磐余橋北詰交差点からはそれまでの平坦な状態から緩やかながら上り勾配となっており、薬師町東交差点を過ぎると少しだけ勾配がきつくなる。

96.R166外山交差点
 勾配がなくなり平坦になった2車線道路を走っているとR166外山交差点に至る。ここでR166が東吉野方面に分岐するため、以東は久しぶりの単独区間である。なお、案内標識では直進のように描かれているが、少し左にカーブしている感じである。

国道165号 part3