国道26号
part1

R1梅田新道交差点〜R170上瓦屋交差点
大阪市→堺市→高石市→和泉市→泉大津市→忠岡町→岸和田市→貝塚市→泉佐野市

1.R1・R2・R25・R163・R165・R176梅田新道交差点 2.片側6車線 3.R25・R165・R423梅新南交差点
 大阪府の中心部でJRや各私鉄の大阪駅・梅田駅の南に位置する梅田新道交差点がR26の起点である。交差点の北にR176、東にR1R163、南にR25・R26・R165、西にR2と合計7本もの国道が交差している国道の交差点の重鎮のような交差点である。ただし、案内標識にはR1、R2、R25、R176の4本しか表記されていない。R26はR25の他にR165が重複した状態で南に向かって進む。
 梅田新道交差点からは南向きの一方通行だが、車線は合計6車線もある。約150m走るとR25・R165・R423梅新南交差点を道なりに進む。R423はR25・R26・R165の南向き一方通行道路に対応する北向き一方通行道路ではない。鋭角ではあるがR423へ左折する事も可能だが、わざわざ梅田新道交差点から南下してR423に向かう車両はほとんどいないと思われ、案内標識も設置されていない。

4.阪神高速L1環状線 5.大阪市役所の西側を通過 6.大阪r168淀屋橋交差点
 梅新南交差点からは7車線に増える。阪神高速L1環状線の下をくぐった直後に堂島川に架かる大江橋を渡り、大阪市役所の西側を通った後に土佐堀川に架かる淀屋橋を渡って北区から中央区に入る。淀屋橋の南詰で大阪r168との淀屋橋交差点を通過するが、橋上は8車線にまで増える。ただし、右端は右折専用、左端は左折専用車線である。

7.本線4車線+側道左右1車線ずつ 8.R25・R165・R172本町3交差点 9.船場中央3交差点/阪神高速13号東大阪線
 淀屋橋交差点からは本線4車線と側道が左右に各1車線の合計6車線となる。本線と側道の間の分離帯にはイチョウが植えられており秋には色付いた様子を目にすることができる。大阪市の中心部らしく高層ビルが立ち並んでおり、早朝にもかかわらず交通量は多い。昼間ともなれば側道には多くの路上駐車車両が見られる。
 梅田新道交差点から約1.6kmでR25・R165・R172本町3交差点を通過する。R172はこの交差点が終点で、大阪港を結ぶ港国道のひとつである。本町3交差点を過ぎてすぐに船場中央3交差点を通過するが、その上に阪神高速13号東大阪線が横切っている。

10.「和歌山67km 難波2km」 11.R25・R165・R308・大阪r173新橋交差点 12.道頓堀橋
 本線4車線+側道1+1車線の道路を南下しているとR25・R165・R308・大阪r173新橋交差点を通過する。酷道として名高いR308も起点は大阪の繁華街に位置しており、交差点の下には地下鉄御堂筋線と長堀鶴見緑地線の心斎橋駅がある。
 道頓堀橋北詰交差点の手前で左側の側道が本線に合流してくる。かつては道頓堀橋の上にも左右とも側道があったが、改修が行われており左側の側道がなくなっており、道頓堀橋は客待ちのタクシーが列をなして停まっていた。

13.難波交差点と阪神高速15号堺線 14.難波西口交差点 15.元町2交差点
 本線4車線+右側側道1車線の道路を走っていると阪神高速15号堺線の下の難波交差点で左端車線が左折専用車線になる。これは左側の側道がなくなる以前から変わらないが、さらに左側に短い左折車線が付加されている。難波交差点からは側道がなくなる代わりに本線が5車線になるものの難波西口交差点で左端車線が左折専用車線になってしまう。その難波西口交差点を右にカーブしながら通過すると阪神高速L1環状線をくぐる。阪神高速付近に区境があり以降は浪速区内を走る。
 難波西口交差点からは本線4車線+左右の側道1車線となるが、本線の右端車線と右側側道は元町2交差点の右折車線となってしまう。元町2交差点は道なりに左にカーブしながら通過する。R26(R25とR165も)が南向き一方通行なのはこの交差点までである。元町2交差点から北に延びる四ツ橋筋が北向き車線だが、このルートは国道には指定されておらずR25とR26、R165を車両でトレースする場合は梅田新道交差点から走り始めるしかない。

16.R25・R165・大阪r41大国交差点 17.片側3車線道路 18.R43花園北交差点
 元町2交差点からは片側3車線の道路を真南に向かって走り、R25・R165・大阪r41大国交差点を直進するとR25との重複区間が終わって単独区間となる。R165は案内標識に表記されていないが、R25に重複して奈良・杭全方面に向かっている。
 大国交差点からも片側3車線道路が続いており、約500m南でJR大阪環状線・関西本線のガードをくぐって大阪市西成区に入った直後にR43花園北交差点を通過する。この交差点はR43の起点で、終点は兵庫県神戸市にあり、阪神間を結ぶ国道のひとつである。

