国道473号
part5

R362交差点〜R1大代IC
川根本町→島田市

216.単独分岐後は狭い 217.一瞬だけ2車線 218.今では珍しい「警笛鳴らせ」
 R362との交差点を右折した直後は急勾配だが少し進めば緩やかになる。瀬沢集落を抜ける際にあまり見かけない、見かけても標識に従わない事が多い「警笛鳴らせ」区間が始まる。警笛鳴らせ区間が始めると確かにカーブが多くなるが、これまで走ってきたR473の区間に比べて酷いという訳ではない。なお、R362との交差点を右折せずに直進してR362に進めばこのままR473を走るよりも長い距離の酷道を堪能できる。

219.三ッ間集落 220.左折(左旋回)すれば塩郷ダム天端を経て静岡r77に至る 221.川根本町久野脇
 R362交差点から約1.5kmで次の三ッ間集落を通過する。道幅は狭いが南に向いた斜面のため日の光が注いでおり雰囲気は明るく見通しも良い。三ッ間集落を抜けて右の急カーブを曲がった先で塩郷ダム天端を経て大井川対岸の静岡r77に至る町道との交差点を通過する。その後また右急カーブを曲がると久野脇集落を通過するが、道幅は1.5〜1.8車線幅と広くなる事はない。

222.大井川沿いを走る 223.島田市に入る 224.島田市に入ってからも狭路が続く
 久野脇集落を抜けてからも大井川沿いの狭路を走る。退避所はあるものの離合できない区間も多く走行には気を遣う。緩やかなアップダウンの狭路を走っていると島田市(旧川根町)に入る。島田市に入ったからと言って道路状況や風景に変化はなく狭路を淡々と走るだけである。奥に集落がある区間だが落石も少なくない点に驚きを禁じ得ない。もっとも大井川の対岸に静岡r77があるためそちらを走って川根本町との往来は可能である。

225.島田市川根町葛篭 226.緩やかなアップダウンの狭路 227.静岡r77交差点を右折
 島田市に入って程なくして川根町葛篭集落を通過する。集落を抜け出る手前でセンターラインが現れて2車線になるが500m程で1.0車線幅になってしまう。その後は1.0〜1.5車線の狭路を蛇行する大井川に沿って走り、石風呂集落を通過し、さらに同じような道路状況を走る。川沿いとは言え川面との高低差はかなりあり、川沿い特有の勾配のない状態ではなく緩やかにアップダウンしている。
 R362交差点から約8.9kmで左にカーブして静岡r77交差点に突き当たる。案内標識にはr77に川根本町と書かれており、R473よりもr77の方が走りやすい事を示している。なお、一部の地図には川根本町方面のr77をR473と標識しているものがあるが、それも地名駅の南のr77交差点までである。

228.鵜山大橋 229.2車線は鵜山大橋のみ 230.島田市川根町抜里
 r77交差点からは2車線になり、やや急な上り勾配の鵜山大橋を走る。このまま平野部まで2車線が続くと思うのは早計である。鵜山大橋が終わると2車線区間も終わり、以降はこれまでと同じ1.0〜1.5車線狭路になる。道の駅「川根温泉」は対岸を走るr77沿線にある事からもやはりr77の方が走りやすい事が窺える。そんなR473でも島田市川根町抜里からはやや狭苦しいながらもセンターライン付きの2車線になる。

231.川根交番西交差点の手前に左直角カーブあり 232.静岡r63川根交番西交差点 233.久しぶりのコンビニ
 抜里を通り過ぎて急カーブ・急勾配の走っていると旧川根町の中心部を形成していた島田市川根町家山に差し掛かる。徐々に沿線の家屋が増えてきて左直角カーブを曲がった先で一時的にセンターラインがなくなり、静岡r63川根交番西交差点に至る。浜松市天竜区春野町只来で交差したr63と2ヶ所目の交差点である。川根交番西交差点の南はかつての町の中心部らしく店舗兼住宅が目立ち、ガソリンスタンドもある。家山川を渡った先には山東交差点付近以来のコンビニがある。

234.了玄の桜トンネル 235.桜トンネル以南は2車線区間の割合が多くなる7 236.福用〜居林間は連続雨量150mm以上で通行止
 旧川根町の中心部を抜けてから程なくして上下線が分離する箇所がある。道路両側と中央分離帯には桜の木があり、了玄の桜トンネルと呼ばれている。走行日は2月3日のため花どころか葉もなく桜のトンネルを通り抜けた感は一切ない。桜トンネルを抜けて上下線が合流してからは走りやすい2車線となるが、このままR1まで行かせてくれないのがR473クオリティである。とは言うものの1.8車線幅はあるのでこれまでのような離合できない道路状況ではない。が、交通量がそこそこあるので交通量が皆無の狭路に比べると対向車に気を遣うシーンは多い。

237.R1の手前12kmからは2車線快走路 238.大井川鉄道をオーバーパス 239.センターラインのない区間も残っている
 その後1.5車線幅にまで狭くなるがその距離は短く、本村集落からは歩道のある2車線道路になりさらに走りやすくなる。大井川鉄道と並走状態になって福用駅を通過してから線路をオーバーパスする。跨線橋から先はセンターラインのない区間が残っているが概ね1.8車線以上の道幅は確保されている。上りにしろ下りにしろ勾配は緩やかだが、カーブにはいくつか急なものがある。

240.急カーブが多い 241.旧金谷市街地から島田市街地にかけてを一望 242.勾配・カーブ共に緩やかになってくる
 地蔵峠の西をショートカットするようにバイパスで通過すると小刻みなカーブが連続する区間になる。大井川は大きく蛇行しているが国道は小刻み過ぎてその蛇行振りは大きく異なる。雨量規制区間の南限の居林では高台からの視界が開けて旧金谷市街地から島田市街地にかけてを一望する事ができる。ここから旧金谷市街地までの高低差は100m程である。標高130mくらいまで来ると勾配もカーブも緩やかになる。

243.右折すると新東名の島田金谷IC 244.新東名
 平野部に入った所で2012年4月14日に開通した新東名との島田金谷ICを通過する。インターは国道の東側にあるが間に大井川鉄道が敷設されているため、平面交差点を一旦東に進んでから国道と大井川鉄道の線路をオーバーパスしてインターに入る形になる。インターまでの道路は管理上の問題なのかR473に指定されている。

245.R1大代IC 246.R1島田金谷バイパス本線 247.R1西向きとは本線の南で接続
 島田金谷ICからは徐々に交通量が増えていき、約1.3km進むとR1との大代ICに至る。島田金谷バイパスとの交差点は立体交差化されており、前述の通り東に大井川鉄道が隣接しているためR473を南下していた場合はR1の東西両方向とも右折する形になる。どちらの流出入路とも交差点に信号がない割に交通量は多い。

国道473号 part6