国道104号
part3

R103中滝交差点〜R7立花交差点
鹿角市→大館市

109.大湯川の右岸を走る 110.止滝発電所は電力会社の発電所ではない 111.大湯川は雪解け水のため水量が多かった
 中滝交差点からはR103に重複した状態で大湯川流域を西に進む。カーブは多いものの見通しの悪い急カーブは少なく基本的には快走路と言える道路状況である。R103が青森県中部と秋田県北部を結ぶ幹線国道であるため、交通量は増えるが流れが悪くなる程の数ではない。

112.白沢休憩所を通過 113.おにぎりはR103のみ 114.カーブのほとんどない快走路
 大湯川の右岸を淡々と走る。アップダウンはしているものの非常に緩やかでほぼ平坦と言え、カーブも緩やかなものばかりで走りやすい。集落を通過する事もあるが大湯川の対岸にあったりバイパス化された区間を走ったりしているため大きな集落を通り抜けるという感じではない。

115.りんごの里の前を通過 116.山が大湯川に迫っている場所にはスノーシェッドあり 117.鹿角市十和田大湯五ノ岱
 りんごの里という物産店の前を通過するが、これは公共のものではなく個人の果樹園が運営しているようである。集落を結びながら2車線快走路を走っているとスノーシェッドをくぐる。山が川に迫っている場所であり、それ故にスノーシェッドが設置されたのだろう。

118.大湯温泉郷に入る 119.鹿角市十和田大湯湯の岱 120.秋田r66交差点
 大湯温泉郷に入った直後に左急カーブを曲がって大湯川を渡った後に右急カーブを曲がる。大湯温泉の町中を走っていると秋田r66との交差点を通過するが、交差点の前後でS字状にカーブしているので通過の際は要注意である。

121.道の駅「おおゆ」はこの交差点を右折 122.沿線の建物が少なくなる 123.鹿角広域農道との腰廻交差点
 秋田r66交差点以西は建物が密集した中を通っているが、歩道付きの2車線と良く整備されている。温泉郷を出る手前で市道との交差点を通過するが、右折して大湯川の対岸に渡れば道の駅「おおゆ」がある。2018年4月28日オープンしたばかりの新しい道の駅であり、R103走行時(2013年)にはただの水田であった。なお、登録路線はR103(R104)ではなく市道大湯川向線である。温泉郷を抜けると水田に家屋が点在している見通しの良い2車線道路になる。

124.集宮橋 125.2車線快走路が続く 126.土が久保交差点
 2車線快走路を走っていると右に大きくカーブして集宮橋を渡り、以降は大湯川の北を西進する。緩やかなカーブばかりで交通量が少ないため非常に走りやすい道路状況である。進むにつれて沿線の建物が増える。交通量も増えるが流れが悪くなる程ではない。

127.R103・R282・R285上陣場交差点 128.東北道の陣場橋 129.東北道・十和田IC
 JR花輪線の十和田南駅のほぼ真北でR103・R282R285との上陣場交差点を通過する。案内標識にR104とR285は表記されていないが、R104はR103の大館・十和田の両方面に、R285はR103の大館方面に重複している。
 上陣場交差点からはR103・R104・R285の3国道重複区間となって大館方面に向かう。3つ串刺しおにぎりが立っているか否かが気になるが、R103・R104重複区間ですらR103のおにぎりしかなかったのに、3つ串刺しおにぎりを期待する方が間違っている。R104、R285ともに終点交差点を含む区間が重複しているせいで無用な混乱を避けるためにもあえて表に出さない方針が取られているのかもしれない。
 そんな3国道重複区間は東北道の本線の下をくぐってから大湯川を渡り、十和田ICを通過する。十和田という名称だが青森県十和田市とは直接の関係はない。同様にJR花輪線の十和田南駅も青森県十和田市の中心部のひとつ南の駅ではない。“十和田湖への秋田県側”としての十和田IC、十和田南駅と考えた方が良いだろう。

130.錦木橋 131.石野橋 132.末広橋
 十和田ICを過ぎるてすぐに錦木橋、石野橋、末広橋を相次いで渡る。それらの橋の下を流れている川は秋田県に入ってから流域を走ってきた大清水川と大湯川の本流の米代川である。片側だけとは言え歩道付きの橋で、道路状況は非常に良好である。