19.花園北交差点以南は片側2車線道路 20.岸里交差点 21.大阪r5玉出交差点
 花園北交差点で左端車線が左折専用車線になってしまうため以降は片側2車線道路になる。大阪市の中心部からは離れているが、道路の下に地下鉄四つ橋線、東に南海本線が通っている事もあって沿線には多くの建物が建ち並んでいる。西成区役所の南西で岸里交差点を通過して南海汐見橋線のガードをくぐる。片側2車線道路さらに南下していると大阪r5玉出交差点を通過して大阪市住之江区に入る。交差点の下に地下鉄四つ橋線の玉出駅があり、この駅から先は西に逸れるため道路下に地下鉄が通っていない状態となる。

22.大阪市住之江区粉浜 23.R479浜口交差点
 住吉公園の西側を通り過ぎた後にR479浜口交差点を通過する。R479は内環状線と呼ばれ、400番台後半の国道ながら幹線道路として機能しており、一桁国道や二桁国道にもひけと取らない道路状況と交通量である。

24.阪神高速15号堺線の下に大阪r179北島交差点 25.「和歌山58km 堺4km」 26.大和川大橋
 浜口交差点から程なくして阪神高速15号堺線が斜めに横断している箇所と通るが、その下に大阪r179北島交差点がある。北島交差点から少し進むと住之江ランプの流出車線が交差し、その先で大和川大橋を渡った堺市堺区に入る。南詰では阪神高速6号大和川線の鉄砲ランプが接続している。ランプは平面で交差しているが、本線は道路の下の掘割を通っている。鉄砲ランプ〜三宅西ランプ間は2020年3月29日に供用されており、阪神高速の路線では最も新しい区間である(2021年6月時点)。

27.大阪r187海山町交差点 28.大阪r29北公園前交差点 29.大阪r12・r29戎島町交差点
 鉄砲ランプを過ぎて大和川大橋からの緩やかな勾配を下って平坦な片側2車線道路を走る。イオンの傍を通り過ぎた後に大阪r187海山町交差点を通過し、さらに走ると大阪r29北公園前交差点と大阪r12・r29戎島町交差点を相次いで通過する。r29とは2ヶ所で交差しているが、北公園前交差点ではr29の南向き車線と、戎島町交差点では南向き車線と接続している。

30.堅川橋 31.大阪r34・r195大浜北町交差点を左折
 堅川橋を渡ってすぐに大阪r34・r195大浜北町交差点を左折して和歌山方面に進む。直進のr34は泉大津と案内されているが、r34を含めて府道を道なりに走ると泉南市でR26に接続しており、R26のバイパスとしても利用可能である。

32.片側2車線+側道1車線 33.大阪r197宿院交差点 34.R310安井町交差点を右折
 大浜北町交差点からは片側2車線の本線と上下それぞれに側道が1車線ずつ設置されている。大浜北町交差点の直後に南海本線のガードをくぐっており、すぐ北に堺駅があり、沿線には中高層のビルが目立つ。阪堺電気鉄道の軌道が敷設されている大阪r197と市道との宿院交差点を通過する。
 大浜北町交差点から約1.2km、阪神高速15号堺線の下のR310安井町交差点を右折して和歌山・泉大津方面に進む。右折車線は2本設置されており、明示はされていないものの交差点の先で左側は平面道路、右側は高架道路となるためどちらを走るかによって進入する右折車線を使い分けた方が良いだろう。

35.平面道路2車線+高架への側道1車線 36.大阪r197大仙西町2丁交差点 37.R26高架道路を挟んだ片側2車線道路
 安井町交差点を右折すると平面の2車線と高架道路へと上る1車線とに別れる。高架道路は自動車専用道路のため歩行者や自転車等は進入できない。上下線の間の高架道路は阪神高速15号堺線ではなくR26のバイパスであり、阪神高速に直結している。そのため阪神高速からR26の平面道路に進むには少し手前の堺ランプから流出しなければならない。
 片側2車線道路を走っていると大阪r197大仙西町2丁交差点を通過するが、r197百舌鳥方面に行くには交差点の手前で左の側道に進まなければならない。大仙西町2丁交差点以降も高架道路を挟んだ片側2車線道路が続いている。

38.大阪r34浜寺石津町東2丁交差点 39.石津神社前交差点 40.高架道路に合流する
 大阪r34浜寺石津町東2丁交差点を通過して緩やかな左カーブを曲がった後に石津神社前交差点を通過するが、ここで左側車線がそのまま市道になってしまう。旧道のような接続形状だが、この市道は南向き一方通行のやや狭い道路である。
 石津神社前交差点を過ぎると上り勾配となり並走してきた高架道路と合流する。高架道路は阪神高速の接続地点からここまでの間に入口はもちろん出口もなく堺ランプで降り損なうと4kmも走り続けなければならなくなってしまう。

41.バイパスと現道の合流直後は片側3車線 42.四ッ池高架橋 43.JR羽衣線
 バイパスに合流すると片側3車線となるが、約400m先で左端車線が平面道路への側道となり右側の2車線だけが本線の四ッ池高架橋に上る。この高架橋は歩行者や軽車両、原付は走行禁止である。大阪r28浜寺中学校前交差点の上を通過してから高架橋が終わって平面道路になると片側3車線道路に戻り、r28浜寺南町3丁交差点を通過する。浜寺中学校前交差点で交差しているのはバイパスで、浜寺南町3丁交差点で交差しているのは現道である。JR羽衣線(阪和線の支線)のガードをくぐる。

