国道463号
part1

R4神明町(北)交差点〜R17BP埼大通り交差点
越谷市→さいたま市

1.R4神明町(北)交差点 2.片側2車線道路 3.「駐停車禁止」
 埼玉県越谷市の市街地の北西に位置するR4神明町(北)交差点がR463の起点であり、ここから入間市に向かう。越谷市、入間市共に埼玉県に属しており、起点から終点までの全区間が埼玉県内のみを通っている。案内標識にバイパスと表記されている事からも分かるように、現道が別に存在しており約400m南の神明町交差点が起点であった。バイパス開通後も並走状態が続いていたが、2019年4月1日に越谷市内の区間のみ国道の指定を外れている。
 神明町(北)交差点からR463に入ると中央分離帯のある片側2車線道路とよく整備された道路状況である。市街地から離れており沿線の建物は少ないが駐車のみならず停車も禁止されている。

4.さいたま市に入る 5.埼玉r324釣上交差点 6.釣上交差点以西の中央分離帯は広い
 緩やかな右カーブが終わって直線になった所で市境を越えてさいたま市岩槻区に入る。埼玉県の県庁所在地ではあるが周辺には水田が広がっている場所である。緩やかな左カーブの先で埼玉r324釣上交差点を通過する。左折してr324を約900m走った所にある五才川橋交差点が現道の交差点であり、この交差点よりも東は市道に降格しているが西は国道に指定されたままである。交差点上が市境となっており、前述のとおり、越谷市域は降格、さいたま市域が国道のままである。
 釣上交差点を過ぎると中央分離帯が跨道橋を造る計画があるのかと思える程の幅になる。そのため次の市道との交差点は右折車線は手前から分岐して出口は反対側車線に隣接している。

7.浦岩橋 8.美園駅南陸橋 9.浦和美園駅西口(南)交差点
 綾瀬川に架かる浦岩橋を渡ると岩槻区から緑区に入る。橋梁の名称は合併以前の浦和市と岩槻市に由来しており、緑区は浦和市の一部だった地域である。通常の幅の中央分離帯に戻った後に美園駅南陸橋で埼玉高速鉄道の上を通過する。すぐ北に浦和美園駅、さらに北に埼玉スタジアム2002、南にイオンモールがあり、休日やイベント時は混雑しそうな場所である。

10.R122鶴巻ランプ 11.鶴巻陸橋 12.埼玉r105鶴巻陸橋(西)交差点
 R122との鶴巻ランプを通過して鶴巻陸橋でR122の本線及びE4東北道の上を通過し、陸橋からの勾配を下った先で埼玉r105鶴巻陸橋(西)交差点を通過する。鶴巻ランプはR122だけでなく浦和ICとも連絡しているが、全ての方向が接続している訳ではない。R463越谷方面からR122川口方面、R463所沢方面からR122岩槻方面、R122岩槻方面及び浦和ICからR463越谷方面へのランプがあり、R122岩槻方面及び浦和ICからR463所沢方面へのランプが2023年11月14日に供用されている。2024年10月時点では、R463越谷方面からR122川口方面(その逆も)やR463浦和方面から浦和ICも直接入る事はできずr105を経由しなければならない(後者はランプが建設される予定)。

13.「1.3km先 料金所あり 埼玉市街近道です」 14.交通量が少なくなる 15.「新見沼大橋有料道路 起点」
 鶴巻陸橋(西)交差点を過ぎると右にカーブしながら緩やかな勾配を一旦下り、新大崎橋をくぐる辺りから上り勾配になる。いくつかの市道との交差点を通過した後に新見沼大橋有料道路の起点を通過する。起点の奥にも沿線建物の出入口があるが、入る際はともかく出る際は左折しかできず有料区間を通らなければならない(国道とは別の出入口もある模様)。

16.新見沼大橋有料道路の料金所 17.新見沼大橋 18.「駐車禁止」
 3レーン中1レーンのみ運用されている料金所を通過する。ETCは設置されていないが、現金の他に回数券や交通系電子マネーやWAONが利用可能である。普通車は150円である。自動車専用道路ではないため歩行者や自転車も通行が可能で、前者は無料で後者は20円が必要である。
 料金所を出ると片側2車線の新見沼大橋を渡る。下を流れている芝川は幅の狭い河川だが、料金所の下の見沼代用水東縁から見沼代用水西縁にかけての水田地帯に橋が架けられている。周辺に風を遮る物がないせいか、横風に注意が必要で中央付近に吹流しが設置されている。また、意外なことに駐停車禁止ではなく駐車のみが禁止である。

19.「新見沼大橋有料道路 終点」 20.「所沢 県庁」 21.車間距離確認標
 新見沼大橋を渡り終えて緩やかな勾配を下った先で市道との交差点を通過するが、その交差点が終点である。交差点の東にも建物があるが、側道を通行すれば出入り可能である。
 新見沼大橋有料道路を過ぎてからも片側2車線道路が続いており、周辺には多くの家屋が建ち並んでおり沿線の商業施設も少なくない。カーブはなく直線的ではあるが多少のアップダウンがある。

22.埼玉r1(第二産業道路)との中尾陸橋下ランプ 23.埼玉r1花月(北)交差点 24.アップダウンあり
 緩やかな勾配を上っていると埼玉r1との中尾陸橋下交差点への側道が分岐し、交差点上の中尾陸橋から下り勾配になる。側道が合流して平面道路に戻るとr1との花月(北)交差点を通過する。中尾陸橋下交差点で交差しているr1は第二産業道路と呼ばれるバイパスで、花月(北)交差点で交差しているr1は現道である。

