国道463号

R4神明町交差点〜R16河原町交差点
越谷市→さいたま市→志木市→富士見市→志木市→富士見市→三芳町→新座市→所沢市→入間市

1.R4神明町交差点 2.現道は対面2車線 3.「さいたま市大門まで 約15分」
 埼玉県南東部の越谷市に位置するR4神明町交差点がR463の起点である。終点は同じ埼玉県の入間市であり、その間に県庁所在地のさいたま市があるし総延長が50kmに満たない事もあって、400番代後半という国道番号からイメージする酷道とは無縁であるのは言うまでもない。同じく関東都市圏を東西に走るR354R125同様に現道とバイパスが並走している区間があり、今回は現道を走行している。
 神明町交差点からR463に進むと対面2車線のごく普通の道路状況に迎えられる。僅か350m程北の神明町北交差点がR463の越谷浦和バイパスとしての起点であり、そちらは片側2車線と都市部のバイパスらしい整備状況である。約1.2km進むとさいたま市大門までの所要時間が表示される電光掲示板を通過する。さいたま市大門=R122との大門交差点と考えられるが、この時は“15分“と表示されていた。

4.さいたま市岩槻区に入る 5.さいたま市岩槻区釣上新田 6.畷橋は架替え工事中
 神明町交差点から約2.1km、埼玉r324五才川橋交差点の手前でさいたま市岩槻区に入る。住宅が密集する中の直線道路を走っているとS字状のカーブを通って橋を渡る。線形が不自然なのは畷橋の架替え工事が行われているからであり、完了すれば直線になると思われる。畷橋の少し東で区境を越えてさいたま市緑区に入っているがなぜか区境標識は設置されてない。

7.埼玉r381大門坂下交差点は右にカーブしながら通過 8.埼玉r105大門小学校入口交差点も右にカーブしながら通過 9.大門小学校入口交差点からは直線
 埼玉r381大門坂下交差点を右にカーブしながら通過し、地下を走る埼玉高速鉄道の上を走り、埼玉r105大門小学校入口交差点も右にカーブしながら通過する。大門小学校入口交差点付近はカーブに加えて緩やかな上り勾配となっている。勾配を上り切ると住宅密集地の直線道路を走る。

10.埼玉r105大門上交差点を左折 11.大門上交差点からR122大門交差点が見える 12.R122大門交差点
 大門小学校入口交差点から約650mで大門上交差点に至るが、ここは左折しなければならない。交差点直近の案内標識がある事はあるが、おにぎりの下に取り付けられた小さなものなので油断をしていると通り過ぎてしまう可能性が高い。正規の案内標識は大門小学校入口交差点付近にあるのだが、交差点との距離は650mもあり、離れ過ぎではなかろうかと思える。さらに付け加えると650m手前の標識を大門小学校入口交差点の案内と勘違いして左折してr105鳩ヶ谷方面に進まないようにという別の注意点も存在する。
 大門上交差点を左折すると前方にR122大門交差点が見える。約100m進むと東北道を挟む形でR122の南向き車線と北向き車線が交差している。右折してR122岩槻方面に進むとr105を経由してR463越谷浦和バイパスに行く事ができる。なお、件の「さいたま市大門まで15分」という表記だが、表示された時間を大きく下回る5分で到着している。

13.「さいたま市役所前まで 約15分」 14.埼玉r235東浦和駅入口交差点 15.東浦和駅入口交差点直後の市道との交差点は道なりに右へ進む
 大門交差点から西も対面2車線状態が続いており特に変わり映えのしない風景の中を走る。バイパスでは有料の新見沼大橋で渡っている芝川を渡ると沿線が賑やかになり、埼玉r235東浦和駅入口交差点を通過する。その直後の市道との交差点は道なりに右に進む。市道は街路樹のある2車線道路だが、埼玉r1までの区間に不自然に途切れている場所が見られる事から建設途上の道路と思われる。

16.埼玉r1BP緑区役所北交差点 17.住宅密集地だが歩道は狭い 18.R463越谷浦和BPとの本太坂下交差点を左斜め前方へ
 その後は緩やかにアップダウンしながら住宅の中の2車線道路を走る。埼玉r1緑区役所北交差点を通過するが区役所が近い割に区の中心という感じがしないのは駅から離れた位置にあるせいだろうか。緑区役所北交差点から約300m進むとr1現道との花月交差点を通過し、建物が密集するやや狭苦しく感じる2車線道路を走る。埼玉r35との原山交差点から西は大型貨物車両通行禁止区間であり、r35に右折もしくは左折しなければならない。とは言え原山交差点以西が特別に狭い訳ではなくこれまでと同じような2車線道路が続いている。
 区境標識のない区境を通過してさいたま市浦和区に入ってすぐにR463越谷浦和バイパスとの本太坂下交差点に至る。案内標識ではR463が二手に別れるような表記だが、シケイン状に直進する道路がバイパスで、左斜め前方に進む道路が現道である。右斜め後方の矢印表記のない道路はバイパスの越谷方面であり、矢印がない事からそちらに右折できないように見えるが特に右折が禁止されている訳ではなく単に戻る方向だからという理由だろう。

