国道239号
part2

R232交差点〜R275北星交差点
苫前町→幌加内町

45.「士別81km 幌加内79km」 46.緩やかなアップダウンのある直線道路 47.天竜橋の手前にカーブあり
 R232交差点を右折して単独区間となっても走りやすい2車線道路が続いている。交差点のすぐ先で右カーブを曲がって以降は直線的な状態となり、多少のアップダウンはあるものの緩やかなので快走路と言える。天竜橋の手前でも右カーブがあるが、さほど急なものではない。

48.天竜橋 49.北海道r437・r1049交差点 50.共鳴橋
 天竜橋を渡って古丹別集落に入るが、橋の東に国鉄羽幌線の踏切があったと思われるが、路盤は道路に転用されており痕跡は確認できない。集落の中で北海道r437・r1049交差点を通過する。r1049は苫前小平線という路線名だが、町境付近に分断区間があるため小平町に行く事はできない。また、分断区間の手前には日本最大の獣害事件として知られる三毛別羆事件の現場があり、ベアーロードという愛称が付けられている。古丹別集落を抜けると沿線の家屋は疎らになり、共鳴橋で古丹別川を渡る。以降のR239は古丹別川の流域を走っている。

51.古丹別集落以東はカーブが多くなる 52.正和橋 53.東雲橋
 共鳴橋以東は古丹別川の北側を走っており、沿線付近には家屋が点在している。古丹別川はかなり蛇行しているが、国道の線形は比較的良好である。とは言うもののこれまでの区間に比べてカーブが多くなったのは確かである。蛇行している古丹別川に架かるいくつかの橋を渡るが、橋上の幅員も若干狭いものが多い。もっとも路側帯が狭いもしくはほとんどないというレベルであって、乗用車であれば難なく通行できる程度である。

54.古丹別川沿いを走る 55.「士別64km 幌加内62km」 56.東川覆道
 東川集落を過ぎると沿線の家屋はほとんどない状態になる。緩やかながら長い上り勾配が続いているが、比較的開けた谷筋とあって峠に向かっているという感覚は薄い。大きく左にカーブした先で東川覆道をくぐる。

57.緩やかな上り勾配が続く 58.曲線半径100mと90mのカーブが連続 59.名称不明のスノーシェッド
 東川覆道以降も緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。沿線には牧草地らしきものが確認できるが、草が若干伸びている事から現在は使用されていない可能性がある。古丹別川に沿って左、右とカーブを曲がって川沿いを走っていると名称不明のスノーシェッドをくぐる。

60.霧立除雪ステーションの隣と正面に駐車帯あり 61.閉鎖用ゲートを通過 62.北海道r741交差点
 スノーシェッドを出て左カーブを曲がった先で霧立除雪ステーションを通過する。東向き車線はステーションの東に、西向き車線はステーションの正面に比較的広い駐車帯が設置されている。東向き車線の駐車帯の端には閉鎖用ゲートが設置されており、転回場としての機能も持っている。
 閉鎖用ゲートを通過してすぐに滝の上橋を渡って古丹別川の左岸流域を走っていると北海道r741交差点を通過する。r741は2ヶ所の分断区間が存在しており、苫前町内はR239から1.9km程度しか供用されていない。付け加えると分断区間を解消する工事は既に中止が決定している。

63.円山橋 64.「急カーブ速度落せ 曲線半径80m」 65.「士別54km 幌加内52km」
 北海道r741交差点から少し走ると円山橋を渡る。その後しばらく右岸を走っているが、曲線半径80mの急カーブを曲がって霧立橋を渡ると左岸に移る。通行した時刻は9時を過ぎているが、交通量は極めて少ない。

66.道路通行規制区間に入る 67.「赤色灯点灯時 通行止」 68.下り6%勾配
 清流橋からは道路通行規制区間に入る。対象区間の距離は18.6kmなので霧立峠まで、つまり羽幌道路事務所の管理区間している範囲である。道路通行規制区間に入ってからも道路状況には特に変化は見られない。
 清流橋から少し走ると左カーブを曲がるが、カーブの途中に赤色灯が設置されており点灯時は通行止になる。その要因はカーブ内側の法面と思われる。カーブのの前後は6%の上り勾配と下り勾配を通過する。

69.清流覆道 70.滝下橋 71.「士別49k 添牛内24km」
 古丹別川に沿って左カーブを曲がった先で清流覆道を通過する。その後もカーブの多い緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。沼下橋で左岸に移るも次の滝下橋を渡ると右岸に戻る。