25.埼玉r35駒場運動公園交差点 26.「大雨の時 冠水注意」 27.本太坂下交差点で現道へと進む
 埼玉r35駒場運動公園交差点を通過して緩やかな勾配を下っているとさいたま市浦和区に入り、直後の本太坂下交差点でR463が二手に別れる。左斜め前方の所沢・県庁方面が現道で、右斜め前方の所沢・志木方面が越谷浦和バイパスである。おにぎりは表記されていないが、左斜め後方に延びている道路は越谷方面の現道である。起点を含む越谷市域の現道が市道に降格していたためバイパスを走行したが、本太坂下交差点から東は左折、右折と連続で曲がって現道に戻る。なお、本太坂下交差点以西の現道は大型貨物車両通行禁止区間である(東側も?)。

28.「新座15km 県庁2km」 29.用地買収に失敗したのだろうか? 30.浦和駅東口(北)交差点は右斜め前方に進む
 本太坂下交差点からは対面2車線道路となるが、一部を除いて歩道が整備されており概ね走りやすい道路状況である。越谷浦和バイパスも本太坂下交差点〜新浦和橋の約900mは対面2車線道路である。
 JRの浦和駅に向かって緩やかな勾配を下っていると東通りという市道との浦和駅東口(北)交差点に至る。五差路(交差点の手前の北方向の市道を含めれば六差路)という変則的な交差点であり、R463は右直兼用車線から右斜め前方に進む。路面が赤くペイントされているものの案内標識は設置されていない。大型貨物車両通行禁止規制は浦和駅東口(北)交差点以降も継続である。

31.JR東北本線をくぐる 32.埼玉r65仲町交差点を左折 33.浦和駅の西の繁華街を通る
 浦和駅東口(北)交差点から緩やかな勾配を下り、JR東北本線のガードをくぐると上り勾配に転じる。勾配を上り切った所で埼玉r65仲町交差点を左折するが、案内標識が設置されていないため要注意である。直進して市役所通りという市道を走ってもR17に行く事は可能である。
 仲町交差点からも対面2車線道路が続いている。浦和駅の西側を通っており、沿線には飲食店等が入っている雑居ビルが多く繁華街の雰囲気が感じられる。そのせいか大型貨物車両通行禁止規制区間に指定されている。

34.埼玉r34・r213浦和駅西口交差点を右折 35.浦和駅西口交差点からも2車線道路 36.県庁前(東)交差点
 約400m走ると埼玉r34・r213浦和駅西口交差点に至り、右折して県庁方面に進むと大型貨物車両通行禁止規制区間が終わる。浦和駅西口交差点からも対面2車線道路が続いており、押しボタン式の信号機のある交差点を過ぎると下り勾配となる。県庁前(東)交差点から上り勾配になると同時に左の直角カーブを曲がる。右折方向に市道が交差しているが、右折は禁止されている。反対側車線からの左折も禁止されているが、一方通行の出口という訳ではない。

37.埼玉県庁の南を通る 38.市道が交差している左カーブを曲がる 39.R17・埼玉r40県庁前交差点を右折
 上り勾配の右直角カーブを曲がって埼玉県庁と埼玉地方裁判所の間を通ってから左の急カーブを曲がる。左カーブには市道が交差しており、ここでは右折は禁止されておらずR17へのショートカット路として利用できる。ただし、国道ではないため国道トレースにおいては道なりに左に進むしかない。左カーブの直後でR17・埼玉r40県庁前交差点を右折して所沢・熊谷方面に進む。上位国道との重複区間に入るが、案内標識内にR463のおにぎりが表記されており、支柱のおにぎり下の補助標識にも矢印があるためルートミスする可能性は低いだろう。

40.「高崎84km 熊谷42km 上尾15km」 41.さいたま市役所前交差点 42.埼玉r57六間通り交差点
 県庁前交差点からはR17との重複区間を北の方角に向かって走る。埼玉県庁の他にさいたま市区所や浦和区役所もあり、さいたま市の行政的な中心部と言える。市役所の南東のさいたま市役所前交差点を右折して市役所通りを東に進むと仲町交差点に至る。

43.R17・R463越谷浦和バイパスとの常盤7交差点を直進 44.常盤9交差点 45.R17・埼玉r118北浦和駅入口交差点を左折
 県庁前交差点から約1.1kmでR17・R463越谷浦和バイパスとの常盤7交差点を通過する。右折の越谷方面がバイパスであり戻る方向になるが、直進の熊谷・上尾方面にもR463のおにぎりが併記されているのでルートミスする可能性は低い。
 常盤9交差点を過ぎて緩やかな左カーブの途中でR17・埼玉r118北浦和駅入口交差点を左折して所沢方面に進む。県庁前交差点からの距離は約1.7kmの重複区間が終わる。この交差点から西は浦和所沢バイパスだが、R463が指定された時には既に本線となっていたためR463としての旧道は存在しない事になる。

46.西向き1車線+東向き2車線 47.緩やかなアップダウンあり 48.JR埼京線・東北新幹線
 北浦和駅入口交差点からは西向き車線が1車線、東向き車線が2車線の変則的な車線数だが、2車線のうちの右側車線は北浦和駅入口交差点の長い右折車線と言える。通常の対面2車線道路になってすぐに区境を越えてさいたま市中央区に入る。緩やかな勾配を徐々に下っていると鈴谷橋を渡ってJR埼京線と東北新幹線の高架をくぐる。

49.埼玉r165鈴谷交差点 50.R17新大宮バイパスとの埼大通り交差点
 埼玉r165鈴谷交差点を通過してさいたま市桜区に入ると同時に下り勾配が始まる。都市部にしては急な勾配を下っているとR17新大宮バイパスとの埼大通り交差点を通過する。交差点の上を横断している高架橋はR17ではなく首都高S5埼玉大宮線である。桜区に入っているが埼大通り交差点付近は中央区の突端部に含まれている。

国道463号 part2