国道494号
part4

R33川口交差点〜R56斗賀野分岐交差点
仁淀川町→越智町→佐川町→須崎市

176.川口橋 177.仁淀川町の中心部を走る 178.「高知43km 佐川16km」
 R33・R439川口交差点を左折した直後に川口川で土居川を渡り、緩やかな勾配を上って行く。仁淀川町の役場もある、町の中心部と言える場所だが、平成の大合併以前は吾川村の中心部だった場所である。左、右とやや急なカーブを曲がると勾配がほとんどなくなり、沿線の建物が少なくなる。土居川発電所付近からは沿線の建物が途切れて、仁淀川沿いを走る。なお、仁淀川は愛媛県で面河川と呼ばれていた川である(発電所の名称が“土居川”となっているのは、取水堰が土居川にあるためだろう)。

179.おにぎりはR33のみ 180.蕨谷橋 181.寺村隧道
 蕨谷橋を渡った直後に雨量表示計付きの規制標識が立てられている。それによると仁淀川町森山と佐川町横倉の間は連続雨量250mm超で通行止になるようだ。その後も仁淀川沿いを走っていると寺村隧道をくぐる。坑口手前の右に交差している道路が旧道である。

182.越知町に入る 183.熊秋トンネル 184.筏津ダムの脇を通過
 寺村隧道を出て旧道との交差点を通過した直後に寺村橋を渡って越知町に入り、仁淀川の右岸を少し走ると熊秋トンネルをくぐる。川沿いの道路が旧道と思われるが、チェーンが張られており車両での進入はできない。熊秋トンネルを出ると筏津ダムの西を通過し、その先で旧道との交差点を通過する。旧道と言ってもウォッちずではまだ国道色に塗られたままである。

185.野老山トンネル 186.新野老山高架橋 187.旧道との交差点を通過
 緩やかな勾配を上って旧道の上に架かる跨道橋を通過した直後に野老山トンネルに入る。トンネルを出ると市ヶ谷川に架かる新野老山高架橋を通って、その南詰で旧道と合流する。

188.仁淀川の右岸を快走 189.楠神橋 190.横倉洞門
 旧道との交差点を通過してからも仁淀川右岸の2車線道路を快走する。二桁国道との重複区間とは言え場所が場所だけに交通量は少なく、また信号機付きの交差点もほとんどないため速いペースで流れている。越知町中心部に入る前にロックシェッドを2つ通過するが、近接しているせいもあってどちらも横倉洞門という名称が付けられている。

191.高知r18交差点 192.越知橋の手前を左直角カーブ 193.越知橋
 右にカーブした先で高知r18交差点を通過してさらに右にカーブする。ほぼ真南の方角に向かって走っていると左の直角カーブを曲がってから越知橋で仁淀川の支流の大桐川を渡る。

194.高知r18交差点 195.越知町の中心部を走る 196.佐川町に入る
 越知橋の東詰で高知r18交差点を通過すると非常に緩やかな上り勾配を走る。越知町中心部の南部を通っており沿線には建物が多い。右にカーブしながら高知r298越知町2区交差点を過ぎると沿線の建物が少なくなる。久万目川の流域を緩やかに上っていると佐川町に入る。町境は峠ではなく登り勾配の途中である。

197.左は赤土歩道トンネル 198.赤土トンネル 199.赤土トンネル以降は下り勾配
 佐川町に入ってからも勾配を上り続けていると左側に狭いトンネルが見え、さらに進むと赤土トンネルをくぐる。赤土歩道トンネルは1.0車線分の幅しかない事から、赤土トンネルの旧道に思えるが、歩行者・自転車の通行を考慮して後に造られたトンネルである。そのため、供用開始は赤土トンネルが1957年で赤土歩道トンネルが1983年であり、さらに付け加えると歩道トンネルの方が長い。赤土トンネルを出ると緩やかな勾配を下る。左カーブを曲がってからは前方に佐川町の中心部を望みながらさらに下り続ける。

200.R494佐川吾桑バイパスとの交差点を直進 201.富士見橋 202.佐川跨線橋
 勾配がほとんどなくなった所でR494佐川吾桑バイパスとの交差点を通過する。佐川吾桑バイパスは一部しか供用されていないが、県道を利用する事で佐川町の中心部を避けて須崎方面へ抜けられるため、案内標識にはバイパスに須崎と表記されている。
 バイパスとの交差点を過ぎてから平坦な2車線道路を走っていると左にカーブする。右前方に延びている町道はR33の旧道である。左にカーブしながら勾配を上った後に富士見橋で柳瀬川と高知r296をオーバーパスし、隣接する佐川跨線橋でJR土讃線をオーバーパスする。

203.佐川トンネル 204.佐川トンネルからは下り勾配 205.R33上郷交差点を右折
 佐川跨線橋からの勾配を下り切るとすぐに上り勾配となり、佐川トンネルを抜けると今度は下って行く。高知r302交差点を過ぎると左にカーブして勾配がなくなった所で上郷交差点を右折してR33から分岐する。R439池川交差点からは約21.9km、R33・R439川口交差点からは約17.8kmである。

206.高知r53交差点とJR土讃線の春日踏切 207.センターラインなしの1.8車線幅道路
 上郷交差点をUターンするかのように右折するとセンターラインのない2.0車線幅の道路を走る。信号機のない高知r53交差点を通過した直後に春日橋を渡ってJR土讃線の春日踏切を通過する。町道が交差している右カーブを曲がると沿線に家屋が建ち並んでいる中を走る。センターラインのないやや狭い道路だが、これでもR33の旧道に当たる区間である。

