| 国道168号 |
| part2 |
| R24本陣交差点〜R42橋本交差点 |
| 五條市→西吉野村→大塔村→十津川村→本宮町→熊野川町→新宮市 |
| 五条市のR24本陣交差点以南も奈良・和歌山県(紀伊半島)の幹線道路と言えるが、これまでの区間とは雰囲気も状況も大きく異なる。北部が地方都市間の幹線道路というなら南部は山間部の観光地を結ぶそれと言える。道路事情の後進地域と言われる紀伊半島にあって比較的整備されている部類に入るものの、まだまだ酷道の様相を残している。しかし先述したように観光地を結んでいるため休日には不慣れなドライバーも多いのがネックである。 |
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| 24.本陣交差点を左折すると大川橋で吉野川を渡る | 25.これは西吉野村に入ったところだったかな?? | |
| 本陣交差点を左折するとすぐに橋が現れる。吉野川にかかる大川橋である。これを渡ってもしばらくは民家が続くしコンビニもある。この先郡部に入るとコンビニは一切ない。飲食関係の店もない。小さな商店か道の駅があるくらいだ。そういう意味でもこの本陣交差点を境にして性格が異なる国道であると言える。肝心の道路状況はというとこれまで通り、ローカル国道といった感じ。筆者が走った時は通勤時間だったためか、五條病院前交差点を先頭に長い車列ができていた。 五條病院前の渋滞を抜けると交通量はガクンと減った。これからは奈良県南部の山岳地帯に入るわけだ。2車線のごく普通の山間部のローカル国道である。五條市野原で左手にバス専用道路が分岐するのが見える。筆者は鉄道方面には疎いのだが、これは幻の五新線のものらしい。路線名から察するに奈良県五條市と和歌山県新宮市を結ぶつもりだったのだろう。完成していれば紀伊半島中央部を貫く鉄道が通ったわけだが、需要の方は…。バス専用路は西吉野村役場付近までである。 |
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| 26.高架道路はバス専用路だろう | 27.奈良r49交差点手前。一部で狭い区間もある | 28.この高架もバス専用路 |
| 2車線とそれなりに整備されておりカーブも勾配もさほどきつくないし交通量はほとんどないので自分のペースで走れるのがありがたい。西吉野村ではバス専用路と2回ほど交差する。高架とトンネルで一気に抜けているところを見ると線路を敷設する寸前までいったのだろうか?鉄道用で狭いので一般に解放するわけにもいかないからバス路線にしたとか?筆者が勝手に思っているだけで確証はないが、的外れなことでもないような気がする。 吉野トンネルを抜け西吉野村役場付近を通る。奈良r49交差点付近などに1.5車線の区間も残っているのだが、交通量も少なく勾配やカーブも緩いし距離も短いので特に気にすることもなく通過できる。 |
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| 29.新天辻トンネルを抜けて大塔村に入る | 30.大塔橋。この後は狭路がたびたび現れる | 31.大塔村に入ると狭い区間がまだ多く残っている |
| 奈良r49交差点からは集落のない、本格的な山道となる。勾配・カーブともにかなりきつい。西野トンネルを抜けてしばらくはカーブは緩くなるがすぐにまたきついカーブの連続となる。2車線確保されているし交通量が少ないので、初心者が山道を走ってみたいってな場合にいいんじゃないだろうか?そのためにここまで来るのはどうかと思うが、観光名所を目的としたドライブにも対応できる国道である。 1000m超の新天辻トンネルをくぐると大塔村に入る。ここからは下りになるがやはり勾配・カーブともにきつい。トンネルから3kmほどで道の駅「吉野路大塔」がある。この先も山岳路が長きに渡って続くのでここで休憩させてもらった。平日の朝だというのに結構な数の車が止まっていた。道の駅を出ても急勾配・急カーブが続く。 勾配が緩くなると集落がじき見えてくる。大塔橋を渡るとT字路にぶつかる。左折は奈良r53で天川村の中心部でR309と繋がっている。右折すると大塔村阪本の集落となる。集落の中となると拡幅も難しいのか、ここは狭いままである。国道の両側に民家が迫ってきており実際の幅以上に狭く感じてしまう。阪本の集落を抜けてもダム湖沿いに1.5車線が続く。これ以降は100番台の国道とはいえまだまだ酷道の趣を残す区間となる。 |
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| 32.集落内では1.5車線が連続する | 33.瀧谷橋?改良された区間とそうでない区間が入れ替わる | 34.ロックシェードが山深いことを示している |
| 奈良r53の交差点までは狭いがそれを過ぎればまた広くなる。小代谷トンネルをくぐり瀧谷橋を渡るとまた狭くなる。大塔村では改良されて広くなった区間と未改良の区間が混在している。その後も広狭が入れ替わる。普通なら走りにくいところだが、交通量が少ないのでそう感じない。ただし休日となるとこうもいかない可能性は高い。特に紅葉の季節の休日は渓谷を目指すドライバーが数多く通ることだろう。 猿谷ダムが見えると猿谷トンネルが現れる。これを抜けてさらに広狭混在の道路を進んで行く。広いといても2.0車線程度である。天ノ川沿いに小さな集落をいくつも結びながら進むと、大塔村役場の前を通り過ぎる。通常、村役場付近と言えば村の中心部であり通るとなんとなく村役場が近いのかなと分かるはずなのだが、ここではそれがなかった。集落のひとつを抜けたという感じしかしなかった。それだけにこの大塔村は淡々と走り抜けるという印象が濃い。もっとも国道トレースではなく普通の人間の走り方をしていれば別の楽しみもあるのだろうけれど。 |
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| 38.役場以南も狭路はある | 39.R425重複区間。集落が途切れることなく続く | 40.R425交差点。必死にR168に誘導しようとしている |
