国道477号
part7

R307松尾北交差点〜R306菰野交差点
日野町→甲賀市→
→菰野町

306.日野町の中心部を通行 307.中心部を過ぎると長閑な風景になる 308.西大路交差点
 R307松尾北交差点からは日野町役場を中心とする市街地の北部を走っており沿線には家屋が多い。滋賀r41河原交差点を通過して少し進むと町の中心部を離れるため沿線の建物は少なくなって水田が多くなる。平坦かつ直線的な2車線快走路を走っていると広域農道との西大路交差点を通過する。ここで左折して広域農道を600m程進めば農業公園ブルーメの丘に行く事ができる。行楽日和とあって数少ない先行車両は全て左折していった。

309.滋賀r182音羽交差点 310.「土山19km」 311.異常気象時通行規制区間に入る
 平坦な2車線快走路を走っていると少し下って滋賀r182音羽交差点を通過する。蔵王橋で西明寺川を渡ると上り勾配となる。下り勾配に転ずる所で道路情報板の前を通り、金峰神社の前で異常気象時通行規制区間に入る。

312.異常気象時通行規制の中も2車線道路 313.蔵王トンネル 314.高橋
 異常気象時通行規制に入ってからと言って道路状況が悪くなる事もなく2車線道路が続いている。勾配とカーブがあるもののどちらも緩やかで、交通量が少ない事もあって走りやすいと言える。勾配を上っていると蔵王ダムの南で蔵王トンネルをくぐる。トンネルの東側坑口付近にダムに至る道路が交差しており、交差点の近傍には公衆トイレのある駐車スペースが設けられている。蔵王ダム湖の湖畔を走っているとその南端の高橋で日野川を渡る。

315.日野川沿いを走る 316.平子集落 317.交通量は非常に少ない
 日野川に沿ってカーブとアップダウンを繰り返す2車線道路を走る。川に忠実に沿っているためやや急なカーブも存在しているが、2車線と比較的整備されているため余り気にならない。日野川に架かる小さな橋を渡ると日野町側最後の集落の平子集落を通り抜ける。

318.砂防ダムが建設中 319.甲賀市に入る 320.カーブの多い2車線道路
 平子集落を過ぎてからは勾配は緩やかだが、急カーブが多くなる。平子川をヘアピンカーブで渡って以降はカーブは緩やかになり、緩やかな勾配を上っていく。平子峠を越えて甲賀市に入ると下りに転ずるが勾配は日野町側に比べると急である。後谷川に沿って小刻みにカーブする2車線道路を下る。

321.現道との交差点 322.大河原橋 323.滋賀r9交差点
 谷筋を出てすぐに信号機のない交差点を通過するが、交差している道路はR477の現道である。案内標識は設置されておらず大河原集落に用事がなければバイパスに直進してしまうだろう。現道との交差点からは左にカーブして上り勾配の大河原橋を渡り、橋から少し先で滋賀r9との交差点を通過する。このr9となっている区間はR477の旧道である。大河原橋を含むバイパス区間の現道はウォッちずでは国道色に塗られているが、r9までしか塗られておらず現道を走ると厳密な意味でのトレースはできない。

324.野洲川ダムの下で異常気象時通行規制に入る 325.野洲川ダムの脇を通過 326.ダム湖畔に片側交互通行箇所あり
 大河原集落からの市道(旧道?)との交差点からは異常気象時通行規制に入り、交差点の奥には閉鎖用のゲートが設置されている。また、これより奥には集落が存在せず、大河原集落が滋賀県側で最後の集落である。ゲートを通過しやや急な勾配を上ると野洲川ダムの南側を通過する。ダムの脇には車数台程度が駐車できるスペースがある。走行した時はダム脇から100m程度に渡って法面復旧工事のため片側交互通行規制が敷かれていた。

327.「県境より11.0km 公衆電話6.2km」 328.湖畔区間にヘアピンカーブがある 329.カーブが多い
 ダム以降は野洲川ダム湖畔に沿った2車線道路を走る。勾配はほとんどないもののカーブが多く、そのうちのいくつかはかなりの急カーブである。交通量は非常に少ないが、御在所山へのアプローチ路のため紅葉期はかなりの交通量がある。

