国道128号
part4

R128東町ランプ〜R410北条交差点
鴨川市→南房総市→館山市

141.鴨川シーワールドの前を通る 142.千葉r247広場交差点 143.鴨川跨線橋
 現道合流後は平坦な直線道路を走る。両側とも防砂林があるため景色はほとんど見えないが、海沿いを走っており、鴨川シーワールドという施設もある。前述の行川アイランドの閉園の要因のひとつとされている。鴨川市の中心部の手前で海岸線から離れて千葉r247広場交差点を通過し、右カーブの勾配を上って鴨川跨線橋でJR外房線の上を通り、左にカーブしながら下る。

144.千葉r24広場交差点 145.千葉r34横渚交差点 146.鴨川市貝渚
 鴨川跨線橋からの勾配を下り切った所で千葉r24横渚交差点を通過する。右折すると鴨川市役所、左折すると安房鴨川駅に行く事ができるが、後者は県道ではなく市道である。少し走ると千葉r34横渚交差点を通過して横渚橋を渡る。沿線には商業施設が多く、海水浴シーズン等は渋滞する事も多い。

147.嶺岡トンネル 148.千葉r89曽呂十字路交差点 149.太海駅の裏手を通る
 直線道路を上った後に嶺岡トンネルをくぐる。制限高を示す標識の一部が劣化して見え難くなっているが、4.5mと特別低い訳ではないのでさほど問題にならないのかもしれない。嶺岡トンネルを出た直後に千葉r89曽呂十字路交差点を通過するとJR内房線に沿って左にカーブする。これまで並走していたJR外房線は安房鴨川駅を境に内房線に替わっている。太海駅の西を通過するが、国道側に出入口は設置されておらず出入りできない。

150.波太跨線橋 151.「外房黒潮ライン」 152.「高波注意」
 太海駅の南で波太跨線橋を通過して太海トンネルをくぐる。トンネルを出た直後に市道とのランプがあるが、この市道はR128(R297重複)の旧道である。約300m先で千葉r247に接続しており、広場交差点までのr247が旧道に当たる。
 旧道と合流した後に緩やかに下って太平洋沿いを走る。天面集落は海岸線に沿っており標高も低いため高波に注意するようにとの標識が設置されている。また、JRは外房線から内房線に替わったが、国道には「外房黒潮ライン」という名称が付けられている。これは地理的な内房と外房の境が館山市の洲崎であるためで、東京湾と太平洋の境でもある。

153.房州大橋 154.太夫崎隧道ル 155.道の駅「鴨川オーシャンパーク」
 房州大橋を通るが、下にあるのは河川ではなく海である。その内陸寄りに架けられているJR内房線の山生橋梁は100年前の1924年(大正13年)に造られたものである。房州大橋を渡り終えると太夫崎隧道をくぐる。トンネル内の歩行者や自転車に注意する旨の警告がなされているが、海寄りの隣接した位置に太夫崎歩道トンネルがあり、そちらを通る方が安全である。太夫崎隧道を出てすぐに道の駅「鴨川オーシャンパーク」を通過する。この道の駅も行川アイランドが衰退した要因のひとつと言われている。

156.鴨川市江見吉浦 157.リゾートマンションが点在 158.南房総市に入る
 JR内房線の江見駅の南を通っており、リゾートマンションらしき建物もいくつか確認できる。一部は国道の旧道と思われる千葉r272は停車場線だが、接続しているのは千葉r89であり国道と駅を結ぶ停車場線ではない。洲貝川橋を渡ってからは海岸線から離れるものの概ね海沿いと言える場所である。市境を越えて南房総市(旧和田町)に入ってからもほぼ平坦かつ直線的な2車線道路が続く。

159.おにぎりはR128のみ 160.道の駅「和田浦WA・O」 161.南房総市和田町和田
 左(南)側は太平洋が広がっているが、防砂林で視界が遮られるせいで海は見える場所は少ない。南房総市に入ってから約2.0kmで道の駅「和田浦WA・O!」を通過する。JR内房線の和田浦駅と隣接しているものの駅の出入口は北側にしかなく、鉄道駅と道の駅を行き来するのは不便である。道の駅はかつての町役場の隣接地に建てられており、その少し先の和田漁港付近では急なカーブが多く、また家屋密集地を通っているため走りにくさを感じる。

162.千葉r296和田漁港入口交差点 163.和田漁港入口交差点からは砂浜沿いを走る 164.前方に見えるのは千葉r403の和田サーフ橋
 和田漁港を含む集落の西端で千葉r296和田漁港入口交差点を通過する。案内標識には左折方向の和田漁港しか案内されていないが、r296は鋭角に右折する方向であり案内標識にはヘキサどころか矢印線すら表記されていない。
 和田漁港入口交差点からは海とJR内房線の間を走る。勾配もカーブもほとんどなく見通しの良い2車線道路を快走できる。前方に小さな吊り橋が見えてくるが、千葉r403(=和田白浜館山自転車道線)の橋梁であり、自動車用ではなく自転車用である。

