国道500号
part2

R211吉ノ浦橋交差点〜R212交差点
東峰村→添田町→みやこ町→
→中津市

62.R211重複区間 63.R211小石原交差点を左折
 吉ノ浦橋交差点からはR211との重複区間となるが、左カーブの先の小石原交差点を左折して添田・行者杉方面に進むと単独区間に戻る。重複区間の距離は約250mと短い。なお、小石原交差点を右折して約500m南に道の駅「小石原」や旧小石原村役場(現在の東峰村役場小石原庁舎)がある。

64.小石原交差点以降も2車線道路 65.交通量は少ない 66.添田町に入る
 小石原交差点からもセンターライン付きの2車線道路が続いており、右急カーブを曲がって旧小石原村の中心部から離れて行く。やや急な右カーブを曲がった後に長谷峠を越えて添田町に入る。

67.八坂橋 68.緩やかな下り勾配 69.福岡r52交差点
 添田町に入ってから行者杉橋と八坂橋を渡るが、その辺りは急カーブが連続している。長谷川の谷筋となってからは緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を緩やかに下って行く。長谷集落を通り抜けるが、規模は小さく家屋も少ないが飲食店(おそらく観光客向け)が2軒存在している。
 長谷川によって崩れた路肩部の復旧工事のため片側交互通行規制現場を通り過ぎると視界が開け、緩やかに下りながら左カーブを曲がって福岡r52との交差点を通過する。案内標識ではT字路であるかのように表記されているが、実際は道なりに走るだけである。

70.老野集落 71.右の急カーブを曲がる 72.福岡r52・r431交差点を右折
 福岡r52交差点からは片側だけではあるが歩道が設置された2車線道路となる。車線幅自体も広くなるため長谷川の谷筋区間よりも走りやすい。右の急カーブを曲がって彦山橋を渡った直後の福岡r52・r431交差点を右折して英彦山方面に進む。案内標識にはr431はヘキサどころか矢印も表記されていないが、直進方向にr431が接続している。r431は彦山停車場という停車場線であるが、2017年7月の集中豪雨でJR日田彦山線が被災し、復旧される事なく日田彦山線BRTというバス高速輸送システムに転換されており、彦山駅は鉄道駅ではなくなっている。

73.「耶馬溪55km 英彦山8km」 74.雨量通行規制区間に入る 75.日田彦山線BRT
 福岡r52・r431交差点からも2車線道路が続いているが、センターラインは白色の破線からオレンジ色の実線に変わる。左カーブの先で跨道橋をくぐるが、これはかつてのJR日田彦山線、現在の日田彦山線BRTのものである。なお、日田彦山線BRTは全てが線路だった跡を転用しているのではなく、専用部は彦山駅〜宝珠山駅のみである(全体の4割弱)。また、跨道橋付近から雨量通行規制区間に入るが、対象区間は野峠までの山間部全区間ではなく2.1km先の旧道との交差点までである。

76.英彦山神宮一の鳥居の脇を通過 77.鍛冶屋集落 78.旧道との交差点
 日田彦山線BRTの跨道橋をくぐってすぐに英彦山神宮一の鳥居の脇を通過する。鳥居が跨いでいる道路が旧道だが、閉鎖されており車両の通行はできない。彦山川に沿ってカーブの多い上り勾配の2車線道路を走っていると鍛冶屋集落を通り抜けて旧道との交差点を通過する。案内標識にも「旧500号」となっているが、ウォっちずでは未だに現役の国道として扱われている(2024年8月現在)。

79.法面保護工事のため片側交互通行規制中 80.南坂本集落 81.英彦山大権現は右折
 法面保護工事のため片側交互通行規制が敷かれていた南坂本集落を通り抜ける。しばらくはカーブのほとんどない状態だが、英彦山大権現への道路が接続しているヘアピンカーブを過ぎてからはカーブが多くなる。

