国道17号
part1

日本橋〜R298辻1交差点
中央区→千代田区→文京区→豊島区→北区→板橋区→
→戸田市→蕨市→さいたま市

1.日本橋 2.新潟市まで344粁(2008年4月6日撮影) 3.日本国道路元標(2008年4月6日撮影)
 R17の起点は日本の国道界の重鎮(?)の交差点、日本橋である。R17の他にR1(〜大阪府大阪市)とR4(〜青森県青森市)、R6(〜宮城県仙台市)、R14(〜千葉県千葉市)、R15(〜神奈川県横浜市)、R20(〜長野県塩尻市)の合計7本もの国道の起点となっている。日本橋の中央部が起点で、北はR4・R6・R14・R17の重複区間、南はR1・R15・R20の重複区間である。橋の周辺にはモニュメントや里程標、道路元標のレプリカなどが設置されており、橋上には道路元標が埋め込まれている。

4.日本橋北詰交差点 5.高層ビルの間を走る 6.R4・R6・R14・東京r407室町3交差点
 日本橋を渡って日本橋北詰交差点を通過するが、その下には東京メトロ半蔵門線の三越前駅があり、R17(R4・R6・R14重複)の下には東京メトロ銀座線が通っている。日本銀行本店に近く銀行関連の建物が建ち並ぶ中を走っているとR4・R6・R14・東京r407室町3交差点を通過する。重複している国道が全て上野方面に向かうため、ここから先は単独区間となって巣鴨・本郷方面に進む。

7.東北・上越新幹線とJR中央線・山手線をくぐる 8.須田町1交差点 9.東京r301須田町交差点
 単独区間になってからも高層ビルに挟まれた4車線道路が続いており、中央区から千代田区に入った後に神田駅の下を通る。在来線のJR山手線と中央線の他に東北・上越新幹線も南に隣接している。南北方向どちら側にも左右の車線の間に跨道橋を支える柱があるため物理的に車線変更ができない。
 神田駅北口交差点を過ぎると車線が増えて6車線道路になるが、東京r301須田町交差点の手前の右カーブで左端車線が左折・直進車線になる。R17は中央もしくは右側の車線から直進する。

10.JR中央線 11.東京r437万世橋交差点を左折
 須田町交差点からは車線が増えて3車線になるのに加えて中央分離帯も設置されている。3.9mの制限高のあるJR中央線のガードをくぐって神田川に架かる万世橋を渡った北詰の東京r437万世橋交差点を左折する。日本橋から並走(?)していた東京メトロの銀座線はこの交差点で離れる。また、交差点の北東にJR山手線・総武線の秋葉原駅がある。

12.万世橋交差点からは4車線道路 13.東京r405昌平橋交差点を右折 14.東京r452神田明神下交差点を左折
 万世橋交差点からは中央分離帯のない4車線道路を西に向かって走る。約200m先のJR中央線の橋梁の下の東京r405昌平橋交差点を右折し、100m強先の東京r452神田明神下交差点を左折する。短い距離で3ヶ所の交差点を右折もしくは左折しなければならないが、直進方向の道路も多車線の幹線道路であるため誤って真っすぐ進んでしまわないように注意を要する。

15.文京区に入る 16.東京r403湯島聖堂前交差点 17.西向き3車線+東向き2車線
 神田明神下交差点の直後に区道との交差点を右にカーブしながら通過すると区境を越えて文京区に入る。中央分離帯のない4車線道路を緩やかに上った先で東京r403湯島聖堂前交差点を通過すると西向き車線だけ3車線になる。

18.区道との交差点を右なりに右へ進む 19.壱岐坂上交差点 20.R254・東京r453本郷3交差点
 サッカーミュージアム入口交差点からは反対側車線の車線の数も増えると同時に中央分離帯も現れて片側3車線道路になる。お茶の水方面と湯島方面に向かう区道との交差点を右にカーブしながら通過した先の壱岐坂上交差点で左端車線が左折専用車線になる。片側2車線になった道路を少し走るとR254・東京r453本郷3交差点を通過する。この交差点はR254の起点である。なお、この交差点は各方向とも多車線だが8〜20時の間は右折が禁止されている。

21.東京大学の傍を通る 22.東京r319本郷弥生交差点 23.東京r455交差点を左折
 本郷3交差点から北は東京大学の西側を走る。赤門も前を通りさらに北上すると東京r319本郷弥生交差点を通過し、直後の東京r455交差点は左折してさいたま・巣鴨方面に進む。

24.東京r455交差点からは対面2車線道路 25.東京r301・r452白山上交差点 26.文京区白山
 東京r405交差点からはこれまでの多車線から対面2車線になり、ごく緩やかな勾配を上って行く。東京r301・r452白山上交差点からは下り勾配になる。左カーブ付近からは都営地下鉄三田線が下を通っている状態になる。

27.自転車専用車線の標識が設置されている 28.東京r301千石駅前交差点を道なりに右へ進む
 ほぼ直線の道路を緩やかに下り切った所で東京r301千石駅前交差点に至り、道なりに右方向へ進む。白山上交差点で交差していたr301は旧道であり、千石駅前交差点で交差している方がバイパスである。対面2車線のR17に対して片側2車線とよく整備されている。

29.東京r437千石1交差点 30.片側3車線道路 31.巣鴨橋
 千石駅前交差点からは片側3車線道路になってすぐに東京r437千石1交差点を通過する。豊島区に入って少し走るとJR山手線の上を巣鴨橋で越える。巣鴨橋からとげぬき地蔵入口交差点にかけてはアーケード街となっている。

