国道8号
part11

R27坂ノ下ランプ〜R21西円寺交差点
敦賀市→
→長浜市→米原市

537.坂ノ下トンネル 538.小河トンネル 539.R8現道との小河ランプ
 R27R161R162坂ノ下ランプを通過してR27(とR162)からの車線が合流した直後に坂ノ下トンネルをくぐり、次いで小河トンネルをくぐる。敦賀バイパスの坂ノ下ランプ以南の区間の供用開始は2008年と遅く、それまでは岡山町1交差点に交通が集中して渋滞が頻発していた。小河トンネルを出ると緩やかに左にカーブしながら勾配を下り、左側から現道が合流してくる。

540.現道合流後は片側2車線 541.R161疋田交差点を左方向へ進む
 現道はそのまま左側車線として合流するため小河ランプ以降は片側2車線となる。笙の川の流域をJR北陸線とともに南下しているとR161疋田交差点に至る。R8は左側車線を道なりに左へと進む。三差路のため信号の切替りタイミングは通常と異なる。R8が通っている大津はR161に案内されているが、渋滞を考慮しなければ時間的・物理的距離はR161の方が短い。

542.笙の川流域を走る 543.福井r140交差点 544.福井r140交差点以降に登坂車線が設置されている
 R161が分岐すると対面2車線道路になり、緩やかな勾配を上る。引き続き笙の川の流域を走っており何度も川を渡っている。曽々木集落を右にカーブしながら通過した先で福井r140交差点を通過する。このr140は県境を越えてR365を結ぶ県道だが、旧北陸本線から転用したトンネルがある。r140交差点を過ぎると約1.4kmの登坂車線が設置されている。勾配は7%だがカーブが緩やかなので走りにくさはほとんど感じない。

545.国土交通省の新道スノーベースの前には登坂車線なし 546.「大垣71km 長浜35km 木之本15km」 547.滋賀県長浜市に入る
 登坂車線が終わると国土交通省の新道スノーベースの前を通過し、旧道沿いにある新道集落を過ぎると2ヶ所目の登坂車線が現れる。約700m進んだ所で登坂車線が終わって対面2車線道路に戻り、新道野越を通過すると滋賀県長浜市に入る。

548.長浜市側は北向き車線に登坂車線あり 549.滋賀r286交差点 550.長浜市西浅井町沓掛
 新道野越からは峠を越えるため下りとなる。反対側の北向き車線に登坂車線が設置されているが、特に急勾配という訳ではない。登坂車線が終わってからも下り勾配が続いており、福井県側と同様にカーブが緩やかなので概ね走りやすいと言える。県境から約1.8kmで滋賀r286との交差点を通過し、さらに少し進むと沓掛集落を通り抜ける。集落の中心は旧道と思われる道路沿いにあるため現在のR8沿線の家屋は少ない。

551.JR北陸本線が並走 552.閉鎖用ゲートを通過 553.近江塩津駅前を通過
 JR北陸線とともに大川の流域を緩やかに下っていく。一桁国道だが交通量は少なく流れも良好である。近江塩津駅の手前で県境を含む区間の閉鎖用ゲートを通過するが、その辺りから勾配がほとんどなくなる。その後程なくして近江塩津駅の東を通過する。近江塩津駅は北陸本線駅であると同時に湖西線の終点の駅でもある。

554.JR湖西線 555.R303塩津交差点 556.滋賀r33交差点
 近江塩津駅を通過してすぐに鉄道の高架橋の下を通過するが、これは北陸本線ではなく湖西線である。ほぼ平坦な2車線道路を走っているとR303塩津交差点に至る。案内標識には表記されていないが、塩津交差点以南はR303が重複している。このR303はR161とも交差しているが、疋田交差点〜塩津交差点(R8)と疋田交差点〜野口交差点(R161)を比較すると距離はR161の方が僅かに短いが、登坂車線がないため前を走る車次第ではストレスの溜まる走行を強いられる可能性がある。
 塩津交差点の直後、コンビニの敷地の南端に滋賀r33が交差しているが、ソトバはあるものの案内標識はなく県道が交差しているようには見えない。主要地方道とは言えr33には分断区間があるためただの行止りなので当然の扱いと言えなくもない。

