国道473号
part6

R1大代IC〜R150波津交差点
島田市→菊川市→牧之原市→菊川市→牧之原市

248.旧金谷町市街地に差し掛かる 249.静岡r230・r381金谷扇町交差点を右折 250.R1旧道と思われるr381と重複
 R1大代ICからはやや交通量の多い平坦な2車線道路を南下する。代官町駅の前を過ぎると大代川を渡って旧金谷町の市街地を走る。交通量に加えて沿線の建物も多くなる。大代ICから約1.5kmで静岡r230・r381との金谷扇町交差点となり右折して富士山静岡空港・金谷駅方面に進む。案内標識では直進する道路のヘキサが消されているが、それがr230である。
 金谷扇町交差点からはr381と重複しているが、ルートから考えてR1島田金谷バイパスの旧道であろう。元幹線国道とあって交通量は多いが渋滞が発生する程ではない。

251.r381宮崎町交差点を左折 252.商店の並ぶ狭路 253.静岡r228交差点を右折
 金谷扇町交差点から約250mでr381宮崎町交差点を左折する。案内標識には空港も金谷駅も直進のr381の方に表記されており、R473は何も表記されていない。空港はともかく金谷駅のすぐ近くはR473も通るというのに。その要因は宮崎町交差点からのR473の道路状況にあるだろう。1.8車線とやや狭い商店が並ぶ中を通っており、それに対して旧R1であるr381は2車線が確保されているのだろう。さらには宮崎町交差点から約150m先の静岡r228交差点を一旦停止したうえで右折しなければならないのも要因のひとつかもしれない。ちなみに8年前の2004年の時点では金谷駅はR473の方に表記されていた。

254.r228交差点からは2車線 255.金谷駅付近から上り勾配になる 256.牧之原台地まで急勾配を上る
 r228交差点からは歩道のある2車線道路になり旧金谷町の市街地を南西に向かって走る。金谷駅の近くまで来ると上り勾配となり右にカーブして駅前を通過して、次いで左にカーブする。左カーブの途中でr381から分岐した市道との金谷駅前交差点を通過する。r381に空港と金谷駅が案内されていたのはこの市道を通る事が前提だろう。金谷駅前交差点からは急な勾配で牧之原台地に上る。牧之原公園の出入口に当たる交差点辺りから勾配は緩やかになる。

257.牧之原台地の上にも住宅は多い 258.R473BP・静岡r73空港入口交差点を直進して現道へ進む
 牧之原台地の上に来ると勾配は緩やかになる。台地の上とは言え普通の家屋や茶畑があり平地と何ら変わりない。平坦かつ見通しの良い直線道路を走っているとR473相良バイパスと静岡r73との空港入口交差点に至る。左折のr73に進めば富士山静岡空港に至る。左折はR473BPだがここは直進の現道へ進む。

259.現道と言えど快走2車線道路 260.菊川市に入るが… 261.すぐに牧之原市に入る
 空港入口交差点を直進して現道に進んでからも走りやすい直線的な2車線道路が続いている。さらに相良バイパスが無料で通行できるとあって現道の交通量は少ない。空港入口交差点から約900m進むと菊川市に入るが、僅か250m程先で牧之原市に入る。数百メートルのみと市域を掠める程度であれば市境標識は設置されない事が多いのだが、菊川市は手を抜かないようだ。とは言え牧之原市の市境標識から南、約1.1kmの間は国道の東側は牧之原市、西側は菊川市という状況である。

262.静岡r79茶業試験場前交差点は直進 263.右側には相良バイパス 264.相良バイパスを跨道橋でパス
 静岡r79茶業試験場前交差点から約80mで市境が道路の西側にズレて完全に牧之原市に入る。が、相良バイパスの六本松ICとを結ぶr79牧之原交差点の南約170mの地点で再び菊川市に入る。完全に牧之原市に入る距離は300m程度である。
 2度目の菊川市に入ってからはこれまでの直線からカーブが連続するようになるが、どのカーブの緩やかなので快走路である事には変わりない。右にカーブしている途中で静岡r235との信号のない交差点を通過し、直後で相良バイパスを跨道橋で越える。

265.再び牧之原市に入ると同時に静岡r242仁王辻入口交差点を左折 266.相良バイパスの沢水加ICに向かう 267.R473BP沢水加ICを右折
 牧之原交差点から約1.9kmで再び牧之原市に入り、直後の静岡r242仁王辻入口交差点を左折する。そして200m東の相良バイパスとの沢水加ICを右折する。インターを名乗ってはいるが普通の平面交差点である。左折すると島田方面に戻ってしまうので、右折してバイパスの合流して御前崎方面に進む。

