国道440号
part1

R11松山市役所前交差点〜R33落合交差点
松山市→砥部町→松山市→砥部町→松山市→久万高原町

1.R11・R33・R56・R317・R379・R494松山市役所前交差点 2.愛媛県庁の前を右に直角にカーブ
 松山市役所の西の、その名も松山市役所前交差点がR440の起点である。案内標識にはR11とR56しか表記されていないが、R11R33R56R317R379・R440・R494の合計7本もの国道が交差している。R440はR11・R33・R317・R379・R494と重複しながら路面電車の伊予電鉄とともに北上して市役所前電停を通過する。松山城を見ながら片側2車線道路を200m弱進むと愛媛県庁の南西を右に直角にカーブする。伊予鉄道も同様にカーブしている

3.大街道電停 4.高層ビルが多い 5.R11・R33・R317・R379・R494・愛媛r20勝山交差点を右折
 上下線の間の伊予電鉄は路面電車だけあって電停の間隔は短く、県庁前電停を通過してすぐに大街道電停を通過する。この大街道電停の南にはアーケード街があり松山市の中で賑わっている場所のひとつである。次の勝山町電停の東に隣接する勝山交差点を右折するとR317だけが今治(案内標識では玉川・石手となっている)方面に分岐し、引き続きR11・R33・R379・R494との重複は続く。

6.勝山交差点からは普通の片側2車線道路 7.永木交差点は左にカーブしながら通過 8.永木橋
 勝山交差点からは上下線の間にあった路面電車の代わりに街路樹のある中央分離帯になる。ビルが建ち並ぶ間を走っていると市道との永木交差点を左にカーブしながら通過して永木橋を渡る。永木橋の手前の永木町1交差点からは車線が増えて片側3車線になる。松山市街地方面に向かって走っている場合は永木交差点で左端車線が左折専用車線になってしまう。

9.片側3車線 10.左端車線を走って側道へ進む 11.R11・R33・R379・R494小坂交差点を右折
 平坦かつ直線的な片側3車線道路を走っていると側道と跨道橋とに分かれる。跨道橋はR11・R494重複、側道はR33・R379・R440重複となっており、R440トレースは側道に進まなければならない。左端車線を走っていればそのまま側道に進む構造となっている。R11・R494の跨道橋の下の小坂交差点は右折して高知・宇和島・松山IC方面に進む。

12.伊予鉄道横河原線をオーバーパス 13.「高知118km 宇和島93km 今治51km」 14.R33・R379天山交差点を左折
 跨道橋の下をくぐって片側2車線道路を少し走って跨線橋で伊予鉄道の横河原線をオーバーパスする。路面電車として並走した伊予鉄道だが、横河原線は専用軌道の通常の鉄道である。跨道橋が終わってすぐに市道との天山交差点を左折して高知・久万高原町・松山道方面に進む。直進に宇和島と今治という反対に位置する地名が表記されているが、前者はR56で、後者はR196を利用して行く事ができる。

15.天山交差点からも片側2車線道路 16.左側車線はバス優先車線(17-19) 17.R33バイパスとの交差点を直進
 左折車線は1本しかなかったものの天山交差点以降も片側2車線道路が続いている。松山市の中心部と高知や松山ICを繋ぐルートとあって交通量は非常に多い。愛媛r190椿神社入口交差点を通過して少し走り、松山南警察署の前でR33バイパスとの交差点を通過する。右折して500m程の位置に松山ICが接続しており、インターチェンジより西には松山外環道路というバイパスも一部供用されている。

18.松山IC以南も片側2車線道路 19.重信大橋 20.砥部町に入る
 R33バイパスとの交差点以降も交通量の多い片側2車線道路が続いている。松山道の本線の下をくぐってすぐに緩やかに右にカーブしながら愛媛r193森松交差点を通過する。緩やかな勾配を上った後に重信川に架かる重信大橋を渡って砥部町に入る。橋の南では愛媛r23捨町交差点に向かう側道が分岐する。

