国道368号
part1

R42丹生交差点〜R369敷津交差点
勢和村→飯南町→美杉村→御杖村

1.R42丹生交差点にある巨大鶏。これがR368の目印でもある 2.丹生交差点付近はセンターラインありの2車線 3.アスファルトからできて間もないことが窺える
 R369走行の余勢を駆ってR368も走ることにした。ちょうど2年前に走っておりレポもアップしていたが、折角なのですべて書き直すことにした。写真・内容とも2004年走行時に一新しています。

 R368の終点は伊勢道の勢和多気IC近くのR42丹生交差点である。目印はでっかい鶏!すぐ先のコケコッコー共和国という養鶏場(?)のもので、傍でおばさんがのぼりを振っていた。平日に振ってもあまり集客効果はないとおもぞ。R368の目印としてはこの上なくわかりやすい。こいつがあればR368の終点はどこだ?と迷うことはないだろう。もちろん案内標識はありますがね。
 肝心の国道の方だが、丹生交差点付近はいたって普通の2車線国道。JRを高架で越えるあたりが酷道らしくない。しかし2車線区間は長くは続かず、高架橋の下で一旦終わる。それの下を通過してからしばらくは1.5車線となる。その狭路を工事車両のダンプが通ることもある。ところで先ほど通過した高架橋だが、てっきり伊勢道と思っていたが違うようだ。するとアレはなんだろう?また別の高速でも造っているのだろうか?
 で、狭い区間だが数百メートル程度なので難なく通過でき、記憶にも残らない。そのまま車を進めると勢和村古江でまだ新しい路面となる。2年前にここを通ったときの記憶はあまり残っていないのだが、もっと狭い区間が続いたように思える。最近この古江の集落を迂回するように付け替えられたバイパスと思われる。3の写真の左に分岐する道を行けば旧道を通ることができるだろう。地図を見ても旧道はすでに降格している模様。古江の集落をパスし、勢和大橋を渡った先で合流する道が旧道と思われる。

4.勢和村朝柄。村役場付近だが中心という印象はあまり受けず 5.桜峠は1.5〜2.0車線だが交通量はほとんどない 6.櫛田川にかかる橋。橋の上だけセンターラインがなくなる
 三重r704との朝柄交差点を左折しその先で勢和村役場の前を通る。この辺りも2車線で地方のローカル国道といった雰囲気である。交通量はほとんどなく走りやすい。
 しかし飯南町との境である桜峠前後は少し狭くなっている。1.5車線なので離合は難しいのだが、対向車が来ることはなかった。比較的路面はしっかりしているし景色が開けているので酷な印象は薄い。飯南町に入ってすぐにセンターライン付きの2車線となるので峠付近の狭路区間は短い。しばらく2車線が続くが、櫛田川にかかる橋はセンターラインがなく少し狭くなっている。橋を渡った先は旧道と粥見バイパスとが分岐する。と言っても普通に走っていればバイパスを通ってしまう。筆者も分岐に気付かずにバイパスを通っている。


7.R166交差点を右折する(桜井・飯高R166← →R166津・松阪) 8.R166重複区間。櫛田川沿いに進む
 粥見バイパスの終点はR166交差点である。高架でR166のある高度まで一気に駆け上る。R368はここを右折してR166重複となる。さすがに100番台の国道とあって交通量はそれなりにある。と言っても信号なしでええんちゃうか、って程度でしかないが。約2km弱の重複区間のちょうど中間に道の駅「茶倉」がある。

9.R166分岐後すぐこの看板が目に入る 10.始めのうちは集落内の2車線道路が続くのだが
 粥見北交差点を左折するとR166から分岐する。しかしここからはR369との重複となっている。もちろんR368の表記が消えることはないけれども。この交差点からすぐの所に仁柿峠が大型車通行止となっていることを警告する看板がある。しかしこの標識付近は歩道はないもののセンターライン付きの2車線道路なのでそのような雰囲気は感じられない。逆に言えばこの看板がなければ大型車でも突っ込んで行ってしまうかもしれない。
 仁柿川に沿って集落を繋ぎながら西へと進んでいく。一部集落内では狭い箇所もあるが概ね2車線と走りやすい。仁柿小学校付近は別の場所に付け替えられたのか、沿線に民家がまったくない。

11.いきなり快走路が終わりを告げる 12.左の写真の箇所を左折したところ。ここにも警告看板があった 13.飯南町上仁柿
 吹ヶ野の集落で2車線道路は突如終わりを告げて右方向へ進路変更させられる。どうやら付替えが済んでいるのはここまでのようだ。しかし見た所この先でも工事を行っているようなのでいずれは上仁柿の集落もパスできるようになるのだろう。付替え済みと未改良の間の連絡は急勾配の道を下ることになる。美杉村側から来た場合はここの旧道との分岐で迷いやすい。暫定路だからか案内はなかった。
 その後は民家の軒先をかすめるかのような狭路を通ることになる。交通量はほとんどないのだが歩行者がいたりするので油断は禁物である。さらには木材運搬用の大型車が通ることがあります。