32.左端車線が消滅 33.巣鴨4交差点以降は片側3車線 34.R122・東京r305西巣鴨交差点
 とげぬき地蔵入口交差点を過ぎると左端車線が徐々に狭くなって消滅してしまう。車線が減少する手前に車線減少の警戒標識が設置されていたり斜め方向の矢印が路面に表示されていたりするケースが大半だが、ここは事前の警告なしに車線がなくなる。約400m先の巣鴨4交差点からは片側3車線道路に戻る。
 都電荒川線の踏切を通過した後にR122・東京r305西巣鴨交差点を通過する。この交差点はR122の起点、ではなく終点である。起点は栃木県日光市の神橋交差点であり、都心が終点で郊外が起点という珍しいケースである。

35.首都高C2中央環状線 36.北区滝野川 37.滝野川ランプ
 西巣鴨交差点の交差点の直後に北区に入り、右から接近してきた首都高C2中央環状線を挟んだ片側3車線道路になる。西向きの入口の滝野川ランプを通過して直後に板橋区に入り、首都高とともに左カーブを曲がって新板橋駅前交差点を通過する。カーブ部分でJR埼京線の上を板橋跨線橋で通っているが、鉄道が掘割を通っているため前後の勾配がなく意識していなければ跨線橋を通っていると気付かないかもしれない。なお、交差点の名称にある新板橋駅は地下通っている都営三田線の駅であり、JRの板橋駅は少し南にある。

38.2つ先の下板橋駅入口交差点は左端車線は左折専用車線になる 39.首都高C2中央環状線が逸れる 40.首都高5号池袋線を挟んだ片側3車線道路
 首都高C2中央環状線の下の片側3車線道路が続くが、下板橋駅入口交差点だけは左端車線が左折専用車線になってしまう。交差点直後から片側3車線道路に戻り、右カーブが始まると左に逸れる首都高C2中央環状線に替わって首都高5号池袋線が上下線の間に入ってくる(厳密に言うとC2環状線のE6常磐道・E51東関東道方面と5号池袋線の大宮方面を繋ぐ板橋JCTの一部)。

41.東京r317・r420仲宿交差点 42.「さいたま14km 戸田橋5km」 43.首都高5号池袋線の側道は1.7mの制限幅あり
 板橋JCTの三角地の中にある板橋区役所の北で東京r317・r420との仲宿交差点を通過する。R17は道なりに右へ進むだけであり、3車線ともすべて国道をトレースできる。左側車線からr317への左折車線とr420への左折(直進?)車線が分岐しており、前者は一旦停止すればよく信号機を介する必要がない。
 仲宿交差点からは首都高5号池袋線を間に挟んだ片側3車線道路を北上する。板橋本町ランプが合流した後に東京r317(環七通)との大和町交差点を通過する。さらに少し進むと首都高5号池袋線が左に逸れていくが、そこで左端車線が側道への左折専用車線になる。案内標識に表記してある通り、側道は1.7mの制限幅が設けられている。これは道幅そのものが狭いのではなく大型車両が進入できないように縁石で意図的に幅が狭められているための規制である。もっとも側道自体もさほど広い訳ではない。

44.大型貨物・特定中型貨物車量は右側車線を走行 45.東京r311志村3交差点 46.東京r446志村坂下交差点
 首都高5号池袋線が逸れると中央分離帯もなくなり4車線道路になる。片側3車線区間と同様に右側車線が大型貨物・特定中型貨物車量の通行帯となっている。東京r445志村警察署前を通過してしばらく走ると白山上交差点付近から地下を通っていた都営三田線が西に逸れていき、その先で東京r311(環八通)との志村3交差点を通過する。中央分離帯が現れると北向き車線のみ3車線となるが、その先の東京r446志村坂下交差点で左端車線が左折専用車線になる。

47.志村橋 48.東京r447舟渡交差点 49.埼玉県戸田市に入る
 志村坂下交差点からは4車線道路に戻り、右にカーブした後に志村橋を渡る。東京r447舟渡交差点を過ぎると中央分離帯のある片側2車線道路になり、左にカーブしながら緩やかな勾配を上って戸田橋で荒川を渡って埼玉県戸田市に入る。

50.JR埼京線と東北・上越新幹線 51.熊谷方面は左側車線、川口方面は右側車線 52.埼玉r68川岸3交差点
 戸田橋を渡り終えると右カーブを描きながら緩やかな勾配を下って東北・上越新幹線の高架橋の下をくぐる。国道は曲尺手高架橋となっており、その下にJR埼京線が通っている。勾配を下り切って平坦になった所で埼玉r68川岸3交差点を通過するが、ここで右側車線が右折専用車線となってしまう。ここで一部を除いて起点から続いていた多車線区間が終わる。

53.川岸3交差点以降は対面2車線道路 54.錦町1交差点 55.埼玉r117蕨市役所入口交差点
 川岸3交差点を過ぎてからは対面2車線道路になるが沿線には集合住宅が建ち並んでおり都市部の二桁幹線国道としては心許ない整備状況である。ただし、この区間は1〜3km西にR17の新大宮バイパスが並走しており、多少は交通量が分散されているものと思われる。
 蕨市に入った後に旧中山道が分岐する交差点を通過する。案内標識には旧中山道が直進であるかのように描かれているが、交差点形状としては右折であり道なりに走ればR17をトレースできる。その後、埼玉r236蕨駅入口交差点、埼玉r117蕨市役所入口交差点を相次いで通過する。

56.埼玉r79錦町3交差点 57.「高崎87km 熊谷45km さいたま4km」 58.R298辻1交差点
 埼玉r79錦町3交差点を通過するが、左折方向のr79と右折方向の市道は旧中山道である。名称不明の小さな川に架かる名称不明の橋を渡るとさいたま市南区に入り、程なくしてR298辻1交差点を通過する。交差点の上を横切っているのはR298の跨道橋ではなくC3東京外環道の東北高架橋である。

国道17号 part2