国道55号
part3

R193大里交差点〜高知r202浮津交差点
海陽町→
→東洋町→室戸市

118.新海部川大橋 119.海部駅以南は上り勾配 120.那佐湾の北を走る
 R193大里交差点を過ぎてすぐに上り勾配となり、海部川に架かる新海部川大橋を渡る。南詰に徳島r197交差点があり、橋からの勾配を下っていると徳島r298交差点がある。r298交差点の南西には海部駅があり、この駅を境に北はJR牟岐線、南は阿佐海岸鉄道となっている。海部駅付近からは上り勾配となって内陸部を走り、下り勾配となった後に右にカーブして那佐湾沿いを走る。

121.小刻みなカーブが連続 122.阿佐海岸鉄道と並走 123.那佐集落
 那佐湾に沿っている区間は勾配はほとんどないものの小刻みなカーブが多い。とは言うものの交通量は少なく概ね快走できる状態である。北側には阿佐海岸鉄道が並走しており時折橋梁が見える。那佐湾の最西端を過ぎると那佐集落を通り抜ける。

124.阿佐海岸鉄道 125.反対側車線にもゆずり車線あり 126.「みんなで育てよう阿佐東線」
 海沿いを少し走った後に右にカーブして、そこからゆずり車線が現れて、その状態で阿佐海岸鉄道の下を通過する。阿佐海岸鉄道と並走しているとゆずり車線が終わり、峠を越えて下り勾配になると同時に反対側車線にもゆずり車線が現れる。大きく左にカーブした先で阿佐海岸鉄道の下をくぐる。

127.徳島r301宍喰浦交差点 128.徳島r309交差点と道の駅「宍喰温泉」 129.宍喰大橋
 海岸線沿いを走っていると徳島r301宍喰浦交差点を通過し、次いで徳島r309交差点を通過する。さらに少し進むと道の駅「宍喰温泉」を通過する。旧宍喰町の中心部に近い場所だが、東は海岸のため家屋が密集している風景ではない。やや急な勾配を上って宍喰大橋を渡り、南詰でr309をオーバーパスする。そのすぐ先にr309と案内されている道路が接続しているが、R55とr309の間は町道である。

130.水床トンネル 131.高知県東洋町に入る 132.「ようこそ高知県へ」
 宍喰大橋から緩やかな勾配を上っていると水床トンネルをくぐって高知県東洋町に入る。トンネルの中に県境があるのではなくトンネルを出た直後が県境である。案内標識は設置されていないが左の海側に交差している道路は徳島r309である。右側に延びている道路を高知r309としている地図もあるが、高知r309は吾桑停車場線という須崎市にある県道らしいので何らかの変更が加えられたのかもしれない。

133.船倉橋 134.甲浦大橋 135.浅宇津橋
 東洋町に入ってすぐに船倉橋、甲浦大橋、浅宇津橋を連続で通過する。どの橋も河川を渡ると言うより谷筋もしくは海の上を通っており、そのためかなり高い位置に架けられている。そのせいかどうかは不明だが、船倉橋には片側のみ、他の2つの橋には両側にフェンスが設置されている。

136.海の駅「東洋町」 137.高知r309(?)交差点 138.上り6%勾配
 浅宇津橋からの勾配を下り切ると同時に高知r201甲浦交差点を通過し、程なくして海の駅「東洋町」を通過する。海の駅となっているが国土交通省の登録された海の駅に東洋町というものは見つからない。海に近い食事処・物産店と意味合いだろうか。白浜海水浴場を通り過ぎて左カーブを曲がっていると甲浦駅と案内された道路との交差点を通過する。この道路が一部の地図で高知r309とされている。なお、甲浦駅は阿佐海岸鉄道の終着駅である。
 海に沿って左、右とやや急なカーブを曲がっていると沿線の建物がなくなり、勾配も6%とややきつくなる。しかし、交通量が少ない事もあって走りにくさを感じる道路状況ではない。

139.甲浦トンネル 140.緩やかな勾配を下る 141.「津波浸水想定区間」
 上り勾配の2車線道路を走っていると甲浦トンネルをくぐって下りに転ずる。左カーブを曲がった先で集落に差し掛かるが、その手前から“津波浸水想定区間”に入る。東洋町役場のある集落で、海岸はサーフビーチと名付けられている事からも分かるとおり、サーフィンのメッカとなっているようだ。そのため民宿が多く、またサーフボードを乗せた車も少なくなかった。

142.相間トンネル 143.アップダウンとカーブあり 144.右奥に延びる道路は旧道か
 生見集落を過ぎると上り勾配となって砂浜から離れて相間トンネルをくぐる。トンネルからは下り勾配となるが、相間川を渡ると上りに転ずる。その後はアップダウンとカーブが連続する2車線道路を走る。

145.東洋町野根丙 146.R493野根交差点
 砂浜沿いの平坦かつ直線的な2車線道路を走っているとR493野根交差点を通過する。海沿いを走るR55に対してR439は内陸をショートカットするルートとなっており、R493の方が20km程短いのだが、案内標識にはR55の方に高知と案内されている。この事からもR493が酷道である事が分かる。

147.野根大橋 148.「高知115km 室戸岬32km」 149.異常気象時通行規制区間の起点を通過
 野根交差点の直後に野根大橋で野根川を渡り、以降は海岸線沿いを走る。野根漁港の出入口の道路との交差点からは異常気象時通行規制区間に入る。規制区間は約8.9km先の室戸市入木となっており、区間内に集落は存在していない。

150.伏越ノ鼻 151.本格的なシーサイドルート 152.意外にきれいなおにぎりの支柱
 異常気象時通行規制区間に入って緩やかな勾配を上っていると伏越ノ鼻の根元でやや急な右カーブを曲がる。海岸線に沿って走っているが標高は10m程あり非常に眺望が良い。ただ、海に近いとあって津波浸水想定区間に指定されている。

