国道504号
part4

さつま泊野IC〜R3餅井交差点
さつま町→出水市

149.おにぎりが残っている 150.R504北薩横断道路の泊野道路3号橋 151.久木野集落
 さつま泊野ICを直進してすぐにおにぎりが立っているのでまだ国道に指定されたままである可能性が高い。R504北薩横断道路の泊野道路3号橋の下をくぐる。カーブが多くアップダウンが連続しているが、センターライン付きの2車線道路なので走りにくさは一切感じない。

152.上り勾配が続く 153.「阿久根32km 出水24km 高尾野18km」 154.R504北薩横断道路のきららICも直進
 家屋が点在している中の緩やかな勾配を上り続けているとR504北薩横断道路のきららICに至る。案内標識では北薩横断道路におにぎりが表記されている一方で直進の現道には表記されていない。しかし2021年12月時点でウオッちずでは現道も国道扱いしているため、ここも直進して紫尾山方面に進む。

155.きららICの直後から狭くなる 156.崩落が始まっている 157.路面はきれいな状態
 きららICを過ぎた直後から1.5車線幅の狭路区間が始まる。ひとつ目のヘアピンカーブを曲がった先では路盤が崩れかけており、カラーコーンによって進入できないようにされていた。2つ目のヘアピンカーブ以降は急なカーブもなく小刻みなカーブが続く。道幅は広くはないが路面はきれいで安定している。

158.おにぎりが外されている 159.右の建物はきららの里キャンプ場の管理棟 160.北薩横断道路の交差地点
 おにぎりだけが外されたと思われる支柱が立っていたが、ウオッちずでは国道扱いされているので見なかったことにする。きららの里キャンプ場の管理棟の前を通り過ぎて少し走ると泊野川の上をヘアピンカーブで通過するが、その手前に北薩横断道路の交差地点を示す木柱が立てられている。前回(2008年)とは異なりこの区間の北薩横断道路は供用されているが、北薩トンネルで地中を通っているため視覚上は何の変化もないように見える。

161.おにぎりが残っていた 162.崩落し始めているのは1ヶ所だけではない 163.「エンジンブレーキ下り坂」
 北薩横断道路との交差地点のヘアピンカーブのすぐ先で左のヘアピンカーブを曲がる。全体的にカーブの多い峠道ではあるが、ヘアピンカーブの数は多くない。峠道のため町霧に渡って勾配が続いており、下りとなる反対側の車線にはエンジンブレーキを使用するようにとの路面ペイントが施されている。

164.土砂流出痕あり 165.紫尾林道との交差点 166.紫尾林道との交差点からさつま市街方面を撮影
 名もなき橋を渡るが、その手前から橋上にかけて土砂が流出した痕があった。通行に支障はなかったが路肩部分には結構な土砂が残されていた。引き続き上り勾配の1.5車線幅道路を走り、泊野川の上の1.0車線幅の直後に紫尾林道との交差点を通過する。林道は左側で、右折は紫尾山頂公園に至る道路である。交差点からさつま市街方面を振り返るとエンジンブレーキを使用するようにとの警告標識が立てられていた。

167.出水市に入る 168.下り勾配の狭路 169.倒木あり
 林道との交差点のすぐ先で堀切峠を越えて出水市に入る。眺望の利かない切通の峠で面白味は全くない。紫尾林道や逆方向の紫尾山頂公園は眺望が楽しめる。出水市に入ってからは峠を越えているため下り勾配となるが、それ以外の状況に変化はなく1.5車線幅の狭路が続いている。

170.おにぎりが外された支柱がある 171.さつま町側よりも鬱蒼としている 172.竹林を通り抜ける
 堀切峠から約1.0km走るとヘアピンカーブを含む急カーブが多くなる。ヘアピンカーブが落ち着くと1.0車線幅の割合が増える。北薩横断道路が無料で通行できるせいもあって現道の交通量は極めて少ない。もっとも北薩横断道路が供用される以前から交通量は多くなかった。

173.市道との交差点を左方向へ進む 174.下り勾配が続く 175.僅かな2車線区間
 竹林地帯を走っていると市道との交差点を左方向へと進む案内標識は設置されているが、寸法が小さく一部が竹に隠されているため視認しにくい。交差点の周辺に平八重集落があるが、おそらくは廃村と思われる。町道との交差点からも狭路が続いているが、1.8車線幅と若干広くなっている。センターライン付きの2車線道路区間もあるがその距離は非常に短い。

