国道345号
part3

道の駅「笹川流れ」〜R7鼠ヶ関交差点
村上市→
→鶴岡市

111.JR羽越本線との並走は続く 112.塩置場隧道 113.笹川集落
 道の駅「笹川流れ」(と桑川駅)を通り過ぎてからもJR羽越本線との並走が続いており、海岸線に沿っているという状況も変わらない。海に沿って左にカーブした後に右カーブを曲がって塩置場隧道をくぐる。このトンネルの手前に大型貨物車両等の通行止区間の起点があるが、標識は設置されているものの特にゲートがある訳ではない。トンネルを出ると笹川流れの名称の由来となった笹川集落を通過する。

114.ニタコ間隧道 115.カタガリ松隧道 116.神宮沢第3隧道
 小規模な笹川集落を通り過ぎるとニタコ間隧道と滝ノ尻隧道をくぐる。次いでカタガリ松隧道とアカタビラ隧道、炭沢隧道をくぐるが、カタガリ松隧道の南には眼鏡岩海岸展望台が設置されている。さらに進むと神宮沢第3隧道、第二隧道、第一隧道をくぐる。トンネル群の東にはJR羽越本線のトンネルがあるが、それぞれ一つずつのトンネルとなっている。

117.板貝海水浴場駐車場を通過 118.弘法トンネル 119.村上市今川
 神宮沢第一隧道を出た直後に板貝集落を通る。板貝川に架かる橋付近までが大型貨物車等通行禁止区間である。起終点ともに市道が交差しているが、どちらの市道も川沿いに少し内陸に入った所までしか道路がないため迂回路としては利用できない。そのため、規制対象車両でここまで来てしまった場合は引き返すしかない。
 板貝集落を過ぎると弘法トンネルをくぐる。海寄りの西側には旧道と思われる素掘りのトンネルが見える。弘法トンネルを出ると今川集落を通り抜けるが、東側に今川駅がある。

120.根込隧道 121.ホーヤ浜海水浴場 122.JR羽越本線との並走は続く
 今川に架かる新今川橋を渡って旧道と合流した後に左カーブを曲がって根込隧道と宝谷隧道を相次いでくぐる。それらを出た後はホーヤ浜海水浴場という比較的長い距離の砂浜の横を通る。

123.蓬莱第二隧道 124.蓬莱第一隧道 125.脇川大橋
 砂浜が終わると蓬莱第二隧道と第一隧道をくぐるが、第一隧道は切通しでもよいように見える。ちなみに、第一隧道に接している岩礁が蓬莱山で、標高は88mである。第一隧道からは下り勾配となるが、その後上り勾配となって脇川大橋を渡る。橋の下は海(脇川港)である。

126.岩礁の上に一本松 127.松陰第一隧道 128.R345現道(?)との交差点
 脇川集落を過ぎると右カーブを曲がり、JR羽越本線と隣接並走した後に松陰第一隧道をくぐる。第二隧道は存在していないが、岩礁上の一本松の近くにトンネルがあるため、それが第二隧道かもしれない。
 松陰第一隧道を出て倉ノ沢橋を渡って右カーブを曲がった先でR345旧道との交差点を通過する。ウォッちずをはじめとする地図では旧道は国道扱いされていないが、案内標識にはおにぎりが表記されている。なお、旧道はそのほぼ全てが1.0車線幅の狭路である。

129.村上市寒川から寝屋までは連続雨量150mm超で通行止 130.新潟r6交差点 131.右にある芦谷集落へは左折
 葡萄川に架かる寒川大橋を渡ってすぐに新潟r6との交差点を通過する。r6を東に向かうとR7に行く事ができる。村上市寒川から寝屋にかけての集落のない区間は連続雨量150mm超で通行止になる雨量通行規制区間である。通行止の際は南側の迂回路はr6になるのだろう。
 r6交差点を過ぎると海とJR羽越本線に挟まれた状態を走る。芦谷集落が線路の東側にあるが、国道との出入りは一旦海側の道路に下りてから道路と鉄道の下をくぐる必要がある。ただし、どちらのアンダーパスも低いため乗用車であっても背の高い車は通行できないだろう。もっとも小さな集落であり、住民か用事のある者しか通らないと思われる。

