国道425号
part4

白谷トンネル〜R168ワラビ尾交差点
下北山村→十津川村

95.白谷トンネルを抜けると十津川村に入る 96.振り返って撮影。8月だが凍結注意
 全長約1kmの白谷トンネルを抜けると奈良県最大の村、十津川村に入る。R168R169も走っており初心者から上級者まで楽しめる村である。だが、一般的にはR168沿線のレジャー施設ばかりが注目されている。
 トンネルと抜けた所には案内標識があり、「五條98km 新宮82km」となっている。酷道だと知らずに入り込んでしまった者にとっては絶望に打ちひしがれる距離だろう。「R168 25km」が書かれていれば多少マシになるのだろうけど。容赦ないな、奈良県は。反対側は「上北山17km 下北山6km」と普通。

97.派手に崩れたようだが通行に支障はなかった 98.薄暗い雰囲気からして既にヤバイ 99.白谷池郷林道と交差(右の道路が林道)
 トンネルを抜けた直後は急な下り坂で一気に下る様相を見せるが、進んで行くうちに勾配は緩やかになる。道幅は1.5車線と決して広くはないが、道路両脇の障害物は比較的少ない。ただし、あくまで「今までに比べて少ない」という意味であって世間一般の感覚で少ないという意味ではない。トンネル出口から約1.8kmで白谷池郷林道と交差する。尾鷲からの走行であれば間違う事はないだろうが、御坊から来れば左右に別れた道のどちらを進むか迷う・・・可能性は低い。なぜなら林道はダートだから。

100.いくつかの沢を渡りながら進む 101.少し控えめなサイズのおにぎり 102.落石防止ネットの穴が!?
 白谷池郷林道分岐から先も緩やかな勾配の1.5車線幅の狭路が続く。途中で幾つかの沢を渡りながら進む。沢と言っても容易に歩いて渡れるどころか沢まで容易に降りられるものでもない。高低差はあるがガードレールが設置されている箇所が大半で転落の危険性は少ないだろう。落石防止ネットが整備されていることも多く、一応はその昨日を果たしているようで通行に支障のある落石は今のところ見つからない。

103.補修跡が生々しく(?)残る 104.もう見慣れた光景 105.案内標識の左に目をやると・・・
 緩やかに徐々に下りながら進む。小刻みなカーブが断続的に続き、道幅の狭さと相まって速度は上がらない。五條まで86kmの案内標識の脇にはなぜか落石防止ネットの下に石が溜まっていてネットを押し上げていた。いったい何が起こってこのような事になったのだが・・・普通じゃない国道、それがR425である。

106.古屋宿の水 107.21世紀の森以降も狭路が続く 108.瀞峡への村道(?)分岐を直進
 白谷トンネルから走ること約13kmで21世紀の森という植物公園に至る。夏休みの良く晴れた日曜日というシチュエーションはこの手の施設にとっては集客できるはずだが、周辺に人影はなく湧き水の奏でる鹿威しの音だけが響いていた。もっともこれは午前9時頃という時間帯のせいかもしれない。
 この21世紀の森が十津川村中心部から一般人が通行するかもしれない区間と言えなくもない。しかし道路状況はこれまでと変わらず、山間部の狭路となっている。交通量も極めて少ない、もとい全く対向車とすれ違わない。約1km程走ると瀞峡への村道(?)との交差点となる。R425はここを直進して五條・新宮方面を目指す。ちなみに瀞峡は今となっては新宮市の一部でもある。

109.全く余裕のない1.5車線幅 110.ガードレールのない割合が増加 111.小川集落。五條まで81km
 瀞峡への分岐を過ぎても相変わらずの状況が続く。道幅は1.0〜1.5車線と狭くカーブが連続しているものの、勾配は緩やかな事が多い。が、ここにきてガードレール未整備箇所の割合が増えてくる。デリニエーターが立てられているが、傾いているものも多く非常に頼りない。そんな中、大野という集落を通過する。十津川村側最初の集落であり、下北山村浦向から約24kmぶりの集落である。とは言え国道沿いの民家は少なくすぐに通過してしまう。

112.集落を過ぎても道路状況に大きな変化はない 113.大泰の滝 114.酷道の高級施設、ロックシェッド
 大野集落を過ぎてセンターラインが現れるという事はなく山中の狭路が続く。芦廻瀬川に沿ったルートで沿線から直接見ることのできる滝が幾つかある。ツーリングマップルにも載っている大泰の滝もそのひとつである。ちょっとした展望スペースも用意されているが駐車スペースは用意されていない。

115.片川・大野・森集落への村道分岐を直進 116.村道分岐を反対から見るとこんな感じ。右がR425 117.高滝集落を見上げる
 21世紀の森から約6km進むと少し急な上り坂を上り切った所で右斜め後方から道が交差してくる。片川・大野・森といった集落へ繋がる村道(?)である。御坊からの走行であれば道が二手に別れる形になり、左の上りと右の下りのどちらが国道が判断に迷うかもしれない。しかし路面にはR425のペイントがあるし非正規の案内看板があるので決定的なミスを犯す可能性は低いだろう。

118.十津川第一発電所の脇をトンネルで通過 119.大規模な改修工事はR168のもの 120.滝トンネルを抜けるとR168に突き当たる
 十津川第一発電所脇のトンネルを通過すると大規模な道路工事現場に出くわした。崩落復旧工事の似合うR425だが架橋を含む工事は似合わない。と思って看板を良く見たらR168のバイパス工事だった。R168が整備されるからその“ついでに”R425も整備されているようだ。完成した暁には現在と全く異なる姿になるであろう。ただし交差点付近だけが。
 工事現場を過ぎると橋を渡り滝トンネルをくぐりR168滝交差点に突き当たる。R425の案内はないが左折してR168との重複区間に入る。

121.R168とて快走路ではない 122.おにぎりはR168のみ 123.ワラビ尾交差点を右折して単独になる
 やっと狭路から介抱されると思ってR168に入ると落胆するだろう。滝交差点直後のR168はお世辞も快走路とは言えない。むしろ酷道という表現の方が似合う区間である。交通量がある分、こちらの方が走りにくいとすら感じる。しかし狭路区間の距離はさほど長くなく久しぶりのまともな2車線道路も現れる。
 幾つかの集落を結びながら十津川沿いに進む。村の中心部から少し離れた山間部ではあるのだが比較的大きな集落もありちょっとした商店も営業しているので寂しげな雰囲気はあまり感じない。それ故、地元民を含め交通量がそこそこあり歩行者もいるので通過する際は注意がR425単独区間とは異なる意味で注意が必要となる。約8.4kmの重複ののち、ワラビ尾交差点を右折する事でR168から分岐して単独となる。案内標識は親切にもR168のおにぎりを大きくして逆にR425のおにぎりを小さく表示している。さらには路面のペイントはR168のみ表示されている。

 R169上池原交差点からは約49km・2時間、起点のR42坂場交差点からは約94km・4時間15分である。全長は200km超なのでまだ半分も消化していないのに時間だけは掛かっている。

国道425号 part5