557.道の駅「塩津海道あぢかまの里」 558.塩津バイパスの一部は琵琶湖上を通っている 559.滋賀r336交差点
 塩津交差点から約400mで道の駅「塩津海道あぢかまの里」を通過する。道の駅に登録されたのは2009年7月31日だが、それ以前から奥びわ湖水の駅という特産物販売所として存在していた。道の駅以降もほぼ真南の方角に走っていると大坪川を渡った先で左にカーブする。2015年3月29日に供用が開始された塩津バイパスは、短距離ながら琵琶湖上を通っている。旧道は北を走っている道路でウォッちずではまだ国道色に塗られている。滋賀r336との交差点を通過するが、左折が前述の旧道で、右折のr336も藤ヶ崎トンネルの旧道である。

560.藤ヶ崎トンネル 561.滋賀r514交差点 562.賤ヶ岳トンネル
 滋賀r336交差点からは緩やかな勾配を上って藤ヶ崎トンネルに入り、勾配を下りながら出てくるとr336飯浦交差点を通過する。その250m程先で左前方に滋賀r514が接続している。r514は賤ヶ岳トンネルの旧道に当たり、レンガ造りの賤ヶ岳隧道がある。冬季閉鎖されるが現在でも通行可能で、賤ヶ岳トンネルが工事等で通行止の際は迂回路に指定される。

563.R8・R303串刺しおにぎり 564.滋賀r44・r514大音交差点 565.長浜市木之本町黒田
 賤ヶ岳トンネルを出ると田畑の間を直線道路で走り抜ける。余呉川に架かる賤ヶ岳橋の東詰で滋賀r44・r514大音交差点を通過する。r44は湖北・高月(どちらも現在は長浜市の一部)しか案内されてないが、複数の県道を繋いで琵琶湖の東岸を走っており一部を除いてR8よりも快適に走れる。そのため大音交差点を右折する車両も多い。

566.R303・R365木之本IC口交差点 567.R8・R303・R365串刺しおにぎり 568.R303・R365木之本交差点
 旧木之本町の中心部の西で北陸道の木之本ICが接続しているR303・R365木之本IC口交差点を通過する。ここからはR365も重複に加わり3国道重複区間となる。それだけなら特に珍しい事ではなく、R8で言えば起点の本町交差点〜東港十字路交差点は8本の国道が重複している。ただ、この3国道重複区間には3つ串刺しおにぎりが設置されている事は特筆に値する。3本(以上)の国道の重複区間は数多くあれど全てのおにぎりが設置されている場所は非常に少ない。
 3国道重複状態を東進していると北陸道の下を通過し、木之本駅の南西でR303・R365木之本交差点を右折して大津・長浜方面に進む。一桁国道が右折で三桁国道が直進だが、右折する車両の方が多く信号機の切替りタイミングもR8を優先したものとなっている。

569.実はR303との重複は続いている 570.R303バイパス千田北交差点
 木之本交差点からもR303との重複は続いている。木之本交差点で分岐したR303は現道であり、バイパスが分岐するのは約1.0km南の千田北交差点である。千田北交差点を一旦西に進むが180度方向を変えて木之本大橋でR8とJR北陸本線を越えた後にR303現道とR365に交差する形である。なお、ウォッちずを見る限りは、R365はR303の現道に重複しているルートだけにおにぎりが記載されている。なお、千田北交差点からR365に進むと関ヶ原方面に向かう事ができるが、R8+R21を短絡するルートのためかなりの交通量がありトラックも多い。

571.旧高月町に入る 572.滋賀r259物部口交差点 573.北陸道
 千田北交差点で完全に単独区間となるが、道路状況には大した変化はなく対面2車線道路を走る。平坦で直線的なので走りやすいと言いたいところだが、交通量と信号機付きの交差点が多くペースはあまり上がらない。また家屋がほとんど途切れる事なく続いており、商業施設も点在しているのも走りにくさを感じる要因だろう。旧高月町の中心部の南で北陸道の跨道橋下を通過する。