330.深山橋 331.深山橋以降は上り勾配 332.ロックシェッドを2つ通過
 ダム湖から通常の川になってからもほとんど勾配のない2車線道路を走る。深山橋を渡ると野洲川の右岸に移り、程なくして上り勾配が始まる。と言っても勾配は緩やかである。左の急カーブを曲がった先で猪足谷林道との交差点を通過するが、特に案内標識が設置されている訳ではないので気付かずに通り過ぎても不思議ではない。林道との交差点のすぐ先でロックシェッド2つを連続して通過する。

333.制限速度は40km/h 334.鈴鹿スカイライン区間に入る 335.センターライン以外の道路状況は変わらない
 カーブの多い2車線道路を野洲川に沿って走っていると鈴鹿スカイラインの起点を通過する。スカイライン区間に入るとセンターラインの色がオレンジ色になるだけで、勾配やカーブの状況に変化はない。冬期に閉鎖される峠道にもかかわらず2車線が確保されているのは鈴鹿スカイラインが有料道路だったためであろう。

336.料金所跡の手前の駐車スペースは閉鎖されている 337.閉鎖ゲートを通過 338.料金所跡
 スカイラインに入ってから約1.1km走ると駐車場と芝生公園のような場所を通過する。ただし、駐車場の出入口にはコンクリートブロックのような物が置かれており車では進入できなくなっている。にもかかわらず駐車場を示す「P」標識は撤去どころか隠されもしていない。閉鎖された駐車場のすぐ先で道路閉鎖用のゲートを通過する。大河原集落のゲートよりも立派なものでおそらく冬季閉鎖されるのはこのゲートからと思われる。
 閉鎖ゲートの先には料金所跡がある。鈴鹿スカイラインが無料化されたのは1997年11月なので19年近く経過しているが、本線上の徴収ブースはさすがに撤去されているが、本線の外の土台は残ったままである。

339.料金所跡以降は急カーブが多くなる 340.正面に見えているガードレールはこれから通るR477 341.無数のタイヤ痕が残っている
 料金所跡を過ぎてからも野洲川の谷筋を走っており勾配は緩やかなものの小刻みなカーブが多い状況が続いている。野洲川から離れて支流の沢に沿って走り、右ヘアピンカーブを通過して左岸に移り、程なくして野洲川沿いに戻る。ヘアピンカーブには雨乞岳への登山道が分岐しており乗用車数台が停められるスペースがある。
 野洲川を渡って右ヘアピンカーブを曲がると以降はヘアピンカーブが連続する区間を走る。勾配はさほど急ではなく2車線道路である事が災いしてか、路面には無数のタイヤ痕が付いている。この手の道路には段差減速帯やキャッツアイが設置されているケースが多いのだが、ここには普通のセンターラインしかない。

342.制限速度は40km/hだが安全速度は30km/h 343.法面復旧工事のため片側交互通行規制中 344.駐停車禁止・40km/h制限・転回禁止・追越しのためのはみ出し禁止
 ヘアピンカーブ地帯は制限速度が40km/hで設定されているが、警戒標識の下についている標識には安全速度30km/hとなっている。県境まで1.0kmに迫った所で法面復旧工事のため片側交互通行規制が敷かれていた。鈴鹿スカイラインは元有料道路だが崩れやすい地質なのか、台風ではない強雨でも崩落して通行止になる事が多い。

345.滋賀県側では唯一の舗装された駐車場 346.武平トンネル
 全てのヘアピンカーブを通過すると駐車場を通過する。滋賀県側では唯一の舗装済みの駐車場で、トンネル手前の駐車場に比べて混雑しにくい。駐車場の先を左にカーブして少し進むと武平トンネルに至る。トンネルの手前には未舗装の駐車場があり、御在所山や鎌ヶ岳、雨乞岳への登山道が接続しており、登山者の車が停まっている事が多い。特に紅葉期の休日は路上に溢れている事もある。

347.三重県菰野町に入る 348.三重県側は駐車場が多い 349.三重県側は急勾配
 トンネルを出て三重県菰野町の境標識の下を通過すると下り勾配になり、そのすぐ先には駐車場がある。非常駐車帯のような細長い駐車場の先には公衆トイレのある駐車スペースもあり、滋賀県側よりも充実している。トイレ付きの駐車スペースからは菰野町や四日市市の市街地を遠望できる。御在所山や鎌ヶ岳、雨乞岳への登山道は三重県側からも行け、紅葉期には山間部にしては広い駐車場が埋まっている事も多い。

