国道265号
part2

R325柳交差点〜R327交差点
山都町→
→五ヶ瀬町→椎葉村

50.「椎葉48km 美里51km」 51.路肩の法面が小崩落 52.梶原集落へは左折
 R325R503柳交差点を過ぎてからも走りやすい2車線道路が続いている。交差点の直後の案内標識に椎葉と美里という地名が表記されている。椎葉はR265がこれから通過する村の名前である。美里は宮崎県美郷町の誤字、ではなく熊本県美里町を指している。R503が重複している区間の道路状況は緩やかな勾配を緩やかなカーブの2車線道路で非常に走りやすい。国道の沿線に集落は存在していないが、町道(?)を西に進んだ所に梶原集落がある。

53.展望所が設置されている 54.R503のおにぎりは設置されていない 55.緩やかなカーブの快走路
 柳交差点から約1.7km走ると展望所のある駐車場を通過する。北側には小さな物産店らしき建物も建っている。展望所を過ぎてからも緩やかな下り勾配の2車線道路が続いている。早朝という時間帯のせいもあって交通量は極めて少ない。

56.稲生集落 57.北向き車線に登坂車線あり 58.笹尾隧道
 2車線快走路を走っていると国道沿線としては最初の集落である目細集落を通過する。次の稲生集落を通り過ぎると反対側の北向き車線に600m程度の登坂車線が設置されている。その登坂車線が終わってすぐに笹尾隧道をくぐる。

59.北向き車線に2ヶ所目の登坂車線 60.二瀬本隧道 61.熊本r141交差点
 笹尾トンネルを出てからも緩やかな下り勾配が続いており、北向き車線には2ヶ所目の登坂車線が設置されている。登坂車線が終わり町道との交差点を通過すると少しだけ勾配を上った後に二瀬本隧道をくぐり、出た直後に熊本r141交差点を通過する。

62.熊本r141交差点からは上り勾配 63.直線道路を快走 64.アップダウンしている快走路
 熊本r141交差点を過ぎると緩やかな上り勾配となり、左カーブを曲がった後に平坦な状態となり、その後はアップダウンしている。カーブは少なくあっても緩やかなものばかりなので走りやすい。

65.道の駅「そよ風パーク」 66.道の駅「そよ風パーク」の物産館は国道から直接出入り可能 67.緩やかなアップダウンとカーブが続く
 快走路を走っていると道の駅「そよ風パーク」の出入口に当たる道路との交差点を通過する。そのすぐ先に物産館があるがそちらに直接出入りする事もできる。この道の駅は宿泊施設やコテージなどもあり、かなり広大な敷地を持っている。道の駅以降は若干カーブが多くなるが走りやすい道路が続いている。

68.今村橋 69.山都町菅尾 70.熊本r151交差点
 今村橋を渡ってからは下り勾配が続き、歌瀬キャンプ場の前を大きく右にカーブしながら通過する。キャンプ場の出入口には簡易パーキングが設置されている。菅尾集落では熊本r151交差点を通過する。右斜め後方の上差尾方面はさらに北上すると中坂峠を越えて高森町の中心部に至る。右斜め前方に進めば美里方面へのショートカット路となる。

71.山都町柳井原 72.緩やかなアップダウンを繰り返す 73.R218・R503滝上交差点を左折
 緩やかなアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を淡々と南下しているとR218・R503滝上交差点に突き当たる。R265は左折してR218との重複区間を延岡・高千穂方面に進む。案内標識に表記されていないR503との重複も続く。

74.滝上交差点の直後は上り勾配 75.「延岡74km 高千穂20km」 76.R218・R327・R503馬見原交差点を右折
 滝上交差点からはR218・R265・R503の3国道重複区間となり、緩やかな勾配を上った後に右カーブを曲がって下りに転ずる。五ヶ瀬川に架かっている蘇陽橋を渡って左、右とカーブした先のR218・R327・R503馬見原交差点を右折して椎葉方面に進む。ここでR218とR503が延岡・高千穂方面に分岐する。R327はこの交差点が終点であり、R265椎葉方面に重複しているため完全な単独区間とはならない。

77.旧蘇陽町の中心部を走る 78.「小林155km 椎葉30km」 79.宮崎県五ヶ瀬町に入る
 馬見原交差点を右折すると旧蘇陽町の中心部だった場所を通っているため沿線に家屋が建ち並んでいる。しかしその距離は短く左カーブを曲がると沿線の建物は少なくなる。この時点で小林までの距離が表記された案内標識が見られるが、それによると距離は155kmである。これはR265の残りの距離に近い数字である事から他の普通の国道に迂回した場合を示しているのではないと思われる。
 五ヶ瀬川の右岸を走っていると緩やかなカーブを右に曲がりながら県境を越えて宮崎県五ヶ瀬町に入る。山間部だが県境は峠でも河川でもない場所にあり、周辺には家屋のあるため県境の標識がなければ県境だと認識し難い。

80.宮崎県に入ってからも快走路が続く 81.おにぎりはR265のみ 82.新深谷橋
 宮崎県に入っても道路状況や周辺の風景に特に変化はなく、アップダウンとカーブのある2車線道路を走る。左の急カーブを曲がって三河橋を渡って右の急カーブを曲がる。以降は五ヶ瀬川の右岸を走っているが、川とは少し離れている。

