国道493号
part3

R55交差点〜高知r12交差点
奈半利町→北川村

90.R55分岐直後は2車線 91.町道との交差点以降は1.5車線幅 92.町道との交差点を道なりに通過
 R55交差点を左折してすぐに町道との十字路を通過するが、そこまではセンターライン付きの2車線道路で、交差点以降はセンターラインのない1.5車線幅道路になってしまう。町の中心部に近い場所のため沿線には多くの家屋が建っている。市道との交差点を左にカーブしながら通過する。

93.R493北川奈半利道路との芝崎ICを直進 94.芝崎IC以降も狭い 95.制限速度は40km/h
 R55交差点から約900m走ると北川奈半利道路の芝崎ICに至る。案内標識には右折にしかおにぎりと地名が表記されていないが、現道は直進である。北川奈半利道路は阿南安芸道の一部であり、西は高知東部道に接続する予定である。走行当時(2019年7月)は芝崎ICより安芸市側は供用されていない。
 芝崎IC付近こそ道幅が広かったがすぐに1.5車線幅道路に戻ってしまう。芝崎IC以南の区間に比べると沿線の家屋は少なく、そのせいか制限速度は40km/hと10km/h高い数値に設定されている。

96.北川村に入る 97.北川奈半利道路の下を通る 98.野友IC
 奈半利川沿いになった所で北川村に入と、消えかけながらセンターライン付きの2車線道路になる。川沿いを走っていると右にカーブして川から離れてR493北川奈半利道路の橋の下をくぐる。山裾から出ると野友ICを通過する。芝崎ICでは野根・二又という地名は北川奈半利道路に案内されていたが、野友ICでは逆に現道に案内されている。

99.野友IC以降は狭路 100.短い橋の前後にカーブあり 101.北川村役場の前を通過
 野友ICを過ぎると1.5車線幅の狭路となってしまう。村の中心部と言える場所のため沿線には多くの家屋が建っている。一部は村境になっている小さな川に架かる橋の前後はS字カーブとなっている以外は直線基調である。狭路区間が終わる手前で北川村役場の前を通過する。

102.村道との交差点を左折 103.野友橋は橋上に待避所あり 104.高知r206交差点
 道幅が2.0車線幅に広くなって短い勾配を上った所で村道との交差点を左折して野友橋を渡る。橋上は軽自動車同士であれば何とか離合できそうな幅しかないが、途中に1ヶ所だけ待避所が設置されている。架橋された当初は存在しなかったものが後になって付加されたものと思われる。野友橋を渡り終えるとセンターライン付きの2車線道路となり、高知r206交差点を道なりに右へカーブして通過する。r206交差点からは魚梁瀬森林鉄道の跡を転用した区間だが、廃線になったのが1964年と半世紀以上が経過しているためその痕跡はほとんど確認できない。

105.2車線道路を快走 106.電光掲示板の脇にR493と安田東洋線(高知r12)の規制情報看板あり 107.奈半利川沿いは狭い
 高知r206が交差しているカーブが終わると平坦な直線道路を走る。電光掲示板の支柱の手前に大きな看板が設置されているが、これはR493と安田東洋線(=高知r12)の道路情報とそのおおよその位置を示すものである。こんなものが用意されているという事は頻繁に通行止なり工事規制なりがあるという事だろう。電光掲示板の直後の左カーブを曲がるとセンターラインがなくなり道幅も狭くなる。集落が途切れると1.5〜1.8車線幅道路になる。

108.北川奈半利道路の長山大橋 109.奈半利川沿いを走る 110.高知r206交差点を右方向へ進む
 奈半利川の右岸を走っているとR493北川奈半利道路の長山大橋の下を通る。その後も1.8車線幅の道路を走っていると高知r206との交差点を右方向へ進む。案内標識は設置されているが、左右どちらの道路も同じような状況なのでルートミスに注意しなければならない。

111.西谷橋 112.長山発電所の脇を通過 113.国道の上に発電設備がある
 高知r206交差点の直後に西谷橋を渡る。橋を渡り終えた直後に奈半利川の対岸に渡る吊り橋の傍を通過する。対岸には長山集落があるが、この吊橋は歩行者用であり、車両が通れる橋は別に架かっている。
 1.5車線狭路を走っていると電源開発株式会社の長山発電所のすぐ近くを通る。国道よりも発電所の方がメインとすら思えてしまう状況で、一部の設備は国道の上に設置されている。

114.異常気象時通行規制区間に入る 115.北川奈半利道路の柏木大橋 116.中岡慎太郎館へは右折する
 長山発電所を過ぎてからも狭路が続いている。奈半利川の対岸に渡る長山橋の北詰で異常気象時通行規制区間の起点を通過する。長山橋は9tの重量制限があるが、補助標識に電源開発株式会社とあるので企業による私道かもしれない。ただし、対岸には長山集落もありチェーン等は張られていないため誰でも通行はできそうである。
 1.5車線幅の狭路を走っていると北川奈半利道路の柏木大橋の下をくぐり、左カーブを曲がった先で村道との交差点を通過する。右折して村道を進み慎太郎橋を渡った先に中岡慎太郎の生家を含む資料館がある。

117.柏木IC 118.道路通行制限情報板が設置されている 119.小崩落は至る所で見られる
 慎太郎橋の北詰の交差点からはセンターライン付きの2車線道路となり、左カーブを曲がるとR493北川奈半利道路の柏木ICを通過する。2019年7月の時点ではこの柏木ICまでが供用されている。
 柏木ICを過ぎると道幅が狭くなるが、その地点にR493の道路通行制限情報を記した看板が設置されている。柏木ICから高知r12までの区間の地図と通行できる時間帯が表示されたもので、他の場所ではあまり見られないものである。看板を通り過ぎると1.5車線幅の狭路が始まり、さっそく法面の小崩落個所を通過した。