268.R473・静岡r235串刺しおにぎりヘキサ 269.R473BP八十原交差点を左折 270.八十原交差点以降も快走路だが
 沢水加ICからはバイパスと合流するため現道と同じ2車線とは言え歩道があるうえに路側帯も広く取られている。R473のおにぎりの下には静岡r235のヘキサも付けられており県道が重複している事が分かる。右カーブの先で東名高速の上を通った先の八十原交差点を左折するとバイパスから分岐する。現道になって以降も走りやすい2車線道路が続いている。

271.r235大曲交差点を右折 272.急勾配で牧之原台地から下りる 273.急勾配区間で一旦民家が途切れる
 八十原交差点から400m弱でr235との大曲交差点を右折しなければならない。右折車線は申し訳程度にしか設けられておらず、9割方の車両は直進してr235に進む。その交通量の減少具合から道路状況が推測できるが、大曲交差点からは牧之原台地から急勾配を下る。勾配を下っている間は一時的に民家が途切れるが、茶畑は途切れない。

274.右折するとバイパスの東萩間ICに至る 275.急カーブこそ少ないがカーブは多い 276.右折するとバイパスの西萩間ICに至る
 製茶工場を通り過ぎてからはカーブはなりを潜め勾配も徐々に緩やかになっていく。大倉集落に入ると勾配はほぼなくなり平坦になる。その大倉集落の中で相良バイパスの東萩間ICとを結ぶ市道との交差点を通過する。右折してもすぐにバイパスには辿りつけず1.0km程走らなければならない。その後は緩やかなカーブを通過しながら東萩間集落を通り抜け、西萩間集落で再びバイパスの西萩間ICとを結ぶR473支線との西萩間IC東交差点を通過する。こちらは500m程でインターに至る。

277.相変わらず茶畑が多い 278.萩間川に接する
 蛇行する萩間川の無視するかのようにR473は緩やかなカーブばかりの快走路で南下する。集落は途切れることなく続いているが、前述の通り相良バイパスが無料で通行できるせいもあって現道の交通量は少ない。但し、西萩間IC東交差点の少し南にスズキ自動車の相良工場の出入口があるため、工場が稼働している日は大型貨物車の通行が多い事も考えられる。

279.市道との十字路を右折 280.市道交差点の先も狭い 281.萩間川を渡る
 2車線快走路と走っているとセンターラインがなくなり、程なくして市道との十字路を右折しなければならない。案内標識はあるものの信号はなく、交差している4本の道路の内でセンターラインのない2本が国道という悲しい状態なのでどちらの方向から国道をトレースしていても直進してしまってもおかしくない交差点である。十字路から約100mに渡って1.5車線幅となっているが、萩間川を渡る前にはセンターラインが復活して2車線道路になる。

282.直線道路を南下 283.市道との交差点を道なりに右へ進む 284.大沢IC東交差点でバイパスと合流
 TDKと伊藤園の工場の前からは直線道路となりさらに走りやすくなるが、沿線の建物は家屋だけではく商業施設も現れてくる。市道との十字路から約2.4kmでバイパスの菅山ICを結ぶ菅山IC東交差点を通過する。さらに進むと市道との交差点を道なりに右へ進み、旧相良町の市街地に差し掛かる。この辺りまで来ると沿線の建物も交通量もそれなりに多くなる。
 八十原交差点から約10.5kmで相良バイパスの南端の大沢ICから来るバイパスとの大沢IC東交差点を通過する。地図を見ると大沢IC以南もバイパスが続いているが、大沢IC以南はR150のバイパス(南遠道路)である。もっとも国道に興味がない者からすれば相良バイパスと南遠道路とを区別する必要なないと思われる。

285.相良郵便局前を通過 286.R150波津交差点
 大沢IC東交差点からは交通量がさらに増える。これはバイパスと合流したからと言うより旧相良町の中心部を通っているという要因の方が大きいだろう。相良郵便局の手前で静岡r69と交差し、郵便局を過ぎてから波津1交差点でr69が分岐していく。その後旧相良町市街地の南部を走っていると沿岸を走るR150との波津交差点に至る。愛知県蒲郡市から続くR473の終点も海の近くである。

 竹島入口交差点から波津交差点までの250kmの走破に要した時間は6時間弱(道路時刻表では6時間15分)。実用的、と言うより一般的なルートの距離と所要時間は、下道(R23→R1→R150)であれば約112kmを3時間強で、高速主体(愛知r73→音羽蒲郡IC→相良牧之原IC→R473相良バイパス)であれば約119kmを1時間半強の行程である。参考までに新箱根入口交差点(東名・音羽蒲郡IC)〜大代IC(新東名・島田金谷IC)であれば、R473の203km・5時間弱(実測値)に対して東名・新東名では82km・1時間弱、R1では103km・3時間強である。いかにR473を通しで走る必要性がないか分かるだろう。