国道452号
part3

北海道r116交差点〜R274紅葉山交差点
三笠市→夕張市

108.桂竜橋 109.桂沢トンネル 110.望湖橋
 北海道r116交差点を左折してすぐに桂竜橋を渡るが、その下には桂沢ダムによって堰き止められた桂沢湖がある。左岸、右岸どちら側にも橋の下に旧道らしき道路が通っているが、おそらく現在は通行できないと思われる。桂竜橋から続く上り勾配の2車線道路を走っていると桂沢トンネルをくぐる。トンネルを出ると緩やかな下り勾配となり、左にカーブしている望湖橋を渡る。橋の名称が示す通り、桂沢湖を望む事ができる。

111.熊追橋 112.新桂沢ダムの建設に伴って架け替え道路が建設中 113.桂沢大橋
 桂沢湖の湖畔を回る旧道(林道?)との交差点を通過して熊追橋を渡って右カーブを曲がる。カーブの途中で左側に建設中の道路と橋梁が確認できる。これは新桂沢ダムの建設(既にある桂沢ダムの嵩上げ)に伴う付け替え道路である。桂沢大橋の東に架けられている橋は8号橋という仮称が与えられている。

114.工事車両が通るせいか小石が散乱している 115.湖畔橋 116.桂冬橋
 桂沢湖の湖畔を走っていると湖畔橋を渡るが、その上を付け替え道路が横切っている。湖畔橋以南は湖の反対側に付け替え道路が並走状態となっている。多くの工事車両が通っているせいか砂で路面が茶色くなっている。

117.付け替え道路との高低差はそれほど大きくない 118.桂夏橋 119.朝映橋
 付け替え道路との高低差が小さく見える場所もあるが、ダムの嵩上げによる増水には対応できる設計にはなっているのだろう。ダム湖の端を過ぎて幾春別川の流域を走っていると桂秋橋や桂夏橋、桂春橋を次々に渡って行く。最初の桂冬橋をあわせて春夏秋冬が揃う。桂春橋の次は夕映橋と朝映橋、桂清橋を渡る。桂清橋付近が付け替え道路との接続地点である。

120.「連続カーブ 走行注意 121.「注意 急カーブあり」 122.「夕張紅葉山45km 夕張36km」
 蛇行する幾春別川に忠実に沿っている訳ではないが小刻みなカーブが多い。とは言うもののセンターライン付きの2車線道路なので特段走りにくい道路状況ではない。夕張紅葉山と夕張までの距離が記された案内標識が立っており、それぞれ45kmと36kmとなっているため、夕張市街を通り過ぎた後に夕張紅葉山に至るのかと思ってしまいそうになるが、最終的にはそれぞれ別の方向に進む事になる。

123.小刻みなカーブが連続 124.三夕トンネルの手前に急カーブあり 125.泥流橋
 急なものを含むカーブの多い2車線道路を走り、右カーブの先で三夕トンネルをくぐって夕張市に入る。三芦トンネルと同様に市名の最初の文字から取ったトンネル名である。三夕トンネルを出ると比較的開けた谷筋を下って行く。三笠市側に比べてカーブが少ないため走りやすさが向上する。

126.長い下り勾配を走る 127.直線区間もある 128.夕張川の右岸を走る
 長い下り勾配が続いているが、緩やかなカーブばかりで一部は直線の区間も存在しているなど道路状況は良い。大きく右にカーブしてからは夕張川の右岸を走るようになるが、川面が見えないので川沿いという印象は薄い。

129.北栄橋 130.道路状況は良好 131.初音橋
 蛇行する夕張川に沿っているためカーブは多いが緩やかなので走りにくさはさほど感じない。北栄橋では蛇行する夕張川を2度渡っており、橋長は400m程度と長い。川に沿った旧道の橋の1つは既になく通行不能である。北栄橋からさらに南下すると鹿島橋と初音橋を渡るが、これらの橋は夕張川ではなく支流に架けられている。

132.閉鎖用ゲートを通過 133.「札幌91km 夕張市街25km」 134.代々木橋
 旧道との交差点の直後に閉鎖用ゲートを通過するが、ここにも転回用のスペースは設置されていない。ゲート以降はほぼ平坦な状態となってシューパロ湖の西側を走る。旧道だけでなく沿線の集落や三菱石炭鉱業大夕張鉄道跡も水没しており、現在のR452は付け替えられた道路である。

135.栄橋 136.白金橋 137.鹿島眺望公園を通過
 シューパロ湖に注ぐ沢に架けられた栄橋や白金橋、緑橋を通りながら湖畔を快走する。鹿島眺望公園という駐車場と広場のみの公園を通過するが、その中には水没した学校の石碑が建てられている。この公園は夕張東高校の跡地でもある。鹿島眺望公園の直後に夕張岳の登山道に至る市道との交差点を通過する。この市道はシューパロ湖を渡っておりその橋は白金橋という。

