国道476号線
part1

R157上神明交差点〜段ヶ岳峠(池田町側)
大野市→美山町→池田町

1.R157上神明交差点。矢印の方向がR476 2.駅の近くだがそれを感じさせない雰囲気 3.一瞬4車線になったかと思えば小学校に突き当たる
 酷道の世界に足を踏み入れた者なら必ず知っているであろう温見峠。R476の起点は温見峠を擁する福井県大野市でそのR157との上神明交差点となっている。5本の道路が交差しており、R157を勝山方面から来た場合は右斜め方向(温見峠方面からであれば左斜め前)の道路がR476である。
 始めのうちは住宅地の中の普通の2車線で昼間ならいざ知らず早朝では人影すら見当たらない。JR越美北線の越前大野駅の前を通るもよく注意していなければ駅前とは気付かずに通り過ぎてしまうかもしれない。昼間であればもっと賑わっていることにして先を進む。商工会館前の交差点からいきなり4車線となるが目の前に学校が現れ突き当たりにぶつかる。その距離わずか300mほどなので何の役に立っているのか、何の為に4車線化したのかさっぱり分からない。昼間であれば多くの車が行き交っていることにしておこう。

4.R476はここを左折する 5.駐車場に突き当たったら左折する 6.右側の塀の切れ目を右折する。左は有終小学校
 有終西小交差点を右折すると起点付近と同じような2車線となる。この後のR476はとんでもないルーティングとなっていて、油断しようものなら即ルートミスしてしまう恐ろしい区間となっている。
 まず最初の注意ポイントは有終西小交差点から50m進んだ所(写真No.4)。実はここ、左折がR476である。直進は県道(番号失念)なのだが、こんなもん意識してなければ左折なんぞしない。よーく見るとカーブミラーの隣にソトバが立っていて国道が単に直線じゃないよと示しているのだが、意識していなければ見向きもしないと思われる。
 左折した先はかろうじてセンターラインが書かれており道幅は普通以上だがそれも100m先の突き当たりまでの話。突き当りには国道に「止まれ」のペイントがあるが、交差しているのは名もない道路である。ソトバがなけりゃどっちが国道か分からない状況だ。ソトバがあって助かった。ここも左折である。
 それだけでは終わらない。そこから80m先で今度は右折しなければならない。ここもソトバがなければトレースするのは不可能に近い。まったくなんでまたこんなルートに設定したのだか・・・以上、3ヶ所の右左折トラップを上手くやり過ごさなければ自分がどこを走っているのか分からなくなってしまう。この先にも似たような状況があるのだが、便宜上(どんな便宜だ!?)この3ヶ所を「有終西小へなちょこルート」と名付けておこう。ちなみにMapFanとMapionでは微妙にルートが異なるが、現地と照らし合わせると前者が正しいと思われる。

7.またへなちょこなルーティングが始まる 8.第二のへなちょこルートを経てR158にぶつかる
 有終西小へなちょこルートを抜けるとセンターラインが消えかけた道路となる。約500mほど進んだ先にはまた突き当たりにぶつかった。今度はどっちに行きゃええんだと思ってソトバを見ると右が国道のようなので右折する。その直後には左折して橋を渡らされるが、ここもソトバを頼りにしなければならない。その後は中途半端な幅の道路を道なりに進んで行くとR158にぶつかる。わずか1km弱に5ヶ所の右左折ポイント・・・しかもどれもソトバがなければトレースはまず無理といったへなちょこルーティングとなっている。道路状況のほうも生活道路にしか見えず、国道としても実用性は皆無に近い。さすがに温見峠を持つだけあって大野市の演出は濃いものになっている。

9.へなちょこルートの最後を飾るのはここ!
 信号のない交差点を右折してR158との重複区間となるがその距離はほんの僅かしかなく、距離にして200mほどだろう。R158との分岐も非常に分かりにくい。100mほど先のR158バイパスが左折だという案内標識は出ているがR476が分岐する交差点の案内は一切存在しない。ここもソトバだけが頼りだ。

10.R158分岐直後はセンターラインが書かれている 11.集落が途切れるまでは一応はセンターライン付き 12.集落がなくなるといよいよ山道へと入る
 僅かなR158重複区間を終えて単独となる。民家があるうちは消えかけとは言えセンターラインが書かれており、センターラインがない箇所もあることにはあるが普通車同士であれば楽に離合できる幅は確保されている。しかし途中には「大型車 通行不能」の看板が目に入るとこの先が酷道であることを感じざるをえない。民家がなくなる手前で道路幅が狭くなり、いよいよ最後の民家の前を通り過ぎる。

13.鬱蒼とした木々の中の狭路を走る 14.大野市・美山町境は狭いトンネルとなっている
 集落がなくなると鬱蒼と木々が茂る中へと突入することになる。始めのうちは1.8〜2.0車線といったところだが、市境に近づくと1.5車線程度と狭くなる。勾配はきつくなくいくつものヘアピンで高度を稼いでいる感じだ。対向車が全く現れないのは早朝という時間帯のせいだけではあるまい。すぐ北にR158が走っており誰が見てもそちらの方が走りやすそうだ。よっぽどの物好きでもない限りR476を通ることなんぞありえない。などと考えていたら対向不可能な1.5車線幅の小さなトンネルが現れる。これを抜けると美山町に入る。