21.右側車線が減少 22.気象情報の電光掲示板 23.上下線で高低差あり
 捨町交差点の上を通過して跨道橋の下りに転ずる所で右側車線が減少してしまう。しかし、平面道路になると拾町交差点からの平面道路が合流して再び片側2車線道路に戻る。平面道路に戻ってすぐの地点に柳谷と美川と三坂の気象情報を示す電光掲示板が設置されている。走行した日は冬期とあって気温が表示されていたが、降雨時は雨量が表示されるものと思われる。なお、同じものが天山交差点の近くにも設置されている。

24.愛媛r55運動公園入口交差点 25.「冬期の国道33号は冬用タイヤの装着やチェーンの携行を!!」 26.R33・R379交差点を直進
 愛媛r55運動公園入口交差点を通過するが、地図を見ただけでは100m程東の交差点までしか県道がないように見える。南北の道路はそのルートからしてR33の旧道と思われるが、市道に降格した後もr53の経路(終点)の変更が実施されていないものと推測される。なお、r53は大平砥部線といってJR予讃線の伊予大平駅の近くでR56に交差している。
 砥部町役場付近を通過し緩やかな左カーブの途中のR33・R379交差点を通過する。ここでR379が小田・総津方面に分岐する。小坂交差点からこの交差点まではR33・R379・R440の3国道重複区間だが、おにぎりはR33しか設置されてない。

27.右側車線が減少 28.カーブが多い上り勾配 29.交通量は少なくなる
 R33・R379交差点を通過した直後に右側車線が減少する。多車線区間が終わると同時に平野部区間も終わり、やや急な上り勾配となる。センターライン付きの2車線道路とは言えカーブが多く、また沿線に建物はほとんどなく山道の雰囲気が濃い。

30.登坂車線あり 31.「登坂車線 あと400m」 32.塩ヶ森トンネル
 左のヘアピンカーブを曲がると登坂車線が現れる。二桁幹線国道との重複区間とあって登坂車線は1.2kmに達している。登坂車線が終わった先で塩ヶ森トンネルをくぐる。トンネルの中ほどに市町境があり、再び松山市に入る。

33.左にカーブしてループを描く 34.路面にはキロポストが描かれている 35.市町境付近を走っている
 塩ヶ森トンネルを出ると左にカーブして視界が開けた場所を走る。さらに左にカーブするが、そのカーブ付近に市町境があり再び砥部町に入る。広義のループを形成しており、塩ヶ森トンネルを上を通っているが、そこでも市町境を通過するためさらに松山市に入る。その後は市町境の松山市側を走る。

36.松山市久谷町 37.右側の家屋は砥部町に属している 38.R33三坂道路との交差点
 勾配が緩やかになってきた所で小さな集落を通り抜けるが、そこにある家屋は砥部町に属している。国道は松山市に属している事から集落内は松山市域を通らずにどこにも行けない状態である。
 緩やかな左カーブの先でR33三坂道路との交差点を通過する。三坂道路の供用に伴ってR33のルートが変更され、R33の旧道に当たる道路がR440の単独区間になっている。三坂道路とはこの先で合流しているため、どちらを走っても高知や久万高原町に行く事ができる。ただ、三坂道路は道路状況が良く、無料で通行できるとあって右折する車両が大半である。

39.大久保集落 40.急カーブが多い 41.「三坂峠(標高720m) 現地点標高500m」
 R33から分岐して単独区間になったとは言え、最近までR33だった区間のためこれまでと道路状況に変化はない。大久保集落を通り過ぎると沿線に家屋のない状態が続く。勾配はさほど急ではないが、急なものを含めてカーブが多い。標高100mごとにその旨を示す碑が立てられており、それによると三坂峠の標高は720mである。

42.おにぎりはR33から変更されていない 43.ヘアピンカーブあり 44.ヘアピン以外のカーブも多い
 市道のつづら川トンネルの北側を通り過ぎてから程なくして右のヘアピンカーブを曲がり、さらに進むと左ヘアピンカーブを曲がる。おにぎりがいくつか設置されているが、R440単独区間になったにもかかわらずR33のまま残っている。

