国道385号
part1

R3東光2交差点〜R385東脊振バイパス交差点
福岡市→那珂川町→
→吉野ヶ里町

1.R3東光2交差点 2.東光橋 3.博多駅東交差点を左斜め前方へ進む
 福岡県の県庁所在地の福岡市のターミナル駅である博多駅の北西に位置するR3東光2交差点がR385の終点である。300番台後半の国道ながらその終点は都市のただ中であり、深夜と早朝を除いて交通量が非常に多い交差点である。また、R3の上を福岡都市高速の博多東ランプの高架が通っている。
 東光2交差点からすぐに東光橋を渡り、橋からの下り勾配が平坦になった所で博多駅東交差点を斜め左前方へ進む。目の前に見えるグリーンホテルの向こう側に博多駅があり、右方向に進むと博多駅の博多口(=西口)に行く事ができる。

4.博多駅の東を南下 5.自転車レーンが完備 6.福岡r555・r575宮島交差点を右折
 博多駅東交差点からも4車線道路が続いている。前述のとおりターミナル駅である博多駅の東を通っている道路であり、昼間であれば交通量が非常に多い区間である。筑紫口(=東口)のロータリーの出入口に当たる博多駅(筑紫口)交差点を通過してから2つ目の交差点の音羽交差点では右側車線が右折車線2本になってしまうため、左側車線を走っていなければならない。音羽交差点の先は対面2車線とはならずに4車線のままである。九州新幹線とJR鹿児島本線の線路に沿って左にカーブし、福岡r555・r575宮島交差点を右折する。

7.九州新幹線とJR鹿児島本線のガードをくぐる 8.福岡r555美野島交差点を左折 9.美野島交差点の直後は南向き1車線
 宮島交差点を右折してすぐにJR鹿児島線のアンダーパスを通過するが、同時に九州新幹線の高架もくぐる。アンダーパスからの勾配を上った所で福岡r555との美野島交差点を左折して大橋方面に進む。美野島交差点の直後は南向き車線が1車線しかないがすぐに上下合わせて4車線になる。

10.筑肥線は廃線となったが跨線橋が残っている 11.福岡r553清美大橋東交差点を道なりに右へ進む 12.清美大橋
 4車線道路を走っていると跨線橋を通過するが、その下にあった国鉄筑肥線は廃線になっており列車が通る事もなければ線路すらなくなっている。筑肥線は大部分が道路や歩道に転用されており痕跡を見つける事が難しくなっているようである。跨線橋が終わると福岡r553との清美大橋東交差点を道なりに右方向へ進んで清美大橋を渡る。左斜め前方に進むのがr553で、右折方向にもr553は伸びているのだがR385からの右折はできない。また、清美大橋の下を流れる那珂川が区境であり、博多区から南区に入る。

13.住吉中前交差点を右折 14.4車線道路が続く 15.福岡r602清水四ッ角交差点を左折
 清美大橋西交差点を左にカーブしながら通過し、その先の住吉中前交差点を右折して野間方面に進む。右折車線は1本だけだが右折後は4車線道路となっている。集合住宅が立ち並ぶ間を約600m走り、福岡r602清水四ッ角交差点を左折して春日・大橋方面に進む。右折してr602を走れば福岡市の繁華街である天神に行けるため、右折する車両が多い。これまでいくつかの県道との交差点を通過したが、案内標識にヘキサが表記されていないのが福岡市内区間の特徴である。

16.清水四ッ角交差点からは6車線 17.九大大橋キャンパス入口交差点を右折 18.西鉄天神大牟田線
 清水四ッ角交差点からはさらに車線が増えて上下6車線になる。中央分離帯は設置されていないが中央線付近はゼブラゾーンが設けられており、中央分離帯のある交差点も存在している。南区役所を通過してから大橋駅間を交差点を通過し、清水四ッ角交差点から約1.4kmで九大大橋キャンパス入口交差点を右折しなければならない。よって南向き3車線のうち右側車線を走っている必要がある。
 九大大橋キャンパス入口交差点からは4車線道路となり、直後に西鉄天神大牟田線の高架をくぐり、すぐ先で福岡r31との大橋交差点を通過する。