208.高知r307交差点 209.町道との交差点を左折
 上郷交差点から約600m走ると高知r307交差点を通過し、その直後の町道との交差点を左折して四万十・須崎方面に進む。r307交差点との距離が近いため、案内標識は1枚に2つの交差点が表記されている。越知と案内されている直進の町道は前述のとおり、R33の旧道である。

210.町道との交差点からは1.8車線幅 211.「! 落石注意」 212.猿丸峠
 R33の旧道である町道との交差点からも1.8車線幅とやや狭い道幅となっており、左にカーブして沿線の家屋が途切れると上り勾配となり、カーブも多くなる。1.8〜2.0車線幅の道路を走っているとセンターラインが現れるが、猿丸峠で1.8車線幅になってしまう。

213.猿丸峠の南側は急カーブが多い 214.佐川町乙鳥の巣 215.高知r308交差点
 猿丸峠を越えてすぐにセンターラインが復活して2車線道路になるが、急なカーブが多い。集落に差し掛かると同時に急カーブがなくなり、さほど急でなかった勾配はさらに緩やかになっていく。そして勾配がほとんどなくなった所で高知r308交差点を通過する。右折してr308を進めばR494佐川吾桑バイパスの開通済み区間が接続している高知r302に行く事ができる。

216.高知r308交差点の直後は1.8車線幅 217.「四万十市89km 須崎11km 国道56号7km」 218.「崩落の恐れ」
 高知r308交差点から約700m走ると斗賀野駅の西を通過する。案内標識やヘキサは設置されていないが、駅に向かう道路はr308である。r308が分岐した直後はセンターラインのない1.8車線幅道路になってしまうが、すぐに2車線道路に戻る。JR土讃線と並走しながら緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると右にカーブして線路から離れる。土讃線はそこで斗賀野トンネルに入る。

219.斗賀野トンネル 220.斗賀野トンネルからしばらくは2車線道路 221.未改良区間が残っている
 集落が途切れると勾配がやや急になるが、さほど走らないうちに斗賀野トンネルに入る。斗賀野トンネルの全長は1067mと結構な長さだが市町境ではなく全て佐川町域に属している。トンネルを出た直後に桜川を渡り、少し下った後に上り勾配となるが、すぐに下りに転ずる。その先でセンターラインがなくなり1.5車線狭路になってしまう。斗賀野トンネルは佐川吾桑バイパスの一部として供用されており、1990年頃に開通しているがまだ未改良区間が残っている。

222.勾配はほとんどなし 223.待避所の中間地点を示す標識がある 224.改良工事のため片側交互通行規制中
 小刻みなカーブが連続する1.8車線幅狭路を走る。狭路区間があるとは言え、R33とR56とを結ぶルートであり、意外に交通量は多く、乗用車だけでなく中型トラックも見られる。強烈に狭い訳ではないが、中型トラックが絡むとなると離合できない場所が存在する。そんな状態だが、放置されている訳ではなく改良工事も進められている。通行した日は市町境の前後で大規模な工事が行われていたため片側交互通行規制が敷かれていた。

225.須崎市に入る 226.旧道との交差点から広くなる 227.桃木坂トンネル
 拡幅工事現場の片側古語通行規制区間を走っていると市町境を通過して須崎市に入る。市境の右カーブの直後に左ヘアピンカーブを曲がり、等高線に沿った勾配のほとんどない狭路を走っているとセンターラインが現れる。左側に交差している道路は桃木坂トンネルの旧道であり、現在は市道に降格している。旧道との交差点から少し走ると桃木坂トンネルをくぐる。トンネルの手前の谷側にはフェンスが設置されており、その下に旧道がある。

228.旧道との交差点を通過 229.宮が谷トンネル 230.宮が谷トンネルの直後に左直角カーブ
 桃木坂トンネルを出た直後も左側にフェンスが設置されており、ここも下に旧道がある。フェンスがなくなってすぐに旧道との交差点を通過する。前回走行時(2008年)は旧道も国道に指定されていたため、ここを左折して九十九折れの旧道を走ったが、今回(2017年)は国道の指定を外れたため直進している。
 2ヶ所目の旧道との交差点からすぐに瀧の下橋を渡り、宮が谷トンネルに入る。トンネルを出た直後に左の直角カーブを曲がらなければならない。直角カーブも向こうには雪割桜トンネルの坑口が見えるが、これは佐川吾桑バイパスの一部である。

231.直角カーブからは1.8車線幅 232.下り12%勾配 233.旧道との交差点を右へカーブ
 直角カーブからはセンターラインのない1.8車線幅とやや狭くなる。連続カーブを曲がった後は直線的になるが、勾配は12%とかなり急である。急勾配区間が終わると同時に右の直角カーブを曲がるが、そのカーブに交差している道路は旧道である。右直角カーブからはカーブの多い1.8車線幅道路が続く。

234.吾桑小学校付近から2車線 235.高知r309吾桑小浜交差点を右折(!?) 236.桜川沿いを走る
 勾配が落ち着き沿線に建物が増えた所でセンターライン付きの2車線道路になる。高知r309吾桑小浜交差点を通過するが、交差点内のセンターラインはR494のR56方面とr309が優先道路であるかのように描かれている。r309が幹線道路、という訳ではなく、R56の旧道であるためこのような状況になっているのだろう。ちなみに吾桑小浜交差点から終点の斗賀野分岐交差点の間のR494もR56の旧道に当たり、ごく普通の2車線道路となっている。

237.佐川吾桑バイパスの接続予定地点 238.R56・R197斗賀野分岐交差点
 桜川から離れる辺りで右側に建設中の道路が見えるが、これは佐川吾桑バイパスの南端である。バイパス接続予定地点の直後にR56R197斗賀野分岐交差点に突き当たる。R197は案内標識に表記されていないが、R56の高知・四万十の両方面に重複している。