国道42号 |
part1 |
R24県庁前交差点〜R425塩屋交差点 |
和歌山市→海南市→有田市→有田川町→湯浅町→広川町→由良町→日高町→御坊市 |
1.西汀丁交差点の案内標識 | 2.西汀丁交差点〜県庁前交差点 | |
R42の終点交差点はR24とR26の交わる県庁前交差点という事になっている。しかし現地の案内標識には300m程北にある西汀丁交差点の案内標識に既に南に延びる道路がR42と案内されているではないか。案内標識どおりに交差点を南進すると現れるのはR24のおにぎり。 県庁前交差点は北にR24(とR26)、南にR42が延びており、1本の国道に見えなくもない。北にR24、西にR26、南にR24(とR26)となっている西汀丁交差点に比べてビジュアル的に国道の交差点とは分かりにくい。もっともこの処置が分かりやすいようにしたものなのか単なる誤りなのかは不明である。 |
12.新毛見トンネルを抜けると朝日の直撃を受ける | 13.R370船尾東交差点を右折 | |
新毛見トンネルに入る前から左にカーブしており、トンネルを出た所にある琴の浦交差点からは方角が西向きとなる。そのため朝であれば正面に太陽を見る格好になってしまう。日光に眩惑されながら走っているとR370との船尾東交差点となる。直進はR370であり、R42は右折しなければならない。ここでも3車線のうち右の2つが右折車線となっているのは二桁国道ならではの状況と言えよう。 |
17.和歌山r135と再び交差 | 18.海南ICを越えると車線が減少 | 19.海南港の南側を走る |
築地交差点右折後は中央分離帯のある片側2車線となるものの阪和道の海南ICを過ぎると車線は減少して対面2車線となる。県庁前交差点から続いた多車線状態は11.5kmにして終了となる。車線減少後は海岸線をJR紀勢本線と共に走り抜ける。トンネルもあるし勾配もそこそこあるし急なカーブもあり、これまでの市街地とは取り巻く状況や雰囲気がガラリと変化する。 |
20.旧下津町中心部は少し内陸を走る | 21.蝶川トンネルを抜けて有田市に向かう | 22.みかん畑の中を走り抜ける |
塩津第一トンネルを抜けると海岸沿いから内陸に入り、一通り下った後は平坦な状態になる。JR紀勢本線のすぐ隣を緩やかにカーブを描きながら進んで行く。現在では海南市の外れとなったが平成の合併前は下津町の中心部であったため沿線の建物の数も少なくない。 下津駅前からは一旦JRと離れ、蝶川トンネルをくぐって少し走ると有田市に入る。みかんで有名な有田市だが当然のように沿線にはみかん畑が広がっている。シーズンともなれば道路脇のみかんの無人販売所で安く手に入れる事もできる。 |
23.市街地に入ると勾配はなくなる | 24.R480新町交差点は高架(橋)へ進む | |
蝶川トンネルから続く勾配も市街地に入ると落ち着くのは旧下津町と同じパターンである。落ち着いた感じの市街地を走っているとJR紀勢本線と交差し、その後にR480新町交差点となる。R480は側道に進む形となっており、R42は直進して橋に進む方である。 |
28.有田川左岸を走る | 29.有田IC(旧吉備IC)の連絡道高架 | 30.有田IC連絡道と合流 |
和歌山r20古江見交差点からは有田川の堤防上を走る形となる。対岸には先ほど交差したR480が走っているが、こちらの方がはるかに交通量が多いのは言うまでもない。和歌山r22小島交差点周辺からは方角が南向きとなるため逆光から開放される。なお、当然ながらこの逆光状態は走行方向や季節、日時に大きく影響される。 小島交差点からしばらくは山際を走るがr22明王寺交差点付近からは街中を走る。そして阪和道/湯浅御坊道路の有田IC(旧吉備IC)との連絡道と交差し、直後にそれが合流してくる。“合流してくる”という表現よりR42が“合流する”という表現の方が正しいかもしれない。 |
31.和歌山r23湯浅交差点 | 32.名島交差点を左方向へ | 33.殿交差点を右折すれば和歌山r177に |
