国道418号
part8

R151新野東町交差点〜R152明神前交差点
阿南町→天龍村→飯田市

350.家屋(倉庫?)1軒分だけ1.0車線 351.おきよめの湯以降はホイールベース5m超車通行不能 352.出合橋の手前の急勾配を上って右にカーブ
 新野東町交差点を右折してR151から分岐すると1.8車線とやや狭い道幅となる。少し進むと1軒の倉庫のような建物の部分だけ1.0車線とさらに狭くなる。その1.0車線区間を過ぎるとセンターライン付き2車線道路となるが距離は短い。その2車線区間の新野東町交差点寄りに飯田建設事務所が立てた看板があり、そこにはホイールベース5m以上の大型車はおきよめの湯から先の区間を通行できないと書かれている。
 短い2車線区間が終わると1.8車線程の道幅を走り、平坦な状態からいきなりの勾配を上った直後に右にカーブして早木戸川に架かる出合橋を渡る。そのまま早木戸川の右岸を走っていると集落が途切れて谷筋区間に入る。

353.早木戸川の谷筋を走る 354.天龍村に入る 355.天龍村に入った直後に短い2車線区間
 早木戸川の谷筋を走っていると阿南町の矢野集落や天龍村の梨畑集落に至る町(村)道(林道?)との交差点を通過する。この町(村)道か林道かわからない道路は天龍村の中心部に繋がっている。R418をその後少し走ると町村境を通過して天龍村に入り、その直後にセンターライン付きの2車線になるが、村の中心部までどころか300m程で終わってしまう。

356.カーブが多く見通しは悪い 357.勾配はほとんどない 358.おきよめの湯に近付くと2車線道路になる
 ほぼ平坦ではあるもののカーブが多い1.5車線幅の道路で早木戸川の谷筋を走る。カーブそのものは多いものの急なカーブは少ない。再びセンターラインが復活して2車線に道路になりしばらく谷筋の快走路を走る。

359.集落に入った所にも狭路が残る 360.長野r446交差点を左にカーブ 361.おきよめの湯付近からは上り勾配
 そのままおきよめの湯まで行けると思いきや集落に入る直前に狭路区間が残っているが、その距離は短い。2車線道路になった所で左のヘアピンカーブを曲がるが、そこのは長野r446が交差している。案内標識も設置されておりセンターラインも道なりに引かれていいるうえにr446は1.0車線幅なのでルートミスする可能性は低いだろう。
 向方方面の村道が交差している辺りからはS字形状の道路を下り、川島橋を渡ってから上りに転ずる。そのまま上り勾配の右カーブを走りおきよめの湯の前を通過する。これが新野東町交差点付近の警告標識にあったおきよめの湯であり、交差点から4.4kmの距離にある。

362.「国道四一八号改良整備促進」 363.川沿いのためカーブが多い 364.瀬戸かつら大滝
 おきよめの湯の第3駐車場を過ぎた所でセンターラインがなくなり1.5車線幅と狭くなる。その傍らにR418の改良整備促進を促す看板が立てられている。狭路になってからは引き続き早木戸川沿いを走っており勾配は非常に緩やかなものの見通しの悪いカーブが多く走行には気を遣わなければならない。ガードレールもカーブミラーも多数設置されており、山岳部を走る温見峠区間とは同じ酷道ながらその様子は異なる。

365.瀬戸沢橋 366.2車線区間もある 367.路面状況は比較的良好
 瀬戸沢橋を渡って早木戸川の右岸に移ってからも道路状況に変化はない。法面の落石防止対策がされている所を中心に2車線道路になっている箇所もあるが、基本的には1.5車線幅の狭路が続いている。交通量は少ないが、奥に天龍村の中心部があるため対向車が現れないとも限らない。

368.天龍村恩沢 369.完全1.0車線幅区間あり 370.足瀬集落への村道と交差
 蛇行する早木戸川に沿ったカーブの多い狭路をひたすら走る。1.5車線区間の割合が多く停止もしくは減速すれば乗用車同士の離合であれば行えるが、中には1.0車線幅と狭くて離合できない箇所もある。

371.補修痕の多いアスファルト 372.「ハト」 373.広狭を繰り返す
 落石があったり落ち葉が堆積していたりという事はほとんどないが、部分補修されていて若干デコボコしている箇所がある。部分部分で改良されておりセンターライン付きの2車線となっている箇所もあるが、それぞれの2車線区間は短い距離しかない。

374.交通量は極めて少ない 375.天龍村中組 376.少ないながらも離合できない箇所がある
 1.0〜1.5〜2車線と広狭を繰り返しながら早木戸川沿いを走る。谷筋を走っている距離が長いが日当たりの良い場所が多く鬱蒼としておらず雰囲気は明るい。長い狭路区間が続いているものの交通量が少ない意外に走りやすいとすら思えてしまう。

377.落石注意 378.右下を長野r1が走っている 379.長野r1交差点を直進
 早木戸川の左岸を走っていると左にカーブした先で右の低い位置に立てられた案内標識が見える。その位置に長野r1が走っており、程なくして交差点に至り道なりに直進する。売木村方面へ向かっている場合はY字路を右方向に進む。案内標識が設置されているためルートミスする可能性は低いだろう。なお、r1は路線名を飯田富山佐久間線と言い、長野県と愛知県と静岡県の3県に跨っている珍しい主要地方道である。R418の上矢作バイパスの東端に接続しているr101は月瀬上矢作線と言って静岡県と愛知県と岐阜県の3県に跨っているというレアな一般県道である。

