国道440号
part2

R33落合交差点〜R197梼原交差点
久万高原町→
→梼原町

67.柳谷と美川の温度情報を表示 68.カーブが多いのは相変わらず 69.「山間部 凍結のおそれ スリップ注意」
 R33・R380落合交差点の直後に二名川を渡り、左にカーブして久万川を渡る。久万川の手前には柳谷と美川の気温を表示した電光掲示板が立てられている。松山市の市街地や砥部町にあったものと同じだが、三坂は既に通り過ぎているため表示されているのは2ヶ所である。久万川の左岸を走っており、勾配はほとんどないもののカーブが多い。山間部と言える場所とあって交通量は非常に少ない。

70.愛媛r211梨ノ下交差点 71.愛媛r209交差点 72.上黒岩岩陰遺跡は右折
 久万川に沿って走っていると愛媛r211梨ノ下交差点を通過し、左にカーブした後に愛媛r209交差点を通過する。r211は北に向かって、r209は南西に向かっている県道だが、どちらも分断区間を抱えている(接続している林道や他の県道で通り抜ける事は可能)。2つの県道との交差点を通過して以降も久万川の左岸を走り続ける。

73.旧道(?)との交差点 74.道の駅「みかわ」 75.愛媛r212御三戸交差点
 旧道らしき道路との交差点の直後に左にカーブし、その先で道の駅「みかわ」を通過する。久万高原町で2ヶ所ある道の駅だが、平成の大合併より前は久万町と美川村と別の自治体であった。道の駅から程なくして愛媛r212御三戸交差点を通過して美川大橋を渡る。旧美川村の役場(現在の久万高原町役場美川支所)はr212を150m程走った場所にある。

76.愛媛r328交差点 77.異常気象時通行規制区間の起点を通過 78.沢渡橋の西詰を通過
 御三戸交差点の直後に美川大橋で久万川を渡る。久万川はこの橋の下流側で本流の面河川に合流している。そのため美川大橋以降は面河川沿いを走る事になる。美川大橋を渡ると左にカーブしているが、その途中で愛媛r328交差点を通過し、面河川の右岸を走る。勾配は非常に緩やかだがカーブが多いという道路状況は久万川沿い区間と同様である。沢渡集落の出入口にあたる沢渡大橋の西詰を通過するが、この橋は沢渡農免農道の一部である。少し先に沢渡橋が架かっているが、これは人道橋であり沢渡大橋が供用されたせいで通行止になっている。そのワイヤーが道路上を横切っているが、ワイヤーに注意する旨の看板が立てられているものの高さは不明である。

79.集落がなくても通学路 80.平井橋の西詰を通過 81.久万高原町日野浦
 集落のない谷筋の2車線道路を走っていると平井橋という1tの重量制限のある橋の西詰を通過する。対岸にある平井集落のための橋と思われるが、集落自体が既に廃されている可能性がある。平井橋を過ぎてからは小さな集落を通過しながら面河川の右岸を走る。

82.愛媛r210交差点 83.下り7%勾配 84.川沿いの雰囲気は薄い
 大きく右にカーブしながら愛媛r210交差点を通過する。r210は美川川内線と言って東温市のR11とを結ぶ県道だが、分断区間が2ヶ所もあるためr210だけでR11との間を往来する事はできない。仮に繋がっていたとしても山岳険道なのでR33を利用した方が良いと思われる。面河第一発電所の近くで7%の勾配を下る。

85.矢渕トンネル 86.異常気象時通行規制区間が終わる 87.R33柳谷大橋交差点を左折
 ほぼ平坦な2車線道路を走っていると矢渕トンネルをくぐる。トンネルを出た直後に弧を描いている橋の下を通るが、その橋は柳谷大橋と言ってR440の橋である。その橋の下から約300m走るとR33柳谷大橋交差点に至る。ここで左折するとR33から分岐して単独区間となる。三坂道路との並走区間がR440単独区間となる以前は、柳谷大橋交差点から北の区間は全てR33重複区間であった。現在でも重複区間の方が長く、単独区間は5割に満たない。

