国道427号
part1

R2和坂交差点〜R175上戸田南交差点
明石市→神戸市→三木市→小野市→加東市→西脇市

1.R2・R175・R250和坂交差点 2.JR山陽本線 3.山陽新幹線
 兵庫県明石市に位置するR2R175R250和坂交差点がR427の起点であり、ここから北上して朝来市にある終点を目指す。案内標識にはR2とR175しか表記されていないが、R250はR2の大阪・姫路両方面に、今回走行するR427はR175に重複している。R427に関して言えば総延長97.0kmのうちR175との重複区間が約4割の39.6%を占めており、明石市〜西脇市間をR427が指定されているとは一般的には思われていないだろう。
 そんなR427だが幹線国道のR175と重複しているため、片側2車線と整備された状態で始まる。走行した時は早朝なので交通量は少ないが、昼間であればR2とともに交通量が多い場所である。約200mでJR山陽本線の高架をくぐり、さらに300m程進むと市バス車庫北交差点を通過して神戸市西区に入る。起点のある明石市内を走っている距離は僅か500mである。市境を通過してから約900m走ると山陽新幹線の高架下をくぐる。

4.片側2車線道路を北上 5.第二神明道路の玉津IC 6.「福知山86km 三木11km」
 片側2車線道路をほぼ真北の方角に進む。兵庫r21森友交差点やイオンモールを通過し和坂交差点から約3.6kmで第二神明道路の玉津ICとなる。スーパーマップルに表記はないがこの第二神明道路はR2の有料のバイパスである。2008年のR175走行時は芝崎交差点付近で片側2車線が終わったが、あれから6年経過しているため多車線区間が延伸されている。

7.兵庫r83西戸田交差点の手前で左側車線が減少 8.多車線化工事が進行中 9.おにぎりはR175のみ
 片側2車線区間が終わるのは兵庫r83西戸田交差点の手前であり、左側車線がなくなる。西戸田交差点を過ぎると対面2車線になると同時に上り勾配となる。やや急な勾配を上っていると東側では拡幅工事が行われているのが確認できた。上り勾配にも関わらず登坂車線すらない状態が解消されるのも時間の問題だろう。

10.勾配を上り切ると西側で拡幅工事中 11.兵庫r65田井南交差点は直進 12.兵庫r65現道との田井交差点
 勾配の上り切ると今度は道路の西側が道路改良工事現場となっていたが、こちらは現道を多車線化するのではなく別のルートのバイパスが造られておりその接続場所を工事している。そのため工事現場は現道と並走していない。
 兵庫r65バイパスとの田井南交差点の案内標識には左折した直後に右に直角にカーブする道路がR175(R427重複)と案内されているが、厳密に言うとこれは誤りである。右直角カーブ後の北に伸びる道路はR175の神出バイパスだが、田井南交差点〜右直角カーブの短い区間はr65のバイパスである。そして、おにぎりが表記されていない直進する道路がR175の現道である。この案内標識の意図としては通過交通を神出バイパスに誘導するという事が考えられる。田井南交差点を直進して現道に進むと約500mでr65現道との田井交差点を通過する。

13.おにぎりがまだ残っている 14.キロポストも健在 15.R175神出バイパスとの交差点は右折
 R427(実質R175)の現道は2車線道路ではあるものの家屋が密集している間を通り抜けているため、乗用車はともかく大型トラックでは狭苦しく感じられるだろう。市道の老ノ口交差点付近からは沿線の建物の数が減り、歩道のある箇所も出てくる事から幾分か走りやすくなる。田井南交差点から約2.8kmで左カーブの直後に神出バイパスと交差する。もちろんR427は案内標識に表記されていないが、右折して三木方面に進む事でバイパスと合流する。

16.バイパス合流後は片側2車線 17.道の駅「みき」 18.北向き車線だけトンネル
 神出バイパスと合流後は片側2車線道路になる。田井南交差点からバイパスに進めば片側2車線なのかと思いきや、ほとんどが対面2車線で現道との交差点付近だけが片側2車線である。小束野北交差点を通過した直後で三木市に入る。上り勾配を走っていると兵庫r513小林交差点から市道との小林北交差点にかけて左カーブを曲がる。
 小林北交差点以北は立体交差化されているため信号機のない状態を走る。道の駅「みき」の出入りも立体交差化されており本線には信号機は設置されていない。兵庫r20と接続している高木ICを通過した直後に北向き車線だけトンネルをくぐる。

