国道471号
part3

R360河合町交差点〜R472交差点
飛騨市→
→富山市

90.全長6m超の大型車は通行不能 91.「この先狭小につき徐行願います」 92.市道との交差点は左方向へ進む
 R360R472河合町交差点交差点の直後はY字路であり右方向へ進むため、右折というよりUターンに近い曲がり方をしなければならない。Y字路からは上り勾配となり沿線には家屋が少しだけ存在している。右カーブを曲がった先で市道とのY字路となるが、ここは左方向へ進んで井谷を渡る。

93.狭路酷道が牙を剥く 94.「富山60km 南砺68km」 95.轍草が交通量の少なさを証明する
 二ッ屋谷沿いになってからは1.0車線幅と狭くなる。道路の両側に雑草が生い茂っているせいで実際の道幅よりも狭く感じられる。谷筋のため日光が当たりにくいが薄暗さはそれほどではない。交通量は非常に少ないため、道路中央部に雑草が生えている場所もある。

96.ガードレールの設置率は低い 97.酷道区間にも串刺しおにぎりあり 98.二ッ屋谷沿いを走る
 二ッ屋谷との高低差は比較的小さいが、酷道らしく川寄りにガードレールが設置されていない区間も多い。退避スペースは全くと言っていいほど設置されておらず、離合は少しでも広くなっている場所を見つけるしかない。交通量は少ないと言っても皆無ではなく、釣り客や登山客の乗る車両が通行している可能性もある。

99.路面は荒れている 100.ガードレールが凹んでいるのは積雪によるものと思われる 101.離合できない場所が多い
 複数のヘアピンカーブ箇所があり標高も上がっているはずだが、二ッ屋谷との高低差は小さいままである。ガードレールが設置された区間もあるが、積雪の影響か凹んでいるものがほとんどである。路面状況も悪い区間が多く、砂利が浮いている場所もあるので2輪車の通行には注意を要する。

102.急カーブが多くなる 103.転落の危険性があってもガードレールなし 104.視界が開けるようになる
 ヘアピンカーブを除いて急カーブは少ないが、二ッ屋谷の源流付近からはヘアピンカーブが連続するようになる。標高は1000mを超えているが眺望を望める場所はほとんどなく、雄大な景色を見るために訪れる者はいないだろう。

105.楢峠 106.峠を越えてからの勾配も緩やか 107.岐阜r34交差点
 真正面からでないと確認できない峠のお地蔵さんを過ぎた直後に楢峠を越える。人里離れた山間部の峠だが県境どころか市町村境でもない。峠以降は下りとなるが、南側と同様に勾配は緩やかである。ただし、道幅は1.0車線程度しかないため走りやすいとは決して言えない。楢峠から約500mで岐阜r34が接続している右ヘアピンカーブを曲がる。r34を利用すれば南砺まで60kmで行く事ができるが、交差点のすぐ傍にバリケードが設置されており進入する事はできない。岐阜r34は県境を跨いで富山r34となるが、少なくとも10年程度は通行止が続いており、今後も解除される見込みはなさそうである。

108.ヘアピンカーブで標高を下げる 109.路面状況は悪い 110.峠の南側より日が差す場所が多い
 岐阜r34交差点からも急カーブの多い1.0車線狭路が続いている。道幅もさることながら舗装の状態も悪く走りにくい。対向車に遭遇すれば離合する場所を探すのに難儀しそうだが、交通量が少ないため対向車が現れる事自体が少ない。

111.峠を越えてからも轍草は存在している 112.R472のおにぎりは失われたか 113.雪の重みでへしゃげたおにぎり
 原山本谷沿いになると急なカーブが少なくなるが、道幅は狭いままである。岐阜r34交差点から3km弱でそれまでのダートと見紛うような舗装から比較的新しい舗装に変わる。道幅も若干広くなっているが、容易に離合できる程ではない。

114.原山本谷沿いを走る 115.閉鎖用ゲートを通過 116.富山県富山市に入る
 原山本谷に沿った1.5車線幅道路を走っていると閉鎖用ゲートを通過する。ゲート付近が県境だが富山県富山市の県境標識は設置されていない。岐阜県飛騨市の境標識は設置されている。楢峠からの距離は約5.8kmである。
 富山市に入った直後にR471とR472の串刺しおにぎりが設置されているが、そのすぐ傍の法面は剥き出しで脆そうな感じである。今回は冬季閉鎖が解除されて1週間ほど経過しているため片付けられてきれいだが、日が経てば落石が目立つようになる。

