国道434号
part1

R375巴橋東詰交差点〜R375交差点
三次市

1.R375・R433巴橋東詰交差点 2.巴橋 3.巴橋西詰交差点を左折
 R434の終点は広島県三次市の市役所の北西に位置する巴橋東詰交差点である。一見しただけではR375と市道が交差しているだけの交差点にしか見えないが、かつてはR183やR184も交差していたが、バイパスの開通によりR183とR184は指定を外れてしまった。さらに付け加えるとR434だけではくR433の終点でもある。ただし、案内標識等にはR375しか表記されておらず、R434とR433が重複している事は分からない。
 巴橋東詰交差点のすぐ先で交差点名称の由来となった巴橋で馬洗川を渡る。渡り終えた所で市道との巴橋西詰交差点に至る。案内標識のないこの交差点は左折がR434(実質R375)である。逆方向からの走行であっても案内標識のない交差点を右折して巴橋を渡るというある意味難易度の高い交差点である。

4.巴橋西詰交差点からは広めの2車線道路 5.広島r112三次町交差点を右折
 巴橋西詰交差点からは緩やかな勾配を下りながら右にカーブし、車線幅に余裕のある2車線道路を走る。JR三江線のガードの手前の広島r112三次町交差点を右折して君田・R54方面に進む。ここでもR375しか表記されていない。

6.窮屈に感じる2車線道路 7.広島r434三次中学校入口交差点 8.広島r39太才町交差点を左折
 三次町交差点の直後は歩道が設けられているがすぐにそれもなくなり建物が密集した間を走り抜ける。沿線には小学校と中学校があるが歩道は申し訳程度しか設置されていないため、通学時間帯は特に注意を払う必要がある。三次中学校の北西で広島r434との三次中学校入口交差点を通過する。通常は国道と同じ番号の県道は交差しないように配慮されているのだが、一般人にはR375とr434の交差点にしか見えないから問題も発生しないのだろう。約900m北上すると広島r39太才町交差点を左折してR54方面に進む。

9.尾関山公園の北で名もなき峠を越える 10.走りやすい2車線道路 11.R54・R184・R375・R433尾関大橋北詰交差点を右折
 太才町交差点からは上り勾配となって尾関公園の北で名もなき峠を越えて下りに転ずる。中所集落を通り抜けて非常に緩やかな勾配を上っていると尾関大橋北詰交差点に突き当たる。案内標識にはR54しか表記されておらず、R434どころかR375やR433のトレースにおいても左右どちらに進むべきか判断し難い。正解はR375とR433とともに右折してR54と重複するというルートである。

12.R54・R375・R433・R434重複区間 13.R54・R375・R433日山橋東詰交差点を左折
 尾関大橋北詰交差点からはR54・R184・R375・R433・R434と合計5本もの国道が重複しているが、5つ串刺しのおにぎりは設置されていない。200m弱北の日山橋東詰交差点までが4国道重複区間であり、R434(とR375、R433)は交差点を左折して大田・作木方面に進む。早くも“大型車通行困難”の警告が見られる。

14.日山橋 15.早くも異常気象時通行規制区間に入る 16.「この先大型車通行困難」
 日山橋東詰交差点を左折して日山橋で神之瀬川を渡る。橋を渡り終えると緩やかな勾配を下りながら左にカーブする。電光掲示板とその奥には異常気象時通行規制区間に入った事を告げる標識が立てられている。案内標識の裏に「この先大型車通行困難」と改めて警告されているが、道路状況は快走路そのものである。

17.日下わかあゆトンネル 18.江の川右岸を快走 19.幅員減少
 江の川の右岸を緩やかにアップダウンしながら2車線快走路を走る。日下わかあゆトンネルの手前からは谷筋を走っているが、空は開けており見通しも良く走りやすい。2車線道路が終わりを告げるのはし尿処理場を過ぎた直後である。

20.退避所がほとんどない1.0車線幅狭路 21.江の川取水ダム 22.改良済みの箇所もある
 し尿処理場を通り過ぎると道幅は1.0車線と一気に狭くなる。江の川に転落しないようにガードレールが設置されているも、山側の落石対策が施されている場所は少ない。勾配はほとんどなくカーブも緩やかなものばかりだが、退避所がほとんどなく離合できる場所が限られるため慎重に進まざるを得ない。センターラインが復活して2車線になってもすぐに狭路に戻ってしまう。

23.離合できない区間も残っている 24.広狭混在 25.三次市作木町香淀
 1.0車線幅とセンターラインのある2車線が混在しており、改良しようとする意志があるのは窺える。スーパーマップルには「交通量多い」と書かれているため、走りやすい2車線道路を思い浮かべてやって来ると、一般人は恐怖を感じ酷道マニアは意外な発見を悦ぶかもしれない。なお、江の川の対岸にはJR三江線と広島r112が走っており、r112も大型車通行困難な険道である。

26.改良済みの区間は快走路 27.大山に抜ける市道との交差点 28.まだ新しい舗装の拡幅箇所もある
 対岸にある所木駅付近は改良された2車線道路が続いているが、舗装が新しくなった先でセンターラインがなくなり狭路になってしまう。徐々に改良されて2車線道路になっているのだろうが、その歩みは遅いように思える。

29.改良工事が行われている最中 30.東向き車線を丸ごと増設 31.申し訳程度に舗装された退避所
 きれいなアスファルト舗装の先にも1.0車線幅狭路が待ち構えて言えるが、この区間は現在進行形で道路改良工事が行われている。別の場所にバイパスを建設するのではなく、現在の道路の横に車線を増設するという拡幅という手が用いられており、交通量が少ない事を示しているのではなかろうか。

32.西向き車線を増設する区間もある 33.交通量が少ないからこそできる工事に思える 34.R375重複区間最後の2車線
 山側の畑や家屋の敷地を削って道路とするだけでなく、川の方の地盤を上げて道路にする区間もある。お盆期間中とあって休工日だったようだが、通常の平日であれば工事用車両の通行があるうえに現場の出入りの際に短時間ながら通行規制が実施されている可能性がある。工事区間が終わると2車線快走路を走る。

35.R375・R433交差点を左折
 2車線道路を約200m走ると名称不明の交差点を左折してR375から分岐する。が、R433との重複区間は続いておりR434はまだ案内標識等に現れてこない。巴橋東詰交差点からは約14.0kmの距離である。

国道434号 part2