44.大阪湾沿いを阪神高速4号湾岸線が並走 45.大阪r219西取石5交差点 46.大阪r219西取石交差点
 JR羽衣線のガードから程なくして市境を通過して高石市に入る。阪神高速15号堺線は終点を過ぎているが4号湾岸線はまだ並走状態にあり、案内標識もR26と阪神高速の所要時間を比較的できるように時間表示付きの標識が設置されている。大阪r219西取石5交差点とr219西取石交差点を通過するが、前者は北西方向の道路のみr219に指定されたバイパスで、後者は両方向がr219に指定されており北西方向は現道に当たる。

47.大阪r36葛の葉町北交差点とE90堺泉北道路 48.和泉市に入る 49.大阪r36池上町交差点
 E90堺泉北道路が上空を横切っている大阪r36葛の葉町北交差点を通過すると和泉市に入るが、実は交差点の前後は泉大津市に属している。その距離が短いためか境標識は設置されていない。葛の葉町北交差点から約1.4kmで大阪r38池上曽根遺跡前交差点を通過し、500m弱先でr36池上町交差点を通過する。葛の葉町北交差点ではr36バイパスが、池上町交差点ではr36現道が交差しており、その間にr38が交差しているため普段この辺りを走らない人は戸惑うかもしれない。

50.泉大津市に入る 51.R480・大阪r38穴田ランプ
 池上町交差点を過ぎてすぐに泉大津市に入るが、この辺りも市境が交錯しており、厳密には和泉市と泉大津市の市境を5回通過している。要池団地東交差点を過ぎると左端車線が側道となり泉大津高架橋は片側2車線になる。側道はR480・大阪r38穴田交差点に接続しており、この交差点はR480の起点である。案内標識では右折の臨海線方面にのみr38のヘキサが表記されているが、R480河内長野方面にも重複している。なお、この泉大津高架橋も歩行者・軽車両・原付は通行禁止である。

52.泉大津高架橋から平面道路に戻る 53.本線は歩行者と軽車両は通行禁止 54.忠岡町に入る
 穴田交差点の上を通った後に緩やかな勾配を下って泉大津高架橋が終わって平面道路に戻り、交差点からの側道が合流すると片側3車線道路になる。その直後に側道が分岐するが、以降の本線は歩行者と軽車両は通行禁止である。槇尾川と大津川の間で左端車線が減少し、そこで忠岡町に入る。緩やかな勾配を下って平面道路になった所で大阪r229高月南1交差点を通過する。

55.岸和田市に入る 56.「和歌山41km 貝塚6km」 57.春木川
 高月南1交差点を過ぎてすぐに市町境を越えて岸和田市に入って岸和田北高架橋で大阪r40・r227中井町交差点の上を通過する。高架橋は片側2車線だが、その前後の平面道路は片側3車線である。また、高架橋は歩行者や軽車両だけでなく原付も通行禁止である。南海本線とJR阪和線のほぼ中間地点を通っており、どちらからもやや距離があるもの沿線には多くの商業施設が建っており交通量も多い。

58.大阪r39府立和泉高校東交差点への側道が分岐 59.岸和田高架橋 60.津田川
 南海本線の岸和田駅に延びている市道との岸和田警察署東交差点を過ぎると大阪府立和泉高校東交差点を越える岸和田高架橋を通るが、この高架橋の上も片側2車線で歩行者・軽車両・原付は通行禁止である。高架橋が終わって平面道路になっても車線は増えず片側2車線のままである。市境を越えて貝塚市に入って少し走ると津田川を渡る。沿線の建物は若干減っているが、郊外型の商業施設が多く休日は混雑しそうな雰囲気である。

61.水間鉄道をオーバーパス 62.大阪r40畠中2交差点 63.大阪r64堤交差点
 大阪r40の旧道(?)との鳥羽交差点と水間鉄道を越える高架橋を越えた後に大阪r40畠中2交差点を通過する。交差点の上を高架道路が横切っているが、これはr40の石才高架橋橋であり、JR阪和線の上も越えている。少し進むと大阪r64堤交差点を通過する。r64は和歌山貝塚線という路線名で和歌山市まで繋がっているが、R26とは異なりE26阪和道付近で府県境を越えている。

64.泉佐野市に入る 65.R170・大阪r20上瓦屋交差点への側道が分岐
 見出川を渡ると泉佐野市に入り、大阪r241加支多神社東交差点を通過して左カーブを曲がった後に大阪r64鶴原南交差点を通過する。大藪池交差点を過ぎるとR170・大阪r20上瓦屋交差点への側道が分岐する。この交差点はR170の終点である。大阪外環状線と呼ばれる幹線道路の大部分を形成するR170だが、現道も国道の指定を受け続けておりアーケード街を通る場所があったり、軒先酷道区間があったりと100番台国道とは思えないほど酷な区間が存在している。

国道26号 part2