72.路面の補修痕は多いが概ね走りやすい 73.シカに注意 74.仮設橋箇所あり
 カーブが多いもののセンターライン付きの2車線道路なので走りにくさはあまり感じないが、雪国とあって路面の補修痕は多めである。また、人里離れた場所のため鹿が生息している。

75.北海道r742交差点 76.山間部の2車線道路を快走 77.雪見橋
 熊追橋を渡った後に北海道r742交差点を通過する。r742に小平が表記されているが、おびらしべ湖の東で北海道r126に接続しており、r126を走る事で小平町の中心部に行く事ができる。r126交差点の案内標識には達布しか表記されていなかったが、2地点間の距離はR239の約65kmに対してr126+r742は約45kmと20kmも短い。
 r742交差点からも上り勾配の2車線道路が続いており、交通量が少ないせいもあって非常に走りやすい。雪見橋を渡るが古丹別川に架けられたR239の橋としては最も奥に位置している。

78.交通量は非常に少ない 79.「士別39km 幌加内37km」 80.木々は色付き始めていた
 雪見橋から少し走ると二股橋を渡るが、その下を流れているのは支流の二股川であり、以降はその流域を走る。もっとも道路状況は特に変化は見られないため並走している河川が変わろうとも走行には一切影響しない。二股川もかなり蛇行しているが国道の線形は良いためいくつもの橋を渡る事になる。

81.排水工事中 82.霧立峠 83.幌加内町に入る
 左のヘアピンカーブを通過してしばらく走ると霧立峠を越える。峠部分には駐車帯があるが、石碑があるだけでトイレ等は設置されておらず、眺望も期待できない。峠を越えて左カーブを曲がっていると町境を通過して幌加内町に入る。この町境は振興局の境でもあり、苫前町は留萌振興局に、幌加内町は上川総合振興局に属している。

84.下り5%勾配 85.霧立覆道 86.幌加内町側の勾配も緩やか
 幌加内町に入ってからは峠を越えているため下りとなるが、勾配は比較的緩やかである。加えて苫前町側と比べてカーブが緩やかなため、走りやすいと感じる。霧立覆道をくぐり、緩やかな勾配を下り続ける。

87.「3か月に3回 重大事故発生」 88.滝の上覆道 89.「士別30km 添牛内4km」
 道路脇には「病院搬送まで2時間」や「3か月に3回 重大事故発生」という看板が立っているが、一たび事故が発生すれば都市部では助かる怪我でも救助が遅くなって助からない事を示しているのだろう。交通量が少なく線形は比較的良好なので速度が出やすい道路状況ではある。深雪橋と滝の上橋を渡って滝の上覆道をくぐる。早雲内川の左岸を走る。

90.「観月国道」 91.長い勾配を下り続ける 92.閉鎖用ゲートを通過
 早雲内川の左岸を走りながら緩やかな勾配を下って行く。霧立峠から2ヶ所目の駐車帯付近から谷筋を脱し、3ヶ所目の駐車帯の手前で閉鎖用ゲートを通過する。峠付近にゲートは設置されておらず、峠区間が通行不能になった際はここが閉鎖されるものと思われる。

93.添牛内こ線橋 94.R239は左へ進む 95.一時停止の後に左折
 閉鎖用ゲートを通過してすぐに添牛内こ線橋を通過するが、その下を通っていたJR深名線は1995年に廃線となっている。跨線橋の直後に道路が二手に分かれるが、R239はセンターラインが引かれた通りに左方向へ進む。右方向の道路も国道に指定されているが、R275の碧水・幌加内市街方面に向かうための道路である。Y字路から200m弱でR275の本線(?)との交差点を一時停止した後に左方向へと進む。鋭角になるため右折は禁止されてそうだが、特に標識は設置されていない。なお、幌加内市街はこの添牛内交差点から25km近く南下しなければならない。

96.R275が重複している 97.R275が重複していても道路状況に変化なし 98.添牛内橋
 添牛内交差点からはR275が重複しており、交差点のすぐ近くに串刺しおにぎりが立てられている。添牛内駅跡の近くを通った後に右カーブを曲がり、添牛内橋で雨竜川を渡る。

99.幌加内町字北星 100.R275北星交差点
 添牛内橋から少し走ると緩やかな右カーブとなるが、その途中の北星交差点を通過するとR275が音威子府・美深方面に分岐する。重複している距離は約1.8kmと非常に短い。JR深名線はR275に沿って北に向かっていた。

国道239号 part3