国道260号 |
(棚橋隧道旧道) |
棚橋籠集落〜三重r68交差点 |
南伊勢町→大紀町 |
4.バイパス工事現場までは関係車両の通行あり | 5.工事現場から先が荒れている | 6.舗装は新しいが落石多数 |
Y字路から約600m走るとバイパス工事現場を通過する。「工事関係車両出入口」という看板が置かれており、ここまでは関係車両の往来がそれなりにあったものと思われる。そのため、工事現場を過ぎてからは通行する車両もほとんどないよう鬱蒼とした木々に覆われた路面には苔が生えている場所もあった。さらに進むと落石、木片、落ち葉が散乱していた。アスファルトの新しい箇所もあったが、そこにも既に多数の落石が存在していた。道幅が狭い事もあって避けきれない石もあり、早速撤去作業をせざるを得なかった。 |
7.法面も苔で覆われている | 8.日が射す場所もある | 9.路面の散乱物が多すぎる |
杉の木に日光を遮れており好天にもかかわらずやや薄暗く、轍苔だけでなく法面も苔で覆われている。日が射す場所もない訳ではないが、そこにも落石や落ち葉があって、神経をすり減らす走行を強いられる。沢に近い場所は路面に水が流れている事もあり、さらに落ち葉が流されて路面を覆っている。落ち葉の中に尖った石が隠れているかもと思うと、落石と同じくらい神経を遣って走らなければならない。 |
10.おにぎりシールが残っていた | 11.流水箇所には大量の落ち葉が堆積 | 12.落ち葉が路面の8割を覆っている |
時折景色が開けるが見えるのは山ばかりである。ガードレールに貼られたおにぎりシールは残っているが、おにぎり標識は撤去されたようで確認できなかった。おにぎりシールをわざわざ剥がさないだろうから、2018年の時点でもまだ残っているかもしれない。 棚橋隧道に近付くにつれて道路状況は悪化するばかりである。路上を流れる水、路肩だけでなく道路中央部分にまで堆積する落葉、轍部分にも落ちている石とただでさえ狭い道幅がさらに狭くなっている。ちなみに紀勢南島トンネルの供用開始は2002年と意外に古く、走行した2010年の時点で既に8年が経過している。 |
16.町境標識は旧町名のままだった | 17.トンネル内は漏水が多い模様 | 18.全幅1650mmのスイスポなら余裕がある |
トンネルの傍らに立つ町境標識は平成の大合併以前の南島町のままであった。南伊勢町が誕生したのは2005年であり、2010年の時点で5年経過していたが撤去されていなかった。前述のとおり2002年に紀勢南島トンネルが供用されたいたという事情も要因かもしれない。一方で棚橋隧道は老朽化が進んでおり、内部には漏水が見られ両脇には水が溜まっていた。 |
19.大紀町に入る | 20.大紀町側の坑口はありふれた(?)形状 | 21.大紀町側も厳しい道路状況 |
棚橋隧道を抜けると大紀町に入る。大紀町側のトンネル周辺の路面も荒れており、これからの道のりを想像していささか重い気分になる。南伊勢町側と違って木々に日光が遮られて湿っぽいせいか、アブやブトといった虫が大量に飛び回っており、降車するのを躊躇う程であった。 |
22.大紀町側は意外に走りやすい?? | 23.南伊勢町側に比べて多少マシという程度 | 24.道幅は1.0車線幅が基本 |
棚橋隧道を少し離れると日の当たる明るい雰囲気になる。道幅は相変わらず1.0車線と狭いが、路面状況は比較的安定している。このまま旧道区間を抜けられるのかと思うのは早く、その後道路状況が悪い方向に変化する。路面は苔蒸し、落ち葉が散乱しており、南伊勢町側と同様に走りにくくなる。それでも落石は少ないので多少マシと言えなくもない。 |
25.忘れ去られた感が漂っている | 26.ガードレールのない区間も多い | 27.平坦になると三重r68交差点は近い |
交通量のほとんどない旧道らしく過酷な道路状況が続いている。離合スペースのない狭路で、路肩に落ち葉が堆積しているため有効幅はさらに狭い。ガードレールのない区間も存在しているが、落ちたら死ぬという恐怖感は薄い。勾配は比較的緩やかなのが救いだろうか。景色が開けて勾配がなくなってくると旧道の西の出入口にあたる三重r68との交差点は近い。 |
31.錦峠バイパスとの交差点 | ||
三重r68との交差点から約1.6km走るとR260錦峠バイパスとの交差点を通過する。左折が紀勢南島トンネルを経由する南伊勢方面で右にカーブしながら直進すると終点のある鬼北町に向かう。ちなみに紀勢南島トンネルから来た場合はこの交差点を一時停止しなければならない。これは錦峠バイパスが全線供用された2018年4月においても同様である。 |