88.柳谷大橋 89.矢渕大橋 90.落出トンネル
 柳谷大橋交差点を左折するとすぐに柳谷大橋を通り、面河川の左岸を僅かに走った後は矢渕大橋を通る。前述の通り、矢渕大橋の下にR440(実質R33)がある。矢渕大橋を渡路終えた直後に落出トンネルをくぐる。柳谷大橋から落出トンネルに架けては左にカーブしており、4分の3のループ形状となっている。

91.本村トンネル 92.上り勾配が続く 93.新永野橋
 落出トンネルを出るとすぐに次の本村トンネルを通過する。2つのトンネルの間には栃谷が流れており、それに架かる橋として栃谷橋がある。本村トンネルを出て少し走ると右にカーブして柳谷小学校の南を通る。ただし、学校は国道より高い位置にあるため校舎は全く見えない。永野集落の南部を通過した後に新永野橋を渡る。

94.柳谷発電所のサージタンク 95.八釜甌穴群へは左の道を行く 96.福地蔵の湧き水
 等高線に沿っているため勾配は非常に緩やかだがカーブが多い。とは言うもののセンターライン付きの2車線道路なので走りにくい道路状況ではない。柳谷発電所の巨大なサージタンクの前を通り過ぎた後に八釜甌穴群に至る徒歩道の分岐地点を通過する。さらのすぐ先で福地蔵の湧き水の前を通過する。湧き水を汲む場所としては屋根があるなど豪華だが駐車場がなく、前面道路に停めるか少し離れた旧道に停めるかのどちらかになってしまう。

97.上り勾配の2車線道路が続く 98.狭路区間が残っている 99.新八釜橋
 カーブの多い2車線道路を走っているとセンターラインがなくなり道幅が狭くなってしまう。とは言っても距離は100mに満たず、乗用車同士であれば離合できる程度の幅は確保されている。センターラインが復活した後に新八釜橋を通過する。

100.郷角集落内にも狭路区間あり 101.小村集落 102.R440で最も狭い箇所
 郷角集落にも短いセンターラインなし箇所があるが、急カーブになっているので通行の際に注意を要する。集落の名称の郷角は“ごうかく”と読み、ごうかく駅(バス停)がある。その後もカーブの多い2車線道路が続いており、小村集落を通り過ぎた所でも道幅が狭くなる。この狭路区間は離合できない道幅まで狭くなる。距離は短いものの地芳トンネルが開通した後ではR440でも最も狭い区間である。

103.広狭混在 104.交通量は非常に少ない 105.愛媛r328交差点
 1.5車線〜2車線と広狭を繰り返しながらカーブの多い道路を走っていると愛媛r328交差点を通過する。旧美川村の中心部付近でも交差したr328だが、冬季閉鎖区間もある狭路険道なのでR440を利用した方が安全で便利である。なお、r328とR440の間にR440の旧道が接続している。

106.大成橋と大成トンネル 107.新赤子橋 108.道路情報板の通行止は愛媛r383の情報
 愛媛r328交差点の直後に大成橋を渡り、次いで大成トンネルをくぐる。新赤子橋を渡った北詰で旧道との交差点を通過し、黒川の左岸を走る。川沿いとは言え川面との高低差があるため流れている水は見えない。電光掲示板に通行止が表示されていたが、これはR440ではなく愛媛r383の情報である。r383は四国カルスト公園縦断線と言ってその名の通り四国カルストの尾根筋を走る県道である。県境を何ヶ所か通っているため、高知r383にも指定されている。

109.愛媛r52交差点 110.愛媛r303交差点 111.高野川の左岸を走る
 高野川が黒川に合流する地点で愛媛r52交差点を通過し、黒川を渡った先で愛媛r303交差点を通過する。県境に近い山間部だが、意外に県道との交差が多いように感じられる。r303交差点からも黒川沿いという状態は続いており、上り勾配の2車線道路を走る。