19.車道の幅はそのままで歩道だけが広くなる 20.浦和駅東口北交差点を右斜め前方へ進む 21.JR東北本線・高崎線のガードをくぐる
 本太坂下交差点からも交通量が多く狭苦しい2車線道路が続いているが、歩道の幅だけが広くなる。簡易の車止めで仕切られている区間が多いものの一部は歩道敷きも整備されている。緩やかな勾配を下ると浦和駅東口北交差点を右斜め前方に進んでJR東北本線・高崎線のガードをくぐる。ガードの南には浦和駅がある。

22.案内標識のない埼玉r65仲町交差点を左折 23.浦和駅の西側を走る 24.埼玉r34・r213浦和駅西口交差点を右折
 JRのガードから200m弱で埼玉r65仲町交差点を左折する。国道が屈曲する交差点にも関わらず案内標識が設置されていないのでトレースする際は要注意である。国道トレースではなく単なる移動であれば直進すればR17に行く事ができる。浦和駅の西側の中層ビルが並ぶ中を約400m走り、埼玉r34・r213浦和駅西口交差点を右折する。浦和駅に近く埼玉県庁やさいたま市役所、浦和区役所も付近にあるが県庁所在地の中心部にしてはやや地味な印象である。

25.浦和駅〜県庁間はアップダウンなり 26.県庁の南側を通過
 浦和駅西口交差点からは路側帯が自転車道として青く塗られている。県庁通りのバス停を過ぎると下り勾配となり、県庁の手前で勾配を下り切り左に直角にカーブしてから右にカーブしながら勾配を上る。その後は県庁を含む官庁関連の施設が集まる地区を走る。

27.道なりに左にカーブ 28.R17現道との県庁前交差点を右折 29.この信号も県庁前交差点
 県庁を通り過ぎた直後に左の急カーブを曲がる。手前の案内標識の支柱のおにぎりの下に右の矢印の補助標識があるので左カーブに交差している2車線道路に右折したくなるが、ここは道なりに左が正解である。ただし、どちらの道路も国道として表記している地図があるのも事実である。
 左カーブのすぐ先でR17現道との県庁前交差点に至る。案内標識にはR463のおにぎりも表記されており右折である事が容易に判断できる。前述のおにぎり下の補助標識の葉印はこの交差点で右折する事を示している可能性がある。県庁前交差点を右折した直後にも県庁前交差点があるが、これは左カーブを右折した道路との交差点である。

30.さいたま市役所・浦和区役所前を通過 31.R463BP・埼玉r57常盤7交差点 32.R17・埼玉r118北浦和駅入口交差点を左折して単独分岐
 R17との重複区間を北進する。県の中心部を走る二桁国道と重複しているが予想に反して対面2車線道路である。走行した時間が日曜日の午前7時過ぎだったが交通量は二桁国道にしては少ないと言える程度だった。さいたま市役所と浦和区役所の南東のさいたま市役所前交差点を右折すればR463・埼玉r65仲町交差点に至る。埼玉r57現道との六間通り交差点、次いでR463BP・r65BP常盤7交差点を通過する。常盤7交差点は現道とバイパスが合流する交差点でもある。
 常盤7交差点からも少し走ると左に緩やかにカーブしてR17・埼玉r118北浦和駅入口交差点を左折してR17から分岐する。重複している距離は約1.6kmと短い。そして常盤7交差点以西は浦和所沢バイパスとなっているが、越谷浦和バイパスと異なり現道・バイパスが並走しておらず1本化されている。

33.単独分岐後は自転車通行帯が復活 34.JR東北・上越新幹線・京浜東北線のガードをくぐる
 北浦和駅入口交差点からも対面2車線だが路側帯が青く塗られた自転車通行帯が再び現れる。約500mでさいたま市中央区に入り、約600mで自転車通行帯がなくなって普通の2車線道路になる。その後程なくしてJR埼京線・東北新幹線・上越新幹線のガードをくぐり、埼玉r165鈴谷交差点を通過してさいたま市桜区に入る。

35.東京・所沢方面は左側車線、熊谷方面は右側車線 36.R17新大宮BPとの埼大通り交差点 37.首都高下の右折車線に注意
 鈴谷交差点からは西向き車線だけ増えて2車線になるが、左側車線は東京所沢、右側車線は熊谷方面とペイントされており、実質的にはR17新大宮バイパスとの埼大通り交差点の右折車線が長いだけと考えた方が良いだろう。埼大通り交差点の上に高架道路が横切っているが、これはR17新大宮バイパスの跨道橋ではなく首都高のS5号埼玉大宮線である。首都高の下に交差点がある訳だが、西向き車線の右折車線(熊谷方面)と東向き車線の右折車線(東京方面)の位置が入れ替わったようになっているので右折の際は注意を要する。中央分離帯等がなく白線だけなので構造を知っていなければ直進左折車線に隣接した車線に進んでしまいそうである。