380.長野r1以降も広狭混在 381.福島集落 382.天龍川橋
 長野r1との交差点からもしばらくは1.5車線幅の狭路が続いており、鬱蒼と茂る木々がなくなると同時にセンターライン付きの2車線道路になって天竜川の右岸を北上する。福島集落を通り過ぎて右の直角カーブを曲がると天龍川橋で天竜川の左岸に移る。天龍川橋は橋長が長い割に1.5車線幅と狭く14.0tの重量制限がある。

383.鶯巣集落 384.公共混在区間が続く 385.樹木の影だが鬱蒼とした雰囲気ではない
 天龍川橋を渡った直後に左の直角カーブを曲がり緩やかな勾配を上る。天竜川の谷筋に当たる場所だが、大河とあって比較的開けており明るい雰囲気が漂っている。また、かなりの山間部ながらJR飯田線が通っており、鶯巣駅があるため鶯巣集落は“最寄駅から徒歩数分”圏内である。ただし、列車の本数は日に10往復にも満たない。
 鶯巣集落を通り過ぎると天竜川に沿いながら1.5〜2車線の広狭が混在した状態を走る。カーブももちろん存在しているが、長野r1交差点以西の早木戸川沿い区間に比べると緩やかなカーブが多く走りやすいと感じる。

386.天龍村平岡 387.平岡集落(=天龍村中心部)に入る 388.家屋密集地を走る狭路
 広狭が混在した道路を走っていると所蛇川を左のヘアピンカーブで通過して、その先で天龍村の中心部を構成する平岡集落に入る。集落に入る直前は2車線だったものの集落に入ってからは小刻みにカーブしている1.0〜1.5車線の狭路となる。村の中心部ではあるものの交通量は少ない。

389.村の中心部のため店舗兼住宅が多い 390.長野r1十方峡隧道交差点 391.十方峡トンネル
 平岡駅や村役場の近くを通過し、店舗兼住宅が建ち並ぶ中を緩やかにアップダウンしながら走る。沿線の家屋がなくなるのとほぼ同時に道幅が広くなりセンターライン付きの2車線道路になり、緩やかな右カーブの先で長野r1十方峡隧道交差点を通過する。交差点の直後の右方向に交差している道路があるが、これが十方峡隧道を含む旧道であり十方峡トンネルの供用開始に伴い閉鎖されている。

392.わらのトンネル 393.改良されているとは言え急カーブが多い 394.遠山橋と清水トンネル
 右にカーブしている十方峡トンネルを出ると緩やかに左にカーブしている藁野大橋を渡り、その先でわらのトンネルをくぐる。旧道は閉鎖こそされていなかったが、北側の一部が砂利状態になっている事から実質的には廃道に近い状態と思われる。ただし、ウォッちずではまだ国道色に塗られたままである。藁野集落を通り過ぎると連続で急なカーブを通過し、左カーブを曲がって遠山橋を渡って北詰で清水トンネルをくぐって飯田市に入る。遠山橋の南詰のカーブには旧道が交差しているがガードレールで塞がれており進入する事ができない。トンネルの北側もバリケードが設置されており進入できない。にもかかわらずウォッちずではこの区間も国道色に塗られたままである。

395.天竜川の右岸を快走 396.飯島バス停と飯島発電所 397.幅員減少
 飯田市に入ってからは天竜川右岸を2車線道路で快走できる。天竜川が蛇行しておりそれに沿っているR418もカーブしているが、2車線道路なので特段走りにくいとは感じない。多少アップダウンしているものの勾配は緩やかである。中部電力の飯島発電所を通過して少し進むと幅員減少の警告標識が立っている。

398.標識のとおり狭くなる 399.改良済み区間に合流 400.再び2車線快走路を走る
 幅員減少の標識のとおり道幅は1.5車線と狭くなるが、現在の道路の下で拡幅工事が行われている。改良されて2車線となっている区間において法面の中ほどに電柱が立っており、その上部はだけ落石防止ネットがある事から現道の下に新たな道路が造られたと考えられる。よって走行時に工事していた区間もいずれ法面の一部と化して通行できなくなると考えられる。それを示すかのように勾配を下った先で工事現場の出入口を通過してからセンターラインが復活する。

401.飯田市南信濃大町 402.菜古山集落 403.2車線区間でも落石に注意
 拡幅工事現場からしばらくは2車線快走路で集落を繋ぎながら天竜川の右岸を走る。一部センターラインのない区間もあるが1.8車線程度の道幅があるため乗用車であれば交通量が少ない事もあって特に走りにくいとは感じないだろう。

404.月ノ島橋 405.尾之島集落 406.R152明神前交差点
 月ノ島橋で天竜川の左岸に移り、月の島集落を通り抜ける。遠山川の支流の八重河内川に架かる1.5車線幅の古い橋を渡った東詰でR152明神前交差点に至る。この信号機のない地味な交差点がR418の終点である。100番台国道との交差点と言えば聞こえは良いが、R152は飯田方面、水窪(現、浜松市)方面のどちらも分断区間を抱える酷道である事を付け加えておく。そう言えば起点で交差(重複)していたR157も名の知れた酷道であった。起終点どちらも酷道に交差していて、R418そのものもハイレベルな酷道という素晴らしい存在である。