133.葛原バイパスに進む 134.葛原新大橋 135.大館市に入る
 JR花輪線と米代川の間を走っていると葛原バイパスと現道との交差点を通過する。ウォッちずでは旧道に当たる道路も現道扱いされているが、案内標識にはおにぎりどころか行き先すら表記されてない(支柱に土深井という標識は付いている)。葛原バイパスの全線開通は10月27日であり、R103とR285の走行時には開通していなかった。そのため今回は敢えて直進して未走行のバイパスへと進む。
 右にカーブしながら緩やかな勾配を上り、葛原新大橋で現道と米代川を渡って大館市に入る。米代川と市境が一致しているのは葛原新大橋の前後だけで、現道は土深井沢川が市境となっている。

136.河原橋 137.道路の南側には防雪柵あり 138.現道と合流
 川寄りの南側に防雪柵が設置された2車線道路を走っていると河原橋を渡り、葛原集落の南側を通過する。この集落付近は2013年の時点で供用されていた区間である。その後も米代川の右岸を快走していると現道との交差点を通過する。案内標識にはおにぎりが消された跡が確認できる。

139.市道との立体交差点を通過 140.積雪地らしく補修痕が多い 141.大館バイパス
 葛原バイパス区間が終わってからも直線主体で緩やかにアップダウンしている2車線快走路が続いている。大館バイパスとして造られた道路であり、沿線の建物は少ない。市道との立体交差点を通過すると上り勾配となり、峠部分を越えた後に下って行く。どちらの勾配も緩やかなので走りやすい。

142.R103・R285中山交差点 143.R285の重複が終わってもおにぎりはR103のみ 144.山館トンネル
 上陣場交差点から約19.4km走ると中山交差点に至り、ここでR285が秋田・北秋田方面に分岐する。R285の終点は上陣場交差点だがこの中山交差点がR285の実質的な終点と言える。R104は引き続きR103との重複区間を大館市街方面に向かって進む。
 中山交差点付近からは交通量が増えるものの信号機付きの交差点が少ないため流れは比較的良好である。緩やかな勾配を上りながら緩やかな右カーブを曲がると山館トンネルをくぐる。なお、中山交差点と山館トンネルとの間にある市道との山館交差点を境に大館南バイパスという名称になっている。

145.4車線化の工事が進行中 146.餌釣橋 147.池内ランプ
 中山トンネルを出ると道路の右側に盛土があり、おそらく多車線化工事が行われているものと思われる。上りから下りになる辺りで車線が増えて片側2車線道路になる。大きく左にカーブして餌釣橋を渡り、その直後に餌釣ランプを通過する。さらに進むと池内ランプを通過するが、接続している市道はR103(とR104)の旧道に当たる。

148.右側車線が減少 149.横風に注意 150.大館市小館花
 JR花輪線をオーバーパスしてその先で右側車線がなくなって対面2車線道路になる。左側にはびっしりと防雪柵が続いているが横風注意の警戒標識が立てられているところを見ると防雪柵を除いて遮るものがないため結構な強風が吹き付けるのかもしれない。

151.根下戸ランプの300m東から再び片側2車線 152.秋田r102根下戸ランプ 153.秋田道・大館南IC
 秋田r102根下戸ランプの約300m手前で車線が増えて再び片側2車線になる。根下戸ランプから程なくして秋田道の大館南ICを通過する。R103走行時は大館西バイパスであったが、2016年に秋田道に組み込まれている。

154.右側車線が減少 155.山田渡橋 156.R7・R103立花交差点
 大館南ICの先では再び右側車線がなくなって対面2車線道路になる。対面2車線と片側2車線と繰り返すという渋滞が発生しやすい道路状況だが、交通量がさほど多くないせいもあってスムースに通過できた。
 米代川の支流の長木川を山田渡橋で渡り、右にカーブした先でR7・R103立花交差点に突き当たる。この立花交差点がR103の終点であり、そしてR104の終点でもある。中滝交差点からの距離は約48kmあり、R4との重複区間を含めると5割が上位国道との重複区間である。