117.富山市に入ってからも狭路が続く 118.発電所用の取水堰の下流で橋を渡る 119.ガードレールのない狭路
 県境から離れると道幅が狭くなって1.0車線幅の狭路を走る。長谷第4発電所の取水堰の下流で橋を渡るが、その前後は急なカーブである。その後は大長谷川の右岸を走るが、断崖を走っておりガードレールがないためハンドル操作を誤ると川に転落してしまう。ただし、“落ちたら死ぬ”ような高低差ではない。

120.豪雨時に土砂が流出した痕と思われる 121.落石あり 122.長谷第4発電所の水圧管路の上を通る
 岐阜県側と比べて路上の堆積物が多いのも特徴である。通行に支障のあるものはなかったが、砂防ダム付近から土砂が流出した痕があったり、落石があったりと酷道的要素に事欠かない。利用されているかどうかわからないゲートの直後に長谷第4発電所の水圧管路の上を通る。

123.水上谷橋 124.谷筋の狭路が続く 125.大谷橋
 1.0車線幅の狭路を走っていると大長谷第4発電所の出入口でもある猿越林道との交差点を通過して水上谷橋を渡る。その後は軽自動車同士でも離合できない狭路が続いており、大長谷川側にはガードレールも設置されていない。転落すれば即死でなくとも交通量の少なさから発見されずに衰弱死に至る可能性がある。大谷橋の前後は1.5車線幅程度と若干広いが走りやすいと言える道路状況ではない。

126.人里に降りてくる 127.閉鎖用ゲートを通過 128.白木峰21世紀の森キャンプ場の出入口
 谷筋がほんの少し広くなって視界が開けるが道幅が狭いままである。菅谷橋の前後は1.8車線幅と少し広くなるが、すぐに1.0車線幅に戻ってしまう。冬季閉鎖用のゲートを通過した先で白木峰21世紀の森キャンプ場の出入口を通過する。Y字路だが道なりに左側の道へと進む。

129.杉平橋 130.富山市八尾町庵谷 131.狭路区間は終わらない
 杉平橋を渡ると2車線道路となるが、僅か100m程でセンターラインがなくなってしまう。センターラインがなくなってからも2.0車線幅道路が続いており、離合に困る事はない。右カーブを曲がって庵谷橋を渡った後に道幅が狭くなる。離合できない1.0車線幅の区間もあるが、山岳部に比べて見通しが良いため緊張感は薄いだろう。

132.富山市八尾町東原 133.広狭が混在している 134.高野橋の東詰を通過
 八尾町東原集落で1.8車線幅から2.0車線幅になり、以降は比較的走りやすい道路状況となる。八尾町田頭集落を過ぎると1.5車線幅と狭くなってしまう。大長谷川に沿った狭路を走るが、奥に集落が存在するにもかかわらずガードレールが設置されていない区間がある。

135.長閑な風景が広がる 136.法面工事のため車両通行止規制 137.花房橋(?)の西詰を右折
 1.5〜1.8車線幅の道路を走っていると富山r228交差点を通過する。その後程なくして花房橋(?)を渡るが、その西詰は右方向へ進む。橋の手前に時間帯別通行止規制の工事用看板が設置されているが、これはR471ではなくR472の工事を指している。

138.大長谷川の左岸を走る 139.ロックシェッドを2つ通過 140.中山ダム湖畔を走る
 花房橋からは大長谷川の左岸を走る。道幅は1.8〜2.0車線幅とこれまでよりも広くなるため走りやすくなったと感じる。ロックシェッドをくぐって大長谷第2発電所の近くを通るが、その辺りは急カーブが連続している。さらにもうひとつのロックシェッド付近からは中山ダムのダム湖畔を走る。

141.串刺しおにぎりの設置数が多い 142.路肩を鉄板で補強して車線を確保している 143.道幅の広い場所もある
 中山ダムの真西を通り過ぎてからは道幅が1.5〜1.8車線幅と少し狭くなる。法面が小崩落している場所は道幅が狭くなっているが、本来の道路だけでは車両を通せないのか路肩には鉄板を敷いて車線が確保されていた。道幅が広くなると3つ目のロックシェッドをくぐり、出た所で右の急カーブを曲がる。

144.交通量は非常に少ない 145.R472交差点を左折
 小刻みにカーブしている1.8車線幅道路を走っているとR472交差点に至り、左折して利賀方面に進む。交差点はカーブしてため見通しが悪い。なお、かつては約1.1km北の栃折交差点でR472が分岐していたが、栃折バイパスが供用されてルートが変更になったようである。ただし、ウオッちずでは現道も国道の指定を受けたままで栃折交差点までR471・R472重複区間となっている。

国道471号 part4