112.横野トンネル 113.横野橋 114.西谷大橋
 横野トンネルをくぐり、緩やかなS字カーブを描く横野橋を渡った後に横野集落を通過する。R440沿線に限れば県境までび最後の集落と言える。横野集落を過ぎると西谷大橋を渡るが、単純に黒川を渡っているのではなく川沿いに架けられており旧道の上も通っている。標高は650m程度で、晴れているものの気温が低く橋上は凍結している箇所もあった。

115.愛媛r36交差点 116.標高は700m程度 117.地芳トンネル
 西谷大橋の北端付近で愛媛r36交差点を通過する。r36を約1.4km西に進むとR440の地芳峠旧道の北の出入口に行く事ができる。案内標識にはr36に地芳峠とは表記されていないが四国カルストとは表記されている。
 r36交差点からも緩やかな上り勾配が続いており、サンコ谷川第一橋とサンコ谷川第二橋を渡った後に地芳トンネルに入る。地芳トンネルの全長は2984mで、このトンネルの開通により愛媛県久万高原町と高知県梼原町が通年で結ばれるようになった。

118.高知県檮原町に入る 119.夫婦橋 120.下り6%勾配
 地芳トンネルの中間で地芳峠の直下を通って高知県梼原町に入る。県境標識は檮原町のものが高知県側坑口付近に、久万高原町のものが愛媛県側坑口付近に設置されている。高知県側は下り勾配となっている。長短の橋がいくつか架けられており、愛媛県側に比べて線形が良く急カーブはほとんどない。夫婦橋を渡り終えると6%とやや急な勾配となる。

121.改良された2車線道路が続く 122.広瀬橋 123.檮原町田野々
 永野川の左岸の山の斜面を淡々と下る。井の谷川付近で大きく右にカーブして広瀬橋を渡り、左にカーブした後は永野川の右岸を走る。市ノ瀬橋で左岸に移った後に下本村集落に差し掛かり、勾配が緩やかになった所で高知r304交差点を通過する。交差点の直後に檮原川に架かる本村橋を渡り、右にカーブして上りに転ずる。

124.「大洲68km 須崎53km」 125.町道(高知r304近接)との交差点 126.子安トンネル
 高知r304交差点からは檮原川沿いを走るようになり、勾配も緩やかになる。約900mで再びr304との交差点を通過するが、ここで交差している道路は厳密には県道ではなく町道である。檮原川を渡った対岸のr304まで50m程度なのでr304と案内されているのだろう。その交差点付近からも檮原川沿いが続くが、進行方角は南になる。子安トンネルをくぐるが、前後に檮原川を渡る橋が架かっており、川沿いの旧道と思われる道路が交差している。

127.郷良橋 128.芹川トンネル 129.石耀谷川橋
 檮原川の左岸を走っていると郷良橋を渡る。川自体が蛇行しているためそれに沿っているR440も蛇行しているが、2車線道路なので特に走りにくいという事もない。後別当集落を通過してやや急な右カーブを曲がると芹川トンネルをくぐる。その後も檮原川の左岸を快走する。

130.大蔵谷トンネル 131.大蔵谷集落
 檮原川の対岸に1.0車線の市道が通っているが、R440の旧道かもしれない。大蔵谷トンネルを抜けると大蔵谷神楽橋を渡り、大蔵谷集落を通り抜ける。集落を過ぎると川に沿って右の急カーブを曲がる。

132.梼原町の中心部に入る 133.町の中心部ながら走りやすい道路状況 134.R197梼原交差点
 梼原町の中心部に差し掛かると周囲の建物が一気に増えてくる。町の中心部を通り抜けているとは言え道路は改良されており歩道付きの2車線道路と走りにくさはほとんど感じない。2007年10月22日に走行した際はちょうど改良工事の真っ最中であった。太郎川川に架かる皆実橋を左にカーブしながら通過した直後にR197梼原交差点に突き当たる。この交差点がR440の終点である。