国道418号
恵那八百津区間

 本ページは2007年4月29日のものです。2015年に再走行した際に該当区間を飛ばして丸山バイパスを走ったため、走行方向は逆ですがレポートを残しておきます。

 
1.隕石手前の最終転回地点にて 2.ここ数日は雨が降っていないはずなのだが・・・  
 幾多の苦難を乗り越えながら隕石手前の車両最終転回地点に到達。隕石まで行こうと思っていたのだが、それまでの苦難を考えると危険と判断しここで引き返すことにした。川平集落跡に向かう道中で1台の対向車に出くわす。幸い車ではなく自転車だったので脇によけてもらう事ですれ違う事ができた。当然お礼の意味で頭を下げたのだが、向こうは目を合わそうとしなかった。そりゃ、こんな所で車が現れたら目を合わしたくないわな。

3.川平廃集落の廃車 4.廃車2台+廃バイク2台+デトマソ1台 5.タイヤはドロドロ
 10分ほど走ると川平集落跡に到着する。この間、精神的余裕は全くなく写真を撮影できていない。廃車置き場の少し恵那寄りに旧川平の中心部(?)へ至る道があるのだが、完全に廃道化していて徒歩での進入ですら躊躇われる状態になっている。人っ子一人いない川平でしばし休憩した後、町道分岐に向けて車を進ませる。川平〜隕石手前に比べるとだいぶましな状態だが、そもそも比較対象が間違っている。路面は荒れているし狭いしガードレールはないし、ほとんど整備されていない状態である。つまり危険だという事

6.草木が容赦なく国道に侵入している 7.この手の小崩落は珍しい事ではない 8..名場居橋(?)。橋だけはまともに走れる 
 川平集落跡を出発して町道分岐に向かう。川平の恵那寄りの区間より幾分かマシになるとは言えまともに車が通れるような状態ではない。まだまだ緊張を強いられる走行が続く。至る所で山側から石が流れ落ちていて、車体が斜めになってしまうのも1ヵ所や2ヵ所ではない。道路脇だけでなく頭上からもからは草木が道路上にせり出していて容赦なく車体にダメージを与え続けてくれる。カサカサというお馴染み(?)の音からキーーー、ガッ、ゴッ、ガゴンと国道を走っているとは思えないような音が車内に響きわたる。

9.名場居橋の手前(東側)にて。実は車両通行きn(ry 10.名場居橋 11.名場居橋の西側にはバリケードの跡が・・・
 名場居橋と思われる橋に到着。町道分岐〜隕石間では最長の橋である。この橋の上だけは落石やら草木の侵入がないので普通に走る事ができる。逆に言えばまともに走れるのは橋の上だけということになる。この橋の東側(恵那寄り)には自動車通行止の標識が立てられている。橋の西側には2.0mの最大幅制限標識が立てられている。橋には車両の進入を阻むゲートがあるが脇に避けられている。

12.名場居橋以西も油断できない状態が続く 13.路肩にも余裕がない 14.こちらのゲートも脇に避けられている
 名場居橋を越えてもなお油断できない状態が続いている。山側の小崩落は幾分かマシになるものの、見るからにいつ崩れてもおかしくない山肌に恐怖すら覚える。かと言って山にばかり気を遣っていると弱い路肩に寄り過ぎて木曽川に落ちるという事態になりかねない。こんな所で落ちたらまず助からない。

15.岐阜r352との交差点(!) 16.r352からR418を見る 17.岐阜r352を示すキロポスト 
 岐阜r352との交差点に到着。町道とは名ばかりの人一人が徒歩でやっと通れる程度の幅しかない。しかも勾配がきつい。ちなみにmapionでは五月橋からほぼ直線に道が伸びているがこれは間違い。右の点線が県道のラインだと思われる。MAPFANに至っては五月橋すらなかったことにされている。
 岐阜r352以西は路面状況がほんの少し良くなる。とは言ってもまともに走れる道路ではない事は言うまでもない。転回地点から約3kmを写真撮影を含めて40分程かけて町道分岐に戻ってきた。

18.町道分岐から西は通行止 19.当分の間と言うが恐らく永遠に通行止と思われる 20.以前は大型車が通行不能だったが今は全て通行不能
 町道分岐から八百津中心部に向かうR418は通行止となっている。ゲート手前の看板には「路肩決壊により当分の間前面通行止」と書かれている。当分の間となっているが復旧工事をしている様子もなく規制が解除されることな恐らくないだろう。過去には車幅1.8mを越える車が通行できなかったが、今では全て通行できない。ゲート付近の看板には大型車と書かれた部分がテープで隠されている。



21.二股トンネルを少し東に進んだ地点 22..二股トンネルとデトマソ 23.意外に大きい二股トンネル(カーソルオンで分かります)
 という訳で二股トンネルからR418トレースを再開する。路面は良く言えば固く閉まったダートで、所々落石がある以外は走りにくさを感じない。道幅が1.0車線であることに目をつぶればの話だが。二股トンネルは"出る"とよく言われるが、霊感のれの字も持っていない上にそんな物の存在を全く信じていない筆者には何も感じられなかった。それよりも二股トンネルが意外に立派な造りで長くて広い事に驚いた。しかし悲しいかな、(道路状況に比して)どんなに立派でもここを通過する車両はごくわずかしか存在しない。

24.キロポストが国道であることを示している 25.アスファルトが復活 26.ガードレールも復活
 二股トンネルから湯谷橋に向けて車を走らせる。基本は1.0車線ですれ違いは所々現れる「路肩が少し広くなった場所」でしか行えない。ま、こんな所で対向車に出くわすなんて可能性はごく低いだろうが・・・しかし町道分岐以東の区間でチャリとすれ違ったし、あり得ないとは言い切れない。
 進むに連れて道路状況が良くなっていく。路面は砂利からアスファルトに変わり、作業小屋のような建物を通過するとガードレールも復活する。この作業小屋までは難なく到達できるレベルであり、小屋の前が空き地になっているので展開も難なくできる。

27.一般人にはほとんど目に触れる事のない案内標識 28.岐阜r353交差点。左がR418 29.交差点からR418二又トンネル方向を撮影
 二股トンネルから約3kmで岐阜r353との交差点にぶつかる。右折はr353、左折して湯谷橋を渡る方がR418である。交差点手前の案内標識によると左折は八百津方面となっている。しかし、こんな所にこの方向に立ってる案内標識に意味があるのだろうか。案内標識と言えばここにはR418を語るに忘れてはいけないものがある。それがかの有名なR418国道否定標識である。天下の国道R418の上に書かれた×マーク。No.84の写真にカーソルを当てると否定具合を拡大できます。

30.旅足橋 31.柏木隧道 32.丸山ダム付近まではこんな状態が続く
 湯谷橋からのR418は道幅1.5〜2.0車線と、それまでの道路だかどうかわからん状態から比べると格段に広くなっている。その代わり対向車の数も多くなるので、対向車の存在を考えながらの走行となる。この手の道路では珍しくもないことだが、ブラインドカーブでも平気でセンターを割ってくる車も多いので余計な気を遣う必要がある。

 町道分岐から八百津中心部には迎えないので、また町道から岐阜r353に戻りr353で湯谷橋のR418交差点まで迂回しなければならない。岐阜r353に戻った時は道路の走りやすさに感動すらおぼえる。新R418として改良済みの箇所を通過して湯谷橋に到着した。ここから町道分岐方面に向かう。