132.鉄道のロックシェッドが道路に転用されている 133.北向き車線はロックシェッドの外側にある 134.前方に見えるのは2つともJR羽越本線のトンネル
 サワジリ沢を渡った先で中央分離帯が現れ、南側向きの車線のみ長短2つのロックシェッドの海側を走る。その断面からも想像できるが、JR羽越本線のものが転用されており、線路は少し内陸をトンネルで抜けている。ロックシェッド区間を過ぎると普通の対面2車線道路に戻る。前方に2つのトンネル(厳密に言うとトンネルの坑口に接続するロックシェッド)が見えるが、どちらも羽越本線のものである。ここから勝木駅までは新勝木トンネルの上り線と海寄りのトンネルの多い下り線とが離れている。

135.高浪と対向車に注意 136.新鵜泊トンネル 137.鵜泊隧道
 JR羽越本線の上り線とともに海岸線沿いを走っていると新鵜泊トンネルをくぐる。2018年7月18日に供用された新しいトンネルで、このトンネルの開通によって新潟県内の酷道区間が消滅した。名称に“新”と付いているが、鵜泊隧道は別の場所に存在しており現在も現役のトンネルである。

138.村上市寝屋 139.正面に見えるのは鉾立岩 140.新八幡橋
 鵜泊隧道を出ると寝屋集落を通過する。寒川集落から始まった雨量通行規制区間はこの寝屋集落までである。鉾立岩の近くで右の急カーブを曲がり勝木川に架かる新八幡橋を渡る。八幡橋は上流に架かっておりおそらく旧道と思われる。

141.勝木跨線橋 142.R7勝木交差点を左折
 山北徳洲会病院の北西を通り過ぎるとやや急な右カーブを曲がりながら勝木跨線橋でJR羽越本線をオーバーパスする。羽越本線が掘割を通っているせいもあって跨線橋の前後の勾配は非常に緩やかである。
 跨線橋からの勾配を下り切った所でR7勝木交差点に至る。案内標識には表記されていないが、左折してR7との重複区間を酒田・鶴岡方面に進む。なお、東港線十字路交差点〜勝木交差点の距離はR7が約102km、R345が約93kmである。R345が酷道でない事から所要時間に大きな差がないと思われる。

143.R7重複区間 144.寝屋第一トンネル 145.寝屋第二トンネル
 勝木交差点からはR7との重複区間となるが、2車線という道路状況は単独区間と同じである。二桁国道と重複区間とあって県境に近い場所とは言えそれなりの交通量がある。緩やかな勾配を上っているとJR羽越本線の大山崎トンネルの上を通った後に寝屋第一トンネルと寝屋第二トンネルをくぐる。海寄りに旧道が残っているが、トンネルが閉鎖されているため通り抜ける事はできない。

146.府屋駅の西を通過 147.新潟r52岩崎交差点 148.右のトンネルはどちらもJR羽越本線
 寝屋第二トンネルを出た直後に旧道との寝屋交差点を通過してJR羽越本線と海の間を走る。府屋駅のすぐ近くを通るが国道側に出入口はなく、西の新潟r248に回り込む必要がある。府屋駅を通り過ぎてからも平坦でカーブの少ない2車線道路が続いている。府屋集落は旧山北町の中心部だった集落だが、バイパス化された国道沿線の建物は少ない。大川に架かる府屋大橋を渡った直後に新潟r52岩崎交差点を通過する。r52は県境の雷峠を越えて山形県鶴岡市まで通じているが、狭路険道であるためか案内標識には府屋駅しか表記されていない。府屋集落を通り抜けると海と羽越本線の間を走っており、鉄道にはトンネルがあるが国道は海沿いを走っている。。

149.村上市中浜 150.県境付近はカーブが多い 151.沿線には塩田施設が点在
 JR羽越本線とともに中浜集落を通過する。法妙川を渡ると沿線の建物が少なくなりカーブが多くなるが、急と言えるようなカーブではない。新潟県で最北の集落の伊呉野集落に向かう市道との交差点付近からは緩やかな上り勾配となる。

152.伊呉野跨線橋 153.山形県鶴岡市に入る 154.R7鼠ヶ関交差点を右折
 緩やかな勾配を上っていると右にカーブしながら伊呉野跨線橋でJR羽越本線の上を通過する。跨線橋からの緩やかな勾配を下っていると山形県鶴岡市に入る。県境を過ぎてからも下り勾配が続いており、200m弱でR7鼠ヶ関交差点に至る。R345は右折して単独区間となって木野俣・小名部方面に進む。勝木交差点からの距離は約7.8kmである。

国道345号 part4