83.宮崎r202祇園町交差点 84.五ヶ瀬町広瀬 85.道の泉 五ヶ瀬
 周囲の家屋が増えてきた所で宮崎r202祇園町交差点を通過する。その後はいくつかの集落を通り過ぎながら五ヶ瀬川の左岸を走る。小川川を渡った直後に道の泉五ヶ瀬というものがあり、狭い駐車スペースと東屋があるだけだが、五ヶ瀬川の対岸には妙見神水という湧水がある。

86.「小林147km 椎葉22km」 87.災害復旧工事(?)のため片側交互通行規制 88.大石越林道との交差点
 五ヶ瀬川の左岸の上り勾配の2車線道路を走っていると災害復旧工事もしくは落石防止柵の設置工事と思われる現場を通過するが、片側交互通行規制が敷かれていた。工事現場を過ぎて2車線道路を走っていると大石越林道との交差点を通過する。走行した日(2018年8月19日)の大石越林道は災害のため通行止であった。

89.長い上り勾配が続く 90.五ヶ瀬ハイランドスキー場へは右折 91.「これより先 走行注意 スリップ注意」
 大石越林道との交差点を過ぎてすぐに五ヶ瀬川を渡り、その右岸を上って行く。五ヶ瀬町最後の集落の本屋敷集落を走っていると五ヶ瀬ハイランドスキー場への町道との交差点を通過する。7km先にあるスキー場は日本最南端の天然雪のスキー場らしい。
 本屋敷集落を通り過ぎると集落のない場所を走っている。五ヶ瀬川沿いという状況に変化はないが、勾配はややきつくカーブが多い。それでも交通量の少なさを考えるとそれほど走りにくい道路状況ではない。

92.国見峠旧道へは右折 93.国見トンネル 94.鏡石橋
 松ノ平2号橋を渡った先で国見峠を越える旧道との交差点を通過し、その直後で松ノ平1号橋を渡って国見トンネルに入る。全長2777mという距離はR265で最長(2018年8月現在)であり、山岳狭路酷道だった国見峠を容易に越えられるようになった。なお、旧道は出入口が閉鎖されていないどころか「国見峠」と案内されている事から通行可能と思われる。ただし、現役の頃よりも通行困難になっている事は疑いない。
 国見トンネルからは椎葉村に入り、トンネルを出た直後に村道との交差点を通過する。この村道を進めば小さな集落がいくつか存在している。十根川に架かる鏡石橋を渡り、下り勾配の2車線道路を走る。

95.「椎葉市街15km 鶴富屋敷」 96.十根川沿いを下る 97.閉校した仲塔小学校の前を通過
 十根川の流域を下っているといくつかの橋で十根川を渡る。歩道は設置されていないが、山間部なので歩行者はほとんどおらず充分に走りやすい道路状況である。沿線に家屋が点在しており、国道から離れた村道沿いにも集落がある。仲塔集落では仲塔小学校の前を通過するが、この学校は2014年に閉校となっている。

98.2車線道路が終わる 99.水力発電所の送水管の上を通る 100.路面状況は比較的良好
 仲塔集落を過ぎて家屋のない谷筋2車線道路を走っているとセンターラインがなくなって1.5車線幅の狭路になってしまう。国見トンネルを出てから約4.4kmの場所である。道幅が狭くなってすぐに小さな橋を渡るが、その下には上椎葉発電所の送水管が通っている。以降も1.5車線幅の狭路が続いており、勾配は緩やかだがカーブが多く見通しは良くない。

101.離合できない場所もある 102.村道との交差点を右方向へ進む 103.センターラインが復活
 1.0〜1.5車線幅の狭路で断崖を走っていると村道との交差点を右折する。案内標識は設置されており、なくても何となく右方向が国道だと分かる状態である。逆方向の走行だと直進してしまいかねないので注意が必要である。村道との交差点から程なくしてセンターラインが復活して2車線道路になる。舗装の状態から見て拡幅されて数年といったところだろうか。

104.出水が激しい 105.道路改良工事が行われている 106.改良済み区間
 比較的新しい2車線区間はすぐに終わって1.5車線幅狭路に戻ってしまう。「なかんせの水」と書かれた木の杭の傍で水が流れているが、なかんせの水は吊橋を渡った対岸にあり、道路脇を流れている水は単なる出水である。出水箇所を過ぎると新しい舗装の2車線道路となるが、十根川林道との交差点付近からまた狭くなる。林道を少し入った所にある八村スギは国の点々記念物に指定されている巨木である。その後は拡幅工事の現場を通り過ぎてセンターライン付きの2車線道路となる。

107.鹿野遊トンネル 108.快走路を南下 109.桐の木谷橋
 緩やかな下り勾配の2車線道路で十根川の左岸を走っていると鹿野遊トンネルをくぐる。対岸に鹿野遊集落があり、かつては小学校もあったが2010年に廃校となっている。その後も十根川に沿ってカーブしている2車線道路を走るが、既に改良された道路のため非常に走りやすい。

110.音ヶ瀬トンネル 111.音ヶ瀬大橋 112.R327交差点を右折
 谷筋の快走路を走っていると音ヶ瀬トンネルをくぐり、音ヶ瀬大橋で十根川を渡った南詰でR327交差点に突き当たる。R265は一旦停止した後に右折して西米良・椎葉市街に向かう。R327との重複はこの交差点までであり、以降は完全な単独区間となる。

国道265号 part3