19.福岡市南区三宅 20.R202外環状道路とのガンセンター入口交差点&福岡都市高速環状線
 道路としては博多駅周辺と同じ4車線状態が続いているが、沿線の建物は中低層のものが中心になっている。交通量はそれなりにあるものの明らかにタクシーの数は少なくなっている。4車線道路を走ること約1.9kmで福岡都市高速の環状線の高架下を通過する。高架の両側の平面道路はR202外環状道路であり、ガンセンター入口交差点という名称の交差点となっているが、なぜか案内標識が設置されていない。福岡市の中心部を横断するR202現道に対して距離が離れて過ぎており、余計な混乱を避けるためだろうか。

21.吉野ヶ里歴史公園まで30km 22.那珂川町に入る 23.片縄小学校入口交差点付近から片側2車線
 ガンセンター交差点からも4車線道路が続いているが、沿線の建物は一般家屋の割合が増える。福岡r49老司四ッ角交差点を通過し、南下を続けていると市町境を通過して那珂川町に入る。那珂川町に入ってからも道路状況は変わらず4車線道路が続いている。状況が変化するのは片縄小学校入口交差点の手前で、細い中央分離帯が現れて片側2車線道路になる。

24.福岡r577内田交差点 25.「神埼31km 吉野ヶ里25km」 26.道善バス停前交差点以南は対面2車線
 片側2車線道路と淡々と南下していると福岡r577内田交差点、次いで福岡r56道善交差点を通過する。その南の町道との道善バス停前交差点を通過した直後に右側車線がなくなり、以降は対面2車線道路になる。

27.拡幅困難?? 28.多車線化工事が進行中 29.沿線に田畑が目立つようになる
 2車線道路になってからもすぐ隣では車線増設工事が行われており、遠からず多車線区間が延伸されるものと思われる。ただし、那珂川が隣接している区間があるうえに、両側に家屋が残っている箇所もあったので那珂川町役場付近まで多車線道路が延びるのは当分先の話と思われる。

30.福岡r56・r575山田交差点 31.「R385山間部 降雨時走行注意」 32.東脊振トンネルまで11km
 那珂川に架かる松尾橋を渡った先で福岡r56・r575山田交差点を通過する。r56は道善交差点から重複していたものが分岐した形で、r575は博多駅の南の宮島交差点で交差して以来である。山田交差点以降も那珂川の流域を南下し続けるが、僅かながら上り勾配となっている。交通量はだいぶ少なくなり比較的長閑な風景と言える。山間部の道路状況を示す電光掲示板も設置されており、柳川・大川方面は東脊振トンネルを通るように案内している標識も立っている。

33.緩やかなアップダウンあり 34.那珂川町埋金 35.那珂川の谷筋を走る
 那珂川沿いを走っていると緩やかに左にカーブして川から離れてアップダウンしたのちに再び川に沿って走る。集落が断続的に続いているが交通量は少ない。これまでの概ね平坦だった勾配から上り勾配となり山間部に入ったという認識を持つ事ができる。

36.南畑発電所 37.雨量通行規制区間に入る 38.幅に余裕のない2車線
 九州電力の南畑発電所からは沿線の集落が途切れる。レンガ調の重厚ながら古そうに見える南畑発電所は1911年(明治44年)に運転を開始した水力発電所である。そんな南畑発電所を通過してすぐに電光掲示板と雨量通行規制区間の起点を示す標識を通り過ぎる。標識によると連続雨量170mm以上で通行止になるようだが、時間雨量の記述はない。雨量通行規制区間に入るとはっきりとセンターラインが引かれた2車線道路ではあるものの車線幅が若干狭く、勾配がきつくカーブが多いという山岳道路の様相を帯びてくる。