14.集落が途切れると本格的な峠酷道へと変貌する 15.狭い・路肩弱い・落石注意と三拍子揃った酷道 16.車両対向所NO.12より撮影
 下仁柿の集落を通り抜けると本格的な峠道となる。ここ以降が大型車通行止めとなっている区間であろう。確かに狭い。車1台がやっと通れる位の幅しかなく、普通の人なら乗用車でも入るんをためらってしまいそうな状態である。路肩は見るからに弱そうでガードレールのない箇所も多いが、あってもなくても大差ないように思える。崖側を見ると小石が落石防止ネットに引っかかっている。たまに路上まで出てきてるやつまでいる。救いは勾配がほとんどなくカーブミラーがきちんと設置されており、この手の酷道にありがちな薄暗さがない点だろうか。後者に関してはお隣の美杉村の名前が示すように杉林であり、それらを生業とする方々によって低い位置の枝が切り払われているせいだと思われる。もっとも花粉症の人には季節によって相当つらい区間となるだろう。

17.仁柿峠手前の対向所。なんとシリアルナンバーつきである 18.古ぼけたミラーのポールに貼られたシール。さすがは三重県
 1.0〜1.5車線がほとんどで離合するために車両対向所が設けられている。もっともかなり狭かったりカーブのたまたま広い所に看板を置いて無理矢理対向所にしたという感は拭えないが。17、18の写真はNO.12の車両対向所にあったもの。こんな酷な峠酷道においてもおにぎりシールが数多く貼られている。さらにはミラーのポールにまで…

19.飯南町峠の集落。まだ新しい家も建っていた 20.美杉村側の峠区間は長くはない 21.R422交差点の案内標識。R422は分断国道
 峠に近づくと勾配がなくなり集落が現れた。数軒程度の小さな集落とは言えこんな所に人が住んでいるとは。上仁柿が最後の集落とばかり思っていた。しかもまだ建てて間もないと思われる家があるのには驚いた。道幅は相変わらず狭いが民家があると言うだけで随分違った印象を受ける。しかしこれ以降もまだ狭路は終わらない。

 峠の集落を抜けると再び人気のない道路となるが、すぐに仁柿峠に到達する。峠を越えると美杉村であり、入るとすぐにまだ新しい峠橋を渡る。先ほどの対向所NO.12で写真を撮っていた時も遠くの方から工事らしき音が聞こえたので、もしかしたら付替えなりトンネルなりの工事をしているのかもしれない。飯南町はあらかた付替えが済んでいるので、いずれこの仁柿峠も簡単に通過できるようになるのかもしれない。美杉村の峠の狭路区間は飯南町ほど長くない。距離にすれば2kmもないくらいだろうか。その間にも拡幅済み箇所があるので比較的楽に通過することができる。
 センターライン付きの2車線となってからは交通量が皆無ということもありかなりのハイペースで流すことができる。カーブもきつくない。下りが終わる地点に道の駅「美杉」とR422交差点がある。案内標識を見れば分かるがR422は分断国道である。それは交差点からR422を見てもそれが分かるような貧弱さだ。R368はと言うと仁柿峠のうねった狭路が嘘のような状態である。2車線であるしR422交差点前後は山間部とは思えない直線である。

22.美杉村内は概ね快走路が続いている 23.御杖村の集落(だったと思う) 24.R369敷津交差点。R368はここを右折して単独となる
 R422交差点以西はR422とも重複である。これでR368、R369、R422の3本の国道の重複となるが、それを示す標識などは存在しない。R368の表示のみが表に出ている。観光客誘致のために3国道串刺しおにぎりを設置したらどうだろうか?そんなんを見に来るのは筆者のような来るのは国(酷)道マニアくらいだろうけど。
 R422交差点からも2車線は続く。飼坂トンネルを通り少し行くとJR名松線の線路が現れる。この先の伊勢奥津駅が終着駅である。鉄道には疎いのでよく分からないのだが、単線・非電化のいかにもローカル鉄道といった雰囲気だ。第三セクターかと思ったがそうではないようだ。
 鉄ネタはそのくらいにしておいて国道の話に戻そう。伊勢奥津駅を過ぎてもしばらくは2車線だが、県境に近づくと民家の間を縫うように走る1.5車線となる。民家が途切れないのであまり県境という印象は持ちにくい。仁柿峠の方がよっぽど県境っぽい雰囲気だった。しかしいわゆる県境標識が目立つので嫌でも県境であることがわかる。県境を越えると奈良県御杖村となる。起終点ともに三重県だがごく一部だけ奈良県を通っている。純三重県国道はR164(四日市市)、R167(鳥羽市など)、R260(志摩町など)の3本である。県境から断続的に狭路が続くが、敷津交差点手前で消えかけのセンターラインが現れる。R368はこれを右折して北へと向かう。なおR369がここで分岐している。

国道368号 part2