国道194号
part2

R439恩地交差点〜R11加茂川橋交差点
いの町→
→西条市

56.「西条51km 長沢15km 安望6km」 57.葛川集落 58.荷瀧トンネル
 R439恩地交差点からも走りやすい対面2車線道路が続いているが、隣を流れている河川は上八川川ではなく支流の枝川川に代わっている。葛川集落は家屋と山に挟まれているため開放感は薄いが走りにくく感じる程ではない。町道のくず川橋の東詰を通過した後に荷滝橋を渡って荷瀧トンネルをくぐる。荷瀧橋の旧道には荷滝不動尊と荷滝の他に素掘りのトンネルがある。

59.分水第二発電所 60.高知r294交差点 61.つばやぶトンネル
 荷瀧トンネルから程なくして分水第二発電所の対岸を通る。発電所の傍に黒巣川橋が架かっており、発電所だけでなく奥のいくつかの集落に行く事もできる。日々原集落で高知r294との交差点を通過して清水橋で枝川川の右岸に移ってつばやぶトンネルをくぐる。40年以上前の1980年頃に供用されたトンネルだが、旧道の沿線に家屋があるため現在も通行可能である。

62.土居大橋 63.程野の滝(グリーンパーク)への入口 64.日当たりの悪い路面は雪が融け切っていない
 つばやぶトンネルを出て少し走ると土居大橋を渡る。蛇行する枝川川を2回渡っているため橋の前後とも右岸となっている。橋の途中に階段が設置されているが、清水第一小学校に降りる事ができる。ただし、同校は2011年に吾北小学校に統合される形で廃校となっている。
 枝川川の右岸を北上していると程野の滝(グリーンパーク)やにこ淵に至る林道(?)との交差点を通過する。枝川川沿いは林道が引き続き、R194は川から徐々に離れていく。左カーブを曲がると南側に山があって日当たりが悪いため路面の雪が融けずにかなり残っていた。右のヘアピンカーブを曲がると南側の山と離れるため路面の雪も少なくなる。

65.安望大橋 66.枝川川を離れて勾配を上って行く 67.ゆずり車線
 欅のさこ橋を渡って左カーブを曲がり、その先でヘアピンカーブ状の安望大橋を渡る。安望大橋からは集落が途切れた山間部を通っており、勾配が若干急になる。左のヘアピンカーブを曲がった後の急カーブからは延長200m強のゆずり車線が設置されている。

68.日当たりが良ければ雪は融けている 69.鉾岩2号橋 70.枝畝トンネル
 ゆずり車線が終わって対面2車線道路に戻ってからは比較的日当たりが良いため路面の雪は少なかったが、日影や橋上にはまだ残っていた。やや急なカーブをいくつか曲がった後に枝畝トンネルをくぐる。トンネルの手前に旧道らしき道路が交差しているが、大森隧道が閉鎖されているため通り抜ける事はできない。

71.大野農道との交差点 72.新大森トンネル 73.旧本川村に入る
 枝畝トンネルと出た後に大野農道との交差点を通過する。小さな案内標識に吾北総合支所が表記されており、山の斜面にへばりつくようないくつかの集落を経て分水第二発電所付近の黒巣川橋を渡ってR194に至る。
 大きく右にカーブした先で新大森トンネルをくぐって旧本川村に入る。南側坑口の手前に池川吾北線という大規模林道が接続しているが、全線は供用されていないため通り抜ける事はできない。

74.旧道と合流 75.大森川沿いを下る 76.根来2号橋
 新大森トンネルを出て少し走って旧道の大森橋の北詰を通過する。緩やかなカーブの大森川に沿って下っていると根来1号橋と根来2号橋を相次いで渡る。左岸を通っている旧道には集落があるため現在も通行可能である。

77.法面にはつららも確認できる 78.立橋トンネル 79.高知r40交差点
 全体的に日当たりが悪く積雪している2車線道路を走っていると分水第一発電所の取水堰提の傍で立橋トンネルをくぐる。旧本川村の中心部に向かう旧道らしき町道との交差点の直後に長沢1の橋を渡り、次いでカーブしている長沢2の橋を渡って高知r40交差点を通過する。長沢1の橋は大森川に架かっているが、長沢2の橋は本流の吉野川に架かっている。

80.「西条36km 寒風山22km」「道の駅木の香10km」 81.戸中トンネル 82.勾配は非常に緩やか
 高知r40交差点からは吉野川の左岸を走っており、カーブだけでなく勾配も緩やかなため走りやすくなる。戸中トンネルをくぐった後に町道の戸中橋の北詰を通る。戸中橋を渡れば戸中集落だけでなく、さらに奥の木の根ふれあいの森というキャンプ施設にも行く事ができる。

83.木の根三里橋の西詰に公衆トイレあり 84.大砂橋 85.ふたご橋
 角堂橋を渡った先に公衆トイレのある狭い駐車場が設置されており、トイレと駐車場の間に木の根三里橋が架かっている。この橋は人道用の吊り橋で前述の木の根ふれあいの森まで遊歩道が繋がっているようである。
 新黒山滝橋や大砂橋、見滝橋、ふたご橋を次々に渡りながら大橋貯水池の西岸を走る。大砂橋を除いて山側に橋を含む旧道が残っている。ふたご橋の旧道には休場口トンネルがあるが閉鎖されており通行できない。

86.旧本川村も残雪あり 87.皆又トンネル 88.名の谷トンネル
 右にカーブしている皆又橋を渡った直後に皆又トンネルをくぐり、左カーブの先で名の谷トンネルをくぐる。名の谷トンネルの旧道は閉鎖はされていないが落葉が堆積しており廃道と化している。