| 十津川村山崎から山崎トンネル、山崎大橋、池穴大橋、小井トンネルで谷を一気に貫いて走る様は今までからすれば随分走りやすい。だが小井トンネルを抜けた先のT字路を右に進むと集落内でやはり狭くなる。そして湯の原トンネルを抜けると十津川村役場がある。隣には道の駅「十津川峡」もある。平日なのでそれほど人はいなかったが休日ともなると相当混雑するのだろう。 役場を過ぎてもしばらくは2車線が続くが、そのうち狭くなる。しかしこれまでと比べて路面は良いのでまだましだろう。十津川村滝では集落内では珍しくセンターラインが描かれている箇所もある。のどかな山村を進むとR425滝交差点となる。ここからはR425重複である。これもR308と同じく筆者が勝手に選んだ近畿三大酷道の一つである。 その重複区間だが、なぜか集落がほとんど途切れない。それどころか小さいながらもスーパーといった商業施設(と言うとかなり大げさだが)や高校まである始末。それだけに車も歩行者も多い。1.5車線しかないのに路駐していることが多いのでうっとおしい。しかもブラインドカーブの奥に停めたりしてるからタチが悪い。 集落内を戦々恐々としながら進むとR425と分岐する。そこには案内標識とペイントを活用して何とかR168に車を向かわせようとしている。確かにR425の牛廻越は普通の人が通ったら卒倒しかねないからねぇ。筆者としてはR168のように交通量のあるそこそこ整備された酷道よりも交通量皆無の超一流の酷道のほうが楽でいいのだが。 |
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| 41.R425と分岐してからは2車線区間の割合が増える | 42.十津川村南部は付替え工事が進行中 | |
| R425と分岐してからはセンターラインのある割合が多くなる。桑畑第三〜第一トンネルも今までからすればまぁ通りやすい。和歌山県本宮町に入る手前、十津川村の南端にあたる場所では2.0車線ほどのカーブの多い道路が続くのだが、2004.3現在付替え工事が行われている。前回(2002.2)は橋脚を造っている最中だったのでだいぶ進行しているようだ。ここ以外の十津川村中心部付近の狭路区間でもトンネルが掘削中だったり橋の橋脚が見えたりしたので、改良工事はそれなりに進んでいるようだ。さすがに100番台の国道ともなると現状のまま放っておけないということか。これがR425なら…以下自粛。 | ||
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| 43.本宮町 | 44.「ほんぐう」にて奈良方向を撮影。R168にこの手の看板は多い | 45.R311交差点。ここからはR311と重複 |
| 十津川村最南端の集落、七色を抜けると和歌山県本宮町に入る。一部に狭い箇所も残っているが概ねセンターラインのある道路が続く。どうやら和歌山県内は付替え等の整備がほとんど終わっているように思える。奈良県と同じく十津川(和歌山では熊野川と呼ぶ)沿いなのだが、カーブも緩いしその数も少なくなっている。本宮町伏拝で橋を渡った直後の突き当たりは道なりに左折すると道の駅「ほんぐう」がある。その後も十津川に沿って南へ進む。本宮町役場を通り過ぎるとR311旧道と、次いでバイパスと交差する。きちんとした2車線なのでこれといった問題もなく普通に通過することができる。ただしこの周辺は多雨時には通行止め規制がかかる区間でもある。ここよりよほど酷であった奈良県にこういった規制予告はなかった。通行止め規制があることは整備の手(目)が届いていることを意味するという解釈ができなくもないが。 | ||
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| 46.本宮町は2車線が続く。これはセンターラインが消えているだけ | 47.和歌山r44交差点 | 48.R42橋本交差点 |
| R311交差点を過ぎるとそれとの重複区間でもある。センターラインが消えかけている箇所もあるが、見にくいだけで道幅自体は充分なので通常の走行にはまったく問題ないだろう。熊野川町に入ってもきついカーブは多少あるが基本的には快走できる。R311BP交差点から9kmでR169宮井交差点となる。ここでR311が分岐すると同時にR169が重複し、起点の橋本交差点まで重複区間となる。 宮井交差点以降も熊野川沿いに進む。河口に近づいてきたこともあり緩やかな流れを見ることができる。道路状況に与える影響としてはカーブが少なくなる。つまり山間部の快走国道と言える。熊野川町役場の先の和歌山r44とはT字交差点となっている。奈良方面から来た場合はこれを左折するのだが、交通の流れからもR169が優先となっているようだ。 その後も淡々と進んでいくと新宮市に入る。しかしまだ外れの方なのでこれまでと状況は変わらない。熊野川沿いにいくつかのトンネルを抜けながらR42を目指す。進むにつれ徐々に交通量が増加していく。越路トンネルを越えるといよいよ市街地に近づく。新宮高校の隣でR42橋本交差点となってR168は終わる。 |
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| R169とともに紀伊半島の南北の幹線道路たるR168だが、奈良県吉野郡(大塔村〜十津川村)はいまだ整備が行き届いていない酷道の趣を残している。しかしこれらの地域は京阪神からのレジャー客が多く訪れる地域でもある。となると休日には交通量が増大することは容易に想像がつく。皆が皆酷道を知る者なら良いのだが、大半は「国道=走りやすい道路」というイメージを持っている人だろう。つまり狭路に慣れていないドライバーも数多く出現するので気を遣って仕方がない。ブラインドカーブやトンネル出入り口では特に注意が必要で常に対向車がいるという心構えがあったほうがいい。酷道度してはさほど高くないが、道路状況以外のところで神経を遣うので結構疲れてしまう。現在進行中の付替え工事が終わればだいぶ楽に走れるだろう。 |