国道178号
part2

R176消防署前交差点〜R482丹後中学校上交差点
宮津市→与謝野町→宮津市→伊根町→京丹後市

49.与謝野町に入る 50.岩滝橋 51.京都r53交差点は左側車線を直進
 R176R312R482消防署前交差点から約500mで与謝野町に入る。国道の西に工場があるが、その敷地内に市町境が通っている。野田川に架かる岩滝橋を渡る。北詰には京都r803が交差しているが、加悦岩滝自転車道線のため歩行者や自転車以外は進入できない。
 岩滝橋を渡り終えてすぐ、橋立小学校の北東で京都r53との交差点を通過するが、R178は左側車線を斜め左方向へ直進しなければならない。右側車線からの直進は町道に進んでしまう。右折の伊根方面がr53のはずだが、ウオッちずでは県道扱いされているものの現地の案内標識にヘキサは表記されていない。なお、伊根と案内されている事からも分かる通り、市街地を通り抜けるR178に対してr53がバイパスとして機能している。

52.京都r615与謝野町役場交差点 53.与謝野町の市街地を走る 54.町道(旧道?)が交差する右カーブ
 京都r53交差点からは沿線に家屋が建ち並ぶ中を通っており、若干の狭苦しさを感じる。与謝野町役場の西で京都r615与謝野町役場交差点を過ぎるとさらに狭苦しくなる。旧道と思われる町道が交差している右カーブを曲がる。

55.京都r53男山交差点 56.平坦な直線道路を快走 57.再び宮津市に入る
 沿線の家屋が少なくなる辺りで京都r53男山交差点を通過する。右折して阿蘇海沿いを走って交差点を曲がると岩滝橋の北のr53交差点に戻る。反対方向のr53は丹後半島の内陸部を横断しており、京丹後市の旧網野町でも交差している。
 男山交差点を過ぎると沿線には水田の割合が多くなる。平坦かつ直線的な2車線道路であり走りやすい。内陸側で並走している町道があるが、それが旧道と思われる。与謝野町に入ってから約3.2kmで再び宮津市に入る。間に与謝野町を挟んでいるが天橋立で繋がっているため飛び地ではない。ただし、天橋立は京都r607が通っているものの起終点付近のごく一部を除いて車両での通行ができず、車両に限れば飛び地と言えなくもない。

58.宮津市溝尻 59.京都r616交差点 60.京都r607交差点
 家屋と水田が混在する中の直線道路を淡々と走る。阿蘇海に近い場所を通っているが、標高が低いため海面は見えない。緩やかな右カーブと左カーブを連続して通過するが、右カーブ部分には京都r616が、左カーブ部分に京都r607が交差している。r616は笠松公園線という路線名で成相寺と国道とを結んでいるが、丹後海陸交通ケーブルの府中駅から北は登山道で車両での通行は不可能である。r607は前述のとおり、天橋立を通っているが車両での通行ができない。また、r607は信号機のある交差点ではなくその手前に接続しており、与謝野方面からは右折禁止である。

61.府中公園の前を通過 62.歩道のない2車線道路 63.「経ヶ岬33km 伊根14km」
 京都r607交差点の隣の市道との交差点からは両側に歩道が設置されており、車線幅にも余裕のある2車線道路を走る。約1.0kmで改良済み区間が終わって歩道のない2車線道路に戻り、宮津湾の海岸線沿いを走る。標高は低いままだが海との距離が近いため栗田半島まで見渡す事ができる。

64.京都r75日置交差点 65.複数のリゾートマンションが建っている 66.海岸線沿いを走る
 海岸線から少し離れて内陸を走っていると京都r75日置交差点を通過する。路線名を浜丹後線といい、京都r53と同様に丹後半島の内陸部を縦断する府道だが、宮津市と京丹後市の境を含む区間が分断されている。水田の間を平坦で直線的な2車線道路で走り抜ける。長閑な風景が広がっているが、リゾートマンションがいくつか視界に入る。集落が途切れると同時に海岸線沿いとなる。奈具海岸とは異なり海面との高低差は小さい。

67.京都r619波見口交差点 68.異常気象時通行規制区間に入る 69.規制区間内も2車線道路
 里波見集落に入ってすぐに京都r619波見口交差点を通過する。里波見集落内は以前は狭苦しい2車線だったが、大型車でも離合できる幅に改良されていた。集落を通り抜けると同時に異常気象時通行規制区間に入るが、道路状況に大きな変化はなく海沿いの2車線道路が続いている。約2.1km走ると異常気象時通行規制区間の終点を通過する。

70.長江集落 71.京都r620岩ヶ鼻口交差点 72.京都r625日ヶ谷口交差点
 山裾の細長い形状の長江集落を通り過ぎて次の岩ヶ鼻集落に入ると京都r620岩ヶ鼻口交差点を通過する。信号機は設置されておらずセンターラインの切れ目がないため府道との交差点には見え難い。犀川の手前を左にカーブして市道との交差点を通過するが、右方向に延びる市道は旧道と思われる。新犀川橋を渡って大きく右にカーブしながら京都r625日ヶ谷口交差点を通過する。