39.名称不明のトンネル(銘板読み取れず) 40.南畑ダムの東を通過 41.ダムサイトの直後はセンターラインなし
 右ヘアピンカーブのすぐ先でトンネルをくぐるが、銘板を読み取る事ができなかったため名称が確認できなかった。トンネル以降も2車線の上り勾配が続いており、ヘアピンカーブが1か所だけある。それ以外にも小刻みなカーブが多くて見通しは良くない。急に景色が開けたと思ったら南畑ダムの天端の横を通過する。ダムの上を車両で通行することもできるが、車1台分の幅しかない。一方でR385はダムのすぐ先でセンターラインがなくなり1.8車線程度と狭くなるが、その距離は非常に短い。

42.南畑ダム湖畔を走る 43.「早くて便利な東脊振トンネル」 44.五ヶ山バイパスの現道は右折
 ダム湖畔を走る区間は勾配こそ非常に緩やかだが、小刻みなカーブが多いという点においてはダム以前と変わらない。路面が赤く塗られ中央分離帯代わりのラバーポールのある左カーブを走っているとグリーンピアなかがわというキャンプ場への道路との交差点を通過する。この交差点の近くにダム湖の南端がある。
 キャンプ場道路との交差点からは開けた景色の中を走っており、改良された走りやすい2車線道路になる。五ヶ山ダムの建設に伴い整備された五ヶ山バイパスである。綱取集落(跡?)を通過すると右側に現道が交差しているが、2015年8月時点では五ヶ山ダムが建設中のため通行止である。さらに付け加えるとダムが完成すると現道は湖底に沈んでしまう。

45.高架道路は付け替えられる福岡r136 46.福岡r136交差予定地点 47.五ヶ山大橋
 現道との交差点からも上り勾配の2車線快走路が続いており、右に大きくカーブした所で福岡/佐賀r136の付替え道路との交差点を通過する。ただし、2015年8月1日の通行時にはまだ供用されておらずr136に進む事はできない。横風注意の標識を通過すると五ヶ山大橋を渡る。橋の下に那珂川が流れているだけでなくそれに沿っている現道もある。橋上のフェンスはやけに厳重だが、真下がダム建設予定場所という訳ではない。

48.平野大橋 49.資材運搬用の架線が張られている 50.左側がダム湖になる
 五ヶ山大橋を渡ると左にカーブしてから平野大橋を渡り、次の右カーブで五ヶ山ダムの建設事務所前を通過する。空中を架線が張られているが、これはダムの建設資材を運搬するための物である。ダム建設現場からは緩やかな下りとなり、ダム湖畔(予定)の道路を走る。

51.那珂川左岸の付替え道路との交差点 52.佐賀大橋 53.佐賀県吉野ヶ里町に入る
 大きく左にカーブして佐賀大橋を渡る手前に交差している道路があるが、これもダム建設に伴う付替え道路のひとつである。那珂川と福岡/佐賀r136よりも遥かに高い位置にある佐賀大橋を渡ると付替えられたr136との交差点を通過する。那珂川が福岡・佐賀県境のため佐賀大橋から南は佐賀県吉野ヶ里町である。

54.ここも湖畔道路になる予定 55.東脊振バイパスとの交差点を左折して現道へ進む
 佐賀県吉野ヶ里町に入ってからも緩やかな上り勾配の2車線道路が続いている。緩やかな右カーブを曲がり直線になった所で東脊振バイパス(トンネル)との交差点に至る。信号機は設置されていないが案内標識は立てられており、現道には坂本峠と表記されている。2015年8月時点では現道も国道の指定を受けておりかつ通行可能なため、左折して坂本峠方面に進む。なお、言うまでもないが、有料とは言え東脊振トンネルを通行した方がより安全で早く目的地に着く事ができる。

国道385号 part2