国道498号
part1

R35佐世保市役所前交差点〜R202交差点
佐世保市→
→有田町→伊万里市

1.R35・R204佐世保市役所前交差点 2.片側3車線 3.おにぎりはR204のみ
 R498の終点は佐世保市役所の前の、その名も佐世保市役所前交差点である。これだけ見ると市街地のど真ん中の実に終点らしい場所での交差点に思えるが、佐世保市役所そのものが佐世保駅や市街地から少し離れた位置にあるため、市の中心部とは言い難い。そんな交差点ではあるが、R35の終点となっているだけでなくR204の起点でもある。南から進入すればR35からR204に変わる交差点であり、R35のおにぎり下には「終り」、R204のおにぎり下には「始まり」の補助標識が付けられている。そして今回走行するR498はR204に重複して松浦・平戸方面に進む。
 片側3車線の幹線国道然とした道路を北上していると約500m走った所で左側車線が左折専用車線となる。以降は中央分離帯もなくなり4車線道路として北上を続ける。佐世保市役所交差点の案内標識やおにぎりにR498がなかった事からも想像できるが、設置されているおにぎりはR204だけである。

4.R204瀬戸越町交差点を右折 5.松浦鉄道 6.緩やかな勾配を上る
 佐世保市役所前交差点から約3.1kmで瀬戸越町に至るが、R498は右折して伊万里方面に進み単独区間となる。瀬戸越町交差点からは対面2車線道路となるが、交通量も減少する。600m進むと松浦鉄道の踏切を通過し、緩やかな勾配を上りながら西の方角に進む。佐世保市矢峰町付近までは周辺は住宅地であり、中高層のマンションも少なからず存在している。

7.佐世保市小船町 8.長崎r53交差点 9.長崎r53交差点以降は勾配がきつくなる
 沿線の家屋の数が減ってきてマンションも見られなくなるが、道路状況には大した変化はなく緩やかな上り勾配の2車線道路を淡々と走る。相浦川と牟田川、久保仁田川の3川が合流する付近で左にカーブして進行方角を北に転じ、長崎r53との交差点を通過する。このr53交差点からは勾配が少し急になり柚木中学校付近にはヘアピンカーブもある。

10.登坂車線あり 11.上り勾配の2車線快走路 12.R498旧道・長崎r54交差点
 ヘアピンカーブからは登坂車線が現れる。沿線には家屋が建っており、集落内にある登坂車線は珍しいように思える。登坂車線がなくなってからも上り勾配が続いているが、急カーブはなく直線基調なため走りにくさはあまり感じない。瀬戸越町交差点から約7.5kmで長崎r54との交差点に至るが、この交差点から右斜め前方に伸びている道路は栗ノ木峠を越えるR498の旧道である。案内標識ではおにぎりや地名もろとも矢印まで覆い隠されている。国見トンネルが2007年に無料開放された事に伴い旧道の佐賀県側が閉鎖されてしまい峠を通り抜ける事ができなくなってしまった。狭隘な峠道という酷道要素が濃かった区間だけに残念である。

13.あじさいロードと呼ばれている 14.長崎r54交差点からはさらに勾配がきつくなる 15.元有料道路だけあって2車線は確保されている
 長崎r54交差点を直進すると国見道路区間に入るが、1.0車線が基本だった旧道とは異なり2車線の走りやすい道路状況と言える。勾配やややきつく急なカーブもあるものの曲線半径は大きく取られているのは有料道路の名残を思わせる。山肌に沿ってトンネルまでの上り勾配を走る。

16.国見トンネル 17.トンネルを出た直後の交差点を左折すると旧道に行ける 18.国見大橋からは有田町の市街地が遠望できる
 旧道のヘアピンカーブ付近で国見トンネルに入る。トンネルの手前の右側には道路が接続しているが、そちらに進むと旧道に行く事ができる。延長955mのトンネルの中央付近に県境が走っており、東側は佐賀県有田町である。トンネルを出ると左側に舗装された広場に自販機、特産品販売所(?)があるが、かつて料金所があった場所が転用されたものである。料金所跡を通過すると左にカーブしている国見大橋を通過するが、橋上から有田町の市街地を望む事ができる。

19.高い位置にあるガードレールは旧道 20.旧道との並走距離は長い 21.棚田の向こうに旧道がある
 ヘアピンカーブはないもののカーブの多い急勾配の2車線道路を走る。左側の少し高い位置にはガードレールが確認できるが、これは旧道である。旧道とを繋ぐ連絡道路のようなものが何ヶ所かあり、特にゲート等は設置されておらず進入する事はできそうだが、管理されていないようなので旧道が通り抜けられる保証はない。

22.佐賀r326交差点 23.伊万里市に入る 24.2車線ながらカーブが多い
 カーブの多い2車線道路を走っていると佐賀r326との交差点を通過し、その先で伊万里市に入る。有田町を通過しているとは言っても沿線に集落はない。伊万里市に入ってからも道路状況は変わらず、しばらくは旧道と並走しながらカーブの多い2車線道路を走る。旧道らしき道路との並走が終わってからもカーブは多く勾配も急である。集落に差し掛かる手前にはヘアピンカーブとまでは言わないが急なカーブがある。

25.集落に入る 26.有田川まで下りが続く 27.R202・R204・R383二里大橋交差点を直進
 勾配とカーブが落ち着くとほぼ同時に集落に入る。が、勾配そのものはまだ続いており、平坦になるのは有田川の流域に入ってからである。その有田川の手前でR202・R204・R383二里大橋交差点を通過する。左折はR204・R383の平戸・松浦方面、右折はR202の佐世保・有田方面、直進がR202・R204の福岡・唐津方面となっており、R498はどこにも表記されていないが、正解は直進である。

28.二里大橋交差点からは片側2車線 29.R202・R204串刺しおにぎり 30.R202・R204国見台西交差点も直進
 二里大橋交差点を通過すると片側2車線道路になって二里大橋を渡る。緩やかな勾配を上りながら緩やかな左カーブを曲がって松浦鉄道をオーバーパスし、伊万里市の市街地の南部を走る。約1.2km走り国見台運動公園の北の国見台西交差点でR204が伊万里市街方面に分岐する。二里大橋交差点と国見台西交差点の間はR202・R204・R498の3本の国道の重複区間だが、串刺しおにぎりはR202・R204しかない。

31.国見台西交差点からも片側2車線 32.R202・R498串刺しおにぎり 33.右側車線が減少
 国見台西交差点からも片側2車線のバイパス然とした道路状況が続いている。交通量も多く幹線道路の雰囲気が色濃い。JR筑肥線をオーバーパスして佐賀r26六仙寺交差点を通過し、伊万里川橋を渡ってから佐賀r239・r240上伊万里交差点を通過する。佐賀r239(の一部)はR498の旧道であり、かつては上伊万里交差点を右折するルートがR498に指定されていた。市街地外縁を通り過ぎて沿線の建物が少なくなった所で右側車線が減少する。

34.R202交差点を右折
 車線が減少した直後の跨道橋の下の交差点を右折するとR202から分岐して単独区間になる。交差点の上を跨道橋が横切っているが、市道であり多くの地図では国道色に塗られていない。

国道498号 part2