73.岩ヶ鼻トンネル 74.「下り6%勾配」 75.大島トンネル
 日ヶ谷口交差点からは緩やかな勾配を上った後に岩ヶ鼻トンネルをくぐる。6%の勾配を下った後に市道との交差点を通過し、以降は緩やかな勾配を上って大島トンネルをくぐる。海に沿っている1.5車線の狭路がかつての国道である。

76.伊根町に入る 77.伊根トンネル 78.京都r622交差点
 大島トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると伊根町に入り、京都r652日出交差点を通過する。交差点の北西には伊根町役場があり、町境にかなり近いが、元々は別の場所にあったものが現在の位置に移転してきたという経緯がある。
 日出交差点からは緩やかな勾配を上って伊根トンネルをくぐる。伊根舟屋高架橋を渡り切った先で京都r622交差点を通過する。道の駅「舟屋の里伊根」や旧道へはこのr622を走る。

79.幅員減少するはずだが… 80.拡幅工事のため片側交互通行規制中 81.朝妻小学校跡の前は拡幅済み
 京都r622交差点からは大きく左にカーブして進行方角が北東から西に変わる。幅員減少の警戒標識が設置されているが、拡幅工事が行われており遠からず撤去される可能性がある。工事区間を過ぎると拡幅されたばかりの2車線道路になる。R482を走行した2019年6月3日の時点では工事が始まっていなかったので、それ以降に始まったのだろう。

82.井室集落 83.泊方面への町道との交差点 84.峠
 進行方角が北に戻した後に井室集落を通り抜ける。次の六万部集落では泊方面に向かう町道との交差点を通過してやや急な勾配を上る。名もなき峠を越えるが、峠付近から北に延びている道路沿いの集落は峠という名称である。

85.奥田川の谷筋を走る 86.水の江橋 87.京都r57本庄上交差点
 奥田川に沿った緩やかな下り勾配の谷筋を走る。沿線には家屋はなく耕作放棄された水田が多い。谷筋を出て視界が開けた所で筒川に架かる水の江橋を渡り、直後の京都r57本庄上交差点を道なりに右にカーブする。交差点の南西側の歩道がやたら広い事からかつては直角に交わっていたものが国道を優先する形状に変更されたものと推測される。

88.布引の滝展望公園の前を通過 89.京都r623浦嶋交差点 90.蒲入トンネル
 本庄上交差点からは平坦な直線道路でほぼ真北の方角に向かって進む。布引の滝展望公園という東屋と数台の駐車スペースの公園(?)がある。平坦な場所なのに“展望”できるものがあるのかと思えるが、約1km西の布引の滝が良く見える場所である。水量の少ない時は水が流れていない事もあるようで、展望公園から滝が眺められるかどうかは降雨状況による。
 京都r623浦嶋交差点付近で右カーブを曲がり、次いで左カーブを曲がりながら緩やかな勾配を上る。長延川の流域を走っていると浦入トンネルをくぐる。トンネル手前の左側に接続している道路が旧道である。

91.京都r624蒲入交差点 92.「上り10%勾配」 93.拡幅工事のため片側交互通行規制中
 蒲入トンネルを出て左にカーブしてから緩やかな勾配を下って行く。蒲入集落の南部で京都r624蒲入交差点を通過する。その直後に交差している道路は蒲入バイパスの旧道である。旧道との交差点のすぐ傍に閉鎖用ゲートが設置されている。
 10%の急勾配を上りながら右カーブを曲がるとセンターラインがなくなる。1.0車線幅狭路区間もあるが、これは拡幅工事のために設置されたガードレールのせいで狭くなっており、片側交互通行規制が敷かれていた。

94.工事区間終了後も狭い 95.蒲入展望台付近に猿の集団がいた 96.はぐれ猿
 工事区間が終わってからも1.8車線幅と決して広くないが、その距離は短い。センターラインが復活すると勾配も緩やかになる。やや急な左カーブを曲がって蒲入展望台の前を通過する。駐車台数は数台と少ないがトイレが設置されている。ただし、周辺に猿の群れがいるため車外でのんびり、特に飲食するのは危険かもしれない。

97.みどりの一里塚蒲入ロードパーク 98.2つのロックシェッドをくぐる 99.眺望は良好
 概ね海岸線に近い場所を走っているが、標高は100m弱と高いため眺望が良い。蒲入展望台の他にも展望所を兼ねた駐車スペースが設けられている。蒲入ロードパークを過ぎると2つのロックシェッドをくぐるが、どちら内部にカーブがあり見通しが悪い。