153.津波浸水想定区間を走る 154.津波浸水想定区間が終わる 155.標高は15m程
 津波浸水想定区間のシーサイドルートを淡々と走っていると想定区間の終点を通過するが、僅かに標高が少し上がる程度で特に海から離れる訳でもない。標高15m程度を海岸線に沿ったカーブの多い2車線道路が続く。

156.崩落復旧工事中? 157.津波浸水想定区間に入る 158.室戸市に入る
 交通量の少ないシーサイドルートを走っていると再び津波浸水想定区間に入るが、この境目も道路状況に大きな変化がある訳ではない。野根交差点から約7.6km走ると市町境を通過して室戸市に入る。

159.室戸市に入ってからも海岸沿いを走る 160.異常気象時通行規制区間の終点を通過 161.入木橋
 室戸市に入ったからと言って急に道路状況や風景が変わる訳もなく、海岸沿いの2車線道路が続いている。津波浸水想定区間に指定されている点にも変化はない。東洋町野根から始まった異常気象時通行規制区間は室戸市最初の集落の入木の手前で終わる。その後は入木集落を通過するが、家屋の大半は内陸の山裾にあるため国道沿線の家屋は少ない。樹木によって視界を遮られていて海が見えない場所だが、津波浸水想定区間に含まれている。

162.高知r368交差点 164.「高知100km 室戸岬17km」
 海岸線から少し離れた山裾を走っていると高知r368交差点を通過する。r368もR493と同様に土佐湾沿いの場所でR55と再び交差する県道だが、分断区間があるショートカット道路として機能していない。もっとも分断区間がなかったとしても、一旦北に向かった後に南西に向かうという遠回りなルートなので大したショートカットにはならないと思われる。r368交差点を過ぎてすぐに新佐喜浜橋を渡り、比較的規模の大きな浦集落の西を走り抜ける。

165.防潮堤で海が見えない 166.津波浸水想定区間 167.夫婦岩が見えてくる
 佐喜浜港の南からは海沿いを走っているが、防潮堤があるため視界を遮られて海を見る事ができない。津呂集落を過ぎると集落が途切れた状態の海岸線沿いを走る。尾崎集落も旧道と思われる市道沿線に家屋が集中しており、現在の国道沿いにの建物は少ない。

168.鹿岡鼻 169.鹿岡集落 170.飛鳥集落
 夫婦岩ドライブインの前を通過して少し進むと鹿岡鼻の根元を右の急カーブで通過する。この鹿岡鼻に夫婦岩がある。家屋が点在する集落を通り抜けながら淡々と2車線道路を走る。海が見えない場所を走っているが、津波浸水想定区間に含まれている。

171.「室戸ジオパーク 日沖-丸山海岸サイト」 172.「室戸岬町高岡」 173.海は見えないが津波浸水想定区間
 海岸線沿いを走っていると「室戸ジオパーク 日沖-丸山海岸サイト」という標識の下を通る。室戸阿南海岸国定公園に指定されている地域だが、その中の室戸市域は室戸ジオパークにも指定されている。
 周囲に家屋が増えてきた所で高知r202三津交差点を通過する。r202は室戸岬をショートカットする県道であり、岬を通らずに室戸市の中心部に行けるため右折する車両が多い。右側の山の尾根に室戸スカイラインと呼ばれる高知r203が走っているのだが、R55からは全く見えない。

174.室戸青年大師像の前を通過 175.御厨人窟 176.室戸岬灯台へは徒歩20分
 ディープシーワールドの前を通過し、さらに走っていると白い像の前を通る。この地に所縁のある空海の19歳の頃の姿のようである。その像からさほど走らないうちに御厨人窟の前を通るが、この窟は空海が居住したとされている。さらに海岸線に沿った2車線道路を走っていると室戸岬灯台への徒歩道との交差点を通過する。灯台はR55から見て海側ではなく内陸側の高い位置に建てられている。

177.室戸岬 178.正面に土佐湾を望む 179.高知r203交差点
 とるパに指定されており写真撮影用の櫓(?)まで組まれている室戸岬駐車場の前を右にカーブしながら通過した先で中岡慎太郎の像が見える。その像の視線の先に室戸岬がある。室戸岬を過ぎてすぐに右にカーブし、以降の進行方角は北になり、しばらく走っていると高知r203交差点を通過する。前述のとおり、尾根筋を走るスカイラインで室戸灯台や第24番札所の最御崎寺に行く事ができる。

180.「高知82km 奈半利28km」 181.黒潮橋 182.海の駅「とろむ」
 高知r203交差点からも2車線道路が続いているが、これまでのように荒々しい風景ではなくカーブも少なく非常に走りやすくなる。室戸岬漁港は大潮大橋と岬大橋で一気に通り抜けており、漁港にありがちな狭路区間ではない。室戸岬漁港の北には海の駅「とろむ」があるが、これもが国土交通省の登録された海の駅ではないようである。

183.海は見えない 184.第25番札所の津照寺へは左折 185.高知r202浮津交差点を左折
 家屋が建ち並ぶ間を走っていると右にカーブしながら市道との交差点を通過する。左折して市道に進めば第25番札所の津照寺に行く事ができる。高知r203室津交差点を通過して室戸市役所の西で室戸大橋を渡り、その先で高知r202浮津交差点に突き当たる。R55は左折して高知・奈半利方面に進む。右折のr202には三津という地名しか案内されていないが、前述のとおり室戸岬をショートカットする県道であり、東洋町や阿南市等に行くにはR55よりも便利である。

国道55号 part4