国道494号
part2

黒森峠〜愛媛r12交差点
久万高原町

66.黒森峠 67.久万高原町に入る 68.久万高原町側も異常気象時に規制あり
 眺望の利かない黒森峠を越えると久万高原町に入る。峠を越えてすぐに左にカーブしており、その右には乗用車が10台程停められるスペースがある。また、カーブの先には異常気象時通行規制の標識が立てられており、久万高原町側の2.5kmがその対象である。規制値は時間雨量40mm、連続雨量200mmと東温市側よりも高い数字に設定されている。

69.「急勾配 steep slope ここから3.0km」 70.道幅は狭い 71.おにぎりが国道である事を主張
 異常気象時通行規制区間に入ってすぐに急勾配を示す標識が立てられているが、英語が表記されている通常とは異なるものである。急勾配と警告されているものの実際の勾配はそれほど急とは思えない。道幅は1.5車線幅と狭いが、ガードレールの設置率は高く転落の危険性は少ない。

72.道路改良工事中 73.町道との交差点付近に建物あり 74.小網集落
 ヘアピンカーブを2ヶ所通過した後に路盤が崩落した場所を通過する。復旧工事が行われているが、ついでに拡幅される事もないようだ。工事現場からすぐに町道との交差点を通過するが、その奥には数軒の家屋が建っている。R494沿いにも家屋がない訳ではないが、道路から少し入った場所にあるため見えない家屋が大半である。集落の名称は小網と言い、範囲は広いが家屋の数は多くない。

75.短い改良済み区間 76.「急勾配 steep slope ここから1.2km」 77.割石川の流域を下る
 小網集落の中ほどでセンターラインのある2車線道路となるがその距離は短い。また、集落内に合計7ヶ所ものヘアピンカーブがあり、高低差は100m程とかなりのものである。ヘアピンカーブ地帯が終わると割石川の右岸を下って行く。川との高低差があるため川沿いを走っているイメージは持ちにくい。

78.R494は左コース(山中の景観) 79.視界が開ける 80.愛媛r153市口交差点を左折
 市口集落に差し掛かる手前に面河ダム湖付近の道路を示す案内が立っている。正式な標識ではないためかおにぎりやヘキサは表記されていないが、左コース(山中の景観)がR494で、右コース(ダムの景観)が愛媛r153と町道である。
 案内標識からは家屋が点在する市口集落を走り、信号機のないr153市口交差点に至る。黒森峠から約5.9kmである。R494は左折して須崎・上黒岩方面に進む。r153に案内されている久万は旧久万町を示しており、現在の久万高原町の役場等がある。ただし、r153は山岳狭路険道である。

81.割石川を渡る 82.面河ダム湖を見下ろす 83.「須崎82km 上黒岩24km 面河渓22km」
 市口交差点をUターンするように左折して勾配を下った先で割石川に架かる橋を渡って右にカーブして上り勾配を走る。下り勾配に転ずる辺りでセンターライン付きの2車線道路になり、面河ダム湖を見下ろしながら緩やかに下って行く。ダム湖に架かる橋が見えるが、これは四季彩橋という人道橋で車両での通行はできない。家屋が点在する市口集落を通り抜けている間は湖畔と言える場所を通っている。

84.2車線区間が終わる 85.カーブの多い狭路 86.草刈り作業済み
 市口集落を通り過ぎるとセンターラインがなくなり道幅が狭くなる。同時にダム湖から離れるため樹木に囲まれた山中に入る。緩やかなアップダウンを繰り返しており急なカーブは少ないが、道幅が狭く対向車と離合できない場所もある。

87.「急勾配 steep slope ここから0.7km」 88.愛媛r153交差点 89.下り付橋
 右のヘアピンカーブを曲がってから程なくして道幅が広くなり、0.7kmの急勾配箇所を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路になる。やや急なカーブが連続する下り勾配を走り、カーブがなくなって少し走った所で愛媛r153交差点を通過する。市口交差点から約2.7kmにかけてはr153重複区間である。なお、r153は北に延びて西条市でR11と交差しているが、市町境が分断区間となっているため通り抜けできない。r153交差点からも2車線道路が続いており、妙谷川に架かる下り付橋を渡る。

90.幅員減少 91.既に廃止になっていると思われるバス停 92.路面状態は安定している
 下り付橋からすぐにセンターラインがなくなり1.0車線幅の短い橋を渡る。橋の前後で拡幅工事が行われているせいもあってS字状にカーブしている。橋の架け替えもしくは増設が行われると思うが、工事期間中は通行止規制が敷かれる可能性もある。
 道幅が狭くなってからは1.5車線幅の狭路を走り、町道(?)が接続している右カーブを曲がる。傍らにあるのは妙バス停の待合所だが、2016年9月30日に路線が廃止されている。バス停周辺に家屋は見当たらないが、町道を入った所に数軒の家屋があり、おそらく学生の利用があったものと思われる。妙バス停から先も1.5車線狭路が続いており、沿線に集落のない状態が続く。