45.登坂車線 46.三坂隧道 47.上り8%勾配
 右の直角カーブを曲がると2ヶ所目の登坂車線が現れる。カーブの多い区間に設置された登坂車線でその距離は500m弱である。登坂車線が終わって左にカーブした先で三坂隧道をくぐる。トンネルを出てからも上り勾配が続いており、その勾配は8%と急である。

48.三坂峠 49.峠以降は下り勾配 50.久万高原町に入る
 R33・R379交差点から約12kmで三坂峠を越えて下りに転ずる。緩やかなカーブを2ヶ所程通過して集落に差し掛かった所で市町境を通過して久万高原町に入る。三坂峠と市町境とは約400m離れており、市町境標識が置かれた場所が誤っている訳ではない。

51.案内標識の中のおにぎりは変更されている 52.下り7%勾配 53.R440に変更されたおにぎりもあった
 久万高原町に入ってすぐに右カーブを曲がるが、そのカーブの外側には愛媛r207が交差している。しかし、案内標識もソトバも設置されておらず、県道が交差しているようには見えない。これはr207に不通区間があるためだろう。三坂集落を過ぎてからもカーブの多い下り勾配の2車線道路を走る。久万スキーランドの出入口の道路との交差点を右にカーブしながら通過した後は沿線の集落が途切れる。

54.レストパーク明神 55.R33三坂道路との交差点を直進
 久万川の左岸を走っているとレストパーク明神という簡易パーキングの前を通過する。パーキングを示す標識の上に「親しみ国道33号」と書かれていたが、シールが貼られて見えないようになっていた。
 レストパーク明神を通り過ぎてすぐにR33三坂道路との交差点を通過する。ここからは再びR33との重複区間となって高知・仁淀川町方面に進む。三坂道路との並走区間の距離はR440が約9.3kmでR33三坂道路が約7.5kmである。

56.松山方面には長い左折車線あり 57.中組集落 58.久万高原町の中心部に入る
 R33に合流すると周辺の風景に大きな変化はないものの交通量が増える。北向きの松山方面には長い左折車線が設けられている事から、行楽シーズンの午後は相当混雑するのかもしれない。断続的に続く集落をいくつか通り抜けながら2車線道路を南下する。交通量は増えたものの一般的に言えば少ないと言える数なので流れもスムースであった。旧道と思われる町道との交差点を右にカーブしながら通過すると久万高原町の中心部に差し掛かる。沿線の建物が増えるが、交通量はさほど変わらない。

59.道の駅「天空の郷さんさん」 60.中心部の南部はバイパス化されている 61.愛媛r153交差点
 久万中学校の近くで道の駅「天空の郷さんさん」を通過し、その直後に愛媛r12久万中学校前交差点を通過する。r12は石鎚スカイラインという観光道路を含んでいるが、スカイラインは冬季閉鎖される区間である。なお、走行した2017年は台風21号による崩落のため、冬季閉鎖される前に通行止規制が敷かれていた。
 久万中学校前交差点から少し走ると久万高原町役場の前を通過する。笛ヶ滝公園付近を過ぎると沿線の建物が少なくなり、バイパス化された道路である事が実感できる。沿線の建物が途切れ、左にカーブした先で愛媛r153交差点を通過する。このr153(のごく一部)はR440(実質R33)の旧道と思われる。ウォッちずではr153交差点の少し北に農祖峠を越えて愛媛r42とを結ぶ道も県道色に塗られているが、番号や路線名は不明である。

62.カーブが非常に多い 63.落合隧道 64.勾配は緩やか
 愛媛r153交差点からは久万川沿いの谷筋を走っており、勾配はさほど急ではないがカーブが多く、急なものも少なくない。落合隧道は内部もセンターライン付きの2車線だが、幅が狭いため車高3.8m超の車両は中央寄りを走らないと天井面に接触してしまう。

65.センターラインは白破線とオレンジ実線を繰り返す 66.R33・R380落合交差点
 山間部の2車線道路を淡々と走っていると落合集落に差し掛かり、R33・R380落合交差点を通過する。R440は案内標識に表記されていないが、直進して引き続きR33重複区間を高知・仁淀川町方面に進む。なお、この交差点はR380の終点である。

国道440号 part2