| 国道425号 |
| part3 |
| R168滝交差点〜R169池原交差点 |
| 十津川村→下北山村 |
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| 71.R168分岐直後の隧道(名称不明、R168を向いて撮影) | 72.名称不明の隧道から下北山村方向を撮影 | 73.滝が流れているなど自然に満ち溢れた酷道 |
| 信号のない滝交差点を右折すると再び単独区間となる。もちろん酷道区間の始まりである。道幅は1.5車線で交差点直後にNo.71の隧道に出迎えられる。普通車同士の離合ができるかどうか怪しいところだ。トンネルを抜けると集落があるのだが、その先にも同じ風体の芦原瀬隧道がある。二つ目は緩やかな右カーブになっており電気もなく真っ暗なのでかなり視界が悪い。 芦原瀬隧道を抜けると民家が途切れる。道幅は1.0車線と狭く退避場所も少ないが、ガードレールの設置率も高く路面も思ったほど荒れていない。芦廻瀬川沿いとなっており国道から滝が望めるのでマイナスイオンの補充にはいいかもしれない。この先いくつか名前の付いた滝があるのだが、それを撮影している滝マニアがいた。酷道マニアにどうこう言われたくないないと思われているかもしれないけど。 |
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| 74.十津川村大野への分岐地点。看板がなければ迷うだろう | 75.この区間も落石が多い | 76.橋も道幅にあわせて1.5車線 |
| 滝交差点より3kmほど進むと分岐が現れる。案内看板があるので間違うことはないが、なければどちらに進むべきか悩むポイントに違いない。R425は直線的に右の川沿いを進む。左方向の上りは大野という集落へ至る道である。この分岐以降も芦廻瀬川沿いの狭路をくねくねと進んでいく。奥にも集落があり一応はバス路線にもなっているのだが、路面には落石が散らばっており牛廻越同様に危険な雰囲気が漂っている。ただ、ガードレールの設置されている割合が多く、落石箇所も少ないのでまだ精神的な余裕を保つことができる。ただしあくまで牛廻越と比較した場合の話である。中には人間の頭より大きな岩が落ちていることもあるので楽観視することはできない。 | ||
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| 77.一部ではきつい勾配もあるがほとんどは緩やか | 78.R169田戸付近に至る村道との分岐。沿線には集落もある | 79.断崖を這うようにして進む |
| 芦廻瀬川沿いにうねうねと進んでいく。狭い上に山側には落石、谷側には落ちたら助からないような谷が口を開けており、酷な道には変わりないのだが、勾配が緩いのがせめてもの救いである。しかし小刻みなカーブが連続するのでスピードを出すことはできない。 滝交差点から約8km走ると分岐を示す案内標識(青看板)が現れる。こんな山深い所にこんな立派な案内標識があること自体が驚きだが、この村道沿線には集落があるという。R425近くにちょろっとあるのはなく、R169に至るまで集落が点在しておりバスも通っているようだ。まぁ、しかしとんでもないとこに住んでいるものだ。余計なお世話だろうけど。 この分岐から少し走ると「21世紀の森」という植物公園がある。GWの初日でありこういった施設は観光客がいつも以上に多く訪れる日なのだろうが、ここに至るまでにすれ違った(追い抜かれた)車は数台だけであった。だが、先ほどの集落への村道分岐然り、この21世紀の森然り、ここまでは地域住民や観光客が通ることがあるのだが、これ以降は集落も何もない。するとどうなるかは鋭い読者諸兄にはお分かりだろう。 |
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| 80.落石でガードレールが破壊されている | 81.おにぎりがなければ誰も国道とは思うまい | 82.前回はこの距離標識は無かったような気がする |
| 21世紀の森以降は集落がないので道路状況は一気に悪化する。道幅やカーブのくねり具合などはそれ以前と少しも変わらないのだが、落石が際立って多くなる。路面に散らばる小石は言うに及ばず、山側には落石防止ネットを今にも突き破らんとしそうな落石群が押し寄せている。中にはネットを突き破っているものすらある始末だ。また谷側へ目を向ければ落石の直撃を受けてぼこぼこに凹んだガードレールがある。ひどいのになるとガードレールが完全に潰されていたり支柱が宙に浮いていたりする。その様子からも恒常的に落石があるものと思われ、通行には危険と恐怖がつきまとう。気の弱い方なら発狂してしまいそうな状況である。 そんな危ない断崖路を進んでいく。勾配はきつくないのだがそれは距離が長いことを意味する。小刻みなカーブが嫌というほど続き、スピードが上がらないのはもちろん、カーブの先にもし対向車がいたらと思うと落ち着かない。こんな所を通る車などいないだろうと思っていると対向車が現れたりするので過信は禁物である。 |
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| 83.白谷トンネルが十津川村と下北山村の境 | 84.白谷トンネル。長い直線だが狭くて両端に側溝がある | 85.白谷トンネルでR168方向を向いて撮ったもの |