93.拡幅工事中 94.改良済み区間に入る 95.水晶滝橋
 拡幅工事現場付近を走っているとシケイン状に曲がってセンターライン付きの2車線道路になる。2車線道路になってからは日暮谷橋やながれ谷橋、境谷橋を相次いで渡る。どの橋も妙谷川に注ぐ支流に架けられており、上流寄りに旧道がある。さらに下ると水晶滝橋と新川奥橋を渡るが、こちらは2つとも蛇行する妙谷川に架けられた橋であり、川沿いの道路が旧道である。
 新川奥橋を渡り終えると妙谷川が割石川に合流し、以降は割石川に沿って南下する。割石川を少し上流に向かった所に面河ダムが造られてる。

96.町道との交差点を道なりに左へカーブ 97.「須崎75km 上黒岩17km 面河渓15km」 98.竹ノ谷集落
 割石川に沿った2車線道路を走っていると支流の土泥川に架かる土泥橋を渡り、その南詰を左にカーブする。カーブには町道が接続しているが、道なりに走れば良いだけである。にもかかわらずT字路を左折するかのような案内標識が設置されている。おそらく以前はT字路だったものが、道路改良に伴って交差点形状が変わって案内標識が修正されていないものと推測される。なお、面河ダム湖畔の右コース(ダムの景観)はr153から町道を経て土泥橋の北に出る。
 土泥橋からは割石川の右岸を走るが、カーブも勾配も緩やかな2車線道路で交通量が少ないため非常に走りやすい。坂瀬川が合流してすぐに前方に集落が見えてくる。旧面河村の中心部の一角をなす集落である。

99.久万高原町役場の面河支所 100.愛媛r341交差点 101.道路状況の割に制限速度は40km/hと低い
 新杣川橋を左にカーブしながら渡って割石川の左岸に移った後に久万高原町役場面河支所を通過する。さらに龍宮橋と学文橋を相次いで渡るが、その間に愛媛r341との交差点がある。学文橋を渡ってすぐに面河小学校の東を通り過ぎ、以降は集落が途切れた川沿いの2車線道路を走る。

102.急カーブが多い 103.愛媛r12通仙橋交差点
 割石川の左岸のカーブの多い2車線道路を走っていると愛媛r12通仙橋交差点に至る。300m手前の案内標識は直進のr12に対してR494は右折となっているが、直前の案内標識はY字状に描かれている。交差点の形状としては後者の方が正しい。ちなみにr12は西条市との境前後が分断されているが、面河渓や石鎚山といった観光地があるためそれなりの需要があるものと思われる。

104.通仙橋交差点以降も2車線道路 105.法面が小崩落している? 106.「須崎69km 上黒岩11km R33高知・松山」
 通仙橋交差点を右折した直後に通仙橋で割石川を渡る。橋の下流側では面河川に合流しており、以降は面河川の右岸を走る。山間部の川沿いという事もあってカーブは多いが緩やかなものがほとんどで勾配が非常に緩やかなため走りやすい道路状況である。面河橋を渡って左岸に移ってからも2車線道路が続いている。国道沿線や対岸の町道沿線には集落が存在しており人里離れた場所ではない。

107.「めざそう!!「クルスノ隧道」貫通へ」 108.横山トンネル 109.横山谷橋
 面河川の左岸を走っているとクルスノ隧道の開通を目指す看板が目に入ってくる。このトンネルはR494のトンネルではなく重複しているr12のトンネルを指しており、面河川と西の直瀬川の間のくるすの峠を貫いて旧面河村中心部と旧久万町中心部を短絡するルートが要望されているのだろう。ただ、峠に名称があるものの車道が通じている訳ではない。
 川沿いの旧道との交差点の直後に横山トンネルに入る。トンネルの供用は2005年とそれなりに年月が経過しているが、ウォッちずでは川沿いの道路も国道色に塗られたままである。トンネルを出ると旧道との交差点を通過した後に横山谷橋を渡る。

110.面河川の谷筋を走る 111.共省組集落 112.愛媛r12交差点を左折
 横山トンネルからは集落のない谷筋を走っているが、勾配はほとんどなくカーブも緩やかなので非常に走りやすい。共省組集落に入ってからは断続的に家屋が続いており、七川小学校の東を通り過ぎて先で愛媛r12交差点を左折する。通仙橋交差点と同様に手前のものと直近のものとで案内標識の矢印の描かれ方が異なっている。直近がY字路で手前がT字路という点も同様である。

国道494号 part3