574.長浜市湖北町速水 575.馬渡橋 576.長浜市酢
 旧湖北町域を複数の県道との交差点を通過しながら南下する。県道の交差点はともかく市道の交差点は右折車線のないものが多く、右折車両がいる場合は流れが悪くなってしまいがちである。滋賀r501小倉交差点を過ぎると緩やかなカーブを描きながら勾配を上り、滋賀r255交差点の直後に馬渡橋を渡る。下流側にある歩行者・自転車用の橋が旧道と思われ、その一部は滋賀r275になっている。

577.姉川橋は架け替えられていた 578.滋賀r44曽根南交差点 579.滋賀r44森町交差点は道なりに左へ進む
 滋賀r273酢交差点と滋賀r254姉川橋北交差点を通過すると勾配を上り姉川橋を渡る。橋の前後の歩道が新しい事からも分かるが、姉川橋は架け替えられており開通したのは2015年12月6日と最近である。姉川橋以南も平坦な2車線道路が続いており、流れが良くない状況も続く。滋賀r44曽根南交差点を通過して約400m先の森町交差点を道なりに左にカーブしながら進むとr44が分岐する。r44は湖岸道路としか案内標識に表記されていないが、長浜駅に行けるため右折する車両が多く右折車線も長めに造られている。

580.北陸本線をオーバーパス 581.滋賀r263・r556北新町交差点 582.北新町交差点からは片側2車線
 森町交差点付近のカーブが終わり直線道路を少し走ると跨線橋でJR北陸本線を越える。跨線橋からの勾配を下り切った所で滋賀r263・r556北新町交差点を通過するが、左折のr263と右折のr556は40m程ずれている。北新町交差点からは旧道に当たるr556に対する長浜バイパス区間となり、車線が増えて片側2車線道路になる。

583.大きく右にカーブして進行方角を変える 584.沿線には商業施設が建ち並ぶ 585.滋賀r244下坂中町交差点
 滋賀r271神照小学校前交差点を過ぎると右に大きくカーブして進行方角を東から南へと変化させる。道路の向きが90度変わるカーブだが、片側2車線のバイパスなので曲線半径は大きめに設定されている。このカーブ以降は周囲に商業施設が建ち並ぶ中を通っており、賑やかな印象を受ける。長浜駅からは少し離れているが、北陸道の長浜ICが近く交通量が多い。市立長浜病院付近から南は商業施設が少なくなる。

586.米原市に入る 587.右側車線が減少 588.片側1車線になる
 沿線に田畑が多くなってきた所で市境を通過して米原市に入る。土川橋の手前で緩やかなS字カーブを通過すると沿線の商業施設が増えてくる。滋賀r243国道高溝交差点を過ぎると右側車線がなくなるが中央分離帯はそのまま残っているため片側1車線道路になる。反対側車線との距離が少し開くが、これはバイパスの天野川高架橋の建設予定地が確保されているためである。

589.R8米原バイパス・滋賀r243顔戸交差点は左斜め前方に進む 590.東海道新幹線 591.滋賀r510顔戸南交差点以降は上り勾配
 片側1車線から片側2車線に車線が増えるが、R8をトレースするには左側車線を走っている必要がある。なぜならR8米原バイパスと滋賀r243との顔戸交差点は左斜め前方に進まなければならないためである。右斜め前方の米原方面におにぎりが表記されてないが、これが米原バイパスである。2016年5月の時点では彦根市との市境に近い滋賀r329交差点までしか開通しておらずバイパスでの国道トレースはできない。
 顔戸交差点の直後に東海道新幹線の高架をくぐり、緩やかな右カーブを曲がっていると滋賀r510顔戸南交差点を通過し、以降は緩やかな勾配を上る。顔戸交差点である程度の車両がバイパスへ進んでいるため交通量は少なくなっている。

592.岩脇跨線橋 593.R21西円寺交差点を右折
 近江橋で天野川と滋賀r247をパスして、引き続きJR東海道本線を岩脇跨線橋で越える。その先でR21西円寺交差点に突き当たり、右折して大津・彦根方面に進む。案内標識ではT字路のような描かれ方だが、航空写真を見るとY字路に近い形状である。各方向とも交通量が多い交差点のため、左折矢印を積極的に利用した切り替わり方となっている。

国道8号 part12