176.崩落の復旧痕だろうか 177.R504北薩横断道路の乙木之段橋をくぐる 178.高尾野川沿いを走る
 高尾野川に沿った狭路をひたすら下り続ける。北薩トンネルの北坑口付近からは川との高低差もだいぶ小さくなるが、川面が見える程ではない。R504北薩横断道路と高尾野川を挟むように並走していると乙木之段橋の下を通過して川と北薩横断道路の間を走る。

179.R504北薩横断道路の中屋敷IC(出口) 180.R504北薩横断道路の中屋敷IC(入口) 181.九州新幹線
 開けた状態になると道幅が2.0車線幅にまで広くなる。センターラインが現れる地点に交差している道路があるが、これは中屋敷ICの流出路である。その先で道路が二手に別れる。どちらにも高尾野と案内されているが、案内標識での直進方向が北薩横断道路で左折方向が旧道である。ウオッちずではこの先の旧道は国道として扱われていないため、北薩横断道路へと進む。ランプを上っていると九州新幹線の橋梁の下で本線に合流する。なお、中屋敷ICは高尾野方面とのみ接続しているハーフインターチェンジである。

182.高尾野トンネル 183.おにぎり設置済み 184.高尾野IC
 中屋敷ICからは北薩横断道路を走り、米山橋で旧道と高尾野川の上を通った直後に高尾野トンネルに入る。高尾野トンネルを出て少し走ると右の急カーブを曲がるが、そこが本線とランプの分岐地点になると思われる。2021年12月時点の北薩横断道路は高尾野IC以東は供用されていない。

185.「下り6%勾配」 186.旧道との交差点 187.旧道合流後も走りやすい道路状況
 右カーブの先でボックスカルバートをくぐって6%の勾配を下りながらさらに右にカーブする。その後4%の勾配を下りながら大きく左にカーブした先で旧道との交差点を通過する。旧道にさつま町が案内されているが、そちらを走るくらいなら北薩横断道路を走った方が良いだろう。出水市街方面から来た場合の案内標識には旧道には紫尾山しか案内されていない。
 旧道との交差点からも走りやすい2車線道路が続いている。5%の勾配を下った後に高尾野川沿いを走る。北薩横断道路と合流した後だが、交通量は堀切峠の酷道区間と大差ない。

188.砂原集落 189.北薩オレンジロードとの交差点 190.海越しに見えるのは御所浦島か
 高尾野ICから程なくして出水市側の実質的な最初の集落である砂原集落に入る。北薩オレンジロードという広域農道との交差点を過ぎると勾配がきつくなるが急勾配と言う程ではない。山間部を脱しているものの標高は100m程度あり、八代海や天草諸島らしき島影を遠望できる。

191.鹿児島r374高尾野駅前交差点を左折 192.出水市高尾野町紫引 193.緩やかな勾配を下る
 肥薩おれんじ鉄道の高尾野駅の手前で鹿児島r374との高尾野駅前交差点に至り、左折して阿久根方面に進む。交差点直前の案内標識は普通だが、150m程手前のそれはかなり劣化しており修正されたおにぎりとヘキサ以外はかなり薄くなっている。
 高尾野駅前交差点からも2車線道路が続いているが、歩道は設置されていない。高尾野中学校前交差点からは歩道があるものの北側だけでしかも狭い。通学路が終わると同時に南側にも歩道のある状態になり、緩やかな下り勾配が始まる。

194.野田橋 195.出水市の中心部ではなく阿久根市方面に向かっている 196.鹿児島r368野田郷駅前交差点
 野田橋を渡ると上りになるが勾配は緩やかで直線的なので走りやすいと言える。やや勾配がきつくなった直後に鹿児島r368野田郷駅前交差点を通過し、その後は緩やかな勾配を下って行く。

197.旧野田町の中心部を過ぎると沿線の家屋は少なくなる 198.肥薩おれんじ鉄道をオーバーパス 199.跨線橋以降は下り勾配
 緩やかな勾配を下っていると左カーブを曲がって肥薩おれんじ鉄道沿いを西に向かって進む。上り勾配になった後に緩やかなS字状のカーブを曲がって肥薩おれんじ鉄道の上を跨線橋で通過する。

200.R3/E3A南九州西回り道の餅井橋をくぐる 201.見通しの良い快走路 202.R3餅井交差点
 平坦で見通しの良い2車線道路を走っているとR3/E3A南九州西回り道の餅井橋をくぐる。2021年12月の時点では出水IC〜阿久根ICしか供用されておらず、他の高速道路や高規格道路とは接続していない。
 南九州西回り道から700m弱でR3餅井交差点に突き当たる。この交差点がR504の終点である。出水市に属しているが、中心部から離れており約1.1km西に阿久根市との市境がある。市境からさらに進むとR3・R389多田交差点/阿久根北ICがあり、R389の終点でもある。