82.制限速度は40km/h 83.旧道と合流 84.狭路区間が始まる
 勾配はほとんど感じられない程度に緩やかなものの小刻みなカーブが連続しているため見通しは悪い。英彦山神宮の入口で旧道と合流する。旧道との交差点の直後に道幅が狭くなっており、バイパスは英彦山神宮の観光客向けに整備されたと言っても過言ではないだろう。

85.道幅は1.5車線幅 86.カーブが多く見通しが悪い 87.福岡r418英彦山交差点
 狭路区間が始まったもののすぐにセンターラインが復活して2車線道路になる。ただし、車線幅は狭くカーブが多く見通しが悪いため快適に走れるとは言い難い。鬱蒼とした木々がなくなって開けた所で福岡r418英彦山交差点を通過する。旧道合流箇所が裏門とすればこちらは正門のような場所で、交差点近くの駐車場には多くの車両が停まっている。この日も夏休み期間中とあって多くのバイクがいた。

88.カーブの多い1.8車線幅道路 89.おにぎりあり 90.英彦山野営場の前を通る
 英彦山交差点からもセンターラインのない狭路が続くが、1.8車線幅なので強烈に狭い訳ではない。英彦山野営場まではヘアピンカーブがいくつかあり、その他のカーブも含めて相変わらず見通しの悪い状況が続く。カーブに番号が振られており、99から順に小さくなっていく。

91.制限速度は30km/h 92.福岡県立英彦山青年の家 93.緑が眩しく感じる
 制限速度が30km/hに設定された狭路を走っていると英彦山運動公園や添田町森林組合の出入口に当たる交差点を通過する。ウォっちずでは県道である事を示す黄色に塗られているが、多くの地図では県道扱いされておらず番号は不明である(福岡r451の旧道?)。森林組合までは車両でも通行できるが、その奥に点線区間があるため通り抜けはできないと思われる。
 番号不明の県道との交差点からさらに走ると福岡県立英彦山青年の家の出入口を通過する。1.5車線幅の狭路が続いており見通しも良くない。英彦山交差点周辺に多くの観光客がいた割に交通量は少ない。

94.高住神社の前を通る 95.福岡r451交差点は右方向へ進む 96.山中の狭路酷道を走る
 高住神社の前を通り過ぎて少し走ると福岡r451との交差点に至る。直進方向、交差点の直後に下っている道路がr451で国道は右方向に進まなければならない。案内標識は設置されているもののおにぎりもヘキサも表記されていないため国道トレースにおいてはあまり役に立たない。なお、r451が狭いながらもセンターライン付きの2車線道路であるのに対してR500はセンターラインのない1.8車線幅道路である。

97.鷹巣トンネル 98.雨量通行規制区間に入る 99.みやこ町に入る
 等高線に沿った緩やかな勾配の狭路を走っていると鷹巣トンネルをくぐる。山間部の酷道区間の短いトンネルにもかかわらず扁額は「隧道」ではなく「トンネル」となっている。両側とも坑口付近に断面積が変化する箇所が見られるため、おそらく延伸されておりその際に扁額も新たなものに替わったものと推測される。
 鷹巣トンネルから程なくしてやや急な46番の右カーブを曲がると町境を越えてみやこ町に入る。同時に雨量通行規制区間に入る。規制区間の延長は2.1kmなので野峠までの区間が対象であり、みやこ町域を通っている全区間に当たる。

100.みやこ町域も狭路が続く 101.R496交差点を右折 102.大分県中津市に入る
 みやこ町に入ってからも1.8車線幅とやや狭い道幅の酷道区間が続く。これまで同様に勾配は緩やかだがヘアピンカーブを含めてカーブが多くなる。28番カーブを曲がった後にR496交差点に至る。案内標識にR500のおにぎりが表記されていないが、右折してR496との重複区間を日田・山国方面に進む。交差点と野峠が一致しており、交差点の直後に大分県中津市に入る。野峠からは大分県による雨量通行規制の対象区間であり、みやこ町域と同様に連続雨量200mm超で通行止になる。なお、カーブ番号はR496行橋方面に引き継がれている。