38.さいたま市桜区大字上大久保 39.埼玉r215埼大前交差点の西で車線が増える 40.荒川を渡って志木市に入る
 埼大通り交差点を過ぎると反対側車線にも長い右折車線が設けられている。その右折車線から普通の車線になるとセンターラインにゼブラゾーンがあり車線幅はこれまでの単独区間に比べて余裕のあるものになる。埼玉r215埼大前交差点を過ぎると車線が増えて4車線となり、埼玉r57下大久保交差点から先は中央分離帯に仕切られた片側2車線道路になる。下大久保交差点から程なくして羽根倉橋で荒川を渡るが、橋の途中で志木市に入る。橋そのものが周辺より高い位置にあるため、天候が良ければ富士山を望む事ができる。

41.埼玉r36・r113上宗岡2交差点 42.R254富士見川越BP下南畑交差点を直進 43.R254重複区間
 羽根倉橋を下りた所で富士見市に入るが僅か150m程度なので市境標識は設置されていない。埼玉r215羽根倉橋西交差点から埼玉r36・r113上宗岡2交差点の少し西までの間は志木市だが、それ以西は富士見市となっている。2回目の富士見市に入ってすぐにR254の富士見川越バイパスとの下南畑交差点を通過する。R463に接続する支線のようなルーティングのR254BPだが、案内標識に示されている通り下南畑交差点からはR254との重複区間である。

44.東武東上線 45.三芳町に入る 46.R254英IC
 下南畑交差点からも片側2車線道路が続いている。交通量は多いが平坦で見通しが良く信号が少ないので交通の流れは悪くない。東武東上線をアンダーパスして少し走ると三芳町に入るが、町域を走っている距離は900m程度と短く、すぐに次の新座市に入ってしまう。新座市に入ってすぐにR254英ICを通過する。R463を越谷方面に進んだ場合は、3方向全てがR254という所謂三方開という状態である。

47.関越道・所沢IC 48.埼玉r24・r126松郷西交差点 49.車間距離確認基点
 英ICを通り過ぎてすぐに所沢市に入る。三芳町域を走る距離も短かったが、新座市も1.0km程度を非常に短い。所沢市に入って緩やかな右カーブの先で関越道・所沢ICを通過する。インター以西は背の高い街路樹が目立つようになり、紅葉している事もあって公園に隣接しているかのような雰囲気である。埼玉r24・r126松郷西交差点を過ぎた所には車間距離確認用の路面ペイントが施されており、ハイペースで流れている場合が多いだろう事を示している。

50.右側車線がなくなる 51.車線減少直後はゼブラゾーンが広い 52.西武新宿線
 若松小学校入口交差点の手前で右側車線が合流してきて対面2車線になる。車線が減少してからしばらくはセンターラインにゼブラゾーンがあり道幅が広く感じられるが、それもなくなり普通の2車線になってしまう。埼玉r56東新井町交差点からは所沢航空記念公園の南側を通り抜けて西武新宿線をアンダーパスする。

53.埼玉r6峰の坂交差点 54.R463所沢入間BP宮本町交差点
 アンダーパスを抜けてから緩やかな上り勾配の右カーブを曲がってから埼玉r6峰の坂交差点を通過する。その後も緩やかなカーブがあるが少し走るとR463の所沢入間バイパスが分岐する宮本町交差点となる。R463は直進と左折とに別れるが、行き先はそれぞれ入間・飯能、東村山・所沢市街となっている。これらの情報から直進がバイパスで左折が現道と思ってしまうが、実際は逆であり直進が現道で左折がバイパスである。とは言えバイパスの方は右左折が多く、開通済みの所沢入間バイパスとの間を暫定的に結んだようなルーティングである。

55.ごく普通の2車線道路 56.沿線には商業施設が多い 57.西武池袋線をオーバーパス
 宮本町交差点からも対面2車線道路が続いている。現道ではあるが特別狭い訳でもないし、約4.3km進むと入間市に入り、程なくして西武池袋線をオーバーパスする。跨線橋の前後でカーブしているが緩やかななものである。跨線橋を下りた直後に埼玉r8上藤沢交差点を通過する。

58.入間市東町 59.彩の森入間公園の南の市道交差点を道なりに左へ進む 60.市役所前交差点から下る
 直線的な2車線道路を走っていると彩の森入間公園の南で市道との変則的な形状の十字路を左斜め前方に進む。その後市役所前交差点を通り過ぎると意外に急な勾配を少しだけ下る。

61.豊岡交差点を右折 62.埼玉r226交差点を道なりに左へ 63.R16・R299・R407河原町交差点
 勾配を下り切った所で市道との豊岡交差点を右折し、直後の埼玉r226交差点を道なりに左斜め前方へ進む。その後は緩やかな勾配を上っていくと西武池袋線のガードをくぐり、その直後の左カーブの先でR16R299R407河原町交差点に至る。案内標識にはR407が表記されていないがR299に重複しているためである。なお、所沢入間バイパスは約2.3km南の小田谷交差点でR16とR299BPと交差している。