有田ICとの合流後も平坦な道路が続く。対面2車線と幹線道路というには物足りない感はあるものの、交通量の割に流れは良くストレスを感じる事なく走るれる。が、通勤時間帯や休日の混雑する時間帯もそうだとは限らない。有田市から有田川町、湯浅町、広川町と次々に町を通るが、それぞれ町の中心部(役場付近)は通過しない。 名島交差点を越えて少し走ると、和歌山県道界(?)では有名な和歌山r177の殿交差点となる。点滅信号が設置された交差点右側の怪しげな道がr177だが、県道と知っていても、否、知っているからこそ足を踏み入れようとは思わない。詳細はリンク先の「県道GT」を参照されたし。 |
34.広川ICの前後は阪和道と併走 | 35.和歌山r21井関交差点は右方向へ | |
殿交差点から少し走ると左側に阪和道の高架が見えてくる。広川IC前後はその阪和道と併走する形となり、沿線に建物は少ないが交通量は少なくない。広川IC入口交差点は休日の夕方に通ろうものなら渋滞に捕まる事は必至である。今回は午前7時過ぎの通行のため混雑する事もなく通過できている。 広川IC入口交差点から約700m進むと和歌山r21井関交差点となるが、ここは右にカーブして交差点をやり過ごし、水越峠に向かって車を走らせる。 |
36.水越峠に向けて急勾配・急カーブを走る | 37.水越トンネル | 38.由良町側も急勾配・急カーブ |
井関交差点の直後の広川を渡ると勾配・カーブ共にきつくなる。これまで山道らしい山道がなかったR42に初めて訪れる本格的な山道である。安全速度は30km/hと低いがさすがにそれを遵守している車はいないが、登坂車線が設置されていないため全走車次第ではそれに近い速度での走行を余儀なくされる。 標高約200m、全長551.2mの水越トンネルを抜けると由良町に入り、勾配は下りへと転ずる。由良町側も急勾配・急カーブとなっており、安全速度は30km/hと低く設定されている。水越トンネルの由良町側で件のr177との交差点が2ヶ所あるが、そこに県道が交差しているという事実を知っていなければ気付かず通り過ぎてしまうと思われる。 |
39.由良町畑 | 40.和歌山r23入路交差点から先は異常気象時規制区間 | 41.由良トンネルを抜けて日高町に入る |
R42初の本格的峠道区間が終わると勾配は多少緩やかになる。JR紀勢本線のトンネル上を通過するとr177と4ヶ所目の交差点となるがここも知っていなければ県道が交差しているなどとは思いもよらないだろう。その後はJR紀勢本線の線路と併走しながら由良町中心部に向けて進むが、由良町の中心部自体は通過しない。その由良町中心部への入口に当たる和歌山r23入路交差点を越えると勾配がややきつくなる。里トンネルに続いて由良トンネルをくぐると日高町に入る。 |
42.御坊市は市街地を通過する | 43.天田橋で日高川を渡る | 44.R425塩屋交差点 |
日高町に入って程なくしてほぼ平坦な状態になる。沿線は水田と住宅が入り混じっており長閑と言えば長閑だが、大型トラックを含め交通量は多く国道上は多少殺伐とした雰囲気をかもし出している。その状態で御坊市に入る。御坊市と言えば、言わずと知れた(?)R425の終点を擁している。 和歌山r26財部交差点から紀州鉄道の西御坊駅にかけての御坊市中心部を走り抜けると日高川を渡る。天田橋を渡った先で右に大きくカーブしたかと思えば、直後には左に大きくカーブする。塩屋集落と海岸の間を走っているとR425塩屋交差点となる。左折すれば全国区の知名度を持つR425の世界を堪能できるが、本日はR42トレースが目的であるので交差点を直進する。 紀伊半島反対側の三重県尾鷲市の坂場交差点(R425の起点)までの距離は、山岳部を横断するR425の206.9kmに対して半島の海岸に沿うR42は207.6kmと大きな差があるが時間的距離は・・・え?・・・1kmも違わないの!?今更ながらその事実を知って驚きを禁じえない。それだけR425が酷だと言う事か。ちなみに直線距離は100km弱である。 |
国道42号 part2 |