350.三重県側は眺望あり 351.沢水が滝となって流れている 352.トンネルから離れた場所にも駐車場がある
 元有料道路だけあって三重県側もセンターライン付きの2車線道路である。カーブが多いのは滋賀県側と変わらないが勾配は明らかに三重県側の方が急である。急カーブのほとんどに段差減速帯が設けられており、不自然なタイヤ痕は少ない。複数のヘアピンカーブで標高を下げながら2車線道路を走る。

353.時折視界が開ける 354.駐停車禁止 355.三重r577交差点付近にも駐車場がある
 滋賀県側では谷筋を走っていたため眺望が開ける場所はなかったが、三重県側にはいくつか存在している。ただし、駐車場を除いて駐停車禁止のため簡単に路肩に車を停めて景色を眺める事ができない。トンネルを出てから約3.2km走ると三重r577との交差点を通過するが、交差点に隣接する位置に70台程停められる駐車場がある。登山・紅葉シーズンは溢れた車が路肩に駐車されてしまう。

356.片ロックシェッド 357.御在所ロープウェイの下にはフェンスがある 358.蒼滝トンネル
 三重r577交差点からも下り勾配の2車線道路が続いており、ヘアピンカーブこそないものの急カーブがいくつかある。駐車場を通過した直後にフェンスに覆われた状態を走る。ゴルフ場の間を走る区間にはよく見られるものだが、これはゴルフ場対策ではなく御在所ロープウェイからの落下物対策である。そのフェンスに隣接して蒼滝トンネルがある。トンネルを出ると北川に架かる蒼滝橋を通るが、深い谷筋を渡っているためか横風注意の標識が立てられている。

359.安全速度は30km/h 360.左折すれば希望荘に行ける 361.湯の山温泉方面の市道との交差点
 引き続きカーブの多い2車線道路を下り続ける。鳥居道山キャンプ場付近で大きく左ヘアピンカーブを曲がるが、それが武平峠区間で最後のヘアピンカーブである。武平トンネルを出てから上りになる西向き車線だけ追越しのために右側はみ出し走行ができるのだが、カーブが多く見通しが良くない区間が大半のため追越しのタイミングを計るのが難しい。直線的になるのは最後のヘアピンカーブを過ぎた所(西向きに走っていれば手前)である。
 樹木が少なくなった所で左に大きくカーブするが、そこには三重r577に繋がっている町道との交差点を通過する。R477沿線には駐車場以外の施設は存在しないが、r577沿線には御在所ロープウェイの乗り場や湯の山温泉街がある。

362.両方向ともはみ出し禁止 363.三重r577千草交差点 364.三重r752鈴鹿スカイライン入口交差点を道なりに左折
 市道との交差点からは両方向とも右側はみ出し禁止区間となるが、直線基調でむしろ追い越したくなるような道路状況である。三重r577千草交差点を過ぎると右にカーブしながら勾配を下った後に三重r752鈴鹿スカイライン入口交差点を道なりに左方向へ進む。東向きの場合は道なりだが、西向きの走行であれば完全な右折である。交差点形状と交通量から考えると信号の切替りタイミングは通常と異なると思われる。

365.鈴鹿スカイライン入口交差点からはほぼ平坦 366.近鉄・湯の山線と並走 367.三重r752交差点
 鈴鹿スカイライン入口交差点の直後に建設中の道路の橋脚の間を通るが、これは新名神であり新四日市JCTと菰野IC間は2018年度に開通が予定されている。R477はほぼ平坦な直線道路を近鉄・湯の山線と並走しながら真西に進む。峠越えの区間に比べて交通量は増えているが、信号機付きの交差点が少ないため流れは良好である。

368.道の駅「菰野」 369.交通量が増えていく 370.R306菰野交差点
 進むにつれて徐々に沿線の建物が増えていき、それに伴って交通量も増える。菰野町の市街地の東で道の駅「菰野」を通過するが、規模が小さく周りにマンションが多いためか案内標識があっても分かりにくい。
 道の駅からは流れが悪くなり始め、その先頭はR306菰野交差点であった。R477もR306もさほど交通量が多い国道ではないが、交通が集中するタイミングであれば渋滞気味になるようだ。R477はそんな菰野交差点を直進して四日市方面に進む。

国道477号 part8