100.険しい地形ながら2車線道路が続く 101.京丹後市に入る 102.白南風隧道
 ヘアピンカーブを2つ曲がってから3つ目のロックシェッドをくぐる。断崖を走っているが狭いながらもセンターライン付きの2車線道路のため酷道と言える道路状況ではない。とは言うものの落石や崩落が発生する可能性も決して低くなく、通行止や片側交互通行規制が敷かれている事もある。
 京丹後市、伊根町ともに同じ場所に境標識が設置されているが、両市町の海岸付近は境界未画定地でもある。境標識から少し進むと白南風隧道をくぐる。1961年とかなり古いトンネルでセンターラインが引かれていない2.0車線幅である。ウオッちずでは白南風隧道と表記しているが、東側の坑口のポータルは経ヶ岬隧道、西側の坑口のそれは白南風洞となっており、どれが正式な名称か不明である。なお、白南風は“しらばえ”と読む。

103.小刻みなカーブが連続 104.右折すると経ヶ岬 105.経ヶ岬通信所を遠望
 白南風隧道を出るとセンターラインが復活するが道幅は決して広くなく、またカーブが多いため見通しが悪い。通常はさほど交通量の多い場所ではないが夏季を中心に行楽シーズンは交通量が多くなる傾向にある。
 白南風隧道から約1.2km走ると駐車場のある場所で左急カーブを曲がる。カーブの途中には道路が交差しており、そちらに進めば経ヶ岬灯台に行く事ができる。近畿地方の最北端の地のため灯台に興味がない訪問者も存在しており、この日も多くの車両が停まっていた。また、バス停が置かれており、バス用の車庫と待機所もある。経ヶ岬の根元を過ぎると急カーブが少なくなる。

106.袖志集落 107.経ヶ岬通信所の前を通過 108.意外にアップダウンがある
 航空自衛隊のレーダーサイトに向かう道路との交差点付近から標高を下げ、袖志集落では海面に近い位置を走る。袖志集落を過ぎると標高を50m程度にまで上げ、経ヶ岬通信所、経ヶ岬分駐屯基地の前を通る。前者は在日アメリカ陸軍の施設で、後者は航空自衛隊の基地である。基地を過ぎてからも2車線道路が続いており、アップダウンはあるものの比較的走りやすい2車線道路が続いている。

109.京都r652久僧交差点 110.高田橋は架け替え工事中 111.丹後縦貫林道との交差点
 短いやや急な勾配を下った先で京都r652久僧交差点を通過する。伊根町でも交差したr652だが内陸部には2ヶ所の分断箇所を抱えており、供用されている区間もかなりハイレベルな険道である。久僧交差点のすぐ先で吉野川に架かる高田橋を渡るが、架け替え工事が行われていたため手前でS字状の急カーブを曲がらなければならなかった。高田橋を渡り終えると上り勾配となり、左、右と急なカーブを曲がる。丹後縦貫林道との交差点を過ぎると下り勾配となり、右のヘアピンカーブを曲がる。短い距離で急カーブが連続するが集落が途切れずに続いている。

112.京都r654平交差点 113.京丹後市丹後町平 114.丹後松島展望所
 宇川橋を渡って京都r654平交差点を右にカーブしながら通過する、。宇川左岸の山裾を走った後に緩やかな勾配を上って海岸線に近い場所を走るようになる。此代集落付近はカーブは多いがバイパス化されているため概ね走りやすい。丹後松島展望所の前を通る。駐車台数は10台程度であり、走行した日は満車状態であった。

115.犬ヶ岬トンネル 116.屏風岩展望所 117.筆石集落
 犬ヶ岬の根元で犬ヶ岬トンネルをくぐる。トンネルの坑口手前には岬への遊歩道が接続している。トンネルを出ると緩やかな勾配を下って標高を下げる。屏風岩展望所を過ぎると筆石集落に差し掛かるが、バイパス化されており集落の海寄りの2車線快走路で通り抜けられる。

118.京都r75竹野馬場交差点 119.竹野馬場交差点以降は平坦な直線道路 120.道の駅「てんきてんき丹後」
 産土山古墳の近くで左にカーブして勾配を下った先で京都r75竹野馬場交差点を通過する。宮津市でも交差したr75だが、京都r652と同様にこの府道も分断区間を抱えておりR178の短絡路としての機能は持っていない。竹野馬場交差点からの平坦な2車線道路を走っていると道の駅「てんきてんき丹後」の前でやや急な右カーブを曲がる。

121.間人後ヶ浜交差点を左折 122.山裾の快走路 123.R482・京都r672丹後中学校上交差点
 道の駅のすぐ先で広瀬橋を渡り、その北詰で市道との間人後ヶ浜交差点を左折する。広瀬橋の下流側にも別の橋が架かっているが、これは歩行者や自転車用の橋である。また、交差点の西には京丹後市役所の丹後支所がある。
 間人後ヶ浜交差点からは山裾を走っているが、ほとんど勾配がなく見通しの良い走りやすい道路状況である。緩やかな勾配を上った先でR482・京都r672丹後中学校上交差点を通過する。消防署前交差点から重複していたR482がようやく単独区間になる交差点であり、その距離は53kmと非常に長い。

国道178号 part3