89.名の谷トンネル以降もカーブが多い 90.大橋トンネル 91.本川トンネル
 名の谷トンネルを出て右、左とカーブしてから大橋トンネルをくぐってさきやま橋を渡る。旧道との交差点の直後に本川トンネルに入って吉野川から離れる。旧道は吉野川に沿って大橋ダムの傍を通っている。

92.高知r17交差点 93.歩道付きの2車線道路 94.中野川集落に至る町道との交差点
 本川トンネルを出た直後に葛原橋を渡り、北詰で高知r17交差点を通過する。以降は吉野川の支流の葛原川に沿った谷筋を走っており、勾配もカーブも緩やかであり集落のほとんどない山間部の国道にしては走りやすい。

95.道の駅「木の香」 96.寒風荘橋からも道の駅に行く事が可能 97.桑瀬川沿いを上って行く
 桑瀬川の左岸を走っていると道の駅「木の香」を通過する。道の駅そのものは右岸に立地しており、木の香橋を利用して出入りする。道の駅の北の寒風荘橋からも出入り可能であるが、メインの出入口は木の香橋のようである。道の駅を過ぎてすぐにごみ集落を、さらに隣の桑瀬集落を通過する。どちらも県境に近い山間部の集落らしく規模はいたって小さい。

98.寒風山隧道旧道との交差点 99.寒風山トンネル 100.愛媛県西条市に入る
 寒風山隧道で県境を越える旧道との交差点を通過して桑瀬川橋を渡ってから寒風山トンネルをくぐって愛媛県西条市に入る。全長は5432mと5kmを超えているため危険物積載車両は通行できない。旧道の寒風山隧道は5km未満のため危険物積載車両でも通行可能だが、高知県側、愛媛県側どちらもヘアピンカーブが多く大型車両の通行は極めて困難(車長によっては不可能)である。危険物を積載した大型車両の迂回路は西はR33、東はE32高知道もしくはR32とかなりの距離の迂回を強いられる。

101.旧道と合流 102.法面崩落のため登坂車線が通行規制 103.川来須橋
 寒風山トンネルはほぼ直線だが、北側坑口付近が緩やかにカーブしておりトンネルを出てからもカーブが続く。カーブが終わる直前に旧道との交差点を通過する。寒風山トンネルが供用されたのは1999年と20年以上経過しているが、県境沿いを走る瓶ヶ森林道が接続しているせいもあって現在でも通行可能である。ただし、おそらく除雪はされていないと思われるので積雪時は通行できない可能性が高い。
 旧道との交差点付近からは反対側車線に登坂車線が設置されているが、走行した日(2022年12月25日)は法面が崩落しており登坂車線の一部が通行規制されていた。道路情報では片側交互通行規制となっていたが、規制されていたのは登坂車線のみのため上下線とも通行可能であった。登坂車線の起点を過ぎて川来須集落で川来須橋を渡るが、橋上は1.5車線幅と狭い。

104.幅員減少? 105.新天神谷橋 106.筋神橋
 川来須橋を渡ってすぐの所に簡易駐車スペースがあるが、そのには4ヶ所の湧水がある。看板がある訳でもなく塩ビパイプのようなものが差し込まれているだけなので気付かずに通り過ぎてしまう可能性の方が高い。谷川沿いを下っていると新反対側車線に2ヶ所目の登坂車線が現れる。延長は約1.6kmとそれなりに長く、新天神谷橋と筋神橋もその中にある。

107.大樽トンネル 108.下津池トンネル 109.下津池集落
 旧道の中之受橋を右手に見ながら左カーブを曲がり、旧道との交差点を通過してから大樽トンネルをくぐり、次いで下津池トンネルをくぐる。寒風山トンネル以北の愛媛県側はカーブは緩やかなものが多いものの勾配は6〜8%とやや急である。

110.風透トンネル 111.八の川集落の近くを通る 112.八之川トンネル
 下津池集落内の左急カーブをの先で風透トンネルをくぐり、やや急な勾配の2車線道路を下り続ける。新八の子谷橋を渡って右の急カーブを曲がってからは八の川集落の東側を走るが、集落は山の斜面にあり国道沿線の家屋はほとんどなく、既に廃村となっているため居住者はいない。集落の名称から付けられたと思われる八之川トンネルをくぐって新迫門橋を渡って谷川の右岸に移る。

113.高知県側の積雪のせいもあって交通量は極めて少なかった 114.荒川橋 115.長瀬集落
 谷川に沿った緩やかな勾配の2車線道路を下り続ける。高知県側で積雪していたせいもあったか、交通量は非常に少なかった。荒川橋と東宮橋を相次いで渡ってからは加茂川沿いとなり、勾配がさらに緩やかになる。

116.E11松山道の加茂川橋をくぐる 117.愛媛r12交差点 118.右前方に見えているのはE11松山道の市之川橋と思われる
 加茂川の右岸を快走しているとE11松山道の加茂川橋の下をくぐる。中野大橋の北詰で愛媛r12交差点が交差している右カーブを曲がり、以降は加茂川の左岸を走る。対岸にはE11松山道が並走しており橋梁が視認できる。

119.加茂川の右岸を快走 120.加茂川水道管橋をくぐる 121.R11加茂川橋交差点
 加茂川の沿って大きく左にカーブし、歩行者・自転車用の伊曽の橋の南詰を通過した先で加茂川水道橋をくぐる。川の反対側に階段が設置されているが、保守用であり歩行者が水道橋を渡るためのものではない。水道橋をくぐった先のR11加茂川橋交差点がR194の終点である。加茂川橋の南詰に位置しており、西条市の中心部からは若干離れている。