120.崎山集落 121.道路改良工事中 122.まだ新しいと思われる落石防止ネット
 奈半利川に沿った狭路を走っていると崎山集落を通り抜ける。集落の東端には沈下橋が架かっているが、車両では通行できないかもしれない。崎山集落を過ぎてからも奈半利川沿いの狭路が続いている。道路改良工事現場と思われる場所もあるが、改良区間の距離は短い。その一方で落石防止ネットが張られた区間があり、ネットがさほど古いものには見えなかったのでここ数年で崩落から復旧した場所なのだと推測できる。

123.短いロックシェッドあり 124.対向車お知らせ電光掲示板は調整中だった 125.路肩の小崩落もあり
 短いロックシェッドをくぐり、1.5車線幅の狭路をひたすら走る。急カーブ部分に対向車お知らせ電光掲示板が設置されていたが、調整中というカバーが掛けられており稼働していないようだった。カーブは多いものの見通しが悪い急なものは少なく、勾配はほとんどない。

126.北川奈半利道路の建設現場では仮設道路を通る 127.日浦集落 128.奈半利川の右岸をひたすら走る
 右の急カーブを曲がった直後に急勾配を下ってすぐに上り勾配になる。隣は北川奈半利道路の建設現場と思われ、その工事のための仮設道路だろう。仮設道路が終わると左、右とカーブして日浦集落を通り抜ける。集落内であろうとなかろうと道幅を含む道路状況に変化は見られない。

129.道路改良工事現場を通る 130.工事のため道路が切り換えられている 131.迂回路は右折
 道幅が広くなってハケ谷川橋を渡り、そのすぐ先の工事箇所で1.0車線幅にまで狭くなる。バリケードに沿って右カーブを曲がって緩やかな下り勾配の1.5車線幅道路を走っていると迂回路を示す看板が立てられたT字形状の交差点を通過する。事前の予告標識や電光掲示板に通行止と表示されていなかったせいもあり、とりあえず直進してしまう。

132.現道を進む 133.北川村温泉から通行止
 迂回路表示の交差点からも1.5車線幅道路が続いており、程なくして2車線のバイパスに突き当たる。前方の少し高い位置に見えるのは小島橋で、前述の魚梁瀬森林鉄道の橋梁である。森林鉄道跡を転用した区間はここまでである。
 2車線のバイパスを走っていると北川村温泉という施設の前を通過するが、その直後の道幅が狭くなる地点にバリケードが設置されており通行止になっていた。左右から互い違いに置かれているため歩行者や2輪車であれば進入できる状態だったが、土砂崩れ箇所があるため通り抜ける事は不可能と思われる。


134.小島橋の南詰を左折 135.国道より道路状況は悪い 136.小島集落
 迂回路の入口に戻って徳島・東洋町方面と案内されている村道と思われる道路へと進むと緩やかな勾配を上って小島橋を渡り、南詰の突き当りを左折する。1.0車線幅の道路を走っていると魚梁瀬森林鉄道跡と交差して小島集落を通り抜ける。道路の両側に多くのデリニエーターが設置されているが、おそらく迂回路に設定された後に設置されたと思われる。

137.左折して魚梁瀬森林鉄道跡を離れる 138.小島仮橋を渡る 139.本来の国道に復帰
 集落が途切れた後に再び魚梁瀬森林鉄道跡にぶつかるがそこで左の直角カーブを曲がる。小島仮橋で奈半利川を渡ると右カーブを曲がって勾配を上った先で本来のR493に復帰する。鋭角に左折する方向が奈半利町方面だが通行止のため進入できない。通行止区間の距離は1km程であり、北側村温泉側の通行止ゲートは年季が入っていたため、ここ数日、数ヶ月で発生したものではない事が分かる。通行止規制の開始が2014年8月11日となっている事からおそらく平成26年8月豪雨で被災したものと推測される。当該区間は北川奈半利道路が建設されているため、それまでは仮設橋を含む迂回路が利用され、復旧される可能性は低いと思われる。


140.迂回路以降も酷道 141.右折すると平鍋ダムに行ける 142.舗装状況の悪い箇所もある
 迂回路から国道に戻っても道路状況は劇的に変わらず、1.5車線幅の狭路を走る。平鍋ダムに至る道路との交差点を通過した後に左のヘアピンカーブを曲がる。カーブは多く見通しは悪いが勾配は緩やかである。

143.大谷川橋 144.平鍋集落 145.奈半利川沿いの狭路が続く
 崩落跡が見られる大谷川に架かる大谷川橋を右にカーブしながら通過して平鍋集落を通り抜ける。平鍋集落を過ぎると道幅は1.0車線にまで狭くなり、乗用車同士であっても離合できない場所も存在する。

146.平鍋橋 147.法面工事中は通行止になると思われる 148.「落石注意」
 右直角カーブの直後に平鍋橋を渡って奈半利川の左岸に移って左直角カーブを曲がる。右側には痕跡はほとんど確認できないが魚梁瀬森林鉄道跡があり、以降はその路盤が転用されている。また、橋を渡って直後では法面工事が行われており、工事中は時間帯別通行止規制が敷かれる。

149.廃屋も見られる 150.高知r12交差点
 1.5車線幅狭路で奈半利川の左岸を走っていると小川川が合流する辺りで高知r12交差点を通過する。左折すれば奈半利川を上流に向かうと魚梁瀬に行く事ができ、さらに進むと馬路村や安田町にも行く事ができる。なお、魚梁瀬森林鉄道跡はこれ以降はr12沿いとなっている。

国道493号 part4