| ハンドル、アクセル、ブレーキ、クラッチと格闘しながら進んで行くと林道との分岐がある。白谷池郷林道と言ってR169に出る直前のR425に接続している。案内は出ていないのだが、見ればどちらが国道かはおそらく分かるだろう。林道はほぼ全線に渡ってダートとなっているようだ。 その林道分岐からR425の様子は激変する。それまでの緩やかな勾配とはうって変わって急勾配となる。しかも路面はアスファルトなのかコンクリートなのか判別し難い。その距離は数百メートル程度と短いのだが、それが終わっても勾配はきつくヘアピンカーブの連続する道路となる。もちろん今まで同様に落石・崩落が多い。 その状態をしばらく走るとようやく白谷トンネルに到達する。十津川村と下北山村の村境のトンネルである。R168滝交差点からようやく一区切りつけられる場所でもある。約24kmのところを1時間弱かかっている。白谷トンネルはR425単独区間でよく見られる1.5車線幅のトンネルである。乗用車同士のすれ違いができるかどうか怪しいところだ。両端に側溝があるので中ですれ違おうとするとそれにはまってしまいかねない。距離は長いものの一直線で見通しが良いのが幸いだ。 牛廻越からこの白谷トンネルまでが奈良県十津川村である。奈良県の面積の6分の1を占め日本一広い村だけあって、それを東西に貫いているR425の距離は63kmと長い。R168重複区間など極々一部を除いて1.0〜1.5車線のカーブの連続する断崖路なので通過に2時間半ほどかかっている。 |
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| 86.白谷トンネルを抜けて下北山村に入る | 87.どこの奥地に迷い込んだんだと問い詰めたくなる | 88.カナウナギトンネル。なぜ「カナウナギ」なのかさっぱりだ |
| 白谷トンネルを抜けると下北山村となる。トンネルを出た直後は眼下に雄大な景色が広がり今までの苦労を忘れてしまうような気がした。林道や廃道に行った方が秘境の度合いが高いかもしれないが、軟弱者の筆者は車で進入できる所しか行かない。それでも自然の雄大な景色を見ることができるのだ。白谷トンネルの下北山側はそんな景色があることをまったく予想していなかっただけにしばし眼下に広がる景色に見とれてしまった。 道路はと言うとこちらも十津川村同様に断崖を走る山岳路なのだが、若干整備の手が入っているのか幾分か走りやすい。1.5車線と狭くて小刻みなカーブが連続するという点は変わらないのだが、少なくとも落石の類があまり落ちていないので路面状況はましになっている。 白谷トンネルから4km走るとカナウナギトンネルが現れる。わけ分からない名称のトンネルだが1.5車線のいたって普通のトンネルである。これ以降も1.0〜1.5車線の断崖路を徐々に下っていく。 |
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| 89.十津川村に比べて幾分かましになった路面 | 90.奈良r229付近からはセンターライン付きの2車線となる | 91.寺垣内トンネル |
| 小さな川沿いに東進していく。比較的緩やかな勾配でガードレールもわりと設置されている。小刻みなカーブが連続しているのだが、きっついヘアピンは少ない。白谷トンネルを抜けた直後の数箇所とカナウナギトンネルを抜けてしばらく走った後の数箇所くらいだろうか。もっとも辺りに集落はなく寂しげな雰囲気が漂っている。 下北山村に入って5kmほどで奈良r229との交差点となるのだが、その手前からセンターライン付き2車線となる。R168重複の十津川村折立以来のセンターラインの登場に思わずアクセルを踏む足に力が入る。奈良r229交差点はT字突き当たりとなっているのでこれを左折して下北山村役場方向へ向かう。さすが村役場付近、R425単独といえど立派な2車線道路である。寺垣内トンネルを通過しこのままR169まで快走できるのかと思ってしまう。 |
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| 92.下北山村池峰の集落。ここは2.0車線 | 93.池の平公園を過ぎると1.5車線となりカーブもきつい | 94.池原橋付近からは再びセンターライン付き2車線となる |
| だがここは酷道425号線、そうは問屋が卸してくれない。池峰の集落でセンターラインが消えて2.0車線になったかと思った矢先、池の平公園を通過すると1.0車線の薄暗い杉林の中の狭路となる。明神池を右手に池神社を左手に見ながら進んで行くと断崖路となる。木々の間からはるか下に集落や道路、川が見えるのだが、それこそ池原の集落でありR169であり北山川である。その高低差と距離の近さから明神池〜R169までの区間はヘアピンで大きく高度を下げる。一気に下って北山川沿いに進むとセンターライン付き2車線となる。 | ||
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| 95.R169上池原交差点を左折して重複区間となる | 96.案内では直進のようだが実際は左折となる。 | 97.R169重複区間 |
| 北山川を渡ってすぐにR169上池原交差点となる。なんと珍しいことに信号付きの交差点である。感応・押しボタン式だが信号は信号。曖昧な記憶だがまともな信号は龍神村役場付近以来だろうか。その間110kmほどである。ま、そんだけ信号がないといっても気持ち良くとばす事ができるのはそのうちに10km程度だけど。 R425は上池原交差点を左折してR169重複区間に入る。当然ながらR425の案内は一切されていない。ちなみにR309の重複路線でもあるのだがそれを示す物も一切ない。紀伊半島を南北に貫くR169とて酷道の範疇に入るのだが、奈良県内はごく一部を除いて2車線の山岳快走路である。たった1kmしかないので磨り減った神経の休息にもなりはしない。トンネル(音枝トンネル?)手前の池原交差点を右折して単独となる。 |
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| 牛廻越の区間同様に断崖を1.0〜1.5車線のくねくね道が続くこの区間も落石・落木が路面に散乱しており、落ちたらまず助からないような谷筋を走っている。また崩落した痕跡も何ヶ所かあった。国道の指定を受けているとは言え、舗装してあるだけで実質は林道と大差ない状況だ。スピードを出すことができないので41kmほどの距離を通り抜けるのに1時間半かかっている。この区間も気軽に入っていくような道路ではないことがうかがえる。ただしこの十津川・下北山間は龍神・十津川間の奈良・和歌山r735のように迂回できるルートがない。R168、R169本宮経由がもっとも最短だろうが、もはや迂回路というより完全に別ルートと言った方が正確かもしれない。 |
| 国道425号 part4 |