19.三木市別所町高木 20.美嚢川大橋 21.小野市に入る
 トンネルを出てからはそれまでのアップダウンから一気に下り勾配となる。平坦になった所でバイパス高木交差点を通過し、その先で美嚢川大橋を渡る。美嚢川大橋からも平坦な状態が続いているが、山陽道の三木小野ICからは上り勾配となる。中国道の本線の高架の北、兵庫r23樫山交差点への側道が分岐する地点で小野市に入り、勾配が下りになる。

22.アップダウンが激しい 23.高速道路を思わせる風景 24.山田IC
 小野市に入ってからもアップダウンの激しい片側2車線道路が続いている。兵庫r23樫山ICを通過してすぐに神戸電鉄粟生線をオーバーパスして少しだけ並走する。小野バイパスは掘割を走っているためいくつもの跨道橋の下を通過しており高速道路のような風景だが、立体交差と通常の平面交差が混在しており信号機付きの交差点をパスできない交差点もある。

25.平地に出る 26.兵庫r18・r567中古瀬南交差点から北は加東市 27.加東市も片側2車線道路が続く
 兵庫r23・r75浄谷町中交差点から程なくして街路樹が現れて平地を走るようになる。アップダウンがほとんどなく緩やかなカーブの片側2車線道路を北上していると兵庫r18・r567中古瀬南交差点を通過して加東市に入る。加東市に入ってからも片側2車線のバイパスが続いており、小さな市道を除いて平面交差が主である。

28.R372交差点 29.R372旧道との社総合庁舎前交差点 30.R372交差点以北も片側2車線のバイパスが続く
 兵庫r350出水交差点を通過した直後に側道が分岐し、R372との交差点を跨道橋で通過する。R372交差点からの側道と合流したすぐ先に社総合庁舎前交差点があるが、ここで交差している道路がR372の旧道であり、地図によっては現役の国道として表記しているものがある。R372交差点以北も2車線道路が続いており、家原交差点から北は遮音壁が設けられている。

31.兵庫r17滝野インター入口交差点 32.中国道・滝野社IC 33.西脇市に入る
 中国道の本線の高架をくぐった先で兵庫r17滝野インター入口交差点を通過し、直後に滝野社ICを通過する。インターの名称が示す通り平成の大合併以前は滝野町と社町が存在していた。兵庫r294闘竜灘東交差点からは西脇バイパス区間となるが、道路状況には特に変化は見られない。r294現道との曽我交差点のすぐ先で西脇市に入る。

34.旧道の兵庫r145が分岐 35.西脇トンネル 36.新西脇大橋
 兵庫r144高松交差点を通過して程なくしてr144が側道として分岐していく。側道分岐後は上り勾配となり上下線で別々の西脇トンネルをくぐる。元々は加古川寄り、西側のトンネルのみだったが、多車線化に伴い別のトンネルが掘られて南向き車線として供用されている。完全に別のトンネルだが、名称はどちらも西脇トンネルとなっている。
 西脇トンネルを抜けると兵庫r294・r347との和布南交差点に接続するバイパス和布ICを右にカーブしながら通過し、その後緩やかに左にカーブしながらJR加古川線をオーバーパスすると同時に新西脇大橋で加古川を渡る。

37.新西脇大橋の北詰で車線が減少 38.新西脇大橋以北は2車線 39.R175上戸田南交差点を左折
 新西脇大橋を渡り終える直前に右側車線がなくなり以降は対面2車線となる。2車線道路を走っていると上戸田南交差点に至り、左折する事でR175との長い重複区間が終わる。前述の通り、重複距離は約39.6kmである。逆方向からのトレースであればこの上戸田南交差点が起点だと思って走行を終了してしまいかねない、ある意味トラップと言える交差点である。

国道427号 part2