103.「ようこそ 山国川源流 やまくに町へ」 104.県道時代から設置されている情報板が残っている 105.カーブ部分にだけセンターライン
 大分県に入った直後はカーブも緩やかで走りにくさはさほど感じない。山国川の源流である事をアピールしているが、河川名よりも耶馬渓という景勝地として知られているのではなかろうか。道路左側に設置されている道路情報板の横を通る。路面名と区間は表示されているが、規制理由と期間は表示されていない。そもそもこの情報板は県道時代から設置されているもので路線名も当時の「行橋山国線」のままである。行橋山国線(=福岡/大分r2)が国道に昇格したのは1993年なので30年以上放置されている事になる。
 大分県側もカーブに番号が割り振られており峠からカーブNo.1と昇順でカウントしている。この番号標はカーブミラーの支柱に取り付けられている事が多い。小刻みなカーブが連続しておりカーブ番号もどんどん上がっていく。いくつかのカーブはセンターラインが引かれているが、2車線の幅よりも狭く快適に曲がれるとは言い難い。

106.「カーブNo.30」 107.カーブが多く見通し悪し 108.毛谷村集落
 多くのカーブを曲がりながら緩やかな下り勾配の狭路を走る。21番カーブには相ノ原毛谷村林道が接続している。ウォっちずには途中で道路線が消えているが大分r2には繋がっている。ただし、落石が多いため実際に通り抜けられるかは不明である。
 32番カーブ付近は山国川の谷筋の向こう側まで見渡せる場所を走る。ヘアピンカーブを含む急カーブのある下り勾配の狭路をひたすら走っていると雨量通行規制区間が終わる。市道が交差しており北上すると毛谷村六郎の墓がある。雨量通行規制区間が終わって少し走ると毛谷村神社の前を通り、その後センターライン付きの2車線道路となり出合橋を渡る。

109.桃木橋 110.桑原橋 111.廃集落?
 緩やかな下り勾配の2車線快走路を走る。旧道と思われる川に沿った道路が確認できるが、雑草等に覆われており入口が封鎖されていなくても入ろうとは思わない状況である。雑草に覆われた場所を走るが、おそらく水田の跡と思われ、廃屋らしきものも見える。

112.劔木橋 113.狭路区間が残っている 114.小原井集落
 劒木橋を渡ると定住者が確実にいると思われる桑原集落や中畑集落を通り抜ける。川沿いのためカーブは多いが交通量は少なく走りやすい状況と言える。中畑集落と小原井集落の間に狭路区間が残っているが、距離は短く乗用車くらいなら離合可能である。小原井集落からは引き続きカーブの多い2車線道路を走る。

115.残っている狭路区間は1ヶ所だけではない 116.山国川沿いを快走 117.山国川に沿ったヘアピンカーブを曲がる
 町道との交差点の手前にも狭路区間が残っており、1ヶ所目よりも少し長い。町道との交差点を過ぎるとセンターラインが復活して2車線道路に戻る。山国川に沿った緩やかな下り勾配が続いており、ヘアピンカーブ付近以降は耶馬渓と呼ばれる渓谷でもある。

118.勾配は緩やか 119.猿飛甌穴群の入口 120.おにぎりはR496のみ
 山国川河川プールの対岸を通り過ぎて田良川集落の対岸を走った後に猿飛甌穴群や魔林峡駐車場を通過する。後者は国道に面しているが、前者は少し入った所にある。耶馬渓と呼ばれる場所を過ぎてからもR496は走りやすい2車線道路が続いている。

121.吉野集落 122.彦見橋 123.R212・R496交差点を左折
 山国川流域の集落を結びながら緩やかな下り勾配とカーブの2車線道路を快走する。彦見橋で右岸に移った後にR212・R496交差点に至る。案内標識にはR212のおにぎりしか表記されていないが、左折の中津・耶馬溪方面はR500が重複しており、右折の日田方面にR496が重複している。よってこの交差点からはR496に替わってR212が重複している。なお、R496はここから終点の高瀬交差点まではR212の重複区間であり、この交差点が実質的な終点である。

国道500号 part3