138.水没した旧道に下りられる道路は閉鎖されている 139.富士見橋 140.千年橋
 市道との交差点からも多くの橋を渡りながらシューパロ湖の湖畔を走る。富士見橋の南と千年橋と明石橋の間には湖を眺められる駐車帯が設置されているが、車を駐停車させるスペースのみである。

141.シューパロトンネル 142.南大夕張駅跡の前を通過 143.北海道r136夕張シューパロダム入口交差点
 明石橋の直後にシューパロトンネルに入る。全長2310mはR452のトンネルでは最長であり、南側坑口の東の方にシューパロダムがある。トンネルを出ると緩やかな右カーブを曲がるが、カーブ部分を三菱石炭鉱業大夕張鉄道が横切っていた。南大夕張駅の前を通過するが、かつての駅跡には当時の車両が静態保存されている。駅跡を過ぎてすぐに北海道r136夕張シューパロダム入口交差点を通過する。r136はシューパロダムの建設に伴って付け替えられる計画だったが、地すべり対策等で当初よりも費用が掛かる事から中止になっている。また、中止になった区間の他にも分断区間が存在している。

144.交通量は少ない 145.廃屋が目立つ 146.小中学校は廃校になっている
 蛇行している夕張川の北を通っているR452の線形は良好で走りやすい。沿線には比較的大きな集落があるが、小中学校は廃校になっており廃屋も目立つ。国道の北には三菱石炭鉱業大夕張鉄道が並走していたため右側の国道沿いの建物は少ない。

147.遠幌橋 148.鹿の飛び出しに注意 149.閉鎖用ゲートを通過
 遠幌加別川に架かる遠幌橋は隣接しているので分かりにくいが上下線が分離している。その後は清水沢ダムのダム湖畔を走る。ダム湖の中ほどで閉鎖用ゲートを通過するが、転回用のスペースは設置されていない。

150.夕張市清水沢清栄町 151.北海道r1008宮前町・清水沢3交差点 152.北海道r38交差点を左折
 清水沢ダムの北を通り過ぎて少し走ると周辺の家屋が増える。緩やかな右カーブの先で北海道r1008宮前町・清水沢3交差点を通過して北海道r38交差点に突き当たる。R452は左折して札幌・夕張紅葉山方面に進む。夕張市の市街地は右折方向である。なお、宮前町・清水沢3交差点をr38交差点の間にJR石勝線の夕張支線が運行されていたが、2019年4月1日に廃止されており、踏切部分はアスファルトが敷かれていた。

153.「札幌75km 夕張紅葉山8km」 154.左側にJR石勝線夕張支線が並走していた 155.北海道r1008交差点
 北海道r38交差点からはJR石勝線夕張支線と並走しながら南の方角に向かって走る。これまで同様に2車線道路が続いているが、山間部ではないためカーブは少ない。南清水沢駅跡の西を通り過ぎて少しすると北海道r1008交差点を通過する。信号機のある交差点の直後に西に延びている道路もr1008だが、栗山町との間が分断されている。

156.清沼橋 157.アップダウンしている快走路 158.メロンの販売所がある
 北海道r1008交差点を過ぎて緩やかな勾配を下った後に清沼橋を渡る。その後はカーブの少ない直線基調となりアップダウンのある2車線道路を走る。すぐ東側にJR石勝線夕張支線跡が並走しているが、非電化路線だったため線路は目立たない。

159.北海道r750交差点 160.沼ノ沢こ線橋 161.「下り連続カーブ 走行注意」
 沼ノ沢駅跡を通過してすぐに北海道r750交差点を通過する。r750は真谷地沼の沢停車場線という路線名だが、沼ノ沢駅は既に廃止になっている。r750交差点から少し走ると緩やかな勾配を上りながら左にカーブして沼ノ沢こ線橋を渡る。JR石勝線夕張支線と東西が入れ替わった後は急カーブが多くなるが、センターライン付きの2車線道路なのでそれほど走りにくさは感じない。

162.JR石勝線 163.右カーブを曲がる 164.R274紅葉山交差点
 緩やかな勾配を下った後に紅葉山橋を渡るが、その南詰付近でJR石勝線の橋梁をくぐる。廃止になった夕張支線は新夕張駅より分岐していた。紅葉山橋を渡り終えると大きく右にカーブした先でR274紅葉山交差点に突き当たる。R452の起点はこの交差点である。なお、R274にも分断区間が存在しているが、一部は東西の幹線国道として機能している国道である。