165.千葉r403との交差点 166.旭橋以西はやや狭苦しい 167.千葉r186下三原交差点
 緩やかなS字状のカーブを曲がって旭橋を渡る。橋の前後に千葉r403が交差しているが、手前で交差して和田サーフ橋を含む方はバイパスと思われる。旭橋を渡って以降は沿線に家屋が建ち並んでいるうえに歩道が整備されておらず走りにくく感じる。千葉r186下三原交差点にも全方向に右折車線が設置されていない。

168.千葉r297フラワーライン入口交差点 169.歩道がなく狭苦しい 170.南三原駅の前を通過
 里見橋の西詰で千葉r297フラワーライン入口交差点を通過する。r297は交差点の名称が示す通りフラワーラインの入口であり、野島崎を含む房総半島の南端部の入口でもある。道の駅「ローズマリー公園」はr297沿線にある。
 フラワーライン入口交差点からは海岸線を離れて内陸部へと進む。センターライン付きの2車線道路が続くものの歩道は設置されておらず狭苦しさを感じる。南三原駅の出入口に当たる交差点を通過するが、駅までの50m強の道路は停車場線には指定されておらず市道である。

171.南三原駅前の交差点以西は改良済み 172.戸前跨線橋 173.南房総市和田町海発
 南三原駅前の交差点を過ぎると歩道が設置されており車線幅に余裕も出てくる。戸前跨線橋でJR内房線の上を通過し、その後は緩やかなアップダウンのある2車線道路を快走する。

174.R297・R410安馬谷交差点 175.おにぎりはR128のみ 176.R297・R410加茂交差点
 フラワーライン入口交差点から約3.0kmでR297・R410安馬谷交差点を通過して久留里・館山方面に進む。安馬谷交差点以西はR128・R297・R410の3国道重複区間となるが、僅か500m強で加茂交差点を通過してR128・R297の2国道重複区間に戻る。

177.南房総市加茂 178.加茂坂集落 179.館山市大井
 加茂交差点からも勾配もカーブもほとんどない2車線道路が続いている。交通量は多少増えているものの流れは良く走りやすい。緩やかな上り勾配が始まり、緩やかなカーブをいくつか曲がった後に名もなき峠を越えると館山市に入る。

180.館山市薗 181.九重バイパスとの交差点 182.E14富津館山道の富浦ICまで10km
 館山市に入ってすぐに暗い勾配が終わってほぼ平坦な状態になる。カーブはあるものの緩やかなため走りやすい道路状況と言える。JR内房線の九重駅の北を通り過ぎて右カーブの先で千葉r187稲交差点を通過する。右折して安房グリーンラインという広域農道に入ってすぐの所に2024年2月に開業した道の駅「グリーンファーム館山」がある。また、稲交差点の東で九重バイパスが交差しているが、案内標識があるものの行き先どころか左折方向の矢印も表記されていない事からまだ供用されていないのかもしれない。
 稲交差点からはしばらく離れていたJR内房線と並走しながら平坦な2車線道路を走る。交通量は増えているが渋滞が発生する程ではない。道の駅ができた事から行楽シーズンの交通量がさらに増える可能性がある。

183.千葉r88安房地域医療センター交差点 184.急カーブの途中に交差点あり 185.館山市国分
 千葉r88安房地域医療センター交差点を通過した後に左の直角に近い急カーブを曲がる。カーブの途中に抜け道として使用されている市道が交差しており、市道から国道に入るもしくは鴨川方面から市道へ右折する車両がかなり多いにもかかわらず信号機も右折車線も設置されていない。その後は狭いながらも歩道のある2車線道路を走っていると沿線の商業施設が増え始める。

186.R127・R297・R410南総文化ホール前交差点を直進 187.南総文化ホール前交差点以西も走行を続ける 188.南町交差点
 館山市の中心部の南東でR127・R297・R410南総文化ホール前交差点に至る。この交差点はR127とR410の起点で、前者が北の千葉・木更津方面に、後者が南の白浜方面に延びている。R128はさらに西に延びており、R297も重複している可能性がある。
 南総文化ホール前交差点を過ぎて少し走ると緩やかな右カーブを曲がり、官庁通りと呼ばれる市道との交差点を通過する。名称のとおり、北に進むと館山市役所や千葉県の安房合同庁舎といった自治体関係の建物が多い。

189.建物密集地を走る 190.R297・R410・千葉r302北条交差点
 2車線道路が続いているが、歩道がなく建物が密集しているため走りにくさを感じる。南総文化ホール前交差点から約1.0kmでR297・R410・千葉r302北条交差点に至る。この交差点がおそらくR128とR297の終点である。館山駅方面のr302は館山バイパスが供用される以前はR127だったため案内標識のおにぎりがヘキサに変えられた跡が確認できる。また、白浜・洲崎方面のR410は現道であるものの、約1.0km南の千葉r250・r257下町交差点までの区間しか国道として指定されておらず、以南の区間は市道に降格している。