15.美山町に入ると下りとなる 16.勾配がきつくヘアピンも待ち構えている 17.集落に入るとフラットな道路となる
 名もない(と思う)トンネルを抜けると下りとなる。大野市側と違ってヘアピンの数が少ない分勾配はきつい。一つ目のトンネルを抜けてからが特に勾配がきつくなる。ガードレール未設置の場所もあるので調子に乗って落ちたりしないようにしたい。落ちてもマッサカサマに転落する可能性は低いが痛いもんは痛いし、こんな所から歩いて奪取するのも面倒だ。集落に入れば道幅は広がり勾配もほとんどなくなる。

18.1車線まるごと崩落していて復旧工事中だった 19.福井r2との交差点。もちろん信号などない 20.多少幅が狭いが一応は2車線道路
 南野又津の集落を過ぎると消えかけセンターラインの2車線となる。川沿いの緩やかなカーブが続く道路だが、ほぼ自分のペースで車を流すことができる。途中、川側の車線がまるごと崩落している場所もあるが、信号による交互片側通行規制が敷かれているだけで通行に問題はなかった。これが1.5車線レベルの酷道であれば確実に通行止だ。下手すりゃ迂回路すら存在しない状況になりえるから酷道は怖い。福井r2交差点となっている突き当りを左折してさらに車を進めるが、2車線の快走路という以外の表現はできない。足羽川沿いに南下する。

21.美山町花折の迂回路。橋の先を右折して国道へ戻る 22.ローカルな雰囲気を中を走りぬける 23.旧池田町中心部
 美山町花折では落石復旧工事による通行止規制が敷かれていた。が、仮設の迂回路が造られており通る抜けることはできた。当サイトでは工事により迂回路を走っても完走扱いになります。ちなみにこの迂回路は4月8日から通行できるようになったらしい。花折の工事現場以外は2車線が続く。旧池田町中心部では道幅が狭くなる上に両側に民家が迫って圧迫感を感じるが、普通車であれば難なく通れるレベル。

24.R417との交差点。直進がR417&R476 25.R417重複区間は僅かな距離しかない
 旧池田町中心部を抜けるとR417との交差点が連続して現れる。最初は左側から合流してきて、僅かな重複ののちにR476が左折するようになっている。R417と言えば福井県でR157と並び称される酷道だ(厳密に言うとR417自体が酷なワケではないけれど)。点で書かれたR417の行き先が「林道 冠山線」となっているのがまたマニア向けの酷道であることを示している。そんなイメージだからR476の方が若い番号だと錯覚してしまいそうだが、原則から行けばR417が優先表示されるはずだが、距離が距離なのでどっちが優遇されているのか分からず仕舞い。まぁ、このゆるい感覚がR417&R476っぽくていいのかもしれない。

26.R476単独に戻っても2車線は続く 27.案内なけりゃルートミスは必至 28.一応やる気はあるんだなと思わせるが・・・
 R417と一瞬だけ重複して道なりに左へ進むと再び単独となる。単独となってもローカルの2車線のまま道路は続いている。気持ちよく走ること約4km、福井r201との交差点となるが、事前学習なくトレースしに来ていれば案内標識がなけりゃ100人中99人が直進するだろう。それくらいひっそりとR476は福井r201から「分岐」する。ま、標識を見ても分かるようにこの先は行止まりなので沿線住民もしくは関係者以外はR476に入らないんだろうね。ごく一部のマニアを除いては。

29.ダ、ダート!?実は工事中ダートです 30.行き止まりなので拡幅の必要なし? 31.通行止と言うより道がないと言った方が正確か
 マニアな筆者は工事中と書かれてどこに行き着くかも分からないような酷道に迷わず足を踏み入れる。スキー場の前を通り抜けるといきなりダートとなる。工事直後のアスファルトを敷く前のダートなのでご安心を。両側の新しい法面から察するに崩落を復旧したものだろうか。
 工事現場を通り過ぎると集落内の1.5車線を進んでいくが、その先の分岐には要注意。場所が場所だけに案内も何もないが、T字路を直進ではなく左折しないといけない。直進はただの集落への道で行き止まり。もっとも国道も行き止まりなのだが。分岐をクリアすると2車線となるが、行き止まりを示す看板があるので長く続かないのは容易に察することができる。

32.民家がなくなると手入れがあまりされていないようだ 33.1.8車線ほどだが両側の堆積物が邪魔をしている 34.アスファルトの端点。国道は左側?
 池田町最後の集落、東俣を通り過ぎると明らかに手入れが行き届いていない状況となる。道幅は1.5〜1.8車線と驚くほど狭いというわけではないが、両側に堆積した砂や落ち葉などで有効幅はさらに狭められている。対向車が来る可能性はほとんどないので精神的に楽に進めるのは行き止まり国道ならでは。小さな川沿いの平坦な道を進んでいると急に視界が開けるが、そこがアスファルトが途切れる地点だ。その先砂利道が二手に別れているが、地図を見るとどうも左側が国道らしくこの先2km弱は国道と表記されているのだが、この時はこれ以上進んでいない。左右どちらも車が進入した形跡が見られるのでこの先もある程度は進むことができるものと思われる。ただし工事をしているのかどうかは定かではない(アスファルト端点付近を見る限りは工事をしているようには見えなかった)。

国道476号線 part2