国道409号
part1

R246溝口交差点〜R16袖ケ浦交差点
川崎市→
 →木更津市→袖ケ浦市

1.R246・神奈川r9溝口交差点 2.神奈川r14高津交差点 3.東急田園都市線
 神奈川県川崎市高津区のR246・神奈川r9との溝口交差点がR409の起点である。R246は三ケタ国道ながら幹線国道として機能しており、交差点は立体化されている。R409はR246から南東に向かうが、道路状況は対面2車線であるものの交通量が多くこちらも幹線国道の雰囲気が濃い。神奈川r14高津交差点を通過した後に東急田園都市線の高架をくぐる。国道の北東側の隣接するような位置に高津駅が設置されている。区の名称と同じ駅ではあるが、区役所はひとつ南の溝の口駅が最寄り駅である。

4.都市部の幹線国道としては貧弱な道路状況 5.R466(第三京浜道路)の川崎高架橋 6.川崎市中原区に入る
 対面2車線の幹線国道を南東に向かって走る。しばらくは歩道が設置されているが、旧道らしき道路が接続する左カーブを過ぎると歩道がなくなる。沿線には建物が密集しており歩道の分だけの拡幅も難しいのだろう。溝口交差点から約2.1kmで高架をくぐるが、これはR466の川崎高架橋である。R466はその大半が高規格道路で一般には第三京浜道路の名で知られている。川崎高架橋からは歩道が設置されており幾分か走りやすくなる。高津区から中原区に入るが道路状況に変化はない。

7.神奈川r45小杉十字路交差点 8.JR南武線 9.東急東横線
 早朝にもかかわらず交通量の多い2車線道路を走っていると等々力緑地の南を通り、程なくして神奈川r45小杉十字路交差点を通過する。さらに進むとJR南武線、次いで東急東横線の高架をくぐる。2つの鉄道の交差地点に武蔵小杉駅があり、周辺には高層マンションが林立しているのが分かる。

10.神奈川r2市ノ坪交差点 11.東海道新幹線 12.市ノ坪跨線橋
 東急東横線の高架のすぐ先で神奈川r2市ノ坪交差点を通過する。r2は東京丸子横浜線という東京・横浜間を結ぶ幹線道路で、片側2車線と整備されている。R409は引き続き対面2車線道路を走り、東海道新幹線の高架をくぐり、次いでJR横須賀線を市ノ坪跨線橋でオーバーパスする。

13.神奈川r111平間駅入口交差点 14.新川崎駅・鹿島田駅の周辺にもタワーマンションあり 15.JR南武線の川崎堀交差点
 中原区と幸区の境で神奈川r111平間駅入口交差点を通過する。JR横須賀線とJR南武線の間を走っていると左カーブを曲がって南武線の川崎堀踏切を通過する。すぐ南に南武線の鹿島田駅と横須賀線の新川崎駅があり、この辺りにも高層マンションが林立している。

16.川崎市中原区下平間 17.下平交番間交差点を右折
 川崎堀踏切からは南東の方角に向かって対面2車線道路を走り、南部沿線道路という名の市道との下平間交番交差点に突き当たり、右折して浮島・川崎駅方面に進む。左折の南部沿線道路に溝口と案内されている事からも分かる通り、R409よりも整備されており交通量も多い。

18.下平間交番交差点からは片側2車線 19.R1遠藤町交差点 20.遠藤町交差点以降も片側2車線道路
 下平間交番交差点からは車線が増えて片側2車線道路になるが、中央分離帯は簡素なものである。幸区役所の北を通り過ぎてからR1遠藤町交差点を通過する。一桁国道との交差点ながら通常の平面の交差点である。ただし、どちらの国道も片側2車線の幹線国道のため混雑しやすい交差点と思われる。遠藤町交差点以降も片側2車線道路が続くが、中央分離帯は植栽付きのものとある。

21.神奈川r9幸町交番前交差点 22.JR京浜東北線と東海道本線 23.京急本線
 川崎市道の幸多摩線との河原町交差点を通過するが、R409の溝口方面と市道とは往来できない。中央分離帯のなくなった4車線道路を走っていると左カーブの先の神奈川r9幸町交番前交差点で右側車線が右折専用車線になってしまう。なお、起点の溝口交差点からここまではr9が重複している。
 幸町交番前交差点を過ぎると4車線道路に戻る。JR京浜東北線と東海道本線、次いで京急本線のアンダーパスを、さらに京急大師線の京急川崎(大)第2踏切を通過する。JRと京急本線の間に区境があるため幸区から川崎区に入る。

24.R15競馬場前交差点 25.中高層マンションが建ち並ぶ 26.川崎大師駅の西の交差点を左折
 R15競馬場前交差点を通過するが、R1との遠藤町交差点とは異なりR15に跨道橋が造られて立体交差化されている。なお、R466を第三京浜国道と呼ぶが、R1は第二京浜、R15は第一京浜とも呼ばれる。第一がR1ではなくR15に対して付けられているのはR15が明治時代の「1號國道」であったためである。
 競馬場前交差点の直後に短距離ながら上下線が分離した状態となり、その後は中央分離帯付きの片側2車線道になる。久根崎交差点の東は若干カーブしているが、緩やかなので走行に支障があるようなものではない。
 川崎大師駅の手前に信号機のない交差点があるが、R409は左折して京急大師線の鈴木町第1踏切を渡らなければならない。右側車線から直進してしまうと車両では川崎大師駅の駅前ロータリーまでしか進む事ができない。

27.東向き一方通行区間 28.大師第一踏切交差点からは4車線道路 29.首都高K1横羽線・K6川崎線の大師IC
 鈴木町第1踏切からは東向きの一方通行道路を走る。市道との交差点からはセンターラインが現れるが、どちらの車線も東向きにしか走る事ができない。川崎大師駅の北東の大師第一踏切交差点を左折すると対面通行に戻る。
 京急大師線の北を並走するようにして東に向かって4車線道路を走る。上下線が分離した後に首都高の大師ICを通過する。このインターチェンジはジャンクションも形成しており、K1横羽線とK6川崎線が接続している。

30.神奈川r6大師河原交差点 31.大師河原交差点以降は沿線に中高層の建物がなくなる 32.首都高K6川崎線が大師トンネルから出てくる
 上下線の分離区間が終わった直後に神奈川r6大師河原交差点を通過する。交差点の上を横切っているのは首都高K1横羽線であり、K6川崎線はR409の下を大師トンネルで通っている。大師河原交差点からも周辺の建物は多いが、高層のものは少なくなる。地上に出てきた首都高K6川崎線に上下線が分離される形になる。

33.殿町3交差点 34.首都高K6川崎線の殿町IC 35.浮島橋
 トンネルから高架になった首都高K6川崎線の下を走っていると殿町ICを通過する。都市高速のインターチェンジでは珍しくもない事だが、浮島JCT方面とのみ接続しているハーフインターチェンジである。首都高に分離させられた片側2車線道路を走っていると浮島橋を渡る。橋の下は多摩運河、つまり海である。

36.周辺は工場地帯 37.浮島入口 38.木更津方面は右側車線を走る
 浮島橋からは人口島を走っており、周辺は工場ばかりで大型トラックの通行も多い。浮島町公園の南で浮島入口となるが、2車線のうち左側は首都高B湾岸線で、右側が東京湾アクアラインの入口である。東京湾アクアラインはR409の一部であり、国道トレースは右側車線から浮島入口に入る。

39.東京湾アクアトンネル 40.海ほたるPA 41.東京湾アクアブリッジ
 首都高から来る道路に合流した後に本線に合流し、その直後に東京湾アクアトンネルに入る。トンネルの全長は9610mで開通した当時は世界最長の海底トンネルであった。トンネルのほぼ中央に川崎人口島があり、風の塔がトンネル内の空気の換気を行っている。
 トンネルから出ると東京湾アクアブリッジという橋梁に変わるが、その変わる場所の人口島に海ほたるPAが設置されている。このPAではどちらから入ってもUターンして戻る事が可能である。なお、海ほたるPAの周辺は海だが、富津岬と観音崎が飛び出ているため360度全方向に陸地が見える。
 東京湾アクアブリッジの全長は4384mで、2021年時点でも日本で最も長い橋梁である。トンネルから出てしばらくは上り勾配だが、下りに転ずると千葉県側の陸地まで見通す事ができる。

42.「海ほたる閉鎖時 Uターンは木更津金田へ」 43.木更津金田IC 44.Uターン時はこの交差点を利用する
 東京湾アクアブリッジを渡り終えると木更津金田ICとなるが、料金所より先はCA東京湾アクアライン連絡道という道路でR409には指定されていない。よって左に寄って木更津金田ICで降りなければならない。下り勾配のランプを降りると市道との交差点を通過するが、ここで左側車線が左折専用車線になる。また、海ほたるが閉鎖されてUターンできなかった場合はこの交差点を利用してUターンする事になる。

45.木更津金田IC(東向き入口) 46.千葉r87交差点 47.第一小櫃橋
 市道との交差点を過ぎると片側2車線道路に戻り、木更津金田ICの東向きの入口を通過した後に千葉r87交差点を通過する。r87交差点でも左側車線が左折専用車線になってしまう。交差点から先も2車線あるが、東向きのみの2車線ではなく対面2車線である。第一小櫃橋で小櫃川を渡り終えると西向き車線がCA東京湾アクアライン連絡道の南側に移るため片側1車線道路になる。

48.S字状にカーブしてアクアライン連絡道の南に移る 49.袖ケ浦市に入る 50.S字カーブでアクアライン連絡道の北に戻る
 JR内房線の手前でCA東京湾アクアライン連絡道の下をくぐってS字カーブを曲がって南側に移ると対面通行区間になる。最初の右カーブ部分に接続している側道のような道路はR16の旧道の千葉r270と繋がっているため、意外に交通量が多い。
 対面通行区間を走っていると岩根高架橋でJR内房線と千葉r270、小櫃川の上を通過する。小櫃川は市境でもあり袖ケ浦市に入る。橋を渡り終えた直後に再びS字カーブを曲がってCA東京湾アクアライン連絡道の北側に戻る。

51.袖ケ浦ICの料金所の横を通る 52.袖ケ浦ICの流出路と合流 53.R16袖ケ浦交差点
 CA東京湾アクアライン連絡道に区切られた片側1車線道路を走っていると高架橋の下に入り、袖ケ浦ICからの流出車線が合流した後にR16袖ケ浦交差点を通過する。交差点の手前は片側2車線だが、袖ケ浦ICからの流出車線が一旦合流してから車線が増える構造になっており、流出してきてそのまま右側車線になる構造ではない。

国道409号 part2